アーカイブ:2022年8月31日

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訃報が相次いでいます。先ずは京セラの稲森さんです。戦後の日本を盛り上げた人が亡くなりました。基本的に今の日本はソニーの盛田さんに井深さん、豊田喜一郎、本田宗一郎、松下幸之助などの人達が頑張ったおかげで…今の日本が存在します。日本電産の永守さんも京都の人です。京都は任天堂の山内さんなど…カラーが強い、癖のある経営者を育んでいます。村田製作も京都です。独自色が生まれる背景があるのでしょう。

そうして海外では「ベルリンの壁」の崩壊を成し遂げたミハイル・ゴルバチョフも亡くなったそうです。昭和から平成に移り変わる時代、「東西冷戦」の終了からグローバル化に移行しましたが、ブレグジットから米国第一主義。そうして分断の時代になり、ソ連では反G7勢力が参加する軍事演習だそうです。

過去の事例から、日本の立ち位置は難しい選択を迫られますが…意外に「対立構造」は日本にとって、優位に働いてきました。今回は、どんな形になるのでしょう。お二人のご冥福をお祈り申し上げます。

今回の調整波動をカタルは、「コロナ・バブル崩壊」と名付けます。ITバブルのケースを早くからカタルは比較して…対比させて考えています。ITバブル期のソフトバンク株を参考にして、先ずは200日線の回復を成し遂げないと「新しいステップ」に移行できません。カタルは新興株を観るポイントとして…参考銘柄として4銘柄を早くから掲げています。

一つは「ソフトバンク」(9984)、「メルカリ」(4385)、「BASE」(4477)に「サイバーダイン」(7779)です。時間の経過で200日線が下がり続け…株価の反発もあり、自社株買いのソフトバンクは、既にこの200日線を回復して…今回の底値「確認相場」(今の米国株の下げ)の下落でも200日線を割れていません。

サイバーダインは小型株故…大きく反発して休んでいますが、それでも200日線を割れていません。まもなく…75日線が200日線とゴールデンクロス(GC)を迎えます。このGCはソフトバンクも、同様の「時間」を示しています。

ただ最後まで頑張った為…天井が1年ほど後ずれをした「メルカリ」…そうして個人の人気の高い「BASE」は、まだ200日線を回復していません。ですが…他の多くの銘柄は、既にこの200日線をクリアしています。「ロコンド」(3558)に至っては、既に75日線が200日線を下から上に抜くGCを達成しており…新興株のなかでは「現物株」と言う特徴もあるのでしょうが、株価の戻りの足取りは、確りしています。それぞれのチャートを観ると…順番が分かります。

このような個別銘柄の回復の違いを、時間軸で比較することで「市場の整合性」の意味を理解できるようになります。相場がどの時間を流れて推移しているか? この速度計算が重要です。カタルには様々な疑問があります。代表的なものは船株の「低PERの謎」です。

この回答を示しているのが、最近の日本製鉄の株価の動きのようです。全体の日経平均株価は先物から大きく揺れていますが…ここにきて全体株が下げても、日本製鉄は確りしています。NYダウが1000ドル以上下げた日も、株価は高かったのです。

これは9月決算を控えて「配当取りの動き」もあるのでしょう。「金利裁定」機能です。全面安にならず、確り…「理論通り」に動く…「理性」が市場に生まれてきました。少しは改善しているのです。

カタルはデンソーを始め…日本製鉄の橋本社長などを高く評価しています。話題になっている東芝の経営問題は、何故、起きるのか? この時代背景をよく考えましょう。

もう日本村社会の「ご都合主義」は世界基準で通用しないのです。SNSなどを通じて…嘘のメディアによるプロパガンダは、通用しません。真実がやはり強いのでしょう。正当な経営が求められるのです。フジテックや大王製紙、ユニデンなどの事例はそういう事です。東芝のTOB問題も、そういう意味です。この問題の解決は世界から注目されています。

別に「ものを言う株主」が、ハゲタカとは限りませんよ。間違った概念を捨てねばなりません。カタルは、経営再建のプロ集団と言うイメージを持っています。その方が社員も、会社も幸せです。偽物経営者が生き残れる時代とは違います。

総資産経営からROE経営と言うのは、そういう事です。悪戯に内部留保を積み上げることは出来ないのです。世界基準のルールに沿って、公正な競争をすべきです。だからIASと言う「国際会計基準」が整備されています。コーポレートガバナンスは、当たり前の概念です。いやなら…株式を公開すべきではありません。会社の私物化は許されません。

日本製鉄の株価が、妥当な株価になるのが自然です。2000円なんか…どう考えても安いのでしょう。昔は1万円近くまで行ったのです。バブル期に株価1000円に届きませんでしたが…984円まで買われています。再び、生きているうちに…日本製鉄の1万円が見られるかどうか…。まぁ時代は、「鉄の時代」ではありませんからね。でも分かりません。このように日本製鉄の株価を観ても、日本株は変わり始めているのでしょう。総資産経営のNECも自社株買いを実施するとか…。どんどん時代は、世界基準のROE経営に移行しているのでしょう。

だから多少、岸田政権が鈍くても…日本は新しい時代へ向けて歩んでいるのでしょう。この原動力はアベノミクス…つまり安倍政権のお陰です。批判も多くありますが、カタルは正しい選択だと思っています。むしろ、カタルがトップなら、もっとドラスティックな改革を実行しています。こんなに時間をかけませんね。消費税も20%以上にあげています。村社会論は、あまりに「末端の人達」に時代変化を合わせ過ぎています。人生はもっと厳しいものです。

日本製鉄の株価を観ていると、既に「新常態」のイメージが膨らむのです。インフレから景気問題ではなく、既に「新常態を」感じても良いんじゃないか? 

先ほどの、最大の謎の船株の低PER問題は、その為に起きているんじゃないか…とも思う時があります。理由は今期の数字は落ちません。だから9月の配当落ちから相場がスタートする準備にも見えるのです。通常なら日経新聞が「ばら積み船市況」を伝えたので、昨日の相場は安い筈です。でも高かったですね。だいぶ「こなれて」…来ています。基本的に株価水準のステップアップは、下値圏で株を買った人たちが高値圏になった株を利食いすれば…次のステップに歩めます。

その為の条件が「乖離」と「企業業績」です。「大阪チタン」(5726)のようなケースは、仕掛け人の「腕力」で株価が上がっています。仕掛け筋が手を抜けば…株価は下げます。実際に親会社と言うか…大株主の日本製鉄は株価が高いとして、持ち株を利食いをしています。野村証券の裏の取引があったのかどうか…分かりませんよ。何故、大阪チタンを選んで仕掛けたのか? 背景は色んな理由があるのでしょう。部外者には分かりません。

カタルはコンテナ船の市況は、時代背景がある可能性さえ考えています。船だって車と同じように「脱炭素化」を求められており規制があります。その為に商船三井は、新しいフェリーが就航するそうですね。初のLNG・液化天然ガスの「さんふらわあ むらさき」の大型フェリーです。「時代が資金配分を決める」という市場原理もあるのです。

だからカタルは、当初の8月「爆上げ説」から、時間軸を「ずらす」シナリオに修正しました。昨年のトラウマがあるから…今回は逆に働くと思っています。無理をして買うことはないでしょうが…意外高の素地があるのかもしれません。

昨年はあまりに200日線との乖離が大きかったので…やはり時間調整を強いられたという考え方です。一株利益が7000円もあるのに…株価が9000円を割れる川船は、今期から正常な状態に戻ります。たった1期程度で…これまでの累積赤字を、すべて転換させる爆利益です。商船三井なんか…子会社を買収して新造船をバカバカ造っています。日本郵船も同様です。財務内容で劣っていた川船は、既に普通の会社になっています。変化率の観点から考えると、魅力的な株価に見えます。果たして…新常態に移行しているのかどうか…。

一般的に「新常態」とカタルが表現している世界は、SFの世界です。無人の車が往来し、顔認証でお買い物が完結する世界をイメージしています。先日、イオンで買い物をしました。そのスマフォ専用決済のレジは空いており…簡単に電子マネーで決済です。レジ打ちおばさんが消えます。今はスマフォにバーコードを翳して読み取りますが…まもなく顔認証に変化するのでしょう。人間の働く職場の変化です。タクシーもトラックも…運転手は居なくなります。この未来社会をカタルは「新常態」と表現をしていますが、船のコンテナ船運賃もコロナ禍で上がった以上に下がらずに、コロナ前に戻ることはないという考え方です。

新しい時代へ向けた進化の速度は、政策が決めますが…既に民間主導で時代変化が起きています。時代変化を観ている人は、メディア人が中心でしょうが、既にその世界を実感しているでしょう。上がらないドラマ視聴率など…。新しい時代への変化を感じているでしょう。逆に市場は日本だけでなく、世界へ広がります。韓国のBTSの話題を、時々…取り入れていますが…この感覚です。グローバルな活躍です。

ファナックは「息の長い」相場になります。日本人と言うのは、集団行動ですからね。誰かが先頭を走って成功すると「我も、我も…」と追随をします。「赤信号、みんなで渡れば怖くない」バカ集団とも言えますが、正しい方向性さえ掴めば…一斉に動き出します。

だから来年は38915円を奪回する可能性もあります。新しい時代は「アジアの隆盛」をうまく利用している企業に、チャンスがあるのでしょう。このアジア圏は人口は多いのです。東欧とは違います。だから日本は、政策の方向性さえ正しければ…一気に躍進するアジア圏の市場の恩恵を受けられます。

日経平均株価が何故、10万円になるか? 日本は世界中で一番、恩恵を受けられるビックチャンスです。ダイキンはサブスクでアフリカの貧しい人達にも…エアコンを提供しています。アジア圏は暑いですからね。今の2万円台の高株価も納得できます。

今回の「たしかめ算」、米国株の下値確認の「二番底」は9月のFOMCまでの時間でしょう。それまでの時間です。9月21日です。それまでに新安値を取れなければ…確認終了になるでしょう。金利高程度で株価を更に下押すことは出来ないでしょう。ナスダックでは1万1500ポイントが有力だろうと思っていますが、11000前後もあるかもしれませんが、難しいと思っています。もう下げ余地は乏しいでしょう。此方を参考にしましょう。

今回の戻りは意見が二分されていましたから…参加者が少ないのですね。そうして逆に回復相場に乗り遅れた人は大勢いるでしょう。問題がパウエルFRB議長の「トラウマ」です。人間と言うのは失敗を犯すと慎重になります。今回のQTは2018年のトラウマがあったために…カタルは薄利多売買戦略を取り入れて、成功とは言いませんが失敗はしていません。2018年は散々な結果でした。ただFRBの政策手腕に疑問もありますから分かりませんが、仮に間違っても来春には劇的な変化を迎えます。誰の目にも明らかな変化です。

通常、株式相場は半年先の世界を反映していると言われていますから…この下げはビックチャンスなのでしょう。恐れるに足りません。幸い、カタルは今回の「Jトラスト」(8508)はお気に入り銘柄です。前回の下落相場の通算出来高は2000万株ほどです。どの時点を「下げ相場」(調整局面)のスタートとするか…は、意見が割れますが…既に十分な水準になって来ました。一日、ずらせば…あと300万株ほどです。今週が分岐点の可能性がありますね。

昨日、635円でも僅かですが買いました。本日は昨日は半端で買えなかった100株を、既に635円で買っており、公約通り630円~下に600円まで買い物を用いてあります。明日は木曜日ですから、金曜日から少し指値の水準を上げるかもしれません。年末年始の相場は久しぶりに燃えてきました。本当はもう買いたいのです。でも1日から出かけますから…念には念を入れ…我慢をしています。

Jトラストの日足推移

調整局面の累積出来高の話ですが…少し加筆しましょうか…。前回は6月16日の4006000株~下落波動に移り…7月4日の安値までは1581万株の累積出来高です。下値の揉み合いもいれ7月15日にすると…合計の累積出来高は20052900株です。8月18日の高値を基準にすると昨日までの累積出来高は19267300株ですから…まもなく転換期となります。これを高値ではなく1日ずらすと…もう18日の出来高の353万株が必要になります。

だからあと400万株程…調整期間で出来高を消化すれば…今回の調整場面も終盤と言う考え方です。勿論、この思考は「穴」もあります。上げ過程の出来高が違いますから…それを考慮すべきかもしれません。更に過去のトレンドですね。時間軸は余分にかかる可能性もあります。でも前回と違い今回は昨日まで出来高が100万を割れていません。つまり企業業績の変化を知っている人もいるから…参加者が多いのでしょう。その分…上方乖離も開いたままです。

ハイ、今、630円の指値が買えました。寄り前に出していた指値です。出来高は55万株と少なくなっていますね。今日は何処まで買えるでしょう。全体株は127円安に戻っています。基本的に仕掛け人次第です。僕らはまだ無理をせずにノンビリやりましょう。そんな訳で…本日はこれでお終いです。

明日は朝、早く出かけます。だから書くとしても短いものでしょう。そうして9月2日金曜日は、お休みを頂きます。3日は夕方に帰ってくるのかどうか…よく分かりません。よって3日も一応お休みにしておきます。場合によれば…夜遅く…アップするかもしれません。遅い…夏休みを頂きます。

まぁ感覚的に…そんなに怖い下げではありません。でも基本は来月のFOMCまで…何を仕掛けても無駄に終わるでしょう。基本的に1か月程度は「市場要因」の劣化により、大きく育つ株はないでしょう。今は基本的に下値固めの段階でしょう。カタルは、この下げている「Jトラスト」を推奨しています。100株程度買って置けば…「年末年始の相場」が楽しめるでしょう。625円も買えました。この売り物が64900株あります。

Jトラ(8508)の板気配

あれ?消えました。誰かが買ったのかどうか…ちょっとわかりません。でも良い傾向です。まだ…71万株しかできていません。もうひと下げあるかもしれませんね。果たして…どうでしょう。あの日の初値は618円です。そうして597円まであって「ストップ高」です。620円も買えるかな? まぁ追証だけが心配ですが…世の中は、何とかなるでしょう。それでは…また明日。



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