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全体相場の中心は「出遅れ物色」に移っているようです。あまりに理不尽な株価まで売られた株価修正が起きているのでしょう。カタルは知らなかったけれど…読者からのメールで分かった「川崎汽船」(9107)などは、長く…割安株との位置づけの銘柄でした。今は手持ちだった資産を新会社に移行させたのでしょう。

一時、小手川君が、かなりの株数を保有していた時期があります。彼は非常に優秀ですが、「失われた時代」の意味も「デフレの関門」の意味も理解してなかったのでしょう。バフェットが買った商社株も、ようやく…株価波動が変化する条件が整っています。「石油資源開発」(1662)と共に割安株の部類です。

三菱商事(8058)の日足推移

たぶん…この200日線より上に位置する株価から、200日の移動平均線の「傾き」を変える株価波動に変化するのでしょう。

カタルは、この200日線移動平均線の「傾き」が上昇に転じてからが、本番の株価上昇期と述べています。例えば三菱商事は、未だに200日線は下降を続けています。株価は底入れしていると思われますが、基本的に資源関連のウェートが高い株は、このような時間の流れなのでしょう。半導体に遅れるはずです。

千代化(6366)の日足推移

此処では、カタル銘柄だった千代化のチャートも、ついでに見ておきましょう。カタルの感覚では、遅れて登場します。ようやく株価が浮上する環境が整って来たという印象を持っています。

もともと…金余りによる株価上昇は、どんな株も「総花的」に底上げをします。要するに最後は内容に関係なく…株価が安いと言うだけで、株が買われる要素になります。

金余りの特徴的な相場で…「低位株の物色」があります。 株価が安い株が狙われるのです。バブル期は1000円以下の銘柄が消える相場なのです。 その「ハシリ」が…何処かで観られると思っています。故に、会員レポートでは、低位株の「B」君を参考銘柄に掲げたのです。何も…リモート教育だけではなく、そういう狙いが背景にあります。株価は100円を割れています。

昨日、泣きを入れた…ロコンドの寄り前の気配値は髙かったですね。 2250円前後でしたが実際は2225円で変わらず…でした。今までは大幅安の翌日の…寄り前の気配値が大幅に安く…実際の寄り付きは気配値より、高く始まっていましたが…「真逆の現象」に変化してきました。やはり需給バランス面で、変化が生まれている様にも感じますが、まだまだ分かりません。

田中化研は、大人気になっています。今頃、始まるのに…、何をやっているのか? カタル君です。折角のチャンスを、活かしていません。この株なんか…を見ていると分かりますが、タイミングの読みは難しいでしょう。要するに…上がる株の「要素」を持っているが…いつ相場が始まるか? …の問題です。

カタルが選択する株は、必ず、相場になります。問題は、そのタイミングです。自分で時間を選択できるようになれば…相場は、もっと面白くなるでしょう。その為には、ある程度の資金力が必要になります。早く実現させたいものですが…果たしていつになるか…。

ブイキューブは、300円台で株を買っていたのです。PSSもそうです。

次世代の「成長の芽」があるから…下値を買っていましたが、肝心のチャンスの時にやってない悔しさばかりを味わっています。時代の波が、どの時点で訪れるか? 相場は常に時代を映す鏡です。時代背景があるから株が人気になります。しかし下準備に時間が掛かるのです。

村田製作は、5桁前に調整入りのようですが…この水準に到達することは、2018年、東邦チタンをやっている頃から…分かっていました。村田の戦略は凄いですね。

常に時代に先行して…先手を打っています。町工場レベルのユビキタスの価値が理解できるから、資本提携をしたのでしょう。ユビキタスは来年後半から、本当の相場がやって来ます。1年も早いと…馬鹿にされますが、玉を集めたことがないから、そういう発想になります。

何故、フローテックが、このタイミングで人気になり株価が3倍になったか? 

この理由をカタルはコロナ禍の最中に、会員レポートで述べています。その様子を先日公開ページでも伝えました。野村投信の在庫を引っ張り出して、営業活動に利用します。この投資信託の仕組みと、ケネディクスのリートは、同じ価値なのです。すごい宝物なのです。

ですが…馬鹿は、その在庫価値に気付きません。誰かが仕掛けると思うけれど…果たしてどうでしょう。たぶん野村証券はコバンザメでしょう。時代背景を知っているから、思惑で商品在庫を抱えたのかも知れません。他人の狙いなど…本人に聞いてみないと分かりません。

「村論理の打破」と言えば…建設業界も、狙いがあります。前田道路の事例は、その先駆した兆候の一つでしょう。此処では…カタルが狙っている株がありますが…どうですかね。

貧乏人のカタルにとって、様々なアイディアが浮かびますが、なかなか実験も出来ない有様です。困ったことです。こんなに良い相場なのに…。でも…良い相場になりましたね。「賑わっている株」が沢山あります。失われた時代は、たった一つの銘柄もなかったのです。

天国と地獄とは、この事です。

証券マンは、実質経済の悲哀を味わってきました。「30年間の失われた時代」と言うのは、通常は…狂う時間です。時代劇では田沼時代は賄賂の時代と言いますが…バブル相場のような時代だったのでしょう。そうして寛政の改革、松平定信の清貧思想は、今の「失われた時代」です。いつの時代も同じようなものです。

この時間推移を考えると…「野村証券」株(8604)の相場は、相当、大きなスケールの相場が今から期待されます。彼らはM&Aの専門家でもあります。日本は、これから嵐の様な様相になる可能性があります。「M&Aが多発する」のでしょう。業界の勢力図も大きく変化するのでしょう。

アララ…ロコンドは、安値の更新です。折角、変化の兆しもあるのに…なかなか底入れが確定しません。誰かが…大きく売らないと「底入れ感」が、なかなか出ません。仕方がないから…カタルが少し売ります。ハイ、2162円で200株、2161円で800株の合計1000株を売りました。この1000株の損金は65万円です。まだ下げていますから、もう一発、売ります。ハイ、2153円から2151円まで1000株を売り、この損金は48万です。誰も追随して売りません。一度は…叩くべきでしょう。出来高は27万程度ですから、なかなか…底入れ感が生まれません。中途半端は嫌いです。

さて本日はこんな所で…お終いです。日経平均株価が27270円を抜いて休むか。はたまた…その手前で休むか…どちらかの形なのでしょう。本当は米国の経済対策発動と日本の経済対策の発動で、一度は27270円をクリアしてから…全体相場が休むと理想です。

まもなく…物色の方向性が変わるかも知れません。果たして…どんな展開になるか? 楽しみです。それでは…また明日。



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