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世界経済はコロナからの復活を見ていますが…サプライチェーン問題や物流機能などは、依然、混乱をしているように思えます。半導体市場は、以前の考え方ではなく近年は「安全保障」問題が加わっています。つまり台湾が中国に併合された未来図を懸念しているのでしょう。トヨタ自動車の日本製鉄との関係も面白いですね。こんな報道もありますが…基本的に村社会の「暗黙の了解」は通じなく…なっています。

温暖化の気象データ

しかしCOP26は10月31日から議長国のイギリスで開かれますが…この気象データを観ると…衝撃的なグラフに見えます。やばそうなチャートだな…と思った次第です。明らかに何らかの対策が必要です。人類は規制と進化を続けてきました。昔は戦争が技術革新を促していたのでしょうが…今は規制でしょう。車の排ガス規制など…が進化に繋がっています。

カタルには理解できませんが、米国は資産の裏付けのないビットコインを容認しています。ブロックチェーン技術は必要なのでしょうが…その技術を獲得するために、ここまで容認をすべきかどうか…。かなり規模が大きくなってきました。カタルは中国の政策が、この分野では正しい選択だと思っています。

このコロナ禍は、冒頭の「サプライチェーン」など…明らかに新しい世界の「枠組み」が変わり始めています。

カタルは今回の海運相場は、コロナが切っ掛けで生まれた市況ですが…多くの人は、この運賃が「一過性の現象」と言う認識です。カタルも最初はそう考えていました。しかし最近は、何か…違う理由があるような気がしてなりません。

今の「インフレ」も意見が割れています。パウエルFRB議長が主張するように…多くの金融界の観方は「一過性」と言う認識で、今回のインフレを考えています。でもこの概念も違っている可能性があります。

カタルはコロナが落ち着いた後も、人口の多いアジア圏が所得水準が上がり…購買力が出て来たので…このインフレ圧力は基本的に強まる傾向にあると考えています。

海運運賃の方は、自信はありませんが、海運株がここまで大きく売られる理由はないと思っています。この株価を容認するシナリオは、海運市況が「元の安値に戻るシナリオ」しか説明が付きません。今の船株の下落は、元の海運市況に戻る前提で…株価が大きく売られました。しかし…現実は違うでしょう。だから2017年に倒産をした「韓進海運」の話を持ち出して…基本的な需給バランスが変わったことを伝えました。

そうして…COP26です。いずれ…船も運航規制の対象になるでしょう。船の業界は、知れば知るほど…遅れているというか、海賊船の世界です。何故、採算に合わないコンテナ料金になって…倒産の嵐になったか? 基本的に傭船料金の話が背景にあります。日本郵船も商船三井も川船も、実は多くの船は自社船舶ではなく傭船なのです。その比率は60%を超えるというから驚きです。カタルも最近まで知りませんでした。

この契約の為に、空で運行するよりは安い運賃でも荷物を運ぼうとして価格競争が起きます。中には配船寸前の船を利用して…破格の料金を提示する小さな船会社もあります。こいつ等は、船員に給料を払わないような…連中です。荷物が届くかどうかも分かりません。まさに無秩序な海賊の世界です。

今回のコロナ禍は、様々な人類の行動に変化を与えています。一番は、リモートでしょうが…今の時代は、どんどん便利になっています。カタルは株屋だから…新しい知識は常に必要になります。でもなかなか…新しいビジネスの本質を探ろうとしますが、理解するのが難しいですね。

会社のホームページの説明だけでは…その収益構造を知るのが難しいと感じることが増えています。常に…何故、この会社が市場で注目されて株価が上がったのか? その背景を自分で理解しようと努めます。でもなかなか自分の理解を超えるものもあるのです。

今回の船運賃が、何故、こんなに高騰したのでしょう。きっと…何か大きな歴史的な転換点の可能性が、裏に隠されているんじゃ…ないかと考え始めています。そもそも半導体もそうです。未だに解せない部分があります。スポット価格は、既に春から下がっているのに…何故、半導体株は高値を更新するのでしょう。

カタルは「レーザーテック」(6920)の株価に批判的ですが…何故、市況産業の設備投資の会社がPER100倍を超える株価評価を受けるのでしょう。明らかに市場は逸脱しているように感じています。

同じ市況産業の海運株はPER3倍にも満たないのです。やはり同じお金なのに…こんなに価値が違うのは、明らかに間違っているように感じています。この仮説が正しいなら…「レーザーテック」を空売りして、「川崎汽船」(9107)を買う「銘柄間裁定」のポジションが組まれても不思議ではありません。全く…不可解な現象です。

カタルは、いつも…その株価が、どうして上がったか? その背景を考えようとしています。その株が騰がるには…「時代の要請」があるから…株価が反応をするのです。船株の市況は、いきなり10倍以上です。何故、こんな現象が生まれるのでしょう。なかなか…この解が導き出せません。

パウエルは「一過性のインフレ」と言っていますが…この考え方は、昔の社会形態が前提になっています。しかし中国の経済政策は…明らかに変化しています。だから…TSMCの工場を日本政府は、多額の税金を払って誘致したのでしょう。背景には安全保障問題があります。

そもそも…この現象の元は「サプライチェーン」の話に繋がります。プラザ合意が起きた少し後の話ですが…1987年にTIに務めていたモリス・チャンは、台湾の政治家の孫 運璿に招聘されました。

丁度…世界は「ファブレス」時代に入ります。水平分業の時代です。この変革に多くの日本企業は遅れました。村社会論に拘り続け…小さな覇権争いを繰り返したためです。今のみずほ銀行のシステム障害などは…このような派閥論理が影響していると言われています。

合理的な判断ではなく村社会の選択が加わります。だから…日本企業は凋落したとも言えます。このファブレスやEMSと言う製造革命が、プラザ合意の時分から進展をします。この波に乗ったのがTSMCやサムソンです。

カタルも明確に見えてないのです。漠然と…何か世間一般で言われている理由で市場が動いているように…見えないのです。何か…「隠された意図」が、この背景には、なにか大きな力が働いているように感じているだけなのです。この「勘」は…当然の話ですが、外れるかもしれません。何かしら…何故か…? 船株相場に惹かれているのです。

もともとカタルは「恋は盲目」…の口の人間です。見境なく…走る傾向がありますから皆さんは距離を置いて、カタルの見世物小屋を観覧すれば良いのでしょう。馬鹿が、又始まった…と言う具合です。

そもそも…カタルと言う人間は「運命」論者です。人の出会いは、何か…目に見えない糸で結ばれていると考える傾向があります。カタルと大御所さんは、何の繋がりもなく…知らなかったのです。この切っ掛けは、仲間のOさんが仲介してくれました。

勤めていた和光証券のノルマである月間の株式手数料200万円が達成できず…留まることが出来なかったのです。その時に紹介されたのが大御所さんです。彼との付き合いが深くなり…彼の昔の相場の知識(知恵)が、カタルに伝授されます。その中で三光汽船の相場があったのです。

彼は、この相場で大儲けしました。その話を、何度も…何度も聞かされていたカタル君、当然、7月末の商船三井の第一四半期での大幅な増配記事に反応をします。第一四半期ですよ。絶対にあり得ない時期の増額修正のみならず…増配報道です。それも大幅に…。長いカタルの経験の中で、こんな体験は初めてです。

当然、カタルは反応をします。そうして浮かれて…やられています。当然の帰結です。ですが…そもそも大御所さんとの「出会い」も運命的な出会いです。そうして彼が語ってくれた知識が今回の相場に活きるかどうか…。

「効率的市場」仮説の…チャート論から見ると、絶対に復活しない相場です。しかし…今回のコロナ禍は「人類の歴史」に取って…きっと大きな意義があると思います。これは後世にならないと分かりません。

あの時は…と過去を振り返ると…、きっと今は大きなパラダイムショック(枠組みの転換)なのでしょう。半導体も、船株も…産業革命の時に、電気が普及しますが…我々人類に大きな進化を与えました。今は同じ時代背景です。やはり…カタルは革新的な出来事は、最初は理解できなくても…その波に乗るのが良いのだろうと思っています。

どうしても人間は、「現状維持」と言う「保守的な考え方」に囚われますが…冒険が進化を産み出します。何か感じるものがあれば…先ずは、躊躇わずに…参加することでしょう。最初は100株、200株で良いと思います。

ですが…ともすると、多くの日本人は、まず否定から入ります。今の時代は、特に…「失われた時代」の後ですから、31年間も…時代の洗脳を受けています。しかし今回のコロナ禍の相場、昨年の3月の暴落を思い返してください。。ケネディクスは、2日間も大量の売りを浴びて…追証ラッシュになりました。そうしたら…TOBですよ。

あの「鉄は国家なり」…と、最近まで寝惚けた「戯言」を言っていた日本製鉄(新日鉄)が…製品を買ってもらっているトヨタを訴える世の中です。この時代の変化を感じないと駄目なのでしょう。事実は小説よりも奇なり…人生も真坂、魔坂、まさかの連続です。

果たして、どんな選択が正しいのでしょう。それぞれが…自分が信じる道を歩めば良いのでしょう。それでは…また明日。

本日は、流石に…「買い増し」は出来ませんでしたが、このまま株価が推移すると、明日は…また信用の枠が空きます。どうなりますか…。人生は波乱に満ちています。ロコンドも高くなってきましたな。嬉しいな。ようやく…追証地獄から解放されるかどうか…。人生は、どうにかなるさぁ~なのです。



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