12/30(大納会)

かたる:本日は大納会ですね。IRNETも本日が最後の投稿になります。来年は3日から再開の予定であります。今年は多くのヘッジファンドが閉鎖に追い込まれた年でもありました。カタルは基本的にリーマンショックからのオバマ政権の清貧思想が反映された結果だと思っています。ボルガールールなど…金融機関に対する規制が多く、総量規制、つまり自己資本比率規制などで、金融機関を縛っています。もともと金融デリバティブの発展の恩恵を受け、BRICsを始めとする新興国が、東西冷戦後の世界経済の枠組みを大きく変えてきました。ファブレスと言う生産設備を持たない活動が生まれ、人件費が安く、市場規模の大きな中国が発展したのは、リスクを減らす事が出来た資金提供の仕組みの為ですね。CDSは、その重要なパーツでした。

しかし、それを上手く利用し…急成長した中国を脅威に感じてきたので、米国は環太平洋に軸足を移し、南沙問題など含め警戒を始めました。要するに、安全保障の観点から見て、変化をしているとも思えます。固定資本形成に依存する中国の成長は日本の物まねです。アフリカへの経済援助、所謂、ひも付き貿易を原動力にして、急速に力を付けてきました。共産主義ゆえ、お金の使い方が、機動的に出来たのでしょう。

日本は長年、中国に対し…膨大な経済援助を実施してきました。戦争の償いの意味を込め、曖昧な価値で支援を続けてきました。でもこの事を中国国民は…あまり知らないようです。日本って、面白い国ですね。韓国の慰安婦問題ですが、実質的に今回は3回目の償いだそうです。だから揉めたと言われています。何度も何度も、同じことを蒸し返し…故に、今回は米国に立会人になってもらう案があるとか…。でも戦争責任は相手が求める限り、償い続けるものかもしれません。この辺りは難しいですね。韓国経済も大変なので…米国への配慮も必要で…両国が折れた格好です。韓国政府はこの後、不満を口にする慰安婦を纏める事が出来るかどうか…難しい選択をしたものです。

さて相場は…昨晩の米国株はケースシラー指数を見ても分かりますが、年率で5%を超える上昇だそうですね。米国は日本より一人あたりのGDPは高いのです。その米国が5%の上昇ですね。10年国債の金利は2.3%程度です。つまりこの鞘が成長に欠かせないのです。日本はこのような経済マジックを否定したので…、狂った時代になったのです。カタルが何度も言っている様に…資産インフレは必要なのです。「1300兆円の逆襲」の意味は、日本がバブル期から失った土地の資産価値です。この失ったお金を、毎日の日々の稼ぎから、補てんしてきたのです。1300兆円ですから毎年50兆円ですから、GDPの10%分ですね。これじゃ、いくら頑張っても…なかなか好転しません。銀行が不良債権処理で、明治から培った蓄えを一掃したのです。

疲弊すれば…ブラック企業も生まれます。ワタミにABCマートなど…すき家もそうです。上場企業が、この「ていたらく」です。他は「言わずもがな」…分かります。東芝の不正会計も同じ土壌で発生しています。経団連のトップを輩出する一流企業が、この有様ですから、時代環境とは恐いものですね。ようやく、安倍政権は、日本の問題点に対し次々に手を打っています。一番は、教育問題ですが…ようやく着手ですね。これで長い日本の成長も確定です。

何故、カタルが何度も、昨年末からROE経営を訴えて来たか? 伊藤レポートを紹介し背景を述べて来たか? よく考えてくださいね。ようやく金融庁が動き、東証が今年、動きました。ROEを15%に高めることは…日本株復活の条件の一つです。1300兆円の逆襲が、来年は全国規模でも上昇が確認できると良いですね。既に3大都市は反転していますが、この波及が欠かせません。ケネディクスの相場は、壮大なスケールです。あとは経営者次第ですね。

さて面白レポートを見ました。此方です。一理ありますが、カタルは少し違うと思っています。でも当たっている面もありますね。円安になりませんからね。本当は、円高の下で日本株が騰がるのが正しい道です。国債の発行費が減り円高に傾いています。本来なら…米国の利上げで、円安に振れる筈です。黒田さんも…馬鹿ですね。110円になるかどうか…。こんな辺りも、来年のテーマになりそうです。あの物価高は、長年蓄積されてきた合理化努力が限界に来たので…溜まりに溜まったマグマのような物なのです。その為に食品株の業績は、大きく改善しましたね。値上げが出来る環境にした為です。このような過程を経て…社会にユトリが、蓄積されていくのです。失業率が低いなどと言う、統計上の眉唾を信じては駄目です。

カタルは新聞配達をしましたが…あれは過酷なブラック企業です。どんどん働く条件を変えるのです。それも数か月の間に3回も…です。いい加減に呆れ…あほらしくなりましたが、あのようなことが、末端で通用する社会は、やはり異常な光景ですね。だから東芝の事件も分かる気がします。全てが限界を迎え、安倍政権の誕生ですからね。ある意味で独裁でなければ…社会変革など出来ません。何故、ヒットラーが誕生したか? あれは米国のモルガンが、「我が儘」を言ったためですね。払えない賠償を求めたから「窮鼠猫を噛む」なのです。手負いの猪は恐いと言いますが、追い込んでは駄目ですね。借金など…棒引きにするのが道理なのです。

株は、原点をよく考えてください。上がる銘柄は…事前に決まっています。問題は…誰が鈴を付けるか? どうせ参加するなら…強いグループに付きたいですね。関ヶ原の小早川の心情が、良く分かります。東西、どちらに組するかで…命を賭けるわけです。カタルは自走式関連が来年もテーマになり、米国でもフォードとのグルーグルの提携が話題になり、GMなどの動向が、注目されています。何故、アウディー、BMW、ダイムラーなどが共同で、多額の資金を払って米国の地図会社HEREを31億ドルで買収したのか? 背景をよく考えることです。そのHEREはパイオニアと提携です。トヨタにも話を持って行ったのですね。

しかも…3000円前後のアイサンテクノロジーを、清水の舞台から飛び降りるつもりで買ったアイサンはカタルが利食いした後も続伸を続け、何と…本日も高く8520円ですよ。まったく驚きますね。これは市場人気の高さを示しています。きっとテクノスジャパンも連れ高するのでしょう。カタルはZMPの上場予定を知り、この関連が相場の主軸と読み、パイオニアを早くから偽物相場と言いつつ…取り上げています。おそらく456円の転換促進に動く可能性が高いですね。あの発行も…出来レースと見ています。モルガンの空売りも然り…です。素人は所詮、プロには敵いません。プロは様々な罠を用意し…仕掛けるわけです。カタルも、良くそのマジックに嵌っています。トホホ…。今度、いつか資金を作り、嵌める側に回りたいものです。

昔の加藤あきらのような…人々が出てくるのが、日本株の復活の条件にもなります。ただ彼は眉唾物ばかりを、やるから駄目なのです。投資の原点は、時代を進める企業を取り上げることですね。さて今年最後のゴタクも終わりです。カタルレポートに、不満を抱く方も多いでしょうが…カタル自身も試行錯誤の毎日です。決して騙そうとも思ってないし…実際に書いている通りに、実践をしています。先日も追証懸念で投げました。公明正大です。何処かの政治家みたいに、騙しはしません。当たるも八卦、当たらぬも八卦のレポートが、本物に成れるかどうか。何れ、市場が判断するのでしょう。でも結構、いい相場ですね。駄目相場でも…さくらインターネットやら、日水やらが生まれ、魚関連から「掉尾の一振」とは、面白い2015年でした。

なんとか…パイオニアも反転し、大納会に有終の美を飾り、来年のスター株として、ケネディクスと共に育てば3流の投資家も卒業できますが…最後の壁が超えられるかどうか。本物に成れると信じて…、1000万の所得を諦め、歩合生活に見切りを付けたカタル君、春が来ることを信じて…本年、最後のレポートにします。それでは…読者のみなさん、よいお年をお過ごしください。



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