かたる:いやはや…呆れる展開です。SANTEC(6777)を見つけ会員向けレポートに掲載したのは2月2日のレポートです。カタル自身は会員向けに書いたので、当然のことながら、その翌営業日の2月4日に1020円で買いました。買いにくかったのです。窓を空けて飛んだ後の高値だったのです。それまでは900円前後の値動きだったのです。
ところが…その4日は、寄り付きが安値で、その後大幅高して1020-1239-1020-1206=39万株と出来高が膨らみました。僕らの参入が「切っ掛け」になったのか、どうか分かりませんが…。丁度、その日、久しぶりに現役時代の友達から電話がありました。だから…確か、このSANTECの事も話し…最近は、良く当たっている様な話をした覚えがあります。
それから…本日も大幅高しており1618-1720-1618-1649=20万です。まったく驚きます。でも皆さんは、過小資本銘柄ですから…気を付けねばなりません。故に、カタル自身は、たった200株の打診買い程度だったのです。そうして…すぐに売りました。
株と言うものは分からないものです。いくら良い銘柄を当てても…自分自身が、大きく手掛けなくては意味がありません。あまりに急騰し過ぎても駄目だし…適度の買い場提供の時間がないと持ち株が増えません。でも今後は急騰対策の投資方法も新たな課題になりそうです。
でもすごいなぁ~。カタル君の銘柄選別眼と言うのは…評論家に転身できそうです。だってたった3週間で7割だもの…。この高値を買う方も、どうかしていると思いますが…。勿論、カタルは駄目な銘柄も掲げています。故に、このレポートは、まさに玉石混合です。読者の人は、しっかり選択してください。
本日はアンリツ(6754)とZOZO(3092)を比較したレポートを書こうか…と漠然と考えました。証券マンの人は、この違いとか、共通点とか…を、直ぐに思い描けますか?
誰もが思うのは「株価位置」の違いです。アンリツは株価位置が高値圏で、ZOZOは安値圏です。実はZOZOも、最近、カタルは調べたのです。以前、確か一度、ZOZOの株を買って、直ぐに売った記憶があります。でも共通点を探せますか? 同じことなのです。
そうなのです。両者とも市場人気では1、2を争う人気株です。でもカタルが注目して調べたのは…訳があります。それは信用の取り組みが拮抗しているからです。カタルは常々仕手化の話を良くしています。株式相場の人気の持続に欠かせない事は、参加者の「強弱感の対立」です。この意見対立が相場の原動力になります。
株式投資は美人投票です。でもその人気の持続には強烈な支持者とそれとは違う反対者が居ないと人気になりません。まるで…カタルの評価のようです。一方では支持する人が居る反面、カタルをぼろ糞に言う人も居ます。でもそれが自然なのでしょう。両極端の考え方があっても良いと思っています。この評価の別れが人気を保ちます。アンリツは5Gで時代的な背景を持っていますが、株価が高値圏で意見が分かれるところです。
一方、ZOZOは有名ブランドがドンドン撤退し、会社の行方を心配している人が多く居ます。それにずいぶん株価が上がりましたからね。前澤さんのあのキャラクターを多くの日本人は、否定するのでしょう。特に、お金持ちを「妬む」日本人の村論理にはピッタリです。故に日本社会から、彼は排除される動きになります。ホリエモンのように目立つと社会は叩きます。
月旅行?…と言う具合に、そんな風潮があるから、我も、我も…と撤退が相次いだのでしょう。いやな世界です。妬みなどは…成功者を称える風潮が、何故、生まれないのでしょう。オンワードなど…絶対に買わないぞ。
でもカタルは応援したくて…買いでの参加を検討したのですが、やはり現時点ではリスクは高く、更に悪化して…どんどん社会が更に追い込んだら、次は応援をしようと思いました。今回は…パスをしたのです。売る側にも売る論理があり、買う側にも買う理由があるのでしょう。でも興味深い事例です。
三市場残で…売り残が、株価位置が低い位置で膨らむのは…非常に珍しい事です。たぶん一度は、株価が大幅に反発をするのでしょう。しかしスルガ銀行にしても、レオパレス21にしても…そうですが、この時は人気になり、わいわい騒ぎますが…誰もが、注目しなくなる時分に…参加した方が良いのです。これはカタルの経験です。
そうですね。最近手掛けている株で説明をすると「古河電工」(5801)でしょう。進化論と位置付けた株式です。でも読者の人のなかで…最近、積極的に手掛けている人は居ますか? おそらく居ないと思います。こんな風になったら…参加すればいいのでしょう。参加し辛いでしょう。何故なら、安値を知っているからです。自分が利食いをした…いや追証で投げた株を、高値で買う事はなかなか出来ないものです。
要するに…株と言うは「人の行く裏に道あり花の山」の格言通りです。買いたい衝動が湧く時より、買いたくない時から買うと良いのでしょう。まるで禅問答のようなレポートです。
ほぉ~、やはりサイバーダインは来ていますね。本日は734-764-731-750=121万株です。このチャートなら一段高をする確率が非常に高いですからね。チャート論も、カタル君はなかなかでしょう。一応、プロ中のプロの世界である歩合生活が長く…この不況下の中で生き抜いてきた人間ですからね。1000万程度の…と言うより、最高で1億程度しか、稼げない世界では馬鹿らしくなり…投資家に転向したのです。今は、貧乏でも…「今に見ていろ!僕だって」…と頑張ります。
本日はアンリツとZOZOの対比を考えました。両者とも…上手くやれば儲かるのでしょう。それにしても、カタルの長い証券マン人生の中でもZOZOのようなケースは珍しいですね。どうせ目先の連中ばかりでしょうが…、株価位置が低い時に、このような取り組みの接近があるのは…。余程、強弱感が対立しているのでしょう。
カタル君は前澤さんの応援派です。だからレポートに載せる以上、ZOZOを買うべきでしょうが…。でも今のカタル君、あっちこっちに引っ掛かって…とても余力がないのです。貧乏人は実験さえ、実践できません。困ったことです。ごめんなさい。有言実行なのに…参加できません。
米国では小売りのウォルマートの決算が発表され、この第4・四半期の既存店売上は4.2%増と大きく伸びて10年ぶりの高い伸びだったと言います。やはりFRBの利上げは正しかったのでしょう。故に今年の秋頃と想定されますが…その頃の米国の10年国債の金利は、再び3%台に乗るのでしょう。これが進化論の花盛りに繋がるかどうか。この辺りが焦点になるのでしょう。「期待値が剥落した」あとだから面白いのです。
株らしい…ね。いつもそうです。だから時間を置いたブツブツ投資の素晴らしさが光ります。この意味を、どれだけの人が理解しているかどうか…。人間は目先の出来事で、感情が左右されます。でも時間を超える感情が、投資には必要なのでしょう。それでは…また明日。