アーカイブ:2018年12月18日

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かたる:世界のヘッジファンドの台所事情の大変な様子が…此方の記事で分かります。

『英豪系鉱業大手BHPはオーストラリアで上場している自社株について52億米ドル規模の買い戻しを行う予定だったが、株主からはこの倍を上回る規模の売りが提示された。  これに加え10-12月期には世界的に株安となったこともあり、買い戻し価格は1株当たり27.64豪ドルとマッコーリーの予想より低いものとなった。  BHPの株価は10月~11月の2カ月間に11%下落した。  きょうは豪株全体が下落する中、前週末比1.4%高の32.83豪ドル前後と逆行高になっている』

故にフェースブック(FB)の自社株買いの効果が、市場で問われています。今、東芝が残りの自社株買いを、市場外でやれば…応募が集まるのではないかな? 果たしてどうでしょう。株価を大きく上げずに、市場から、この残りの金額を買うのは困難だと思っています。しかし現実の株価は下落を続けていますよ。

基本的に日経225銘柄のような大きな資本でない株、一般的には個人投資家が好む小型株ですが…人気がない分、下げが加速しています。小型株は値動きが命なので、思惑の買いが入らない市場展開の場合、どうしても…必要以上に株価が下げます。

この事はカタルが、以前手掛けたクロスマーケティングや夢テクを観ると分かります。カタルが、夏にクロスマーケティングの下げがショックで、投げたことを、このレポートで「嘆いた」ことがあります。この意味は、相場が完全に弱気市場に入ったことを示しています。

500円の壁が敗れたのです。本日の株価は366円の20円安です。明らかに割安水準ですが全般安〈市場リスク=市場要因〉には敵いません。夢テクも同じです。

先日、関門だと思って買ったユビキタスの下げが加速しています。本日は32円安の575円です。この株も村田製作が株式を引き受けた価格512円に近づいてきました。あと少しで鉄板に到達します。この株の場合、信用買い残が直近で膨らんでおり、どうしても投げが出やすくなります。市場に、その投げ物を買う余力がないのです。

同じことがケネディクス辺りにも言えるのでしょう。本日は500円を割れました。信用買い残が重く…明らかに、追証の投げが重なっています。お金があれば…と、いつも思います。でも貧乏人は無理をせずに、身の丈に合わせ、株価が髙かろうが、安かろうが関係なく…自分の力量の合わせ、ポジションの縮小を余儀なくされます。仕方ありません。カタルは一貫して、ずっと…持ち株を減らしています。本日も寄り付きで売りました。

メルカリの(4385)の推移

個人好みの小型株は、このような市場リスクの前では、なす術がありません。此処では、もっと大きなメルカリの株価を観ると、今の状況が…分かると思います。公募は3000円なのですよ。債券のフラット化を述べた意味の大きさを、改めで…今になって理解しているカタル君です。予想はしていましたが、ここまでひどいとは…。

ソフトバンクに応募した人は、良かったですね。市場が閉まっている為に1500円の価格で固定されてスタートします。だから寄り付きが1500円を割れても、またもとのポジションに戻すチャンスです。多少の損なら、その方が良いのではないかと思います。

まだバロメーターの三菱UFJの下値が確定していません。本日は8円安の575円台です。米国のJPモルガンも100ドルを割れています。この下げはFOMCへの市場の圧力でしょう。「利上げも休止すべき」だと…市場は要求していると、思わねばなりません。一時、棚上げして、様子を見ればいいのです。必要なら、また再開すれば良いです。

カタルが少し明るくなったと言う…あのファンドのマネージャーの「休止発言」を最初に発見し、この1か月程度も、ずいぶん株価が下げました。本当に…呆れる展開です。この水準まで株価が下落すると…今までの参加層と違う連中が、市場に買い出動します。

株価はいつもそうです。カタルの顧客だった金持ちは1年に1回程度しか、株を買わない人達が出動する株価水準になって来ました。

彼らが株式投資で、負けたことを見たことがありません。そりゃ、そうです。普段、株など関心を持たないのですが、この辺りの水準になると、この金持ちが出てきます。取引は全部現物で売り買いをする人達です。カタルのお客だった人は、国際優良株しか…売り買いをしません。電機ならパナソニック、ソニーを始め…所謂、大型国際優良株です。

何故、カタルが、性格に似合わないソニー株を、夏に薦めていたか? その後、このソニーを売ってSUMCOに転換すべきだと述べました。

今年は小野薬、NPCで敗れてから…と言うか、成功したのですが、上手く株価が上がらず、基本は敗退だと思っています。

要するに、カタルが思うように…株価が上昇しませんでした。カタルはNPCのストップ高水準を、強気で買い乗せしたのです。そうして、その失敗を悟り、投げた株価が340円でした。今の株価は263円です。でもその後も400円近くまで、何度かありました。でも今の結果は、この有様です。

今年は、この逆金融相場の意味を学ぶ、貴重な1年でした。故に、今年のカタル自身の漢字は、「学」と言う字にしました。

損金は非常に大きなものですが…その分、貴重な活きた経験を積みました。ハワイから帰ってきて、あの絶望感からくる風邪をひいた日々の想像が、現実となって…今の景色図になっています。仕方がないとはいえ、何故、予知をしていたのに、行動に移せなかったか?

3万円だったVテクは13750円になっています。まさにコンチクショウです。

チャンスを活かせない自分の馬鹿さ加減に、呆れる日々を過ごしている次第です。でもFRBが期待に応えるなら、ようやく三菱UFJも底入れをして、株価は当面、ボックス相場でしょうが…下げ止まります。そうして…中間反騰を経て逆業績相場になれば…日本の新しい夜明けになります。

最近は、カタルが予想していたより、速いスピードで世の中が動いているように感じています。これはインターネット社会になり、新しい考え方が、瞬時に相場に反映されている為でしょう。

気になるのは…セルサイドの運用から、バイサイドの運用に変わった動きの流れを、果たして…変えられるようなインパクトが起るかどうか。今まではプロ同士の「阿吽の呼吸」で変化を創れましたが…今回はどうでしょう。

カタルは日本国債にも資金逃避が起きている現状を思うと、明らかに行き過ぎのレベルになったと考えています。故に必ず、近い将来、「揺り戻し」が始まります。このウェーブに上手く乗れるか…どうかが、来年の勝敗を分けます。その候補銘柄として東邦チタンと東芝を掲げています。

でも本日は、東邦チタンの生贄を2000株だけ捧げました。この生贄が生きるかどうか…神様に、献上した次第です。もうそろそろお怒りを…沈めて欲しいものです。

嫌な予想は当たりました。FOMCに合わせ、仕掛けが入りました。でも…ね。日本は売上高経常利益率を見ても分かる通り、世界の株の中で、もっとも…環境が恵まれています。いよいよスマートシティー構想も浮上しました。

古い読者なら分かりますね。どうしようもない2010年頃、カタルは日銀出資による財政出動の「50兆円構想」を提案しました。キャッシュレスの自動運転社会の街を、原発で被害を受けた福島に構築する案を…。住民は減税処置を受け、新しい街をつくる構想です。完全なスマートコミュニティーです。コンセッションを利用して、モデル都市を構築するのです。移民も受け入れればいいのです。

この構想が、いよいよ実現するようです。キャッシュレスも準天頂型衛星のみちびきも、みんなカタルの想像通りに実現し始めています。いよいよ始まります。

このスピードを加速することが、日本の復活に繋がります。このスマートシティー構想が、人口が減り続ける過疎化対策にも繋がります。最近は地方でも、移民を受け入れている所が出ています。

地方公務員の方も、国家体制ではなく…やる気になれば、出来ることはたくさんあります。東京優位な時代は終わりを迎えます。5Gの世界になると…遠隔地医療が進み、手術ロボット「ダヴィンチ」などを使って、専門家が居ない地方でも、難しい手術が出来るようになります。

ほら…こんな時は株価ボードを見て、あれこれ考えても仕方ありません。故に「腹を括る」なのです。負けは負け、潔く認め、グジグジしないのです。故に腹をくくったのです。

世の中は…何とかなるものです。カタルは様々な経験を積み、たくさんの困難を乗り越え生きてきました。40億円飛ばしたベンチャリの経験は、カタルにとって貴重な財産になっています。そんなに悲観することはありません。この程度は可愛いものなのです。

この教訓を数年後に訪れる逆金融相場で、活かせばいいのです。景気循環は、何度も…同じようなことを繰り返しています。その順番が分かる「相場サイクルの見分け方」と言う本は、やはり優れています。浦上さんは既に亡くなられましたが…彼に感謝しないとなりません。先人が残した貴重な教訓を、僕らは、どう利用するのか?

同じことをカタルは、今、若い投資家に語っています。債券金利の仕組みを知っているだけでも、生涯の生活に中で…大きなお金が残ります。実際にカタルはお婆ちゃんのお金を何倍かに増やしました。7%時代の郵貯の定額預金などを利用して…、やはりお金持ちは賢いのです。

馬鹿は昼間働き、夕方から酒を浴びます。そうして体を壊しますが、識者は糖尿病患者になってもインシュリンを打つ手前で目覚め、水泳や散歩など自己管理をして生きています。よっちゃんは、学校は高卒でしたが、やはり賢いのです。流石、200億円を飛ばす男です。

カタルは、和光証券に入れてくれたKさんにも及ばず、月間株式手数料の1億円を達成できませんでした。カタルは7千万止まりでした。よっちゃんは200億ですが、カタルは40億です。すべての面で…劣っています。いくら時代が違うとはいえ…やはり大物は、みんな凄いレベルです。世の中は広いのです。はやく今のレベルを卒業して、世界に羽ばたきたいものです。

毎日書く、カタルレポートを踏み台にして、飛躍する若者が出てくるのを望む次第です。もう一番、暗い峠は越えたように思っています。日銀短観の景況感(業況判断指数)ではなく…今は、このグラフの「価値」を噛みしめる事です。既に日本は変わりました。

これで3日、同じグラフを使う事になります。大丈夫ですよ。下値はもう限られています。あとは…「上を目指すだけ!」の話です。東邦チタンと、東芝に注目して下さい。同時に進化論銘柄も下値圏です。

売上高経常利益率の推移



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