世の中は本当に何が起こるか分かりません。昨日、カタルは「入力ミス」をして、野村証券株を寄り付きで1万株を売却しました。そうしたら…昨日は590円の買い直しが出来て、尚且つ、本日は580円でも買い直しがききました。こんなラッキーなミスがあるのです。
しかし…同時に野村証券の「雪だるま投資」の口座は、高値でも株を買っているために、「追証請求」を受け、仕方なく…本日は5000株を寄り値で投げました。気持ちは「投げ」です。ですが…実際は、この水準でも利食いです。一時は、この口座だけで…かなりの利益がありましたが、とうとう平均買値を割ったようです。まだ野村証券の仕組みが良く分からず…安全策を講じました。
追証の制度などは、証券会社により対応が異なります。
どうも…アルケゴスの追証の話は、あの金曜日より以前にあったようです。たぶん先週の初めには…「会合」が持たれていたようです。通常は5兆円程度なら、表面化せずに処理もできたものだと思っています。
ですが…その会合の中で、当初からビル・ファンの与信に対し「不信感」を持っていたゴールドマンサックスが、仲間の慣習を破り…先に見切り発車したようです。それで…前例のない「場中でのブロック取引」になったようです。
ビル・ファンは過去にインサイダー取引の過去がある為に…GSで口座を設けるにも、当初は「疑心暗鬼」の過程があったようです。そのために他社より与信枠が厳しかったのでしょう。ここでは…「村社会」に染まっている農耕民族の野村と、狩猟民族のGSの違いを感じます。市場はアクティブに動かないと…駄目です。
この追証問題を「他山の石」として…信用取引を利用している「僕らも」気を付けないとなりません。
野村で実行している野村証券の雪だるま投資での「追証請求」が正しいのかどうか分かりません。通常は20%割れが追証の基準ですが…証券会社により対応は異なり、25%の所や30%の所があるのかもしれません。ですがカタルは長年の経験で…基本的に追証懸念が発生するような取引は、余程の経験がなければ…そのポジションは「過大」なのです。
だから最初に、追証の請求を受けたなら、直ぐに持ち高を「落とす」のが絶対条件です。たとえ多額の現預金を持っていて、すべての建玉が「現引き」が出来るとしても…です。それなら…何も信用で買わずに、最初から現物で買うはずです。
一般読者の皆さんは、安易に信用取引をいつも利用するような行為を、カタルは推奨をしません。昨年のコロナ禍のような下げの時に、一時的な利用として…使用するなら賛成です。しかし経験の乏しい皆さんが「欲に目がくらみ」…日常茶飯事のように信用取引を利用するべきではありません。
「まさかの用心」で、建玉が全て、現引きできるとしても、一般的な利用は避けるべきです。若者なら、たとえ追証が払えず…アルケゴスのように破産をしても(まだ分かりませんが…)やり直しが効きますが、僕ら年金世代、あるいは60台以上の人は無理をすべきではないでしょう。
老婆心ながら…ご注意を申し上げます。大型株の野村証券でも、ある日突然、倒産という事がないとは言えません。今回のアルケゴスの教訓を、是非、今後に活かしてください。「失敗しても…尚よし」 株式投資は、「下げても上げてもどちらでも良し…」。尚、失敗しても楽しいものです。
さて…「御注意文」を掲げました。
今度の会員レポートで書くつもりでしたが…一般の読者にも言えますから、この機会に述べます。カタルは2018年、そうして昨年の2020年、何れも「倍増」以上の成績を途中で収めていました。ですが…この性格ですから、いつも「全力投球」です。しかし流石に…今回は途中でも「儲け過ぎ」たら…投資金額を減らして、現金を証券口座から引き上げようと思っています。カタルは「自制」がききません。
それぞれ…読者の性格は違うでしょうが、常々、カタルが「力量」の話をしているのは、なにも資金量、お金の問題だけではなく、自分の器(性格)の問題があります。
カタルは馬鹿ですから…いつも全力で臨みます。しかし過去2回も失敗をしており、尚且つ、3回目になれば…やはり警戒をせねばなりません。よって…5月過ぎになると思っていますが、儲けの一部を引き上げようと思っています。倍増以上に膨らんだ金額のいくらかを…投資口座から引き上げるつもりです。
読者の皆様も…無理をせずに、「己の力量」を把握して、投資行動を取られることを望む次第です。
相場は年がら年中あるのです。何も今回の野村証券だけに「拘り」を持つのは、どうかと思っています。ですが…カタルは野村証券の4桁奪回は「時間の問題」だろうと思っており、今の相場で一番の「お薦め」です。それは事実ですが、それ以上に力量問題は優先されます。
さて…長々、前文を書きました。さて東芝は、どうも関連企業の「キオクシア」にM&Aの話が出ているようです。当たり前です。
ですが…村社会の東芝は反対するでしょう。経産省も反対でしょう。ですが…既に「兆円」単位の投資金額の世界です。カタルは売却して、東芝の自社株買いをすべきでしょう。何か…野村の追証の話と、同じような「響き」を持っています。
売りたくないが…自分の器の問題です。
別に支配権が海外に在ろうが…日本の工場は残ります。その方が従業員にとっても、世界競争に参加できて良いかもしれません。村社会構造に、縛られるのはどうなのでしょう。経産省がガタガタいうなら、経産省が、東芝やキオクシアを買収すればいいですね。国策企業にすればいいのです。
その報道のお陰で…(こちらです。)カタルは東芝を寄り値で500株だけ利食いをしました。4100円にも売り指値を用いてありますが、株価はまだまだ上に行くだろうと思っています。前に述べています。
今年は、野村証券と東芝だけでも十分でしょう。
野村証券は、ここで躓いていますが、問題ないと考えています。本日はその野村証券を更に買うために、残しておいた船井電機の信用分、5000株の利食いを強いられました。仕方ない。残りは現物の7000株だけになりました。その船井電機、カタルが売ったら…933円まであります。何か出るのでしょうか? 残りは現物分だけだから、しばらく…持ち続けてみます。本当は信用分も売るつもりはなかったのです。仕方ない。
やはり参考銘柄に掲げた「SUMCO」(3436)は上場来高値に向かってもおかしくない環境です。ルネサスではなかった…東芝だったかな? パワー半導体の新工場を300ミリ対応にすると言っていました。
300ミリは多額の設備投資費用が必要ですから、200ミリでも良いようにも思いますが…世界を見つめ、次世代投資をすると言っています。たぶん…半導体の世界は、続々と資金投入されますから…「300ミリ」は標準化されるのでしょう。やはり「信越化学」(4063)と「SUMCO」は欠かせません。機関投資家向けの銘柄ですが、買っておきましょう。今度、下げたら…カタルも追加で買おうと思っています。
良いですか…我々は「賢い投資家」を目指しており、読者の中には、カタルのような「博打好き」ばかりではありません。だからカタルは、東芝とか…大きな銘柄も時々取り上げています。村田製作を、ずっと推奨し…今はソニーもそうです。
ですが…ソニーはやはり駄目ですね。自社株買いの枠を使い切らねばなりません。この辺りが、まだ「村社会構造」が社内に残っているのでしょう。ようやく1万円台に復帰しましたが、本来なら10万円を目指せる器の筈です。
みんな日本人です。ですが…中には日本にも居ると思うのです。「積極果敢」な若者を育てねばなりません。ホリエモンのような若者が、バカをやっていると「笑って許せる社会構造」が人を育てると思っています。
だから…名目時代が正しいのです。実質成長時代は他人を「誹謗中傷」する醜い社会構造です。吉本興業がNHKで幅を利かせるのは…社会がきついのです。だからせめて逃避するために、お笑いで自分を慰めるしかないのでしょう。NHKがチコちゃんのような…「馬鹿にするんじゃ…ねえよう!」と言う暴言を放送すべきではないでしょう。民放なら構いません。視聴率を優先させて…しかしNHKは品位を持つべきでしょう。悲しい現実です。
僕らの「矜持」は、何処に消えたのでしょう。ようやく日本株も凍てつくデフレの社会から脱出して、長い…「流動性の罠」を抜けました。ここからが本番です。
怯むことなく…積極果敢にカタルは挑戦を続けます。ですがもう年なので、片手には「盾」を持つことも許してください。僕らは無理をしない、ユトリのある投資行動を望みます。それでは…また明日。
あっ、ロコンドの2290円の指値が、売れてきました。本日は売っていますが…また買います。株は「上がって良し、下がって良し、どちらでも良し」です。