アーカイブ:2021年9月3日

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先日、こちらのニュースを観て注目していましたが、昨日の報道によるとアップルはアプリ配信の手数料を撤廃する方針だと報じられています。この問題は米国のゲーム会社の手数料を巡り…訴訟になっていました。しかし…この方針が伝わってもアップルの株価はあまり下げていません。むしろ新高値ですからね。

何故か、ここで…気になるのです。

話は違いますが、中国では「共同冨裕」と言うスローガンが定着し…テンセントやアリババは1000億元の社会還元を実施すると言います。約1兆7000億円です。中国でビジネスをするには市場原理と違う必要経費が掛かります。

そうして…アマゾンは5万5千人もの人を新規に雇うとか…。スケールが違います。人員を約20%増やすと言います。

カタルは、常に何かの「社会現象」が生まれるのは、その必然性が背景にあり…その兆候が未来を暗示していると思って…何故、その現象が生まれたのか? なるべく…自分の頭で考えます。しかし…なかなか「整合性」のある解答を得られないことも多いのです。企業の利益を社会に還元すると言うフェアな精神を、どう評価するか?

利益の独占は許されない。デンソーが自己資本比率を50%に抑えて、内部留保を使う姿も同じ流れが見えます。多くの日本企業は、日本の政策不信の為…積極的な行動を採用せずに、「守りの姿勢」に終始してきました。この企業の態度が、徐々に…変わり始めていると思っています。時代の考察は5年程度の移行期は当たり前で…体制転換には10年ほど要するようにも感じています。

昨日は、日経新聞に続き…WBSで開運株(海運)の話が出ていました。コロナ感染のデルタ株が港湾作業を遅らせ…スムーズな運航の妨げになっているから輸送コストが上がっていると言う一般論の解説です。こんな事は前から言われている話ですが、仮に「構造的な問題」が背景にあるなら…PERの評価は変わります。

半導体も当初は「市況産業」のイメージが強かったのですが…ずっと慢性的な需要が続き、今では一般株、以上の評価に変わっています。PER10倍割れなんか…あるのかな? 

太陽誘電(6976)の日足推移

ここに来て…「太陽誘電」(6976)の株価が買われています。MLCCを始めセラミックコンデンサーなどが好調だと言います。この背景は「エレクトロニクス関連の業界団体である電子情報技術産業協会(JEITA)が8月31日に6月の日本メーカーの電子部品の出荷額が3592億円(前年同月比31.5%増)だったと発表しており、手がかり材料視されている。」と言います。

たぶん「ジャストインタイム」と言うのか…。トヨタの「かんばん方式」と言うか…。在庫を持たないリスクが意識され…車などのメーカーは在庫を積み増す動きがあるのでしょう。今回の日本製鉄との「薄板鋼板」の価格交渉も揉めたようです。トヨタは安定供給を「脅された」…と表現していました。

もともと…「ルネサスエレク」(6723)と「トヨタ」(7203)の関係を見ているとトヨタは「生かさず、殺さず」…と言う態度で、これまでは「下請け企業」を叩いてきました。故に、ルネサスエレクも、なかなか積極的な投資が出来ませんでした。だから増産の余裕がなかったとも言えます。

SUMCOは設備投資をするにあたり、高値での引き取りを求めた話など…本末転倒な要求に見える行動です。SUMCOはTSMCやサムソンに高値での買い取りを求めていると報道されました。カタルは、この報道に触れ…違和感を抱きました。300ミリのウェハーが足りないのは明らかなのに、メーカーから価格を叩かれるために、過剰に反応した話題に思えました。この報道でカタルのSUMCOの評価は下がりました。

村田製作(6981)の日足推移

今回のコロナ禍で…メーカーと下請けの部品メーカーの地位が、変わり始めているようにも感じています。「村田製作」(6981)の株価を追っていますが…全体相場が弱いのに、なかなか株価は強い動きを続けています。太陽誘電が高値を取り、どうも…変わって来ました。このグローバル化での在庫投資と言うか…必要な部品を余分に確保する動きが続くのかどうか…。

一時、中国は価格統制で鉄鋼価格の上昇を強制的に抑えて…鉄鉱石の輸入などを減らしていましたが、ここに来て再び、価格は上昇を始めてきました。カタルは、会員向けに景気敏感核の一つの「電炉」の「合同鉄鋼」(5410)と、「共英製鋼」(5440)の2銘柄を掲げましたが、合同鉄鋼はスクラップ価格の上昇を転嫁できず、営業赤字でしたが、でも同業なのに…共英製鋼は黒字でした。面白いものです。同じ条件下なのに…やはり経営者などにより違います。

羅列形式に並べた、様々な出来事を、どう繋ぎ合わせ…相場観を構築するか?

市場と言うのは、単発の現象ではなく「歴史的な流れ」が背景にあります。コロナ禍から起きたジャブジャブの資金が、どう流れるか? ブレグジットやトランプの米国第一主義などのブロック化の動きは、一時的な…時代の振れで、カタルはやはり地球連邦構想が正しいと思っています。何れ、世界通貨は統一され、ドルの基軸通貨問題が起こると思っています。たぶんデジテル貨幣の導入が契機になるのでしょう。

そのような視点を目指すなら、リカードの比較優位論が正しく、世界貿易は活発化し、今回のコロナからスエズ運河の座礁事故から発展したコンテナ船輸送運賃価格の上昇は、2017年の海運不況から決まっていた路線のようにも感じています。

報道によれば…「海運業界では2017年2月に韓進(ハンジン)海運の破産決定が現在のような事態を招いたとの批判が出ている。破産直前に韓進海運はコンテナ船101隻、ばら積み船44隻などの145隻を持つ韓国1位、世界7位の海運会社だった。だが破産後に韓国系海運会社のコンテナ積載能力は106万TEUから51万TEUに半分以上減った。」と報道されています。

このような不況の後に…今回の船株相場は生まれたのです。故に川崎汽船は単独では…未だに、この3月期は利益余剰金がマイナスの為に、このバカ市況の大儲けの中でも、中間配当の復配が出来ません。しかし来年の3月期末には、一気に復配の達成で、高額配当は確実でしょう。

このような激変相場(本日の日経新聞にも、売上高利益率第一位が載っています。)だから、相場は面白いようにも感じています。確かにデルタ株のコロナ感染が背景にあるのですが、それだけでは…ないようにも思っています。この辺りは、時間が経過して…後になってみないと、現時点では分からないのです。故に「仕手株」としての素質があるのです。

株と言うのは…良いから株価が上がるのではないのです。

激しく…「意見の対立」があるから面白いのです。何故なら、後で真実が明らかになって、買う人が次々に…出てくるからです。今は「一過性の利益」で長く続かない…と思っています。しかし…どうでしょう。

株って、面白いでしょう。知れば…知るほど迷い、奥の深さが分かります。2010年に日産のマーチまで、生産移転され、アジア圏の物流は活発化しています。トヨタのコロナによる下請け工場の操業停止から、部品調達の支障からの減産は、トヨタのかんばん方式の欠点を突いた現象です。この動きは世界中で起きています。

こう考えると…次の銘柄のアイディアも生まれます。開運株相場がその先兵隊になるのかどうか…この程度の株価上昇では、時代の考察から見て…整合性が感じられません。やはり「50年ぶりの大相場」に発展してこそ…2017年の海運不況の布石が活きて…「整合性」が生まれます。果たして…未来図は、神様から、どのような解答がされるか? 株式投資の奥の深さを感じてください。それでは…また明日。

出来高が減ってきて株価が固まって来ました。地固めを完了すれば…次のステップです。



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