アーカイブ:2019年7月

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信越化学の企業業績が発表され、大きく落ち込まず…小幅続伸と報じられています。カタルはSUMCOを手掛けており、現在は利食いをしていますが、予想通りの数字です。

値上げが浸透しており300mmウェハー市場は崩れません。そもそも高い品質を維持するのは難しいとされており、世界のトップ企業(例えばTSMCやサムソンなど…)は効率化を追求して、価格競争を勝ち抜くために継続投資をしています。

その要求水準を満たす企業は、世界で…この2社しかないのです。でも近年は200mmなどの汎用品は、中国企業が市場を奪っています。この数字は来年も既に事前に決まっています。でもSUMCOなどの株価は大きく下がりました。面白いでしょう。その様子を見ましょう。業績は大きく落ちないのに…株価だけは大きく下がりました。

SUMCOの日足推移

でも相場論であるチャートを見ると200日線を回復した所に株価は位置しており…カタルのように、事前に買った連中の利食いが出やすい水準です。このまま…どんどん株価が上がり続けるとは限りませんよ。

古河電工の日足推移

そのまま株価が上がり続ける会社も、勿論ありますが…一度、おじぎをして、株価を下げてから、出直す会社の比率は、圧倒的に…後者の部類が多いのです。此処では、カタルが取り上げている古河電工などが参考になります。

SUMCOは下落後、初めての200日線復帰ですが…古河電工は違います。つまり…需給面の改善だけ見れば…古河電工の方が、チャート論では、信頼性が高まります。

何故なら、1度より2度、2度より3度の方が確率は高まります。市場には「天井3日、底値100日」…と言う諺がありますが、古河電工の下落相場はそんなものではありません。

一度、大きな相場を作り、「値惚れ」で株を買う事が、如何に危険なことか…チャートを見れば分かります。 「押し目」だと…勘違いをして、株を買ったばかりに2年も3年も…株が整理を強行する事は一般的なのです。僕ら証券マンは、最低で2年間は覚悟をします。

だから…株価位置が高い水準で株を買った場合、時間を節約できる可能性は高まりますが…非常に危険です。

景気循環論と共に、相場の「立ち(株価)位置」を頭に入れ…物色する銘柄を考慮しないとなりません。カタルは昨年の「逆金融相場」で、みんなが駄目な時に小野薬品を手掛け、損失を免れ…利益を挙げていました。昨年の春の段階で、既に年間目標の2倍の利益を確保していました。つまり200万→400万→800万→1600万の目標をクリアしていたのです。

でも難しい事を承知で、昨年は、敢えて果敢にアノマリーなどを信じ、古河電工や東邦チタンで、後半相場も果敢に攻めました。 

しかし全体相場の逆風に沈み…損は辛うじて免れましたが、前半の利益の800万円を飛ばし…今年は、前年と変わらずの800万円からのスタートになりました。カタルの技量では…逆風下で、利益を上げ続ける事は困難なのです。一昨日、ヨットの話を述べました。追い風と向かい風の話です。

現状の相場も「逆業績相場」と呼ばれる局面で、まだ弱気相場の難しい場面が続きます。日産自動車のようなケースが当たり前なのです。

でもタイでは6月こそ2.1%減と落ちましたが、上半期の車の売れ行きは52万台に乗せ…7.1%増だと言います。輸出を含めると106万台の生産です。中国のマイナス度合いと比較すると…アセアンの好調ぶりが窺えます。この事からも分かるように…Jトラストの株価は崩れませんね。この辺りの「市場の整合性」の意味が、皆さんに理解できますか?

現在、上昇を続ける進化論相場ですが…カタルは利食いを先行させています。本日も村田製作を、寄り値で利食いしました。確か…4600円前後の買いじゃないかと思います。何も5200円の時に買わなくても…株価はまた下がりますよ。

Jトラストをカタルは535円まで買っていますが…上手く上昇せずにお休みを入れています。何故、500円割れの今、皆さんは、株を買わないのでしょう。不思議です。

カタルは昨日も買い乗せをしています。後場からですが…最初は482円で1000株を買いましたが、その後、479円で何度か…「付けろ買い」を実施しています。この言葉の意味は…例えば、場に1万とか2万の買いを用いると相場が上がることがありますから、僅か1000株ずつ、買いに行くのです。予定数に届くまで売り物が出るなら継続して買い続けます。それを「付けろ買い」と言います。

僕らが下値で株を買う場合、面倒ですが…一度に注文を発注せず、分けて分散して株を買います。売りの場合も同じです。板の上値に1万株とか、2万株とか大きな売り板が在って、それを買えば…直ぐに株価が上昇すると思ったら、大きな間違いです。場に出ている注文の10倍や20倍の玉が、背景に存在すると思った方が良いですね。

だから時間をかけて…玉を買うのです。浮動株を吸い上げれば…株価は何れ、面白い様に上がります。市場にある浮動玉を買うために、時間をかけるのです。特に株価位置が低いものは…相場の転換に、時間がかかります。

だから200日線を超えると…大概のケースでは、一旦、株価はお辞儀をします。つまり株価は下がり…調整を経て、また上がり始めるケースが一般的です。Jトラストは既に底値圏を離脱しており、次のステップアップに向けた準備段階です。

この200日線より大きく下がらない…あるいは、一番強いのは200日線上で調整を続けるのは、また上がるのですよ。簡単ですが、チャート論を…少し解説しました。

皆さんは素人ばかりです。証券マンも、多くは…株の売り買いより投資信託のノルマに追われる人間ばかりでしょう。自分で身銭を切って、相場を張ると良いですね。客観的な観方と…自分が投資家の立場に立つのと…心情の変化が、まるで違います。

だからカタルは失敗した銘柄のベンチャリも、高値水準で1万株を追加で買い、合計で5万株にして…皆さんと一緒に行動しました。でも失敗しましたが…。常にカタルは有言実行です。

その辺に転がっている口先人間の評論家とは違います。でも今は貧乏しており100株投資家に成り下がっています。本日の村田製作の利食いも、僅かに100株です。トホホ…。だから偉そうに解説は出来ません。でも常にカタルは、みなさんと共に行動をします。本物なら…自分の相場観で、必ず金持ちの仲間入りが出来るはずです。今は小型株を手掛けていますが、その内、三菱UFJを1000万株単位で買えるような投資家に成りたいものです。カタルには魅力的に見えます。

そうだ、この株価位置で…久しぶりに昨日は220円でA君の株を2000株だけ買いました。調べてみると…この会社、配当の準備を開始した様で資本金の減資をしました。繰越利益余剰金の欠損を補てんしたのです。

これで、ようやく普通の会社に転換します。もう10年近く経過するのでしょう。悪夢のような法令転換から、この業界は消えました。日本村論理と言うのは、やはり怖いですね。

イランは、米国が核合意から離脱して怒っていますが…こんな事は、世の中では良くあります。事前の約束が、反故されることは良くあることなのです。

韓国などは…その常連です。そもそも教育方針が…歴史認識を正しく伝えているかどうか。文在寅政権は「積弊清算」(過去の過ちの清算)を掲げています。彼の歴史観が背景にあります。彼は1953年生まれですから、日本の支配時代も朝鮮戦争も知りません。祖母を北朝鮮に残し…貧しい生活をして苦学の末に、活動家の妻と一緒になって投獄されています。だから…現実的な対応は出来ないのでしょう。しかも頭の固い弁護士です。

カタルが総理なら、安倍さんが採用した今回の「ホワイト国」対応はしません。たぶん妥協して日韓の共同で資金を出して、徴用工への補償をしているでしょう。でも当事者になると…やはり怒るのでしょうね。政権が変わると…言動が変わる態度は、納得がいかないのでしょう。だから…安倍さんの対応が分からないではありません。でもそんな事に時間を使うより、カタルなら別な所に時間を使うと思います。まぁ…難しい問題です。

さて与太話をしたら、相場を語る時間が無くなりました。相場は強く見えますが…まだ分かりませんよ。「利食い千人力」と言いますから…皆さんも、手を空けておく事をお勧めします。カタルは月末に行われるFOMCが、目先の山場だろうと考えています。よって此処で打診買いをしたところで…上昇に転じた進化論銘柄も僅かな玉を残し…利食いを先行させています。

何故、カタルが未だに、千代化にチタンとJトラストの仕手材料株を支持しているか? その内、その意味を皆さんも理解される日が来ると思っています。今日の千代化は340円までなく…341円なんだね。残念です。カタルは340円から下に5円刻みで2000株ずつ買いを用いたのです。

相場は暖まっており、真打の登場は、格落ち(2部への変更)する8月なのでしょう。それでは…また明日。



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