アーカイブ:2018年12月7日

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かたる:相場の進展速度は「相場に聞く」しか…方策がありません。毎日、市場価格が付きますが、その動向を見て、様々な判断が付きます。世の中の動きと整合性があるかどうか…。

昨日の動きは、果たして正常な動きなのでしょうか?

市場では、カナダでファーウェイの副会長、猛晩船CFOが逮捕されたと報じられ、一気に米中貿易を懸念して…株価が大きく下落したようです。

でも冷静に考えれば分かりますが、今までとそんなに変わりません。もともと米国はファーウェイの動きを警戒しています。何故なら、5G投資に絡み有利な立ち位置にいます。この分野を中国が制すると情報をコントロールできる可能性が高まります。中国は言論統制をしており、この情報収集能力は優れています。一気に覇権構造が崩れます。(昨日のソフトバンクの通信障害はエリクソンのソフトウェア問題だとか…。北欧が強いのです。スウェーデンは、まもなくキャッシュレス社会に移行します。)

だからNAFTAにも毒薬条項(ポインズピル)を盛り込んだわけです。これは中国の知的財産権侵害や助成金供与などの慣行を正当化する「抜け穴」をふさぐものとされています。この扱いは厄介です。

このような事例は、こらからも出て来るでしょう。でも昨日の市場の反応は、やはり…行き過ぎでしょう。何故なら事前に予想されていたからです。イラン制裁も似たようなものです。問題はこれを受け、市場が先の安値を割るのかどうかです。

NYダウ平均株価の推移

ただ昨晩のNY市場の大幅安から反発を見て、今朝がた思ったのは…「仏の顔も3度まで」、「2度あることは3度ある」、「3回目の正直」…などの諺です。株式市場にも「3尊天井」などの言葉があります。つまり3回で「お終い」と言う事でしょう。NYダウ平均株価のチャートを付けておきます。

米国のISM製造業景況感指数などの経済指標は好調なようで…米国の金利動向次第では、「ゴルディロックス相場」の延長もあるのかもしれません。今の市場の観測はリセッション入りが確実で…「時間の問題」との流れです。でもカタルは、仮に景気後退に陥っても非常に軽いものだと考えています。理由はスマートコミュニティーの進展です。今回の数字もFAANGの伸び率は、そんなに悪いものではありません。

それなら…なぜ株価が大きく下げたのか? と聞かれますが、基本的に市場の期待値と言うか…、要求が過大なものだったのです。無理難題を求めても…出来ないものは仕方ありません。市場の期待値が剥がれるのを待つしかありません。でも基本路線は何も変わっていません。確実にスマートコミュニティーは実現されます。その進化のスピードは衰えません。

しかし過度に金利が上昇すると…調達金利が上がるので成長を阻害します。今回はFRBの金融政策変更に持ち込めば上出来でしょう。既にその目的は達成されたのでしょう。さらにEUでは懸念されていたデジタル課税問題は延期されました。

ただ三菱UFJが600円を割れ599円を付ける辺りを見ると、まだ市場はこの材料の消化は済んでないようにも見えます。要するに…市場の消化が終れば、次のステップに移行出来るのでしょう。まもなく三菱UFJは底打ちをする筈です。理由はケネディクス等の株価が先行指標になっています。昨日も先の安値を割れていません。

たぶん…多くの株は底値を確かめているだけの話です。これで3回目なので、ようやく今度は、新しい株価波動に移行出来るのでしょう。来年は年初から株高になるのだろうと思っています。そんなに心配をする事はないのでしょう。2月に向け、かなり良い相場が期待できると思っています。

米中貿易? そんなものは習近平氏の「生い立ち」を見れば分かります。彼は忍耐強く、辛抱強い人でしょう。今、彼は共産党幹部から批判を受けているようですが…たぶん、うまく乗り切るでしょう。馬鹿ではないのです。

非常に優秀だから「一帯一路」から「製造2025」に舵を切っています。FRBの金利引き上げ休止のようなもので…米中関係も一時的な怒りの鎮静に努めるのが大人の対応でしょう。日本の政治家と違い馬鹿ではありません。優秀でないと13億人の指導者には、なかなか成れません。共産党内部にも過酷な争いがあるのです。

今は買い場ですよ。ヘッジファンドはまもなく売りをやめ買いを用いるのでしょう。乱高下するNY市場を見ると…そう感じています。

こんな動きは「餌」に過ぎません。自分達が上手く行動するための演出です。今回の演出で、完全にこれまでの「期待感」は消えたことが確かめられました。ファーウェイ程度の逮捕事件で、これだけ市場が動揺するのです。些細な事でも…動揺が過敏になっています。

カタルは「東邦チタン」、「東芝」を、年末年始高の主役に掲げています。本日の東邦チタンは1342-1369-1331-1337の動きで、東芝は3565-3615-3565-3580です。この2銘柄で年越しでしょう。

カタルは何故か…「昭和」最後の年末と、今の「平成」最後の年末と、ダブって見えるのです。今までは2月までは見えると思っていましたが、意外に春辺りまで…此処を起点に、上昇する株価波動は続くかもしれません。

カタルはずっと…中間反騰か、進化論か…と考えていましたが、意外に「ゴルディロックス相場」の延長も、あり得るように感じてきました。この辺りの確認はFOMCの発言で分かるのでしょう。どちらにしても…今は、分岐点に到達したように感じています。

まぁ、貧乏人の戯言ですから外れたらゴメンね。でもカタルはそう考え、その通りに…行動しています。世の中は、「案ずるより産むが易し」と言います。馬鹿は事前にあれこれと…考え動揺します。だから鬱になります。でも「腹を括る」と言う言葉があるでしょう。考えても仕方がないものは無駄なのです。どちらかに転んだ時点で…また考えればいいのです。

カタルは以前、「腹を括る」と言う題名でレポートを書きました。既にカタルは年末年始高を前提に、東邦チタンと東芝に取り組んでいます。外れたら、それで仕方がないと腹を括っているのです。世の中、どうにかなるものです。後場から…爆発高は無理でしょうか?

どっちにしても、今年はもうお終い。平成の「清貧思想よ、さようなら…」新しい時代の「夢あふれる希望の社会よ、こんにちは」 時代は上手く出来ていますよ。上下に揺れるのです。それでは…また明日。



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