5/7

嘗て…蓮舫さんが「無駄な予算」を省く会合で、「スパコン」の予算削減がメディアで話題になりました。あの有名な言葉が想い出されます。「2位じゃ、ダメなんですか?」

この言葉の解釈も「難しい」のです。カタルは「進化はお金に比例する」と述べています。先端技術の開発は、誰もやったことがありませんから、お金が掛かり…時間も、同時に掛かります。先日は「H3ロケット」の開発の話題を提供して、NHKは日米の予算比較もしなければ…報道の「片手落ち」と述べました。此方の報道の「IPS細胞」にも…同様の事が言えるのでしょう。

日本の場合は「和を以て貴しとなす」と言う基本精神が日本国民の心の中にあります。だから、どうしても「妥協の産物」で物事が決まります。全てが…そうなのです。そこに合理的な概念が入る余地があるのか、どうか…。

話題になっている「ガソリン税」も、本来の目的以外に、そのお金が「流用」されています。103万円の壁も似たケースです。「妥協の産物」でルールが決まりますから「矛盾」が生じます。この理由の根底にあるのは、聖徳太子の時代から、日本人の心にある「調和の精神」なのでしょう。「コメ作り」の村社会です。狩猟民族の欧米人とは、精神構造が違うのでしょう。

今日は、此方の報道が目に付きました。色んな考え方が在りますが、時代の変化は止めることはできませんから「受け入れる」べきでしょう。でも…調和の精神ですから、日本の進化は「周回遅れ」になり…更に、日本の自動車業界全体の「足を引っ張った」とも言えます。「BYD」の後塵を拝している「トヨタ」(7203)も難しい場面です。

小泉君は「推進派」でしたが…「業界の雇用を守る」という…声に押されて「奇妙な形」で、日本も「自動運転」が広がるのでしょう。川鍋一朗氏(全国ハイヤー・タクシー連合会会長)の認識が「業界の保護」になるのかどうか…。

カタルには、単なる時間の浪費で「成田時間」だと思っています。実は、今、コメの関税問題も同じです。自民党幹事長の森山さんはコメの関税を維持する派閥です。まぁ目先の選挙の為でしょう。自民党の支持基盤に「コメ農家」が多いためです。しかし…この農業政策は、本当に…「正しい」のでしょうか?

因みに娘が済んでいるシンガポールでも選挙があり…その投票率は「92.47%」だそうです。その理由は「選挙が義務化」されており、勝手に棄権をすると、権利がはく奪され…再登録には50Sドル(5560円)の手数料が必要なのだそうです。だから高い投票率なのですね。日本もそうすべきでしょう。因みに商品券を配る公約が支持され与党「人民行動党」(PAP)の信認票は、65.6%だったそうです。1965年の独立以来、ずっと…支配政党です。

話を戻しますが、これまでの農業政策が正しければ…若者が競って参加し、農業の生産人口の高齢化は妨げたはずですが、今の実態は「衰退」に見えます。農業は「淘汰の世界」で、後継者不足から、その「需給バランス」が崩れています。海苔を始め…レタスなども「似た環境」だそうで年収2000万円台の農家も居られるとか…。何も、先端分野でなくても、高校なんか…卒業しなくても、農家や漁師の世界で、現場の知識を蓄えた方が「成功」と言えるかもしれません。経験は重要です。

カタルは、この4日間で「EBITDA」や「キャッシュフロー」の大切さを認識しました。なにも「PER」や「PBR」などの株価指標だけでなく、総合的な判断で株価は形成されています。特に近年は「M&A」が増えており…日本の「構造」が大きく変わっています。だから総還元性向が100%を、はるかに超える「信越化学」(4063)のような事例も生まれてきました。

米国の自社株買い状況

その米国は「2338億ドル」の自社株買いだそうです。約33兆円と言われます。たった1月間の4月の発表分です。だからトランプ関税で混乱する…米国市場ですが、意外に早く…200日線水準まで株価は回復してきました。

今後の米国株のシナリオ予想

この後、時間が経過しないと…「どちらのシナリオ」を歩むか、分かりません。貿易統計を見ても分かりますが、米国の流通は「在庫投資」をしており、消費の「前倒し」が考えられますから、この後は、当然ですが…「前倒し分」の消費は落ち込み、物価高の影響はドンドン…加速します。だから第二幕は、夏から秋に始まる可能性も「否定」は出来ません。皆さんは、無理をしないように…と述べている理由の一つです。

しかし筋金入りの強気派である…「ウェルズ・ファーゴ・セキュリティーズ」のクリストファー・ハービー氏は、S&P500の年末は「7007」と述べています。

上のグラフの「赤のシナリオ」ですね。市場にはカタルのように、常に「強気」しか言わないような輩も多くいます。でもずっと…そう述べていたのは、カタルと、武者さん…程度でしょう。もともと…カタルは「バブル馬鹿」です。

ただ大きく株価の水準訂正をした「日立」(6501)や「重工」(7011)などは「グローバル価格」と述べています。昨年、春の半導体株の高値場面も、同じような事を述べており、カタルには「株は買えない」と述べていました。でも、その後も…半導体の株価は上がっていました。

「当たる」とか…「外れる」とか…言う見方は、そもそも…その認識が間違っているのでしょう。市場には「様々な意見」があり…自分が「どの説」を採用して、どう…行動をするか…その問題なのです。

カタルレポートは、「様々な視点」で、物事を伝えています。しかし、どちらかと言えば…名目成長経済の「信仰」派閥です。資産価格の上昇が、正しい「経済運営」です。しかし…やり過ぎは、駄目なのです。

カタルは「市場の整合性」を常に考えています。だからこの連休は、株価の「本質」が何処にあるか…を探りました。まだ途中経過です。「PSR」の視点も抜けた…レポートでした。何処かで…時間のある時に、纏めないとレポートとしては、完成しません。

「途中の考え方」を披露したのです。今日は、その中で…最近、「観察」を続けている銘柄の話題が出ていました。此方の報道を観て、やはり…カタルの観察株は「上がる可能性」もある…と思っています。このように…観察している途中で、時代変化が進み…いろんな事が更に…「明らか」になって行きます。

だから目先に拘るのは止めて「本質」を見極めよう…と、述べています。

「出前館」(2484) の日足

米「ドアダッシュ」は、何もイギリスだけでなく、日本の「出前館」(2484)に「TOB」を掛けても、良いのでしょう。経営者が、株価を「安値で放置するなら」…買収の対象になります。既に計算上は「採算に合う」株価です。

「DMG森精機」(6141) の日足

何故か…「DMG森精機」(6141)が、安いですね。材料出尽くし…と言う観方なのでしょうか? でも一発で決まりませんでしたが、一応はドイツの首相選は「キリスト教民主・社会同盟」のメルツ氏が、2度目の選挙ですが選ばれたのです。

しかし…極右団体「ドイツのための選択肢」のワイデル共同党首は、6日SNSに投稿し「メルツ氏は1回目の投票で失敗したドイツで初めての首相候補だ。これはキリスト教民主・社会同盟と、市民の信任を失った社会民主党が作る小さな連立が、いかにぜい弱な基盤の上に築かれているのかを示している」と批判しました。と言う…「混乱状況」を物語っているから「DMG森精機」の株価も、軟調なのでしょうか? 

カタルは「設備投資」が、何れ…盛んになると思っており、「ファナック」(6954)などと共に…工作機械全般に興味を持っています。

なかなか…「世の中」は、自分が考えるほど…甘くない内容です。自分の見方が「正しい」と思って…行動をしますが、実際の株価の値動きは違うケースも良く在ります。

この「市場の整合性」と言うのは、色んな見方をするのですが、なかなか…「これが正解だ」…と完ぺきに、予想は出来ません。問題は「時間軸」の捉え方です。時間をかけるなら、時代の方向性を抑えて置けば良いのですが、どうしても貧乏人は、目先の「際どい」場面まで求めようとします。

「クックパッド」(2193)の日足

あらら…「クックパッド」(2193)の164円も割れましたね。今回は「2度目の自社株買い」ですから、あまり上まで買わず、ノンビリ…「売り物」を拾っているのかな? 論理的には「買い場」なのです。224円の高値は「抜く」と思っていますが、上手に…下値は、なかなか…買えません。

無限の資金なら、段階的にドンドン買えば良いのですが、やはり貧乏人は「アッチ、コッチ」…と、蛍のように…飛び回ることは出来ません。そんな事で、今日の「トホホのカタルレポート」も、これにてお終いです。また…明日。

「ライズ・コンサルティング・グループ」(9168)の決算

追伸…と言うか訂正です。今、メールを観て確認しました。昨日の「ライズ・コンサルティング・グループ」(9168)の決算のEBITDAの変化率の数字が間違っており…引く1をしてなく忘れていました。訂正します。なかなか…熱心に勉強している読者も居られ…嬉しく思いました。教えて頂き、どうも有難うございます。早速、訂正しました。正しい指標は此方です。



amazon.co.jp 全品に拡大 無料配送キャンペーン実施中!詳細はこちらをクリック。

関連記事

  1. 2019.11.18

    11/18
  2. 2023.05.25

    5/25
  3. 2019.04.17

    4/17
  4. 2024.02.19

    2/19
  5. 2019.10.23

    10/23
  6. 2023.07.20

    7/20
2025年5月
« 4月    
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031
株式投資関連の本