NY株は凄いですね。昨日は下がると思っていましたが違います。NYダウもSP500も金利に反応するナスダックは、もっと分かりやすく…完全に調整から立ち上がっています。この背景は、未だにコロカ禍からの完全復活が遅れていると言う現状を物語っているのでしょう。
最初のシナリオから「期ズレ」…とカタルは表現していますが、「時間軸のズレ」が生じているのでしょう。この辺りの感覚は難しい。世界一流域のブラックロックは「リフレ戦略」を捨てきってないのです。カタル同様の見方です。サマーズ元財務長官も同じ発想です。
しかし現職のバイデン大統領を始め、パウエルFRB議長は過去の金融引き締めが早かったと言う反省(トラウマ)を抱えており、今回は完全離脱を観て金融政策を変えると述べています。EUもこの方向性です。
しかし日銀の黒田さんだけは「ステルス・テーパリング」の実施です。日本は欧米とは違うから、カタルは黒田さんの態度が、非常に「歯痒く」感じています。どうせ、やるなら徹底的に…やるべきだと思っています。少なくても日経平均株価は38915円を抜くまで…ETFの買いを続けるべきだと思っていました。
故に、先日の武者リサーチのFRBとECBと日銀の総資産残高推移のグラフが、ショックだったのです。この意味が、分かる人が読者の中に何人いるでしょう? あれだけやって…ようやく欧米と同等なのです。だから日本人は「日和見主義」だと言うのです。
新しく…オリンピック委員会会長になった橋本聖子の判断も、カタルには不満です。
そう考えていたら…またまた問題が出てきました。小山田問題や絵本作家ののぶみさん…に続き、今度は開催式の演出をした小林賢太郎氏が、昔のコントで「ユダヤ人大量惨殺ごっこ」と表現をしていた動画が、問題になったと言います。この時期は1998年だそうです。彼は48歳だそうですから…2021-1998=23年かな?の事件だから、25歳の時でしょうか?
カタルが、もし大会委員長なら…どう判断するか?
先ず、橋本さんの責任ではないように思いますが…日本人の「情報への疎さ」が露呈した事件です。太平洋戦争に負けたもの…情報力を軽視したためです。全て間違った情報を基にして、行動している日本人と言う印象を強く持っています。
それでも任に付いたら…責任が問われますから、カタルだったら、すべてが片付いたら自分が責任を取ると言い、「強行突破を図ります」。メディアに向かって…すべての責任は私の判断に在ります。過去の過ちは決して許されるものではありません。しかし、どんな罪にも時効があるように…過去の過ちで現在の評価はしません。故に強制突破します。だから皆さんは責任を全うしてくださいと述べて…オリンピックの開催を強行します。無観客にもしません。
この他に色んな雑音が、次々に露呈しています。選手村の不備…なにが「おもてなし」だと言う具合です。(冷蔵庫もテレビもないとか…。)森元総理がソフトボールの大会を観戦したら、無観客なのに非常識だとか…ワイワイガヤガヤです。本日の日経新聞も批判的な意見でしたが、アスリートの活躍で結んでいました。
株価が1996年6月に付けた高値の22750円を抜けた時に、カタルはデフレの関門を抜けたと述べました。2018年1月の高値は24129円です。
そうして景気後退期の駄目相場を前提に、僕らは小野薬品で成果を得て資産を倍増させましたが、この性格が災いをして…駄目を前提に取り組んだ「古河電工」に挑戦して傷つき…更に2018年10月は、「東邦チタン」に一縷の望みを託しましたが…皆さんご承知の通りです。この年はどうにか…プラスマイナスゼロに抑えるのが「やっとこさ」…の有様でした。
しかしようやく神風は吹きます。コロナにより世界の流動性は劇的に増加して、日本株には追い風になっています。ところが…折角のチャンスなのに、黒田さんはステルス・テーパリングを採用し始めました。
ようやく…「マネーストック」(M2やM3)が伸び始めた所なのです。確かに黒田さんは日銀→市中銀行への資金供給はしました。つまりマネタリーベースは充分に伸ばしたのです。しかし肝心「マネーストック」は、あまり伸びていませんでした。
これが「流動性の罠」と呼ばれる社会現象です。清貧思想が蔓延して低金利になっても行動をする人が居ないのです。だって当たり前ですよね。少し良くなって「はしゃぐ」と…途端に金融庁は赤字企業への融資を止めて厳格な査定の実施です。それも資金繰りに困った投げの物件で誕生した価格を基に、銀行に対して厳格に…路線価の見直しを指示してダヴィンチを倒産(実際は倒産とは違います。ロジコムに統合かな?)に追い込みます。
2005年に起きたニッポン放送株の買収に絡み、フジテレビ事件に発展して、ライブドアの堀江さんがターゲットにされて…地検に逮捕されます。この経緯をみると…リクルート事件と似た背景を持っています。基本的に、日本と言う国は、「村社会問題」を解決しないと、前に進めないのです。ところが…彼らの勢力は日本の基盤を築いた既得権力者の構造です。
トヨタが何故、CMを停止して雪雪崩現象を狙ったか? 一連の流れを検証しなくてはなりません。
此方の記事が良いかな? 他にも、もっといい記事があるでしょう。この話をすると長くなるのでヒントだけです。菅政権の総務省問題は、彼の長男がやり玉に挙がりましたが…根底にあるのは「携帯料金引き下げ」を狙った国民の可処分所得の配分を変える政策の実行です。若者は、菅さんを評価すべきでしょう。携帯電話のお金を、他に回せるのです。村社会の独自(日本)価格の破壊です=グローバル価格化です。
若者が安い給料から2万円近い料金から解放するために起こした菅政権の実績ですよ。このプラス面をメディアの誰もが語らずに…東北新社からNTTへの叩きが始まります。
明日がわが身だから…経済界の重鎮は、菅さんを引き下ろしに加担したのでしょう。この記事の真相は、たぶん…安倍さんを叩けなかったけれど…菅さんなら叩けると踏んだのでしょう。
オリンピック問題の小山田も、今回の小林さんのホロコースト問題も、みんな…元を辿ると村社会とグローバル論理の戦いです。東芝問題と同じ構造にカタルには見えます。ここで「市場の整合性」を考えましょう。
株価は今回のコロナ禍でマネーストックが大きく伸びたように…ようやくデフレの出口(27270円1991年3月)の高値を脱却して3万円台に入ります。いよいよ天王山の33344円、38951円(38957円)を抜きに行ける場面になって来ました。長く低迷した「失われた時代」の実質成長時代の終焉です。今年の高値(30714円)で、関門を前に「お辞儀」(調整波動入り)をするのは当然です。
今回は非常に素晴らしい「テーマ」です。コロナ感染と言い、オリンピックと言い、日本国民の意見は、二分され…「村社会構造の維持」を述べる人たちも、自分達の論調の間違いには、既に気付いています。
ですが…人間だから、なかなか間違いを素直に認められません。中には…本当に社会変動に気付いてない人も居るのでしょうが…東芝問題から日立が変化したように…ソニーがサードポイントに噛みつかれて奮起したように…もう日本社会は完全に方向転換を始めています。
株価は正直ですよ。今回は「最後の戦い」のようなものでしょう。オリンピックの小山田問題、個別の小さな現象ばかりを観るのではなく…歴史観の流れを追って市場を観てください。
ここで…皆さんに、アマゾンのジェフ・ベゾス氏の話をします。彼は養子で…マックでアルバイトなどをして、金融の世界に身を置いての創業です。優秀です。カタルは楽天の三木谷が嫌いなので…最初からアマゾンを選択して、配送料が無料の「プライム会員」になりました。その価値はあります。妥当な価格です。日本の村社会価格とグローバル価格は違いますよ。日経新聞とWSJを比べると分かります。他にも比較はありますが…
最近は白内障で老眼もあり、本を読むのも苦手になって来たので、もっぱらラジオ番組を聴くようになり…例の「FMシアター」を聴き…感化されて「エーザイ」の高値まで買って討ち死にしました。最近のカタルは、このプライム会員で、多用しているのがアマゾンが提供する映画やドラマです。
昨日は、こちらを観ていました。このドキメンタリー番組はお勧めです。「ザ・フード・アメリカ巨大食品メーカー」こちらの番組です。ケチャップのハインツは1875年12月15日に詐欺罪で「破産」するのです。彼は当時31歳でした。しかし…その挫折から立ち上がります。
この映画の時代背景は、南北戦争(1861年から1865年)が終わって、10年経ち…「産業革命」が一般社会に浸透していく過程で、生まれた米国の巨大食品会社の創設物語です。チョコレートのハーシーやシリアル食品のケロッグのレシピを盗んだポストは、嘘の誇大広告を載せて…売り上げを伸ばします。
この番組に共通しているアメリカンドリームの根底にあるのは「挑戦する心」です。
未来の成功を「夢」を見て戦う姿です。この過程で第一次世界大戦や太平洋戦争が起きますが、それを逆手にとって「頑張った」から、今の米国の食品会社の存在があります。面白かったですね。全3話の中にはマクドナルドやケンタッキーなども紹介されています。
今の…日本社会の姿=「足を引っ張り合う」オリンピック問題の経緯を追えば…誰もが、誰かに仕掛けられた「裏の意図」を感じることが出来るはずです。
馬鹿な表面現象の一喜一憂に、自分の気持ちが揺れ動くのではなく…根底にある問題の本質を考えてください。そうすると…カタル自身も、持っている「自分の心」に触れ合うことになります。他人を批判すると…心の正義感が安らぎを覚えます。
他人の不幸を自分と比較すると、自分はまだマシ…と思える貧困な清貧思想の存在に気付きます。(寝そべり族)しかし…後ろを向いても、何も生まれません。
果敢にチャレンジを続けることが、前を向く原動力になります。チョコレートのハーシーは製品が完成してないのに…理想郷を創り上げようと…都市開発をするのです。もう開発の成功を確信して…チャレンジします。カタルの性格に似ています。常に成功事例しか考えなくて…果敢に挑戦を続けています。
そうしてカタルは負け続けていますが、今に見ていろ、僕だって…なのです。
嬉しいことに、カタルの読者層の中でも、若い読者層の30代の若者からメールをもらいました。彼は400万円を既に8000万円にしたと言います。凄いね。ですが…ここからです。だんだん資金が大きくなると難しくなります。「他人の褌」で、相撲が取れなくなります。だからこそ…本物の投資家になって欲しいと願っています。
彼から、ロコンドの「ラッセル」について質問を受けました。本日の原稿はある意味で、彼の為と言うか…同年代の若者に向けて綴っています。
ロコンドは、初のイナゴ族との「協賛銘柄」です。この過程を観ると面白いですね。ヤフーの掲示板など…今のオリンピック騒動と同じです。
ロコンドの当初の推奨株価は1000円程度だったかのかな? 赤字でしたが売り上げの伸び率に注目したのでした。そうして新しい制度に取り組んでいました。店舗に在庫がなくても販売できる仕組みなど…M&Aなどの戦略も気に入っていました。でも田中君を知っていたわけではありません。
そうしたら…このコロナ禍で、インフルエンサーの活用を思いつき、自前の商品を作って販売をしました。これが当たり、市場も評価して4000円台へ…当初は、カタルは「ヒカル効果はフロック」の可能性を疑っていましたから、持ち株は減っていきます。
僅かに現物株を2000株だったかな? 残す程度で離れていました。しかし…3000円台に入り、再び参加して、2000円前後では馬鹿になっていました。持ち株は4万程度まで増えました。昨年の失敗は、この田中君への拘りで…その後遺症を、今も受けています。ケネディクスもツクイの儲けも、すべて吐き出す始末です。また2018年の再来を思わせるようなヤラレ具合です。
田中君はやはり若く…ヒカル君に溺れましたが、最近、行動修正を始めたのでしょう。ただ彼の「モチベーションの低下」が心配でした。失敗は、誰にでもあります。でも今回の買収を観て安心しました。
彼は、未知の分野を「切り拓く」ラッセル組の評価です。
皆さんは、雪の中に胸まで埋まりながら…歩いた事はないでしょう。雪山をラッセルするのは大変ですよ。途中で疲れるので…順番に先頭を変わります。自転車競技でも風の影響を受けて代わりますね。あれと同じで…もっと大変です。
ジャングルでも良いですね。新しい道を作るのは大変です。草木を投げ倒してナタで木を伐りながら…前に進みます。誰も…造ったことがない道なのです。
未知の分野を開拓しから、ケチャップのハインツが誕生して…マックがあるのです。分かりますか? コカ・コーラを開発したペンバートンは、胃がんに苦しみながらコカやコーラから…自ら実験台になり色んなことを試して…特効薬のコカ・コーラを完成させました。しかし実際はキャンドラーが、その成果を奪うと言うか…彼が「世に出す」のです。ハインツは失敗を畏れず、当時は誰も利用してなかった電気を利用します。
みんな、成功者は果敢に「未知の道」を、自らの保身ではなく…リスクを負って、危険を恐れずに挑戦したのです。これが「ラッセル」企業評価の意味です。
「未知の分野」を歩むから、カタルはそのリスク評価を加味しても…「応援をする」と述べています。ロコンドもグロームHDも、今、すぐ株価が10倍になるとは言っていません。
しかし…カタル銘柄リストの上位企業です。まだ田中君の評価は、うまく出来ていません。何しろ、たった1年半程度ですからね。 昨年の1月かな? そこからの追っている会社です。でも嫌いじゃないのです。好きですよ。休み前の水曜日に1430円を5000株の売り物を買ったのはカタルです。1425円にも買いを用いていましたが、300株だけの買いでした。
カタルは「市場の整合性」を通じて…株価を評価しています。日経平均株価が28000円を割れる訳です。エーザイの目先の相場で挫折したわけですね。その後に起きた…今回のオリンピックを巡る「ゴタゴタ」を観ると分かります。
日本人同士で、狭い国なのに…何故、いつまでも「内向き志向」なのでしょう。みんな…我々の心に住む「悪魔のささやき」の話です。他人を批判することが、そんなに楽しいのでしょうか?
もっと前を向いて生きましょう。成田闘争の「間違い」を糺すべきでしょう。ひた向きに…必死に頑張るアスリートたちに対して…批判する勢力は、自分が「恥ずかしい」と思わないのでしょうか?
彼らが、この日の為に…一体、どれほどの苦労を重ねて、この晴れの舞台に臨んだのでしょう。ここでは…池江 璃花子選手の「苦悩」を考えるなら…誰もオリンピック批判など出来ない筈です。メディアは、いい加減にしましょう。
自分達の「村論理」を押し付ける彼らは、彼女(池江さん)に対する侮辱だと思わないのでしょうか? だからこそ…トヨタ社長は、ある意味で許せない、やはりカタルは、次に金持ちになっても「レクサス」は買わずに、BMWかな? それともフェラーリかな?
ハハハ…。パッパラパーのカタルは、オリンピックの開催式をテレビで楽しみます。出来れば…実際に行きたいよ~ん。だれか…席を譲って欲しいものです。