デジタル時代とGDP

本日は「ロコンド」(3558)の売買に絡み…「スイング投資論」を解説しようと思いました。現物投資では2倍にしかならない成果ですが、上手くレバレッジを掛けて信用取引を利用すると5倍になり、更に…その上の上級編としてスイング投資という「架空の机上論」が出来るなら…なんと現物投資では2倍にしかならない成果が25倍になると言う投資方法です。

ただ実践家を自称するカタルにとり、こんな架空の話を書くことが正しいのかどうか…という疑問もあります。でもこの過程で最も知って欲しいのは、「相場は簡単に終わらない」と言う景気循環論であり、成長株理論と言うものの考え方の補完になります。だから何れ解説しましょう。

この両者の考え方は既に…一般化しています。通常の景気循環でも、2年から3年程度の「上昇相場」は続くし、上手い経済運営なら、基本的に米国株のように株は上がり続けます。その過程で、数々の成長株が生まれて来ます。

日本はようやく…「実質経済」から「名目時代」への扉を開けようとしています。

本当は…日経新聞が名目時代への転換と言う分析を、一面に大きく掲載して、何度も、何度も…日本の経営者を「洗脳する」必要があります。ですが…彼らにはその意思がないと言うか…非国民です。

官僚派閥のなかでも「清貧思想」に染まっているグループの仲間です。当然のことながら、内部には名目時代を支持する考え方も存在しますが…今の所、勢力図は清貧思想論者が勝ります。理由は…公務員の生活だからでしょう。

赤字企業に融資をしないと言う…極端な金融政策を否定せずに、バブルの後遺症に怯え続け…「間違った政策」を後押ししてきました。だからベンチャリは消えて、ダヴィンチも消えたのです。カタルが40億円を失った最大の読み間違えは…この政策への配慮がなかった為です。

カタルは、いつも性善説を採用します。こう…「あるべき論」を頭に描き、それに合わせた行動を取ります。だから全体の株価が上昇をするなら…と言う条件付きですが、年間2倍程度の目標なら達成できると思っています。

あの時は実際に3億円の預かり資産を僅か3年程度で…実際に40億円まで拡大をさせました。故に顧客の資産は、軒並み10倍以上になったのです。しかし…結果は失敗をしましたから、偉そうに言えません。その過程でカタルは様々な事を学び…皆さんには、カタルのような失敗をしないように伝えています。

本日は昨日の日経新聞の夕刊で、カタルが語っている「MAGA相場論」の正しさを後押しする論説が掲載されていたので、急遽、スイング投資の解説をやめて、この論理の補完作業をします。

非常に素晴らしい記事なので…昨日の日経夕刊の「十字路」で中前さんが書かれた「デジテル化でGDPは増えるのか?」を読んでください。此方です。

この解説は今、世界中で起っています。だから物価がなかなか上がらずに…「MMT理論」が生まれ…更にカタルが支持する「ベーシックインカム論」が生まれています。言葉の解説はコピー&ペーストをして、ネットで自ら検索して理解を深めて下さい。

株で儲けるためには…経済の基礎知識が必要になります。

物事の成り立ちは…「起承転結」です。一つの現象が、様々な現象に波及して行き、その流れが広がると…一つの「潮流」が生まれ時代を更に動かします。アップルがiPhoneを発売したのは2007年の1月です。僅か13年間の時間での出来事です。その間に、我々の暮らしは、どう変化をしていますか?

今では…すっかりキャッシュレス時代になっており、何れ、マイナンバーカードもスマフォに組み込まれるでしょう。更にカメラ認証が一般化して、いちいちキャッシュレスも利用しないで「顔パスの時代」が標準化されると思われます。僅か10年で…時代は激変して行きます。この流れは加速しますよ。AIやスパコンが人類の進化を加速化します。

カタルは今回のコロナ禍で…、一気に、この流れである「DX投資」が進むと思っています。だからこそ…何度もユビキタスを買って、チャレンジをして失敗をして売り、これを繰り返しているのでしょう。

此方の現象(割安株の修正)は…春頃の開始かな?

カタルが自動車部品株の「異常な安さ」に気付いたのは…「蛇の目」の株に関心を持った時期です。この株はレポート推奨をしませんでしたが、コロナ禍の時に…一人だけ、偶然、その時にメールで質問をされた読者に、本日は「蛇の目」がリストアップされ…この株はたぶん上がるだろうと述べていました。

バフェットは、たぶん…その頃から日本の商社株を買っていたのでしょう。事実、カタルの読者のお金持ちは、その当時、たぶん数億円程度、商社株などを買っていたのでしょう。何も…バフェットが、優れているのではなく…自分の頭で、日本株の有望性を考えると…カタルが「利回り裁定」を述べて、三菱UFJの「底入れ宣言」をしていた時期から…この路線は、既に決まっているのです。要するに…時間推移が読めないだけです。

日米の益利回りなどの推移

読者から教えて貰った…武者さんは、なかなかですよ。今回のレポートに、その論理的な背景を解説しています。此方のグラフです。長期のデータを使っているから、彼はたぶん…カタルと同じ日経平均10万円説と言う強気目標を掲げているのかな?…と思います。この資料はバフェットが商社株を買った基本部分の考え方である、「益利回り」の推移を表したグラフです。

でもテレビで使われている馬鹿評論家は、目先の解説も上手く出来ていません。所詮は素人の集団です。カタルもこんなレポート稼業から。早く足を洗いたいものです。カタルも昔…良く、この「益利回り」の話しをしていました。でもいい加減に呆れる時間が経過しています。

ようやく…バフェットが日本の商社株と言う「出遅れ」の「安全で安心」のバリュー株を大量に買ったことで…世界のお金が日本に流れます。これは…まだ確認をされているのではないのですが…カタルの勝手な観察ですよ。先読みです。

だから「名村造船」も、金曜日に大幅高しています。カタルは早くから…このグループの割安感を指摘して、自動車株が中心ですが…買っては投げ、買っては投げて、タイミングを計って来ました。ようやく…自動車のS君は、カタルが売っても…株価は下がらずに髙くなっています。

先日「未来の宝」のS君を1250円前後で買って、一旦は株価が上がったので200円幅程度で利食いをしましたが、そのあとは…株が下がらずに推移しました。仕方なく…売った株価より高くても…1500円と1520円で買い直したのです。

そうしたら昨日は、なんと…1700円弱でした。でも200日の移動平均線は、これだけ株価が上がっても…まだ200日線は1820円なのです。

何も乖離調整が上方乖離だけではなく、下方乖離の修正もあります。だからカタルは会員レポートでその事を語り、「未来の宝」と名付け…会員に紹介をしました。でもこの手の株は、通常は…株価の上昇波動が長く続きません。何故なら…200日の移動平均線は下降を続けており、まだ…本格的に買う段階ではありません。

この話は、実は面白いですよ。

ユビキタスは、既に早くに200日線が上昇に転じています。実は…ロコンドが一番早かったのです。そうしてソフトバンクもそうです。カタルが「会員料金」を出すために、ソフトバンクを推奨したのが、今年の3月の自社株買いを発表した時です。

でもメディアは、何と言っていましたか? ムディーズなど…馬鹿機関はソフトバンクを散々に…その頃は叩いています。WSJもそうです。でもその後…どうなりましたか?

ソフトバンクの日足推移

カタルが述べた以上の成果が生まれています。この株だけやっていても良かったのです。あの3月の時は、まだ200日線は下降を続けています。そうして実際に200日線が上昇をしたのが6月の下旬でしょう。今、確かめました。6月5日の4529円が底で6月8日に転換しています。そのチャートを付けて置きます。この話は「スイング投資」に絡みますが…本日は論点がずれるので、此処で止めます。

兎に角…皆さんに分かりやすいように説明をしようとすると、あっちの解説も掘り下げ…こっちの解説も掘り下げる必要性があります。プロ同士なら…こんな基本的な解説は必要ありません。

S君を、何故、利食いしたか? この「未来の宝」と名付けた意味は、自転車のシマノからの発想なのです。自転車のシマノは、今回のコロナ禍で恩恵を受けるとして…高株価が維持されています。

実は時代が変わると…このS君も、このシマノの様な株価になる可能性がある銘柄です。それほど…経営者の資質は、ナカナカなのです。この不況下で設備投資をしているのです。だから1万円台に駆け上がる素質を秘めています。

カタルが「未来の宝」と表現をして、会員レポートで伝えています。でも…今は駄目ですよ。未来図の時間の流れを把握できていると…未来に上がる株は、既に、決まっているとカタルは常々…皆さんに述べています。

「市場の整合性」を完璧に理解できるなら、当然の帰結です。

この市場の整合性を理解する知識の補完作業として、昨日の日経新聞(夕刊)の十字路で述べた中前さんの解説が重要なのです。このようなバックボーンの「基礎知識」がないと…市場の動きが理解できません。何故、その株が、この時期に上がるのか? 何故、半導体のSUMCOの株が、なかなか上がらないのか? 

本日の日経新聞には、カタルは謎としていたDXI指数の事が載っています。この背景が解説されています。米国のトランプがファーフェイ苛めをしているので、仕方なくファーフェイは、スポット市場で半導体を調達していると言う解説です。たぶん…本当なのでしょう。でもこの解説は、ある意味で間違っています。こうカタルが語り…次にカタルか解説する意味を直ぐに連想出来たなら、既に、かなりの「通」です。もう株式投資で、必ず儲かる段階のレベルでしょう。

もともと世界景気が動き出していますから、そろそろスポット価格が上昇してもおかしくなかったのです。つまりそのタイミングとSUMCOなどの株価の上昇のタイミングが、どの程度の「タイムラグ」があるかどうか…。必ず連動する筈ですが…この動きの整合性を見るわけです。

この中前さんの話は、なにも…彼、独自の物ではありません。

彼は、市場にある様々な意見の一端を紹介しただけの話しです。カタルがMAGA相場論を述べ、既に国家の概念は消えていると言う未来図を語っています。その知識の補完にある重要な現象です。 そもそもAIやロボットが発達すると、人間の「職」(職業)の大半は、消えて行きます。そうすると…人間の価値観が大きく変化をします。

だからカタルは「物の時代」ではなく、「豊かな時間」を与える産業が、大切だと述べています。ゲームでも良いですね。映画でも良いし…芸術の価値観がさらに…どんどん高まります。

カタルはこの考え方を、既に実践をしています。株式市場の「成り立ち」を理解できるようにカタルは市場を解説しています。

会員の方には、今回はチャート論を中心に解説していますから、一般読者の人も、その流れを汲んで…一緒に述べています。 200日線の傾きの意味や乖離調整の意味を解説しています。

その会員料金でカタルは生計を立てています。皆さんから頂く、料金に見合うように…3月の時に、このレポート代金を出すために、ソフトバンクを100株買えば…カタルレポートの会員料金は出るだろう…と述べて、ソフトバンク株を実際に推奨しています。

つまり…相場を、より楽しむためには、深い理解が必要です。

ところが…「値動きが信条」のイナゴ族は、このような基礎的な学習が出来ていませんから…あれほど優れていた小手川君も、市場から足を洗いは…(大げさかな?) あの金額になると、運用が一段と難しくなります。せいぜい数億から10億円台のレベルでしょう。だから、彼は「己を知っている」から、不動産投資に向かったのでしょう。やはり彼は優秀です。己を知っているのです。

株式市場の「成り立ち」を知ると…より一層、株式投資の時間が楽しくなります。

何故、様々な指標が上昇しているのに…株価は、まだ反応をしないか? この株価が上がるなら、この株も、「必ず上がる筈」と言う観察が、成り立ちます。

カタルはニチイ学館のMBOを観て…直ぐに「ツクイ」を推奨した意味も理解できるでしょう。まぁツクイだけが上がっている訳ではありませんが…日本では、団塊の世代が続々と介護時間を迎えますから、何れ、時間の経過で「ツクイ」株の4桁は、もう決まっています。このような「市場の整合性」の意味の理解が深まります。

この「市場の整合性」を更に、理解する為に、中前さんのデジテル化がGDPを増やすか?…と言う話は重要で、この考え方を発展させて、自分自身の基礎知識を補っておかないとイナゴ族のレベルから脱出できません。

証券マンは、絶対に不可欠な知識です。顧客に説明を出来ないセールスなど…意味がありません。その為に、此方のレポートをお薦めします。

この学説は、昔からあります。 GDPの価値観が既に一般の基準から時代錯誤し始めています。MAGA相場論を正しく理解してないから「ハイテク株」批判になります。何故、アップルの時価総額が200兆円を超えるのか? この背景には、何が働いているのか?

最近、時々述べているNYダウは、アップルの株式分割を背景に…入れ替わりました。そうして…あの「エクソン」が「セールス・フォース」に敗退したのです。この時代の流れが、理解できますか? カタルは、この入れ替え作業を観て…直ぐに「DX投資のT君」を選択して、会員に事前に伝えています。そのT君のチャートを付けようかと思いましたが…まだ会員の方で買ってない人が居るかもしれませんから…来週に、もう少し踏み込んで…解説をしましょう。間もなく菅政権が誕生して…そのテーマになります。スカラもそうですからね。でもスカラは未だに200日線は下降波動のままですから、少し時間が掛かります。

このT君は、一番ではありません。

しかし先駆するリーダーは、既に世間から「確立した評価」を受けています。その話を来週は、しましょう。カタルだって分かりませんよ。でも経済の「雁行型」と言う考え方は、絶対的な論理です。

リーダーが時代を先駆して成功をすると、我も、我も…と真似を始めます。そうして第二のリーダーが誕生します。自動車産業を見ると分かりますよ。昔のトヨタはGMの後塵を拝していますが、今では、このGMを凌駕しています。しかも2番手のみならず…市場規模が大きいと…第3、第4のメーカーも…食えるようになります。DX投資の市場は非常に大きな規模です。政策は「DX投資」支援に動きますから、一気にこの動きは加速します。故に、利益は加速度的に増えます。

昨日の中前さんのGDPの減少は、当然の帰結と言うか…時代の流れでしょう。

是非、これからの時代の基礎知識を補っておきましょう。もう一度iPhoneの誕生は2007年なのです。時間の推移は、あっという間です。市場は、現実に「先駆け」未来を先取ります。だから…市場が、ユビキタスの経営方針である「IoT」の「未来の希望」を買うか、どうか…。が「市場の整合性」を考える上でも、重要なのです。それでは…また明日。

やはり…分かりやすい解説に努めると…長くなります。ゴメン。



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