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かたる:予想通り…昨日は全面高の展開になりましたね。もともと新営業年度(1日)の大幅下落も警戒感を募らせる必要がなかったのでしょう。オイルマネー筋の資産売却も一巡しているからNY市場が上昇して来たわけで、日本では「円高=株安」と言う間違ったレッテルが張られ、全面安になっていました。何故か、「マイナス金利=銀行株安」と言う認識と似ています。両者とも一面だけを見れば、そのように見えるかもしれませんが、捉えようによっては、株高であり、銀行株高の筈です。でも長かった「失われた時代=清貧思想」の為に、人々のマインドが、常に悲観的に物事を観るように…動議付された犬のようになってしまいました。

カタルは希望に燃えて…上京した時から~初めての本格的な上昇相場を迎えている様に感じているのです。1989年に上京したので、実に27年ぶりですね。アベノミクスの2012年からの相場は、前哨戦のような物でしょう。今の相場観は「逆業績相場」のイメージです。この逆業績相場の意味の分からないようでは、株を売り買いするのをやめて投資信託でも買って置けば良いのでしょう。そんな事を言っているカタル君も、証券マン10年で歩合セールスの資格を得た時は、この意味も知りませんでした。失敗を重ね…勉強したために、今では、いっぱしの口がきけるようになったのでしょう。

だから読者の人も、何れ…分からない用語も解説も飛ばしながら、かたるレポートを読んでいれば、分かるようになります。何でもそうですね。興味を持って、出来れば独自に勉強すれば、自分なりの世界が広がります。カタルは株の世界にどっぷりつかり…大学生活時代から嵌っています。さて今日は一般株が続伸ですね。昨日売った三菱UFJの株価は売った株価から、およそ3%上に位置しています。トヨタも同様です。トヨタは少し鈍いですね。まぁ、こんなものでしょう。サミットは5月の下旬ですから、まだ為替から叩く余地が在るかも知れませんが…基本的にCTAなどの業者は撤退方向です。

ここで基本構想を大切にせねばなりません。先ほど…逆業績相場の様相が強いと述べましたが、この季節感は、景気後退により企業業績が悪化するので、景気変動に影響を受けない薬品や食品が物色されると言う特徴があります。つまり昨日も話した様に小野薬などの季節感銘柄が旬を迎えている訳です。でも同時に腐り始めている訳ですね。一方、カタルが安いなぁ~と感じている株は、総じて金融相場と言う春のイメージの株です。企業業績は悪いのですが…新しい躍動感を感じさせる若葉が茂る季節が、何れ…訪れます。イエレン時間とは…そのような時間認識なのです。プロの証券マンも景気循環と株式の物色動向を中心に書いた浦上さんの「相場サイクルの見分け方」(日経新聞)を、バイブルのように読む必要があります。身に付くまで実験を繰り返すことです。

この波動に、今はロシア人学者の名前を付けた「コンドラチエフの景気循環の波」が重なっているように見えます。産業革命以来のスマートコミュニティーと言う大躍進時代です。その為の下準備として、「失われた時代」が構築されたのでしょう。この肥しが…これから徐々に効いてきます。株は良いですね。スポーツの世界は、年を取るとものになりませんが、株屋は年を重ねるにつれ…様々な経験が活用できます。でも常に新しい時代感覚が必要になりますね。良く銘柄相談を受けますが…基本は、何度も言うように、ドル平均法での自分自身の力量配分です。この力量を、わきまえるのが難しいのです。所謂、精神論の世界ですね。だから株式投資は、ある意味で精神修行かも知れません。

失敗したと述べたパイオニアだって、最初から乗っていれば…結構儲かり、そうしてやられましたが、カタルがフォローアップした時に、なんぴん買いを掛けていれば…今は充分に利食い圏ですね。失敗した人は、要するに、自分の投資の仕方が間違っているのです。カタルは何度も、銘柄など関係ない…と述べています。更に1銘柄で充分だとも述べていますね。この意味をよく考えねばなりません。そりゃ、自分が買った瞬間からストップ高を続ければ…気分は良いですが、逆に買った途端にストップ安になっても…投資の仕方次第で儲かる訳です。ケネディクスもそうですね。結構、これまで上下があり…上手くこの波動を応用すれば儲かりましたね。しかしカタル様に…高値に買い増しをすると…いつも、これまではやられていました。

さてこの話を踏まえ…昨日の新しい銘柄ですが、カタルの選択にしては地味な会社です。社名はメディカルシステムネットワーク(4350)で、薬局をネットワークで結ぶ会社ですね。先日のストップ高は、日本郵政と提携し在宅医療を受ける患者への処方薬等の宅配サービスを開始すると言う日経新聞の報道によるものだそうです。しかし会社は否定しています。まだ協議中との事です。でもこの話がなくても良い仕組みですね。それに割安に感じた次第です。しかし四季報数字が正しいとは言えず…これからの観察になります。更に現状は仕掛け筋が参入しているかどうか分かりません。株って、素質があっても所詮は仕掛けるグループが存在しないと相場になりませんからね。小野薬などは、野村と日経がつるみ、つるむって表現が悪いかな? まぁ、似たようなものです。相場が形成されています。これに投信などが参加しているのでしょう。投資信託は株のプール先です。

株が騰がる仕組みを解説するとキリがないので…様々なケースがあります。そんな事はどうでも良いのですが、何故か、素人は気になるようで…誰々が買っているとか…と言う話が好きですね。問題は、その会社がこれからも時代に合っており、成長が続くかどうかなのですね。政府は在宅医療支援をしており、薬局の活用が言われているから、おそらくこの内容なら、株価は4桁だろうと認識しています。カタルは何時も事前に…述べていますよ。カイオムだって、4ケタ以上の実力だろうと思っています。「ナノキャリア」などより…余程いいですね。ただ前臨床ですからね。小野薬とは違います。この辺りの解説をするとキリがないので…友達に薬会社か、医者がいれば、聞くと良いでしょう。カタルは…これまで、何度、辛酸を舐めたことか…。

株と言うのは仕掛け人が重要なのです。メディカルシステムネットワークは素質があるに過ぎません。仕掛け人がいるかどうかは分かりません。自分が相場を創れる力があれば…簡単ですよ。ケネディクスを良い相場にしてみせます。ただ力がないようでは駄目ですね。所詮は、他人が仕掛ける銘柄の小判サメに徹するしかありません。やるからにはTOBを掛ける資金力が必要です。その覚悟でやらねば、相場は上手くいきません。ケネディクスならTOBを掛けてみたいですね。今の倍くらいでも…充分に採算に合うと思います。すかいらーくや西武は…その口でしたね。先日、再上場したベルシステム24もそうです。

さて…本日は売り先行です。あまり買っていませんね。メディカルシステムネットワークも1000株だけ、追加で買いました。これで3000株です。僅かでしょう。カタルの力量など、その程度です。仮に時間がかかり、下がった場合を想定して仕掛けねばなりません。500円、400円、300円になっても買い続けられる力量が必要ですね。これは100株単位のようです。だから最初は100株でも良いのです。6万円ですよ。ケネディクスは4万円だし…そうすれば力量がなくても、買い続けることが出来ます。小野薬品を諦めたのは、最低単位が80万円だったからですね。1000株買ったら800万、1万株では8000万のお金が必要です。まぁ、100倍程度、買うつもりなら…ほとんど失敗はしません。倒産すれば駄目ですが…。

カタルは倒産企業も平気で推奨しますからね。今のシャープもそうです。でも10月まで腰が引けています。やはり彼は、何を考えているのか…サッパリポンです。あんな条項がなければ…カタルは次期主力にしようと思うほど、シャープと言う器を高く評価していました。でも失敗する筈がないので…買ってもいいかも…。

証券マンは大変ですね。素人は下がれば買わないし…時間を掛けて3カ月ぐらいで2倍以上にならないと、なかなか手数料が上がる相場になりませんからね。素人向けにカタルはソニーなどを掲げていますね。きっとソニーだって、なかなかでしょう。前回は駄目だと思っていましたが、今回は…行けるように思っています。証券マンはカメレオン、お客様の性格や資力に合わせ、銘柄を薦め…常に手数料を上げ続けねばなりません。でも今はマズマズの相場環境ですね。カタルの短期投資の成績は褒められたものではありませんが、合格点に近いでしょう。今年に入り、既に2倍以上になっています。これからどうなるか…。

さて…本日は「相場の季節感」の話を、少ししました。景気循環サイクルなど…非常に重要な話なので、自分自身で勉強されると良いでしょう。浦上さんの本は、なかなか優れモノです。事実、彼はお金持ち、奥さんは健在ですが…彼は他界されています。昨年かな?日経新聞社から復刻版が発売されています。カタルは昔の本を持っています。「金利と業績と株価」の関係を示した表は、なかなか優れたもので…理論通りです。それではまた明日。自分の力量把握に努め…相場に臨んでくださいね。互いに頑張りましょう。



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