相場の焦点は、「何処に」あるのか?
常に…自分が「明確な目標」を持ってないと「相場の面白さ」が分かりません。通常、馬券を買う時には、事前に馬のデータや調教など…を始め、前のレースなどを観て「勝ち馬」を予想します。株式相場も「似た面」があります。自分の持ち株以外に、どの人気株の動きが元気かどうか…。常にいくつかのポイントを観ると、全体相場の行方が読めるようになります。
例えば…売買動向のデータを観ても、その行方が分かるのでしょう。
カタルは「クイック」の此方の報道を観て…今の相場の主体者別の動向を直ぐに感じました。このグラフでは、「個人投資家」と「海外投資家」の売買だけを報じていますが、それでは誰が…日本株を売ったのでしょう?
カタルは前から「リバランスの動向」を伝えていますから、考えられるのは「法人売り」です。それも信託銀行経由の「金融法人」でしょう。だって…投資信託やファンドの多くは信託銀行が、その玉の管理をしています。
そのような知識が、事前にあるかどうか…により、相場の観方も変わります。
実際に、この資料ではなく、別の資料を観ると…如何でしょう。やはりそうですね。この資料は長く…「トレーダーズ証券」が提供していますが元は「東証」が発表したものをまとめた資料でしょう。
カタルが警戒をしている「リバランスの動き」が、これを観ると…よく分かります。違うのは…海外投資家の動向です。実は、昨日「作った資料」を観て、「決算期のトラウマ」は、あまり「気にする必要がない」かも…しれないと感じています。
その理由は過去の「裁定買い残」が4兆円も超えていた時期があったのです。カタルは最近このデータを考えるようになり、皆さんに紹介していましたが、これまでは、1兆5千億円前後がピークラインでしたから、2兆円を超えるとかなり多いのかもしれないと…考えていましたが、期間の長い資料を観て、自身の間違いに気付きます。この意味を、皆さんがどれだけ理解できるかどうか…。それにより「相場観」も変わるのです。
良くカタルはチャートを観て…時間軸を変化させたチャート。つまり期間の長いものを観ると、「株価のトレンド」が分かると述べています。野村証券の今の株価の「株価位置」は確かに…高値水準です。日足を観ると…そうです。
しかし視点を変えて月足を用いて観ると、今の株価は「下値圏」の「ボックス離脱」にも、見えます。自分が、どの視点で株価を観察しているか?
この事は、非常に大切です。なにも自分の「観方」が、いつも正しいわけではないのです。仮に自分の考えが正しいなら…もう使いきれないお金を持っている筈です。でも実際は、カタルと皆さんは…「五十歩百歩」でしょう。そんなものなのです。
事前に、「明日の相場」を予想して、相場のキーマンたちを観察します。
「さくらインターネット」(3778)は、市場人気の「雄」でしょう。少し前は、常に「レーザーテック」(6920)が、人気の的でした。しかし半導体人気も峠を越えた印象があります。あくまで「目先の話し」なのですが…。だから日経平均株価の指数もこの水準を維持できるか、どうかに…かかっています。
今の相場の焦点は「野村証券」(8604)の株価であり、やはり「TOPIX」の指数なのでしょう。あとは…「横の広がり方」です。
「一本調子」の人気と言うのは、あり得ません。どの株も必ず、「休みます」。乖離調整は絶対に避けられません。しかし高い乖離を維持しながら…株価が更に騰がるものがあります。「さくらインター」は、大きな「亀裂」を入れました。通常は、先の高値を超えられません。しかし…絶対にないとは言えないのです。
でも「野村証券」も「大きな亀裂」が入りましたが、短期での回復です。980円を抜くための「ガス抜き」の可能性があります。カタル自身、900円台の戻り相場で、最後の2000株を利食いしています。通常は…こんなものです。
おそらく…先の3月7日に付けた幻と言うか…「瞬間的」に買われた947円を抜く可能性が高いのでしょう。やはり…当初、考えた2013年の安倍政権の「政策転換」で付けた最高値の980円を抜くのが、やはり「筋」なのです。
このように、一度「ガス抜き」を演じると…ヤレヤレの売り物が重なり、その売りもを買う海外勢の種玉になります。一気に4桁奪回の可能性が出て来ました。
一度、3月7日の947円から…3月12日に866.6円まで株価を「振っている」からこそ…一気に、高値を取れるのでしょう。今度は、この押し幅の「倍返し」947-866.6=80.4ですから947+80.4=1027.4円が「目標株価」になるのでしょう。
場合によると…人気次第では…「3倍返し」の947+80.4+80.4=1107.8が可能かもしれません。まさか…と思うでしょうが、それが株式相場です。
この野村証券とTOPIXなのでしょうが、流石にTOPIXを押し上げるほど…資金の流入があるとは思えませんが、「富士通」(6702)も「日立」(6501)も強いままです。「キヤノン」(7751)なんかも…良い「休み」を演じた程度に見えます。
カタルは、昨年のような…5月の「爆上げ指数」の展開を今年も予想しています。昨年のスターは「アドバンテスト」(6857)でした。今年は、何が「スター株」になるのでしょう。野村証券が、一気に1200円ラインを目指しても…別に驚きません。
半導体ではない、何か大型資本の銘柄が、「大きく人気になる」可能性があります。
「重工」(7011)も候補株の一つでしょう。まさか…とは思いますが、入ってくる資金量によっては…超大型資本の「NTT」(9432)なんかの「過剰流動性相場」まで、視野に入れる必要があるのかもしれません。
だって…考えてください。「兆円」単位のリバランスの信託銀行系列の「売り物」を買い取り、更に株価は上昇をしているのです。余程…大きな資金が流入している可能性まで考えねばなりません。
つまりこんな感じで…カタルは相場を先読みしましたが、瞬時に、このようなシナリオが頭に浮かんで相場を観察する人間と…ただ、自分の持ち株だけしか見てない人間との差は大きくドンドン開きます。
だから金持ちは「無限の資金」(兆円単位)を手に入れます。通常の生活で10億円もあるなら…そのお金は、なかなか使えません。その多くは、みんな若者ではなく年寄りなのです。晩年の…70歳になってから、お金を手に入れても、あまり意味がありません。
金なんか…意味がないのです。
本来なら…「トヨタ」(7203)が1万円相場を付けるような相場ですが、なかなか経営者に恵まれません。米国のボーイング同様に、「トヨタの凋落」にも見えます。大型株が場の中心なのですが…当然、個人好みの小型株も「おこぼれ」があります。
その最先端を歩んでいるのが「ジェイドG」(3558)なのでしょう。まだ「出番の条件」が整っていませんが、その段階で、既に、この動きです。やはり強いのです。下値を待っていても…「買えない可能性」も出て来ました。
それ程…全体相場が強いのでしょう。必ず、出遅れ修正になります。その時は「ウハウハ」状態になるのです。
まだ野村証券は980円を奪回していませんから、もう少し新興株の出番は、時間があるのでしょう。このように様々な銘柄の市場が付ける株価を観て…その関連性を「紐解く」のが…「市場の整合性」の考え方です。
相場と言うのは事前に「流れ」は決まっています。その流れが、いつ訪れるのか?
その「時間軸の選択」が難しいのです。仕方がないから、可能性のある株を先回りして、時間を待つことになります。航空機関連株は、その事例の一つです。何れ…必ず、株価は騰がるのです。しかしボーイングの90日間もあるし…その動向を観ないとなりません。
「BASE」(4477)も、もう相場があるのは「決まっています」
誰がBASEの首に、「鈴」をつけるか? 全体相場との兼ね合いを感じながら…タイミングよく仕掛けると、相場は「決まります」。伊達に…「さくらインター」が「バカ株」になったのではありません。昨年からの下準備があるのです。
皆さんがワイワイ言う段階は、もう相場の末期です。事前準備の段階で「玉を揃える」のです。あとはノンビリと…「お手並み拝見」です。
僕らは黒子に徹して…ジェイドGの下値を「丹念に拾って置けば」…それで良いのです。簡単でしょう。株式投資なんか…。
素質のある経営者、時代にマッチしている銘柄の雄を事前に買えば良いのです。
馬鹿だけですよ。「さくら」のような株を高値で買う輩は…二度とお目にかかれない株価でしょう。BASEだって3年、いや4年かな? カタルはバカ株と評価していました。でも1/10以下になって…ようやく「地相場」になったのです。
今度は、その株を空売り? 馬鹿じゃ、ないのかなぁ~と思います。素質があるから高値になったのです。市場の「高根の花」になるのは、伊達になれません。やはり良いものを持っているのでしょう。世の中には「常識」がありますから、その常識に沿って…ノンビリ構えましょう。そんな事で、本日はこの辺で…。
今の時間は10:13ですが…この時間帯でこの動きです。しかも板上のバランスも、高値とは思えません。これが…「ガス抜き」の意味です。
それでは…売りましたから、また947.1円以上になったら1000株だけですが「成り行き」(1000円まで)で「野村証券」を買いに行きます。名目時代は高値を更新したら…常に売りではなく「買い乗せ」なのです。
折角、カタルが丁寧に…「相場を解説」していますから、無駄にせずに、皆さんは早めにカタルの50年間の知識を習得しましょう。
毎日、読めば…あなたも、カタルも「あちら側」…またね。