11/17

昨日、リンクをはり忘れた「キーエンス」(6861)と「東芝」(6502)の話が、日経新聞に掲載されていました。キーエンスは導入先に技術を売り込み…その効率化による利益から、分配をもらいますから高い利益率です。一方、東芝などは利益率より、社内雇用を優先する相違が書かれていました。(少し解釈は違うかもしれませんが…)この話題は、かねがね指摘している「総資産経営」と「ROE」の話だという事を、読者の皆さんは、お気づきだったでしょうか?

カタルは、これを前から述べています。

中山敦史さんは日経新聞の出身です。その彼がROE経営を話題にしています。この事はパイオニアの指名解雇事件が1993年に起こりますが、あの時は、どのメディアもパイオニアの「終身雇用を否定する考え方」を、批判していたのです。

あの時に、グローバル化の方向性に舵を切れば「失われた時代」と言う時間闘争をせず、日本は方向転換できたのです。雇用を守る為、非効率な活動をするのです。利益率が低くても余程の赤字にならない限り、リストラをしないと言う「不文律」が生まれたのです。しかし結果は、非正規社員が増えて…最後は電通の高橋さんの自殺です。無駄な時間の成田闘争の意味が理解できると思います。

日本の村社会構造は、参加者全員の理解を求めます。

その為に、合理性より「妥協の産物」である政策運営になるから、分かり辛く…非効率な法律運営になります。個人情報保護法など…その典型的な事例です。一部の悪用を防ぐためですが犯罪は消えませんから、使い勝手の良いものに変えれば…医療情報などが効率的に利用出来てコストが下がります。個人情報などを、悪用する人は限られます。もし…その医療データを、誰もが利用できるなら、もっと効率的に経費が削減され、たぶん…今の医療費は2割や3割の削減も可能でしょう。

昨日は損保ケアの介護の現場にDX導入で…経費を削減して、人件費を上げることが出来る事例が紹介されていました。同じことです。分かりますかね。

ようやく…日経新聞が掲載して、昨日、たまたまテレビを観ていたら、西村 康稔 経済再生担当大臣(元かな?)が、このキーエンスと東芝の話題に触れており、利益率重視の話をしていました。だから…日経新聞の正しい報道姿勢が重要です。

もっと早く日経新聞がROE経営の重要性や、もっと前のプラザ合意の時にEMSやファブレスから「水平型経営」と言うか…。グローバル化の話を浸透させて置けば良かったのです。日本の方向転換の誤りは、全てメディアの責任だろうと思っています。この現実を見ても…日本株は、ようやく「新しい時代の扉」を開けたことが分かります。

しかし現実はまだ、一部の市場だけが反応しているだけです。でも…この動きは、どんどん広がっています。

だから確実に…日本は変化をしています。故に心配は要らないでしょう。来年には38915円の奪回が見られるかもしれません。その為には、様々な不合理な株価形成を是正しなくてはなりません。先ずは株価から村社会論理を一掃します。それから現実社会も…目に見えように変化します。それが正しい「市場原理主義」でしょう。

だからカタルは、本日は川崎汽船を、もう一度、買い始めています。寄り値の4900円で500株を買い、そうして4850円で1000株買いました。やはり不可解のままです。この違和感が、なかなか「心の中」から消えません。実は昨日、話題にした「日本製鉄」(5401)もそうです。ただ日本製鉄はグループ企業すべてが、まだ村社会行動なのです。だから時間が掛かります。「ユニプレス」(5949)を観ると分かります。

日立だって…ものすごい時間が、ここまで来るまでに経過しています。日本製鉄も大きな会社だから…時間が掛かると思っていますが、明らかに方向転換をしたのでしょう。この理由は「脱炭素化」の流れです。

実は「エンバイオHD」(6092)には、この視点に絡む…もう少し重要な視点があるのですが、分かるかな? ヒントを述べます。株価が高くなったために…株価にも配慮しています。ヒントは此方の報道です。これなら…馬鹿でも分かるヒントでしょう。

この程度にします。

丹念にカタルレポートを、毎日、読んでないと分からないと思いますが…市場要因である相場環境が変化すると…カタルの会員レポート銘柄は、軒並み上昇してきたことが分かると思います。

何もストップ高した「ホットリンク」(3680)や「エンバイオ」(6092)だけでなく…本日TOBの不成立が掲載されている「パイプドHD」(3919)は4月2日に1856円での推奨です。こんな銘柄を上げていたら…キリがありません。

最近掲げた「ラクーン」も「ハウスドゥ」も…みんな上がっています。しかし最近まで…全く駄目でした。

つまり「個別株要因」より、「市場要因」に強く影響を強く受けていたことが分かります。これは、日本人の「他人批判」をする風潮のため、必要以上に…誰もが委縮して行動を選択しているのです。個人の1072兆円の現預金残も484兆円の企業内部留保も…そのような社会風土の中だから…生まれたのです。だから政策当局は、考えて…行動をせねばなりません。

特にメディアは、今までの視聴率重視の目先主義では、どんどん先細りです。隣の浜ちゃんは、この現象を「吉本興業の悪玉説」と述べていました。お笑いが悪いとは言いませんが、視聴率を重視するあまり…あまりに低俗になりました。前向きな社会風潮に変化させれば…誰もが楽しく、豊かな生活を…送れるようになります。

アララ…野村証券が500円を割れましたね。仕方がないなぁ~。

株が上がれば…証券株が潤うのが道理ですが…最近は常識が働かず、目先の需給だけで株価が乱高下をしますから、皆さんも気を付けないとなりません。自分の価値観をしっかり持ってないと株価動向に振り回されます。特に最近は「アルゴリズム運用」の比率が高くなっているようで…一方通行の株価の動きが多くみられます。上がればストップ高、下がればストップ安にならないまでも大幅安と…その日、限りの株価動向です。

三菱UFJは、売り物ゾーンですが…外人投資家が参加すれば、あっと言う間に株価位置は変わると思っています。ですが…日本は難しい国です。

東京機械や新生銀行の行方をみると…前途多難な疑問が沸き起こります。三菱UFJなどは利益を抑えた決算です。それなのに、もう株価が安いのです。やはり大型株です。ムードで株を買う奴しか…市場に居ないように見えます。カタルは年内に、新高値を更新して800円近くまで行っても可笑しくないと思っています。しかし…何故、買わないのでしょう。不思議な現象は、あっちこっちにあります。

早く…このような矛盾を解消できるような実力を付けたいものです。まだ市場環境が改善したとはいえ、皆さんの心は、まだ改善してないようです。まぁ、徐々に変わるでしょう。

本日は船株を買っていますが…カタルの基本戦略は「インフレ加速」です。

そうだ…米国株は個人消費の動向が1.7%増と伸びたことが報道されています。物価高の影響が懸念されましたが、たぶん人件費の上昇が支えているから…消費動向が落ちないのでしょう。つまり米国金利は上がり…円安傾向に続き、国内物価は更に上がります。

今のところの日本は、消費者物価が上昇していませんから「スタグフレーション」懸念が消えません。しかし食品中心に待ったなしの値上げが進行しています。キッコーマンやパンもそうですね。カタルはガソリン価格のような連動性を採用すべきだと思っています。野菜などは市場価格に連動して動きます。しかし携帯電話料金のマジックを忘れては駄目ですね。メディアはそこを突かないと駄目ですが…日経なども片手落ちの報道です。

食品やガソリンは必要な人は、必ず…値段が高くても買います。問題はユニクロなどの動向です。今のユニクロは、ウイグル問題が絡み…中国消費の懸念があるから株価が低迷しています。しかし…ここの株価がどうなるか? これも相場動向を見る指標の一つです。

流石…1兆円の自社株買い効果は、期待が先行しています。二度目だから…外部環境は悪くてもソフトバンクの株価は上がりそうです。一方、「エレクトロン」(8035)や「レーザーテック」(6920)は新高値ですが、カタルは何れも…「空売り銘柄」に見えます。しかし今は駄目です。燃え盛る炎の…「餌食」になります。

ここはやはり…船株や配当利回り株だろうと思いますが…どうでしょう。期待通りに三菱UFJはロケットダッシュしていません。1500億円程度の自社株買いでは…鈍いのかもしれません。日本製鉄の株価が弱いのは「持ち合い株」解消の動きが、先行しているように思えます。ですが…この下げは注目されますよ。

カタルは買い続けるつもりです。まだ需給は下向きです。今度は1850円かな? …カタルに力があるなら…10円刻み程度で買っていますが、今のカタルは損ばかりです。エンバイオなどの儲けはありますが…僅かです。でも市場は「シンバイオ」(4582)に「ホットリンク」(3680)は、「新日本科学」(2395)に続いています。エンバイオは、なかなか1000円を割れませんね。意外に強いのです。玉が沈んでいるのでしょう。

まぁ、それぞれが自分の好みに合う株を、手掛けると良いのでしょう。野村証券は、また追証かな? 9月の配当はまだでしょうか? それが来たら買い増しをしてみたかったのですが…どうでしょう。ま、無理をせずにノンビリやりましょう。それでは…また明日。



amazon.co.jp 全品に拡大 無料配送キャンペーン実施中!詳細はこちらをクリック。

関連記事

  1. 2017.01.23

    1/23
  2. 2021.03.03

    3/3
  3. 2019.10.21

    10/21
  4. 2020.04.03

    4/3
  5. 2018.07.31

    7/31
  6. 2022.06.01

    6/1
2024年11月
« 10月    
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
株式投資関連の本