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かたる:昨日の相場は…久々の変化でしたね。 指数からの上昇ではなく、個別株が、確り上がっていました。それにしても…投資マインドの変化が、重要だと言う事がよく分かります。日本人はどちらかと言えば…長い失われた時代の中で、スッカリ「負け組意識」に染まっています。「流動性の罠」と同じ構造です。しかし来年も3年連続での賃上げが予想されており、国家目標が名目成長を重視しているから、徐々に長年培われた「負け組意識」は、変化して行きます。

カタルは実践派ですから、この意識変化の構造は、大きな歴史観の中で浸透し始めていると考えています。江戸時代から明治の変革時期と、同じ時間が経過していることが非常に重要なのでしょう。平成の時代は、ハッキリ言って負け組社会です。この歴史的な肥やしが徐々に効いてきます。ケネディクスは何度、やられても…やはり有望に見えます。まぁ、見ていてください。問題は経営者なのですが…、自社株買いをしたので、おそらく利益意識変化が、芽生えていると考えています。「1300兆円の逆襲」は、壮大なスケールの相場ですね。

ROE経営の浸透も、大きな材料です。日本のROEは8%にも満たない水準だろうと思いますが、米国は15%です。これは経営者の意識変化で達成できます。もし株価がROEだけの指標で動くとしたら…約2倍になるので日経平均株価は38000円前後になり、バブル期の38915円の水準に並びます。「時代の肥やし」の意味をよく考えてくださいね。

法人減税を機に導入される、外形標準課税と言う売上税の変化は非常に大きいのです。あまり解説されている記事を見ませんが、儲けの低い部署を切り、儲かる所に、経営資源、つまりお金が投じられ、設備投資が起ります。全体の儲けの水準がドンドン上がるので…賃金は上昇し、嘗ての好成長時代に並ぶ成長期を日本は迎えます。

これまでは、村論理で雇用を守るために、どうしても売り上げ重視で…総資産経営の為、東芝のような事例が起ったのです。外形標準課税の適用は待ったなしに…経営改革を迫られますね。何故、リロHDが高値追いを続けるか? 社員厚生などを自前で確立するのは非常率だからですね。TPPは米国大統領選が決着すれば、批准されるでしょう。ドイツの事例を見れば、日本が有利なのは明らかですね。内容は非常に緩やかですが…これは大きな材料です。

金融庁が主導して、スチュワードシップコードやコーポレートガバナンスを推進しており、この意識変化は非常に大きいですよ。いつもカタルは金融庁批判を繰り返していますが、良い事もしています。一番、期待できるバックボーンが、大きな変化を迎えているのです。まぁ、何れも…目先ではありませんが、日本の未来を感じさせる材料ですね。

いよいよ始まりますね。カタルは、前から戦前の教育勅語のような仕組みが必要だと思っていましたが、安倍政権は2018年導入を目指しているようです。日教組は反対するでしょうが、日本人の道徳教育は必要です。最近の若者レベルの社会規律意識は、一般的に低いですからね。平気で空き缶を道路に捨てたりします。一体、誰が掃除をすると思っているのでしょう。

デフレ環境は人間を腐らせますが、インフレ社会は、前を向く行動的な人間が増えますからね。景気動向は、そもそも人間の気持ちの変化なのです。

さて目先の予想ですね。実はいろんな指標を見ていると…この12月に下落は、結構、きつかったのです。カタルは残念ながら、節税に絡む影響がこんなにあるとは思っていませんでした。米国の利上げに対する意見対立で生じた8月、9月の下落と並ぶ、二番底の模索の動きですね。そもそもイエレン時間に対し、サマーズの主張などが8月、9月の下落を招きましたが、今度はダリオに近いレビー時間が、大手を振っています。原油価格はまだ底値を確認できず、上海総合株価指数の下落から、「元」は売られ…、8月、9月の認識を連想させています。でもよく考えれば分かりますが…仮にダリオやレビーが正しくても、直ぐにその兆候は訪れません。中国は金融政策や財政政策を発動し、この効果を見る段階です。だから直ぐに指標は落ちません。この点、資金回帰にある米国と同じに見えます。原油価格の下落から、サウジの赤字が日経に報じられていました。つまり材料が一般化し始めています。このような状況を見れば…おそらく反転は近いでしょう。

本日の日経新聞は、自走車関連のJVCKWが取り上げられていましたね。来春に向けテーマは此処が中心なのでしょう。故にパイオニアの「出来」が、相場全体を左右します。最も強い形が一気の値戻しですが…。果たして、どんな形になるか、お手並み拝見です。昨日述べたように…カタルのイメージとは少し違います。でもあの8月、9月の相場で仕掛けるわけだから…もう決まっている筈ですね。カタルは、このシナリオを元に行動しています。だいたい節税対策が終っているので、売り物は、全体に少ない筈です。寄り付きは322円で始まりました。寄り前の気配値は、確か…316円前後じゃなかったかな? 本当は陽線の連発で…意識改革が必要ですね。果たして、仕掛け筋はどう対処するのでしょう。どっちにしても、分岐点を超えたと考えています。

やはり株は仕掛け人の存在が、非常に重要ですからね。ポジティブな連中がアベノミクスで、どの程度増えるかどうか…。株価は先見性がありますからね。米国の弱気な見方や世界経済の後退など…は、既に材料が一般化しています。その割りに、イエレン氏支持の表明は、少ないですね。不思議です。ドル回帰は起っている訳で、米国経済は好調の維持は続くでしょう。米国でもフォードがグーグルと提携し、自走車関連の動きがキーワードになっていますね。久々の1700万台の需要です。しかも高額のピックアップですからね。日本のような軽自動車と訳が違います。来年は大統領選の年になります。通常のアノマリーは、株が高いと言うのが通説です。

あまり弱気にならない方が、目先は良いと思っています。今はチャンスなのでしょう。カタルは、今日も買っています。さて明日で本年は最後ですが…、明日から京都に出かけますから、レポートは簡単になるでしょう。あまり書いている時間がありません。帰りは2日かな? だから来年は3日から、再開しようと思っています。おそらく後場から…高いと思っています。当たって欲しいな…カタル論。それでは…また明日。



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