アーカイブ:2021年9月24日

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今回の「恒大集団」問題を観て分かったことは、8月の基本的な「弱気の流れ」は、未だに継続されており、日本株は高値を取りましたが、相場が暖まっていません。確かに…日証金の回転日数は50日割れまであり、現在は52日台です。ようやく…「玉の回転」が見られるようになって来ました。

しかし…まだエンジンが暖まっている状態ではないように感じました。恒大集団問題程度で…相場の腰が、一気に…引けるのです。2012年11月からのような「行け行けドンドン」の形になるかどうか…。やはり…政策動向に係るのでしょうか? 

その様子を示す報道がロイターの此方です。ですが…同じ内容ですが、こちらの報道の方が詳しく書かれています。この解説によれば、長期の投資家の動向に、この後の日本株は左右されるとのことです。でも外人投資家は、日本株を持っておらず、この内容ですから…バフェットの続く投資家は多いと思っています。

この恒大集団ですが…今朝の日経新聞に、他の不動産株の財務比較が載っています。この資料を観ると、別に恒大集団だけが、取り立てて…悪いわけではありません。ただ恒大集団は不動産以外に手を広げ…サッカー場の開発など、借金の担保になる不動産があるかどうか…が問題になります。

でもこの資料を見て…改めて思うのは、やはり「固定資本形成」(資産インフレ)の依存度が高いと…大変だという事です。これからの…「金融政策の舵取り」が難しいのです。不動産市況の「値上がり」を保ったまま…この債務比率を落とせるのかどうか…が、今の中国経済の焦点になります。この舵取りが上手く行くなら…ソフトランディングできますが、この日経新聞の表を観ると…大変です。やはり中国経済は、明らかに「壁」にぶち当たっている印象です。

基本的に借金のよる成長は、「高い伸び率」だから…借り入れの経費が賄えます。ですが…金利が5%を超えると、不動産価格を毎年10%以上も上げるのは大変ですよ。常識で考えると分かります。だから経済成長率が落ちた…この時期に、米国は「中国の弱体化」を狙う訳です。故に…米国は「戦略的に」…「インフレ」状態を作り出すんじゃ…ないかと疑っています。今回のテーパリング(債券購入の段階的縮小)も、意識的に…遅らせた戦略の一環ではないか?…と考えています。

中国をやっつけるためには、「物価高」は有効な戦略です。一気に習近平体制を崩せる可能性があります。そう考えないと、不自然な…この1年間の政策運営なのです。

今回の船株相場は、その条件が整った環境の恩恵で…生まれた相場のようにも思えます。まぁ、どうなりますか…。この仮説をカタルは前から考えていました。もし…このシナリオなら、大変な日本株ブームが来ます。カタルレポートが続く限り、皆さんも、ある程度のお金持ちの仲間になれると思っています。故に諦めないでくださいね。

金儲けと言うのは、時間が掛かると思ってください。その内…チャンスが来ます。その「幸運の女神」の前髪を、確り握るのです。今回の船株は、論理的に見て…まだまだ高値を追えます。だから高値でも「買い」が続くのでしょう。カタルの本日は、売り越しですが…トホホです。こんな乖離が高くて、本当に…この「勢い」が続くのでしょうか? ただ結構、上手く回転が効くのかもしれません。

今、ロコンドの期日分が1440円で500株売れました。この買値は2330円の買いなのです。約50万円弱の損失です。でも川崎汽船の儲けが、この損失を埋めました。それでも…この口座は「焼け石に水」です。本日、200株売ったので、これでこの口座の船株の持ち株はなくなりました。4810円の買値だったのです。ケネディクスなどのTOBなどで…年初は600万円ほどの利益だったのです。

でも…ロコンドの値下がりで、それまでの儲けをすべて飛ばし…更に400万ほどマイナスになっていました。それが船株で少し戻しましたが、まだ273万円の損失です。しかも…まだ期日分が残っています。全く…トホホですよ。たぶん…読者の方も一緒でしょう。

まもなくロコンドの期日分は終わります。物理的に清算されます。故に、だんだん…ロコンドの「需給バランス」は改善されるでしょう。あとは田中君の頑張り次第です。カタルはあんまり…心配していません。1400円割れがあれば、2Qの決算発表前でも、またロコンドを買います。基本的に、この口座はロコンド専用の「雪だるま」投資の口座です。

今日の船祭りは、全ての3兄弟は新高値です。

郵船の10710円でしたが、今のところは10900円まで…、商船三井は9680円でしたが9780円まで…、川船は7670円でしたが今のところは8160円です。やはり浮動株式が吸い上がっているから、値動きは一番、川船が良いようです。

ですが…市況産業ですから「期間限定」で…「賞味期限」は限られていますから、「博打株」です。これだけ「乖離」がありますから…覚悟して、取り組まねばなりません。でも論理的には、まだまだ…上値が考えられます。だから…何処かで、一旦は、相場は休むと思っています。その対応も…考えておきましょう。ハイリスク・ハイリターンです。

他に…本日は記念として「三菱UFJ」(8306)を5000株だけ買いました。ロコンドは朝方の気配が、安かったので1370円で1000株と1350円で500株の買いを用いたのですが、箸にも棒にも掛かりません。寄り値は1414円でした。船株は、売り越しになっちゃいました。何しろ…ギリギリの30%運用なので、買いを事前に入れることが出来ません。売ってから買うので…タイムラグがあります。かと言って…高値を買うのは抵抗があるのです。

バルチック海運指数の推移

コンテナ船だけでなく…ばら積み船の市況も上がって来ました。このグラフは22日のものですが…23日は4651です。あの時の商船三井は20400円の株価を付けたのです。今回は確実に…この過去最高利益を上回ります。

だから…理屈上、株価は過去最高株価を抜いても不思議ではないのですが…この乖離を観ると…どの船株も「二の足を踏みます」。口で「言うは易し…行うは難し」です。米国内の人手不足は、大変みたいです。パウエルFRB議長の…あの「一時的」と言う発言は「かませ」のようなニュアンスがあります。意識的に…中国の対応を遅らせて、混乱を招こう…としている可能性です。そうでないと…あの金額のリバースレポの説明が付きません。

仮に…この空想が「的を得ている」なら、大変な…現象がここから始まります。もう少し強気に構えないと…ならないかもしれません。

まぁどっちにしても…日本の政策が重要です。カタルは高市さんの評価が上がって来ました。SMR(小型モジュール原子炉)の推進を述べているのは、彼女だけです。これなら…「送電ロス」もなくなります。皇居の下に原発を作れば良いのです。新宿御苑とか…いっぱい候補地はあるでしょう。その方が効率的です。

NPC(6255)の日足推移

EV化になると…間違いなく電力不足になります。ただでさえ高い料金なのに…この課題は喫緊の政策課題です。だから「NPC」(6255)は可能性があります。下値は拾っておきたい株です。

全体相場が暖まると…可能性のある株は、みんな高くなります。今までは…カタルがお金を引き上げて…警戒をしていました。ですが…今回のFOMCで、政策変更が決まりましたから、このタガが外れます。ここが大きいのです。

市場には「行き場」を失ったお金が「わんさ」…とあるのです。恒大集団問題程度で、崩れないでしょう。中国の政策当局は、日本の馬鹿連中と「資質」が違います。やはり13億人の頂点に立つ器なのでしょう。困難には違いありませんが、カタルは大丈夫だろうと思っています。こんなところで…本日は、お終いです。また…明日。



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