昨日、神主さんから毎年届く…梨を貰い、本日お礼の電話をしました。彼は、郷里の先輩の証券マンで歩合の世界が長かったのです。地元の証券会社の役員からの紹介を受け、上京した時に直ぐに挨拶に行きました。そうしたら初めての昼食の時に、彼の給料明細を見せられます。確か…その当時の月給は800万円ほどだったように記憶しています。月額800万円です。驚きました。
長岡の人間で、悠久山の「蒼紫神社」を知らない人は居ません。カタルも小さいころ良くお山のチンチン電車に乗りに行ったものです。その悠久山と言う小高い山の上に神社があり、そこの次男坊です。長男が神社を継ぎました。神主さんの子供が、株屋の道は…奇妙です。でも彼とは長年の付き合いになりました。今でも親交のある昔の仲間です。
もう一日、梨の到着が早いなら…ベストタイミングでした。本日、カタルは商船三井と川崎汽船を500株ずつ買い乗せに行っている話をしました。先週末は慌てて売り過ぎたようで…海運株の値幅調整に引っかかり、信用の枠が大きく空いたのです。
でも今後も株価の「乱高下」が予想され…まだ海運株は、余裕をもって買わないとなりません。彼は全然…海運株の上昇の意味を理解していませんでした。通常は「決算短信」など…読みません。
この時間の「タイムラグ」を、カタルは述べています。
「新電元」（6844）の5月末から6月に入っての外人買いは、その行動を示した実例です。この株も、意外感のある株です。その四季報数字が変わる様子をご覧ください。当時の決算短信はこちらです。日足も付けておきます。
上が「前の四季報数字」で、下が「今の四季報数字」ものです。この動きを見て…外人投資家は買い参加しています。この1000円高を見て…カタルは狂いました。
相場全体の環境が悪かったので…新電元の株価も上手く反応せず、外人買いは不発に終わっていますが、良い狙いです。相場が良い時なら、大成功して仕手化していても不思議ではない銘柄なのです。1万円相場が狙える器です。
この形が、これからの「船株相場」で出てくると思っています。この四季報の「変化率」は、新電元の比ではありません。必ず、外人を含めたアクティブな動きがあります。
この新電元のケースは、カタルが好むパターンである「赤字から黒字転換の変化率」のパターンです。我々…プロの証券マンで。「鉄板」と言われている最も株式投資で儲かるパターンの一つです。今、神主さんから、いただいた梨を食いながらレポートを作成しています。これは「豊水」ですね。最近売っていませんが、カタルは「二十世紀」が好きかな？
トマトも最近はアメーラばかりですが、あの酸っぱいトマトが懐かしいですね。何故、消えたのでしょう。人の好みは色々です。
神主さんは、市川に住んでおり…市川は、もう都会ですから農家は少ないのでしょうが、昔から梨の産地で…有名です。日曜日に買ってワザワザ送ってくれました。市川には永井荷風や東山魁夷など「芸術家」が住んでいましたね。井上ひさしなどもそうかな？
最近、カタルはNHKラジオの「朗読」を聴きます。今は武者小路実篤の友情をやっていますが、友達の妹に恋をして…その描写が面白いのです。最近、放送された太宰治も室生犀星も似た傾向で…恋愛をテーマにしていました。あの頃の作品は、自分の心の変化を上手く表現しているように思います。少々くどい表現ですが、結構、面白いのです。時々笑い声が洩れます。
その神主さんも、三光汽船の相場は、流石に分からないようです。なにしろ…1970年からですから…神主さんはカタルより上ですが…10も離れてないとないと思います。やはり大御所さんの時代です。50年と言えば…半世紀ですから、誰も三光汽船の相場なんか知りませんね。カタルが大学生の頃…まだ三光汽船もジャパンラインも上場していました。倒産企業扱いで…大学生のカタルでも、株が買えるように手が届く価格帯でした。
もう相場が終わっていましたが、それでも結構、株価は動きました。もともと船株は博打株のイメージです。
藍沢証券の創設者の弥八さんは、この船株相場で当てて…財産を築いたのです。博打人間の心を惹きつける…何かを、持っているのでしょう。
先週末の「初押し」はセオリー通りです。仕手株特有の動きです。だから「初押しは買い」と言う…諺が今でもあるのでしょう。追証になるほどの下落で…カタルも先週末は担保率の関係で株を投げていました。ところが…本日はあっという間に、担保に余裕が生まれます。この後の動きが、この船株相場の勝敗を決めます。カタルは既に腹を括っていますから、「どうにでもなれ」…の口です。
所詮、相場は誰が買うか？ そんな未来図が分かるやつは居ません。「やる」と決めるか…どうかの話です。本日は先週末に仕方なく売った500株を投げた価格より高く買い、更に川崎汽船を買い乗せしました。どうなりますか…。神様だけが、未来図を知っています。ただ9月15日と想定される時期に、この「変化率」に…みんな驚くと思います。
そういえば…昔は決算短信など、取引所に行かないと見られない時代でした。今は便利になりました。インターネットで見られるのです。
その遅れて発売された四季報の数字を、丹念に読み…企業業績の変化を追う作業をして大山さんは、使い切れないお金を作りました。彼は歩合セールスでしたが…地味な銘柄を何年も下値で拾い続け、株価が5倍、10倍になって売ります。そうして使い切れないお金を作りましたが、その時期には、もう自分は年を取っています。だからお金はあっても、使う場所がありません。だから金儲けなど、ほどほど…が一番かもしれません。
日曜日に書いたように…今回のコロナ禍で「人間の価値観」は、大きく変わっている可能性があります。カタルが感じている「何かがおかしい」
この題材と同じ文句をWSJでも読みました。此方です。これは有料版ですから、内容はインフレなのに、何故か…米国債金利が下げている…不可解な事実が「謎」なのです。
本日、報道されているこちらのニュース「バーリ氏が創業し、最高経営責任者（ＣＥＯ）を務めるサイオン・アセット・マネジメントが６月末時点で、上場投資信託（ＥＴＦ）「ｉシェアーズ米国債20年超ＥＴＦ（ＴＬＴ）」 のプットオプション（売る権利）２億8000万ドル（約308億円）相当を保有していることが、米規制当局への届け出で分かった。３月末時点の１億7200万ドルから保有額が増えた。」も同じ発想です。
しかしカタルは、こう理解しています。テーパリングの開始で、今度は金利が上がると思っていますが…MMT理論や社会のスマート化による効率化の話も絡みます。だからアジアで猛威を奮うデルタ株の行方も影響します。
中国の規制強化は何もIT企業の行動だけでなく、この物価動向にも国家権力で立ち向かっています。鉄鉱石の価格は下落しています。半導体もそうです。国家権力で物価高に立ち向かっています。しかし…今はこの政策が効きますが…これからインドネシア、ベトナム、タイなどの人口の多いアジア圏が、本格的な活動をしたら…どうなるでしょう。
この時間の読みが、次のテーマになります。常に先、先の…考えれられるシナリオを頭に描き、相場を観察します。これが「市場の整合性」です。
自分が考えるシナリオが正しいなら、 株価は必ず… 事前にそのアナウンスを発しています。その些細な動きを観察するのです。そうすると…次の動きが事前に分かるようになります。しかし…今は、他の事を考えず…先ずは「船株」でしょう。
これが成功しないようでは…何を買っても駄目でしょう。幸い、ギリギリ…日経平均株価は27000円割れで、反発を始めました。これはあの…20日前後の「仕組債の影響」と言う観測が正しいのかもしれません。
最近は、色んな高度な数学が影響し…相場にも影響を与えています。HFT（高速取引）もあり…見た目は板が厚く見えます。でも実際は、こんな連中も、所詮は「烏合の衆」なのです。
さて今日の原稿は「何かがおかしい」と言う部分にも触れました。事前に相場の見処が分かっていると、更に「相場が楽しめます。」カタルの原稿が、その礎になれば幸いです。ですが…何度も言いますが、カタルの意見が正しいわけではなく、市場には、様々な意見があります。反対なら空売りをすれば良いし…海運株はどれも空売りが可能です。賛成なら買えばいいのでしょう。
その決断は、自分が下し…その儲けも、損も…自分のものです。だから自分が全ての責任を負います。そんな常識が理解されないのは、無理をするからです。僅か100株なら、川崎汽船なら50万円です。全部、なくなっても大した金額でありません。ボーナス1回分程度かな？
海運株は市況ものですから…市況動向により企業業績が左右され、あっと言う間に環境は激変します。このまま…ワクチン接種が進み…コロナも収まり、日経平均株価が3万円を超えて…菅政権が再任されるのが一番良いのですが…果たして神様の選択は如何でしょう。まぁ最善を尽くして、あとは天命を待つしかないのでしょう。
エーザイで敗れ…敵討ちの船株で「返り討ち」では、話になりません。どうなるでしょう。それでは…また明日。
今日は宿題を掲げましょうか…。今の商船三井は7000-7200-6980-7090₌2665000です。この7200円はカタルでも利食いできる株価です。つまり利食いできる水準なのに…何故か、出来高は減っています。この少ない出来高で、高値圏を維持できる現象が、これから生まれると推察されます。この意味が分かりますか？
どの株もそうですよ。ITバブル期のソフトバンクの出来高推移に注目してください。これは基本的な株価の習性です。忘れなければ…明日にも、この回答を書きましょう。果たしてITバブル期同様の動きに海運株が、これから発展するかどうか…。年末の船株相場は、どんな株価位置なのでしょう。
