もう直ぐ…会社を辞めて9年近くなりますが、証券マン根性はなかなか抜けません。毎日、売り買いをしないと気が済まないのです。やはり現役の頃はノルマを抱え、歩合になってからのノルマは消えましたが、生活が懸かっている為に、何かを探さないと…と思うのでしょう。今は自分のお金なのだから、ノルマなどはありません。
でもファンドマネージャーだと…時間との戦いです。私設では基準が緩やかなのでしょうが、大手だと月単位でパフォーマンスを競うのでしょう。でも株価の動きなど…コントロールは出来ません。企業業績の推移で銘柄を選んでも…早過ぎても駄目だし、遅すぎても上手く行きません。絶妙な頃合いが求められます。カタルはこの時間の壁が、最後の難関になっています。
先日、レオパレス21が大商いを演じました。カタルは早すぎると述べましたが、資金量によるのです。村上さん辺りの資金規模になると、かなり時間をかけて買う事になります。それに今は色んな規則があり、持ち株水準が分かるようになっています。だから…たぶん別働隊がいるのでしょう。村上さんの名前は「オトリ」でしょうね。でも元を辿れば、一緒の資金の出所の可能性があるのでしょう。
既にレオパレス21もスルガ銀行も、千代化もJトラもそうですが、問題が明らかになり、後処理に入っています。その進行度合いの話です。何れ、レオパレス21も株価は戻る可能性があるのかも知れません。でもカタルはあまり魅力を感じていません。やはりJトラの方が…全然スケールが違います。仮にレオパレス21が戻っても、たいしたことはありませんもの。
最近、見ている株の中で気に入ったのが出てきました。今は観察中なのですが…この株は丁度、高値から2年間の下落過程で、この秋にまる2年を迎えます。Jトラは6年も下げ続けていたわけです。こういう現象を思うと、人間と言うのは馬鹿ですね。株は腐らないから下がった時に買えば良いと思うのですが…何故か、高値で人気化している時にワイワイ言います。
昨年、サンバイオが人気化しました。だから2年後はきっと人気も冷め、株価は更に安くなっているのでしょう。オリコンスもそうでしょう。最近、大人気になっていました。つまり…多くの株は人気化した時が、売り場になる訳です。Vテクの空売りを狙っていた昨年初めの…カタルの見方は正しかったわけです。何しろ、3000円が3万円ですからね。今は株式分割をしましたので、たしか2倍だから9200円です。
カタルが興味を持っているのは、以前、大人気になったが…髙過ぎた株です。今回、発見した株も確か…あれは日経産業新聞だと思います。あの特集記事を読んだときは、カタルも株を買いたいと思ったものです。でも既にその時は株価が高くなっており…カタルの尺度に合いませんでした。
だから昨日、日証金のリストを見た時に直ぐに気付き、株価を見ると下がっていたのです。本当は買うべきでしょうが…当然、株価は下値圏ですから、待たされます。Jトラだって発見は2月です。それから4か月も経っても…まだ打診買いの株価水準です。大手機関の推奨は2年から3年後なのでしょう。
皆さんの多くは…自分が買ったら、すぐに株価が上がるものを求めているのでしょう。でも難しいのです。自分でタイミングを創るような資金があるなら別です。村上さんのように…。でもカタルは貧乏人だから、自分で上値を買う訳に行きません。だから仕方なく、良いと思っても下値を丹念に拾うしかないのです。
多くの人は、昨年の年末年始に、夢を賭けた東邦チタンの…カタルの博打を観て、どう感じたのでしょう。あれは年末年始高のアノマリーに賭け、これしかないと思ったのです。でもあえなく…討死をしました。そうして今年前半は900円前後の往来相場でした。
あの予兆の後、再び安値に落ちされる東邦チタンを見て、どう感じましたか? でもブツブツ投資なら…やはり儲かっています。事実カタルは期日が来ましたがブツブツ投資の為に損をしていません。
あらら…こんな話をしている場合ではありません。千代化が大幅高しているじゃないですか…。今の株価は305-330-305-327=4170100(9:53)です。昨日の原稿を見てカタルと共に株を買った人は良かったですね。もともと千代化の地相場は800円程度の株なのです。
そうしてカタルは商事が支援したことで、もう株価は500円なのだと述べました。実はこの株も3月からのカタル銘柄です。会員には事前に伝えています。もともと千代化の沿革を見れば分かります。三菱石油の工事部門が独立をして、その後、商事がなんども支援をして…経営に関与をしており、必ず株価は復活しています。その株価の上昇の仕方が…また、すごいのです。
株と言うのは、「特性」があるのです。株価が持っている独特の動きの個性です。この株は388円を切ってから…証券マンは馬鹿になっても良いのです。今は打診買いをさせて置き、株価の動きをお客に見てもらうのです。そうして約束と取り付けましょう。
「まもなく大人気株になりますから、その時に、また声をかけますから大口で参加をして下さい」と…事前に顧客に伝えて置きます。出来る証券マンの多くは、顧客に常に相場状況を話しておき、その時が来たら一気に動きます。
あらら…こんな話をしていたらJトラが売られています。今は494-495-487-488=141200(10:07)です。買えるかも知れないから、485円で1000株の買いを用いて置きましょう。事前に7200株の買いがあったから…難しいかな?
駄目なら、後でまた考えれば良いのでしょう。別に485円でも500円でも大きな違いはありません。だってカタルは先日510円まで買っているのです。あの時は参りました。大引けに8万株も買いが入っており、高値で引けたのです。何故、あんな買い方をしたのでしょう。カタルにはサッパリポンです。
かたるは、当面はゲリラ戦で「仕手材料株」の相場だと述べています。相場環境が良くなるなら大型資本の千代化の選択になります。少し弱いならチタンやJトラです。
何度も、何度も…同じことを繰り返して言っています。いい加減に読者の人は飽きるよね。でも実際に…その通りの展開になっています。これだけ当たっていても…文句を言う人は、たくさん居ます。でも今の相場を理解してないから、文句を言うのでしょう。
昨年のクリスマスショックの安値を割れている株が、実は多いのです。 代表事例は三菱UFJでしょう。昨年のクリスマスショック時は515円が安値です。これが通常の今の相場感覚だと思って下さい。それなのに…東邦チタンは3割も上がっているのです。でも…文句を垂れる人が多い。自分が中心で世の中が回っていると思っている人達です。
昨年ほどではありませんが、今年も難しい年なのです。基本路線は弱気相場で、空売りに分があります。今の経済環境を考えれば、誰でも想像はつきます。だからこんなレポートが出回ります。
如何でしょう? カタルと、全然…違う解説でしょう。カタルは日銀のETF買いを始め、企業の内部留保に注目をしており、自社株買いの多さを解説して…その背景を説いています。これは日本を代表する日本生命の経済研究所の高給取りが書いたレポートです。野村総研のようなものです。こういう偽物人間ばかりが、世の中に一杯います。このレポートを読み、どんな印象を持つのでしょう。
自分で会社の肩書を外して…歩合の世界に入れば分かります。外資なら2年か3年でお払い箱でしょう。会社のブランドが消えると、みんな、ただの人になっています。如何に日本と言う国は、本物が少ないか分かります。幸いネット時代になり、個人が情報を発信できるようになっています。何とか…本物をめざしカタルのように努力をしている人間も居ます。
小手川君に、大手機関は「三顧の礼」で出迎えて…成功報酬制でお金を預ける玉が居ないのが不思議です。野村などは、だから落ちぶれるのでしょう。今の時代は本物の時代です。アイディアが素晴らしいなら、お金はいくらでも集まるのでしょう。
早く早く…もうカタルには残された時間が余りありません。日銀の財政ファイナンスがMMT理論になって来ました。この意味を、どれだけの人が感じているか? 豊田さん、いい加減に300万台生産体制などに拘らず、新展開にお金をぶち込みましょう。
あっ今、先ほど入れた485円が1000株買えました。今度は480円で、もう1000株の買いを入れて置きましょう。貧乏人は貧乏人らしく、チビチビやるしかありません。僕に力があるなら、面白い相場を、いくらでも創れるのに…。
貧乏人は、いつまでも…走馬灯のようなハツカネズミです。コンチクショウ。所詮、貧乏人の戯言です。また明日。