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かたる:昨日の市況をみると…年末特有の動きになっていました。損切りをする銘柄、値動きの良い軽い銘柄などに変化がありました。引け値段階では…日経平均株価は高値水準を更新したそうですが…基本的には「お休みモード」です。

ただ…予てから述べている地味な銘柄ですが、好業績の合同鉄鋼や日本ヒューム管などは高値圏になっています。所謂、内需の好業績銘柄です。しかし…主だった内需モノは、大きな水準訂正のあとは、動きが一服しています。それにしても…大成建設などは、良く上がりましたね。

ケネディクスの日足推移

ケネディクスに似た動きなのでしょう。ケネディクスも…乖離調整が終盤になって来たように感じています。今週で4週連続の陰線になります。既に25日線(732円)を割れています。折角、お金を入れたので、お金を引き上げるのも面倒なので710円で買ってみました。更に705円、700円、695円と下値に指値を入れてありますが、買えるかどうか。

一方昨日、後場から人気になり、一気に戻り高値を抜いた夢テクは好調です。正直、979円を抜くのに、もう少しもたつく…と考えていましたが、簡単にクリアしました。更に、一気に4ケタ台に乗せましたね。通常、ダメなものは、こんな動きをしません。それにしても…人材関連株は、好調、そのものに見えます。リクルートの2834円は3分割ですから8502円です。カタルは上場時から一貫して…株価1万円を掲げて来ましたが、現実的な株価になってきました。草葉の陰で…江副さんは、どんな心境なのでしょう。

正直、難しいですよね。あのリクルート事件と言うのは…。カタルには、知り合いに自分の会社を持ってもらいたいと思うのは、当然の心理で、最初、何故、公募の新規公開株が賄賂になるのか…理解に苦しみました。後に…担当の現場の人間から、お金を持ってない人まで、お金を貸して公募株を分けた話を聴き…手広くやり過ぎたのだろうと、納得もしましたが…犯罪かどうかは、ギリギリのラインです。

結局、あの辺りから、日本国の在り方である村論理の横暴さが、失われ時代に繋がったのだろうと感じています。以後は必ず、東電の原発処理のように…奉加帳方式の連帯責任です。もっと合理的な考え方で淘汰すべきだと思いますが…官僚筋はチャチャを入れます。結局、人員が余っているんじゃないかと思います。新陳代謝が、なかなか出来ない体質だから、増殖するのでしょう。

今回の談合事件も、業界の体質と言うか…。日本全体の体質問題のようにも見えます。日本人のDNAなのでしょうね。江戸時代から村単位の共同生活を強制された弊害と言うか。まぁ集団行動を批判しませんが…もう少し許容度があっても、良いように感じます。まぁ、良い面もあるから、一概に批判は出来ません。あっ…今、ケネディクスの705円も買えました。

本日は、結構、指値が買えています。実は…夢テクも990円から下値を段階的に買っています。きっと年内受け渡しだから…最後の換金売りが出ているのかな? この夢テクは850円前後で少し買ったのですが…この玉は、年末の利益調整の段階で900円に乗った時に外しています。その時から、上がるかも知れないとは思っていましたが、年末でポジションを落としていました。

でも本当の意味で、昨日の夢テクのチャートは、新しい時代を暗示しているようです。正直…下値を買うつもりで、打診的な意味で、昨日は最初500株と思ったのですが、新高値前だから、敢えて高値を切って欲しい願望もあり…1000株に増やし、後場寄りの968円で買ったのです。でも意外に…簡単に高値を抜き、尚且つ、4ケタの関門も軽く抜きましたね。

通常、ダメなものは、こんな綺麗に上昇波動を描きません。きっと天井は、かなり高いのかも知れません。最初は…アウトソーシングを追うと考えていたのです。しかし昨日、話したように、減額修正を強いられたので…。でも、この修正は当然と言えば…当然の修正なのです。だって、あの四季報予想は、まるっきり成長株のイメージですものね。減額修正された数字でもPER30で930円、PER50倍で1550円です。

過去最高利益は2013年の463百万円です。それから4年間かけて、売り上げは35億3千万から73億85百万円で2倍以上になりましたが…利益は膨らまず、経費を先行させ拡大経営を続けて来ました。

通常は、そろそろ利益の爆発ポイントを迎えるはずです。此処での減額修正の足踏みが…力を蓄えた動きに繋がっています。だから4ケタ以下は、拾っておくのが筋なのでしょう。下値を更に買えないようなら、上を、買う事になるのでしょう。昨日、人気になった背景にはM&Aの材料もあったようです。

本日は、人材関連大手のリクルート、パソルにパソナの揃い踏みです。夢真は高いですが、流石のアウトソーシングは一服しています。時間ずれの2000円を目指せるかどうか…。来年が楽しみです。カタルは夢真より、夢テクに軍配を上げています。時間の経過で、いつ株価が逆転するか…に、次は焦点が移るのでしょう。

「1300兆円の逆襲」のメインはケネディクスですが…、此方は当然の一服で、理想的な展開に見えます。まぁ、今回の自社株買いで大きく上がらなくても…、カタルは、4桁は既に確定で、場合によれば…4000円台を抜ける新高値更新を、夢見ています。だからずっと買い方針です。

サンフロンティア、レーサム、トーセイと…この手の好業績銘柄の不動産関連が、何故、正常なPER評価を受けないのか? 謎です。 工作機械がPER20倍台になり、安川は30倍台なのです。基本構造は、循環波動の長いものほど…エネルギーが溜まっています。

カタルが拘るのは、1989年以降、一貫して調整を続けてきた不動産市場だからです。その間、世界は、名目時代を歩み…変化を続けて来ました。中国を考えると良く分かりますよ。

鄧小平が、武漢や深圳、珠海、上海を巡回した時に「富める者から、先に、豊かに成れ」と述べたトリクルダウン理論は、市場経済のものです。共産党の考え方とは違います。その南巡講話は1992年の話です。僅か25年、日本は、この資産効果を否定し、一方、中国は資産増幅効果を、積極的に引き入れ…固定資本形成の予算を増やし飛躍したのです。

だから、我が国の不動産業界には、この25年の沈黙が、「マグマ」となって、潜在的に…相当、溜まっている筈です。このマグマが名目時代に変化して…溢れ出るのです。壮大なスケールの相場が期待される所以です。先ずは、先導役と言うか…落語の前座が、公募を実施した「サンフロンティア」になるんじゃないかな?

何故なら、既に高収益だからです。PER30倍評価でも、良いと思っています。だってバブル期なら、間違いなく1万円台の株価です。果たして、こんな構想が市場から容認されるかどうか…。

相場と言うのは、核を突くと…必ず成功して、全体相場への波及効果が、ドンドン増して行きます。連動するのです。果たして来年は…そんな相場展開になるかどうか。楽しみな相場ですね。やはり…名目時代はワクワクしますね。このワクワク感が、何とも言えない心の潤いになります。「希望」と言う言葉は、こんな心境を与えてくれます。

やはり夢テクは、戻って来ましたね。再び変わらず…の994円です。買えなければ、上を買うしかないですね。それでは…また明日。



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