アーカイブ:2016年1月

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かたる:アベノミクスの真価を問われる記事が、散見されるようになってきました。もともと株高は安倍政権の生命線です。株高の根源にあるのは、名目成長率の上昇であり、期待インフレ率の上昇です。昨日は不動産株も大きく下落していると言います。1300兆円の逆襲は安倍政権の生命線ですからね。既にGPIFが大量の株式を保有しており、失敗は許されません。買うのは、誰でもお金があれば買えます。しかし、その株式をどう納得して…高値で売却できる環境を作るか? それが政策ですね。米国だって…株が下がれば、お終いです。黒人のオバマ大統領が、何故、2期も継続できたか? リーマンショックを量的緩和などで乗り切り、どうにか…株高を、維持できたからですね。

19日の日経新聞夕刊の「十字路」で、中前さんは、「米国は万全か?」と問うています。2009年3月からの6年半で、家計の可処分所得は2.6兆ドル増えたが、この間の住宅を含む家計の純資産は55兆ドルから85兆ドルに達している…と述べ、30兆ドルの資産価値の増加は行き過ぎていると…警戒感を滲ませています。だからここでガス抜きが必要で、ゾンビを淘汰する事が持続的な成長の拡大に、不可欠と識者は考えています。日本は逆にこの資産効果を、失われた時代の中で1300兆円も減らしたのですね。つまり、これからこのマジック(資産増加効果)を、世界で唯一、使える国なのです。ただし…政策次第です。

今年は参議院選挙が夏にあり、景気回復の「中だるみ」も…そろそろ転機を迎える頃合いです。いよいよ「流動性に罠」から脱出できるチャンスを迎えます。企業の内部留保は異常なほど積み上がり…どの企業も、米国並みにROEを15%水準に高めることが出来ます。その下準備がスチュワード・シップ・コードなのです。日本の村意識が高い経営者に、社外取締役などの導入から、正常な競争社会に転換するための試金石なのです。だからトヨタのAA型株式発行が、昨年、問題になり…市場の意見が割れました。コーポレートガバナンスの根幹にかかわる問題なのです。保身に走る経営者が居なくなり、上場企業のハードルが大きく上がる筈です。個人商店様な企業は、市場から去ればいいのです。

今回のシャープは、その意味でも…見ものです。市場原理からすれば…ホンハイがTOBをかけ、市場に選択を委ねるべきだと思います。銀行も市場原理に則り、行動すべきですね。奉加帳方式の日本的な対応を繰り返し、失敗した我が国の半導体産業を見れば分かります。今度は…家電の統合とか。市場原理派の総統が誕生した台湾企業は、日本と言う市場を手に入れるチャンスですね。過去、日産が、このケースでした。格下のルノーが…安い価格で、市場と優良企業を手に入れることが出来ました。グローバル論理に任せるべきだと…カタルは考えています。可哀そうに…鐘紡はバラバラにされ、花王が引き継ぎましたね。何故、あの時に、花王に任せなかったのでしょう。こんな無駄な組織は必要ありませんね。

どうなるか、分かりませんが…2000億円から3000億円で引上げされたので、シャープは産業革新機構に、傾いているのでしょう。今度はホンハイに、バトンは渡され…ホンハイは、このチャンスを生かすか…、見逃すかで…明暗が分かれますね。550円で買う約束をしていたホンハイですから、今の株価は正常な価格ですからね。工場への投資金額を大きく下回っています。この器を使える企業に、経営を任せた方が…従業員も、銀行団も、株主も…皆がハッピーです。唯一、官の組織の産業革新機構だけが、寿命がなくなります。時代の流れはグローバル化で…グローバル論理の適用が、正解の筈です。悪戯に税金投入すべきではありません。他に居なければ…雇用維持の為に仕方ありませんが…、手を挙げている企業が、既に他に存在するのです。シャープは、第二の日産になるかどうか…。今の相場の見所の一つですね。

いつまでもガセネタで、ドラマを維持する事は出来ません。さくらは、良い狙いでしたが…節操がありませんね。市場参加者全てが納得する相場つくりをしなくてはなりません。これじゃ、博打場と変わりません。カタルは「スッキリポン相場」が訪れるとイエレン時間に傾いていましたが…どうも、この読みが外れた原因は、サウジの存在だったような気がしています。オバマの弱腰外交が続き、至る所で問題が噴き出ています。だいたい、イラクから撤退したのが間違いなのです。その後、「アラブの春」を至る所で仕掛け…、尻拭いをしていません。サウジが怒る訳です。代わりにイスラエルが秋波を送っているとか…。

若いと言う事は…冒険をしますからね。指標では、完全に売り方も買い戻していますが…それ以上に、実弾の売りが多いようですね。加えて金融規制下なので、闇雲に買うわけに行きません。それがどうも…カタルの読みが、外れた原因のような気がしています。大阪チタンやピジョンなどのヨーロッパ勢の動きが注目されますね。たぶん売り切ったので、新聞に載ったのでしょう。カタルは、間違っていましたね。あの数字29.4%は下落率で、持ち株割合は1.6%でした。ごめんね。つまり市場は…SWFの売りの影に、過剰に怯えた反応だった可能性が存在します。日経新聞に載ったのが19日ですから、既に峠を越えたから、報道されたのでしょう。

昨日の下げはきつく…日経平均採用銘柄平均で、-3.85%でした。この数字は昨年7月8日の-3.02%、9月1日の-3.17%を大きく超えるものです。色んなテクニカル指標が転換点を示唆し、シグナルを発しています。まぁ、無理をする事はありませんが、カタルは今日は買いました。同時に…投げも入れています。証券マンは商売をするチャンスですね。どうせ、駄目なら可能性のある銘柄に、入れ替えるチャンスです。これが商売が続くコツです。失敗は失敗と割り切り…新たにチャレンジです。カタルは天底に近辺になると…現役時代は、かなりの手数料を挙げていました。狙い目はハッキリしませんが、安倍政権に賭けるなら、いちごHDやケネディクス。市場原理で博打ならシャープの選択肢もあります。ただしホンハイがTOBに踏み切らねば…狙いは外れますが、どっちでも良いような株価です。大きく落ちた株を狙う手もありますが…駄目だから下げた訳ですね。故に、その様な銘柄はワンタッチです。一方、高値圏にあるいちごは、本格相場の可能性が残っていますね。

世界経済は、良くて…横ばいを保てるかどうか…。米国株の昨日は、昨年安値を下回らずに、やっとこさ…で戻りました。首の皮1枚で、生き残った印象です。ケネディクスも、今の所、昨年来安値は割れていません。久しぶりに反騰の芽を感じる次第です。いちごのおかげですね。寒波到来で春にもならないのに…八百屋には、温室育ちのいちごが並びます。そろそろ…相場も、スターが待ち望まれます。本筋を狙って…欲しいものですね。

昨日、テレビを見ていたら…残薬や破棄薬の金額は、大きいのですね。クラウド環境を整備して薬局を交え、環境整備が欠かせません。参考銘柄として、メディカル・データ・ビジョン(3902)なんか、無配だけれど…この株安にも、全く影響を受けていませんね。此処で書く以上…100株だけ買ってみるかな? 今度2000円を割れた時に、手が空いていれば…買いを実行します。意外にも、新規上場のベル24も、全く下げていません。これらの現象は、要するに…シコリ感の問題なのでしょうね。意外にも…007は信用買い残がある為か、多少は下げましたが、JTECの方は全く下げらしい…下げはないですね。

アレレ…今日は貧乏人の為に500株だけ買ったケネディクスは400円を超えてきましたね。早く本格的な上昇に移行して欲しいものです。すべては安倍政権次第です。サラ金株のアコムは484円です。アイフルは信用買い残が重いですが…334円ですね。何れも興味を持ってみています。武富士の倒産から時間が経過し、最近は流石に…需要が減っている為か、司法書士や弁護士のCMを見なくなりました。この意味が分かる人は、読者の中でも、かなり存在する筈です。

株なんか…お金さえあれば、ドル平均法で粛々と買えるなら…必ず、儲かります。途中で貧乏人は、カタルのように株を投げるから…損をするのです。今回は、いい気になり過ぎて自走車関連に溺れましたね。自信があったのだけれど、まさか、こんな環境になるとは…まさに、トホホのカタル君でありました。それでは…また明日。



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