06/26

かたるやはり…相場の先は、見えてないのかな? …と思いますね。月間の日経平均株価など観ると、明らかに調整を欲している様に感じていますが、日本郵政上場などが絡み、手が入るようなのですね。既に、かなりの玉(浮動株)が吸い上がっており、僅かな需要の発生で株価の上下が際立つように感じています。通常、空売り筋の買い戻しが切っ掛けになったとしても、いきなり高値を更新しないものですね。昨日、調べました。空売り比率の話ですね。上が、日々の空売り比率推移で、下のものが月間の推移です。

日々の空売り比率の推移
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日々の空売り比率の推移

 

月間の空売り比率の推移
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月間の空売り比率の推移

カタルの基本概念は、休む時にはしっかり休んだ方が良いと思っています。上場銘柄の中には、全く、相場がないものもありますからね。幾ら需給バランスが崩れていると言って、先が見通せないとしても…海運株の割安感は際立っています。例を掲げると…高値の9000円台から株価が下がったと言っても、まだ7000円以上もするヤクルト株などを見ると…、いくら、ダノンとのM&Aが絡むと言っても、この株高は説明がつきませんね。

食品株全般は、アジア展開のグローバル化が予想されるためか…、この期待値が、ずいぶん先行している様に思いますね。確かに…江崎グリコなどは、アジアでの海外展開を加速させており、企業業績も好調です。所謂、カタルが、前から述べているピジョン化現象が広がっていますね。しかし既にPER30倍以上ですからね。いくらなんでも…お休みですよね。

ニチレイの日足推移
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ニチレイの日足推移

読者の人は覚えているかどうか…。カタルはマルハニチロの子会社のアクリフーズで農薬の混入事件があった2013年12月、冷凍食品は日本の成長産業に成り得るとして、ニチレイや味の素に、注目したことがあります。もう直ぐ2年が経過しますが、予想通り、ピジョン化の動きが背景にあるのか…。企業業績は伸びているようです。此方はグリコやヤクルトに比べると、株価の上昇スピードは緩やかで、未だに余力が大きく見えます。最近、ニチレイの株価は、何処かのファンドが組み入れている様で強いですね。あの時の株価が400円台ですから、今週の動きは800円台で2倍以上になって来ましたね。ケネディクスより、余程、よかったことに成ります。トホホ…。カタルは本来、地味な銘柄は好きではないですが…、今のような総花的な動きになると、まともな株は、必ず上がって来ていますね。割安の双日も上がって来たし…何れ、海運株も水準を訂正する事でしょう。

話はそれましたが…、空売り比率が、今週の株高を支えたとすれば、一時的な動きで留まり、やはり株価は調整局面とも言えますね。しかしカタルが述べているコーポレートガバナンス評価なら、株価は、じり高を続けます。まぁ、結局、複合的な要因で株価は形成されており、どちらの見方が、正しいとか…、間違っていると言うものではないと思いますが…、最近はニチレイのように…目立たない株が高値を更新している様に感じています。

グリーの日足推移
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グリーの日足推移

どうしても、目立たない株より、カタルの性格上、花形銘柄に眼が向かいます。高止まりしているDeNAと、最近、少し変化を迎えるグリーなど…。カタルが、以前取り上げ失敗しただけに、変化の兆しが感じられるので…ご報告しておきます。グリーの田中君は、きっと大丈夫だと、思っています。高値を買って持っている人はそろそろ、打診買いを考えても…良い頃合いだと思っています。このように株価位置が低ければ…失敗しても、痛手はありません。カタルはどちらかと言えば、いつもこのようなタイミングで注目し、銘柄を取り上げていますね。本当は株価位置の高い株より、このように低い株の方が…失敗した時に痛手は少なく、思い切った勝負が出来ます。ニチレイを参考にして下さいね。

決算のせいか…、良く分かりませんが、カタルが再度の推奨をしてから、初めての現象がケネディクスに生まれています。長く観察をしていますから、カタルは直ぐに気づきましたが…、皆さんは気付いたのでしょうか? そう言えば…、昨日、変化日を迎えた007は、出来高が10万株を割れましたね。通常、このように出来高が減ると…目先筋の調整が一巡し始めている現象の一つですね。ただ上がるとは言っていませんよ。色んなケース・バイ・ケースがあるのです。でもカタルが望んでいた現象の一つです。上昇相場を続ける場合も、途中で休みを入れた方が強く、本物の相場に育って行きますね。果たして、期待するような企業業績の変化があるのかどうか…このような小さな企業の場合は、売り上げ推移が大切です。

例えば…最近、動きが見られる太平洋製作所(6342)ですが、日本の木材業は長い低迷を、余儀なくされていました。日本の林業は、さんざんの環境下でしたからね。でも此処に来て、日本で残っている林業の業者は、勝ち組に転じようとしていますね。残存者利益にプラス、円安環境など…構造変化が生まれています。こんな時に売り上げが伸びていますね。このような株は、どちらかと言えば…地味ですがカタル好みですね。非常に長~い間、相場がないからです。007の話をしていますが、要するに、弱小企業の変化は売り上げが、命だと言う事です。007が期待するような本物に育つかどうか…時間の推移を見ないと分かりません。しかしIoTは時代の流れですからね。

これから大企業中心になって、遅れているサービス業中心に、効率化の動きが加速されます。製造業は競争がある為に、トヨタの「改善」のように、一秒を争う改革が常に起っていますが、サービス業は効率化が遅れていますからね。セールスフォースの提供する情報管理は、此処に焦点を当てていますね。故に007は、総合的に凄いのです。車はカーナビを中心にIVIへ進化しますね。JVCケンウッドにカタルが注目していた理由の一つは、割安感ですが、同時に未来技術に対する期待もあったのです。QBは、もっと広がりがある商品だと考えています。

米中会談でも話題になったように…今、日本で九州は、歴史的な豪雨だそうですが…間違いなく、CO2削減などの環境問題は、これからのテーマに浮上しますね。そんな時に省電力化は、世界の主流なのですね。QBは僅かな積み重ねに過ぎませんが…全ての家電製品は、IoTでネットに結ばれ、コンピュタが内蔵されますから、必ずコンピュタの立ち上げ問題が、出てきますね。故に、QBの商品が再び脚光を浴びると時が来ると思っています。構想と言うのは…、このようなプロセスを踏んで、相場を読んでいくのですね。先頃、行われた米中会談は、京都議定書に反対した二大大国ですね。しかし必要に迫られ、少しゆとりが出れば…改革は実行に移されますね。あの時、カタルは、QBを見て惚れたのです。

今日は、空売りのグラフから…少し、カタルの考え方のプロセスを解説しています。皆さんには、退屈かな? 株価が休むと…付和雷同組は、諦めます。この目先筋は株価を押し上げる原動力になりますが…所詮は、目先筋なのです。企業業績など…関係ないのですね。しかしVテクの赤字から、100円台の実績、更に200円との予想、この変化率は素晴しい…の一言ですね。カタルは、あまり単発相場の設備投資関連が好きではありませんが、この変化率は凄いですね。あの…みずほ証券のアナリスト予想は、眉唾でも何でもない…可能性が高いですね。だからヤクルトやグリコなどより、ずっと面白いよね。先日、HSBCの報道を見て弱気に傾き、カタルはポジションを大きく減らしましたが…チャンスがあれば、また買いたいと思っています。

冷凍食品の農薬混入問題からの…、結果論ですが…、あの時に、カタルはこのレポートで指摘していました。読者の人は、一度読むだけなので余程、記憶力がずば抜けてないと、気付いてないと思いますが…何気なく、述べている銘柄も、カタルの中では先ほどの温暖化プロセスのように、色んなシナリオがあるのです。だから読者の人は、表面的な読み方をしないで、カタルレポートを自分なりに解釈され、活用して、ヒントにして欲しいのですね。どれだけ、日々、読む中で「ヒント」が盛り沢山か…ここが重要なのですよ。材料が濃縮されているレポートが、価値のあるものだと思っています。それでは、今日はこの辺で…。また明日。



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