アーカイブ:2024年3月

3/15

読者からは「ローランドDG」(6789)のMBOに対する…「ブラザー」(6448)による「敵対的買収」に対する「話題」を提供して頂きました。そのメールには、経産省から「企業買収における行動指針」の通達がリンクされていました。どうも情報提供を頂き…ありがとうございます。

この中で…「買収と深く関係するコーポレートガバナンスについては、二つのコード(コーポレートガバナンス・コード及びスチュワードシップ・コード)が定められ、社外取締役の比率は大きく上昇したが、実質化は道半ばである。中長期的な企業価値や資本効率の向上への意識は高まっているが、PBR が1倍を下回る上場企業が他国と比較して多い状況にある。複雑化した経営課題へ取り組む企業の戦略として、M&A が活用されることがこれまで以上に期待されている」との下りがありました。

基本的に…日本は「親方、日の丸」の国です。故にこのように、日本国が政策転換をしているために、今年に入り…「海外勢」が大きく反応してきたのです。やはり岸田さんは「合格点」ではないかと思っています。当初は「新しい資本主義」? 「なんの事じゃ…そりゃ、」と言う印象でした。しかし最近は、なかなかどうして…まともな「政策運営」だと思っているのです。日本が市場原理に目覚めている現象は、巷に溢れてきました。

昨日も「セブン&アイ・ホールディングス」(3382)で述べましたが、本日の報道ではこんなものがあります。先日の「日本航空電子」(6807)のMBOに対し…疑惑の報道がありました。この報道された「NEC」(6701)も「ルネサスエレク」(6723)を売るなどして…効率化投資を迫られています。

このような現象が、時代の「社会変革」を促しているのです。基本的に日本もグローバル論理に移行しているのでしょう。明治維新は、江戸時代の「鎖国制度の不備」を突かれ…社会改革が起きたのです。同じことが、現代社会でも起きているのです。

今は、江戸時代から明治維新に起きた社会変革と「同じ現象」に、カタルには思えるのです。鎖国制度の開放を求められて「ペルーの黒船」が浦賀に来航し…江戸幕府の崩壊に到ります。同じことです。

早く…「新しい社会」へ、対応したものが勝者になります。いつまでも「武士は食わねど高楊枝」…と昔の時代に「拘る生き方」は、無駄な抵抗でしょう。近年は、どんどん株主還元も進んできました。

配当性向だけでなく…自己資本配当率(DOE)の基準も設ける動きが「大林組」(1802)などにも出ています。この背景は「ものを言う株主」の存在です。正しい認識を持って株式投資に臨むなら「鬼に金棒」でしょう。だから「野村証券」(8604)の株が上がって来たのですよ。

自分自身に「しっかりとした」時代認識が備わってないと「投資姿勢」がブレます。自分が何を狙って…「株式投資」を実施したのか? よくその背景を理解しているなら「株式投資の面白さ」が、 どんどん深まります。

この主眼に乗っている経営者は「ジェイドG」(3558)の田中君です。本日も100株だけですが、寄り値の2577円で買い増しをしました。あとは「後場寄り」で買います。

この2週間の平均買値は約2600円前後のようです。実は会員の皆様とともに…年末かな? その時にも、同じような運動をしました。その平均買値は約2000円でした。この差額600円は、会員と一般読者の購読料の違いでしょう。無料の人は、多少の割高なのは否めません。

しかし何れ…株価は3500円程度になりますから、その時になるなら…今買った株を現物にすれば…担保率は8掛けですから…2800円以下なら信用の株を現物に直すと…効果が発揮されることになります。今回、読者の皆様と供に…株を買った2000株は「未来の肥やし」になります。

やはり売れましたね。野村証券の話です。

米国株が下がったので、影響を受ける可能性もありましたが…短期運用の残り2000株は910円で売却出来ました。これで短期運用でも850円前後で「買い増し」をした玉も、一旦は完売です。あの時は、合計で12000株を拾ったのです。残る「雪だるま投資」の部分は、そのまま保持しています。

カタル自身、よく分かりませんから「両睨み」の戦略です。ただ既に若干ですが…裁定買い残が減ってきています。基本的に海外勢の先物買いの現物売りは、「峠を越えた」可能性があります。

裁定買い残の推移

更に、残された「リバランス」の動きですが、信託銀行の売りは続いているようです。基本的に、この売り物が海外勢に収まるかどうか…が分かるのは、配当落ち後になるのでしょう。故に…高額配当の「日本製鉄」(5401)の値動きは注目されます。別に…ノンビリ構えれば良いのです。

「日本製鉄」(5401)の 日足推移

目先に拘らず…配当を貰うだけでも4.5%程度から5%ラインなのです。PBRも1倍を割れており0.78倍です。こんな株価水準で日本の株が「下がるわけ」がありません。経産省の通達を観ても分かります。自分が確りした時代観を持っているかどうか…此処の違いです。

今日はジェイドGの話しでしたね。

「スーパー・マイクロ・コンピューター」(SMCI)の 四季報数字

昨日述べた米国株の「スーパー・マイクロ・コンピューター」(SMCI)の事例を観てみましょう。その四季報の業績推移は此方です。如何でしょう。カタルは、このような売り上げ規模が「倍増するケース」は、絶対に見逃さないようにしようと思っています。

「スーパー・マイクロ・コンピューター」(SMCI)の 日足推移

今回のジェイドGを高値圏になっても、更にこの高値でも、株を買い続けているのは、その理由があります。この米国株のスター株のSMICも売り上げが倍増しています。だから大きく株価は上がったのですよ。

同じことを「ジェイドG」の田中君は、マガシークの買収によりGMV (Gross Merchandise Value=流通取引総額) が、300億円が600億円規模になると述べています。「SMCI」と…全く同じことが「此処から始まり」ます。

だから「雪だるま投資」をするなら、株価は2倍、3倍なんてもんじゃ…ない成長を示す可能性があります。よく株式投資を知っている人は、売り上げ規模が100億円を超えた段階から注目を始めます。

皆さんは、ゴミくずのような売り上げ規模の10億~50億円ラインなどの屑株で、成長率云々の話をしても、あまり意味がありませんが…100億円ラインから上の数字になると、多くのファンドは、ようやく…注目し始めます。ここから、どんどん…世界のファンドが「買い参加する」スタートラインなのでしょう。

そうすると…田中君への取材も増えてきます。メディアに登場する機会も増えます。この段階で「ピエロ」を演じることが…出来る人間が「世に出る登竜門」になります。

ソフトバンクGの孫さんは、昔の株式説明会で…豆腐の1丁、2丁の話ではなく…利益の1兆円、2兆円の話になると公言していたのです。これは嘘ではなく…「本当の話」です。たぶん過去の会社説明会で述べている回があるでしょう。ZOZOの前澤友作さんも面白い男です。最後は、「経営者の資質」で、会社の未来の株価は決まります。この登竜門まで辿り着いても…ここで脱落する奴も大勢います。

折角、良い素質を持っていた「グリー」(3632)の田中君ですが、同じ田中でも大違いです。確か…日本通運の人間かな? 財務の専門家を招き…「保身の道」を歩みました。

ソフトバンクGの孫さんと、同じ時期に…世に出て来た「光通信」(9435)の重田さんは、彼独特のカラーを持っていますが…この登竜門の部分で「異質の世界」を築きました。まだグリーの田中君より、ずっと上ですが…やはりソフトバンクGの孫さんと比較すると、今、ひとつの社会評価です。

最近のフライイング気味のヤフーの掲示板への書き込みなど…面白い素質を持っています。何しろ…学生時代の繋がりがあるのか、どうか分かりませんが、あの「伊藤忠」(8001)と言う大商社を動かすのです。

伊藤忠は「繊維の商社」とも言われ、アパレルにも強いのです。俄然、面白味が増します。なかなか…田中君、本人から「離れがたい」器の人間なのです。やはり株を買うかどうかと言うのは、サラリーマンではなく「オーナー社長」の魅力です。皆…そうですよ。「京セラ」(6971)の稲森さんも…「ソニー」(6758)盛田さんも、創業者が大きな会社に育てています。

長い企業の成長過程の中で…売り上げ規模が倍増するのは、滅多にないことです。ここは彼に、自分の「お金を託す」のが筋でしょう。カタルは既に7000株を現引きしましたが、残り3000株は株価が3000円を抜けたら現引きして…株価が3500円になるなら、今回買った2000株を現物に変えます。

彼が頑張るなら、株価は上がりますから…カタルは高値になっても、また株を買うでしょう。常に「買い増し」をするバフェット戦略です。目先の小銭の100万、200万はどうでも良いのです。ここは田中君と共に…「未来の夢」を、一緒に見たいのです。楽しみな…2年や3年の短い時間です。ノンビリやれば良いのです。

「BASE」(4477)の日足推移

目先は、本日もBASEの310円を2000株だけですが、また「買い増し」をしました。勿論、下値の307円、305円、300円にも買い物が入っています。まもなく…2000株ではなく、5000株か…1万単位で株を買う事になるかもしれません。しかし今は、まだ…「慎重姿勢」を堅持しています。

ジェイドGを100株ずつ買う行動は、本日の「後場寄り」が最後ですが…別に株価が下がるなら100株は、面倒ですから…1000株単位と言いたいのですが、まだカタルの力量では500株が「限度」かな? 下値なら株を買います。

早く…この「気軽に注文」をする額が「1万株」単位になるなら…もうこのレポートも卒業式です。はやく…早く…こっちの寿命が尽きますよ。

そんな事で本日は、この辺でお終いです。また明日。



amazon.co.jp 全品に拡大 無料配送キャンペーン実施中!詳細はこちらをクリック。
2024年3月
« 2月   4月 »
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31  
株式投資関連の本