売りは早かれ買いは遅かれ

今ほど…「売りは早かれ、買いは遅かれ」と言う諺の意味を実感していることはありません。またまた…完全に「時間軸」を読み間違っています。

カタルの投資の基本戦略は、インフレ対応の金利高で「資産インフレ」が起こると言うものです。過去の日本は、この「資産増加効果」を経済に活かして…成長してきました。中国が躍進したのは、この「固定資本投資」です。世界の国、どれをとってもそうですが…日本だけが馬鹿官僚の実験場になり…実質経済成長のトラウマに嵌まっています。もう結論は出ているのに…まだ…村社会論路の「抵抗勢力」が跋扈します。

岸田総理の「新しい資本主義」は、その事例です。だから日経平均株価が下がって…こんな発想も出てきます。現実化する可能性もないとは言えません。だからこそ…選挙は大切なのです。今回の衆議院選で自民党に投票した人は、こういう株価下落の現実を、望んだ人なのです。よく考えて投票をしてください。

カタルの現役時代の入社、間もない頃の…ペイペイ時代に、中古車の部品販売をしている業者の人(松原さん)と取引がありました。

彼の商売は、廃車をスクラップ価格の…たぶん当時の価格で5万円程度だと思いますが、集めていました。そうして…その車から取った自動車部品を販売します。自動車メーカーの修理部門の人が、彼の所によく自動車部品を買いに来ます。それを売るのです。いい商売ですよ。兎に角、儲かっていました。

廃品回収といえば…僕らの時代は「ボロ屋」と言って、他人が捨てるものを、拾い集める商売ですから…一段、下の人間とみなしていました。みんなで…その同級生を馬鹿にしていましたね。彼女にとっては、きっと「虐め」だったのでしょう。みんなで…「ぼろや」と言って、からかっていました。たわいない悪口ですが、今から思うと…きっと彼女の心はひどく傷ついていたのでしょう。

幼稚園児の頃か…小学生の低学年の頃だと思いますが、カタルは「こづかい」欲しさに、昔、よく磁石をひもに付けて、ぴっぱって…道に落ちていた釘などを集めて、そこに持ち込むとお金に変えてくれるから…鉄の「釘」などを、良く集めては…5円、10円に、変えてもらっていました。ある時に、銅の「雨どい」かな? 少し重いものを持っていくと…なんと100円以上のお金をもらった記憶があります。昭和30年代の話です。

その松原さんが、語っていたのは…土地はお金になるという発想でした。土地を銀行に持っていくと…必ず、融資をしてくれます。そうして不動産を担保に借金をして…土地を転がすわけです。株屋をやっていると分かりますが、お金持ちの大半は、この「土地成金」です。

カタルは上京した頃、東西線の西葛西に住んでいました。この葛西地区は、都市銀行が乱立していました。理由は東西線の開通により、この地域に多額のお金が落ちたからです。この地域の百姓は、何も努力をしないで…「農地解放」などにより、タダで資産家になりました。ただ…時代背景が良かったのです。その為に、バブル期に馬鹿になって借金をしてマンションを乱立させます。いい気になって…中には銀座にも「鉛筆ビル」(細い鉛筆のような建物)を買い始める始末です。でもバブル崩壊で…その多くは、「倒産の憂き目」に遭いましたが…今でも堅実な連中は多く残っています。

カタルは基本的に、実質成長時代から名目成長時代に時代が逆転すると考えています。

ただし…皆さんが考えているスピードではありません。ここから10年単位の話です。同時に「財政ファイナンス」も心配をしています。鈴木財務大臣の「日銀が買った国債を永久国債に」…変える話です。きっとそうなります。あるいは日銀が買った国債を償却することもあり得ると考えています。ガラガラポンのシナリオの一つです。

だから円安は止まりません。1ドル360円時代に戻る可能性もあります。故にここから…劣化しない「資産投資」を推奨している訳です。先ずは、住宅を…そうして不動産投資です。地方都市は10%になる物件もあります。株式も同じです。

内容がマズマズの高配当利回り株のリスト

4%以上の優良株はゴロゴロ存在します。信用金利が0.5%の野村証券を利用すれば…リスクなく儲かります。株価が下がれば、利回りは上がりますから、株を買い続ければ良いのですよ。ただし…追証があります。絶対ではありませんが、理論上は…必ず、儲かる理屈です。リスクヘッジの為に、「違う業種」を数銘柄セットにすると良いですね。

この基本構想を述べると長くなるから、ここで止めて…本日の主題である冒頭の「売りは早かれ、買いは遅かれ」の話です。

カタルは「ロコンド」(3558)を長く手掛けており…目先はご存じのように失敗をしました。成長株だと勘違いをしていました。良く伸びていますが、田中君は及第点でしょうが…成長株評価とは違うのかもしれません。今のところは…です。


2008年から2009年の三菱UFJの日足

彼が、これから変化を見せれば…分かりません。カタルは基本的に一度、信じたら…長くその経営者を応援します。人生の5年、10年は…「ブレの範疇」でしょう。今でも2010年のユビキタスは観察銘柄として…その株価を追っています。三菱UFJは2008年かな? 800円を割れた時からです。今、記憶を確かめるためにチャートを観たら似ていますね。

今のマザーズ株と同じような…経過を辿っています。マザーズの急落も昨年の10月後半からです。そうして…まもなく5か月間が経過します。このリーマンショック時の三菱UFJと今のマザーズ株は、何故かダブります。カタルの着想はこの三菱UFJと同じ株価軌道を描くのではないかと思っています。この場合は此処から5月初めがピークでした。やはり200日線を回復しています。

ですが…カタルの狙いは「インフレ対応」が主軸です。三菱UFJを中心に証券、不動産株は息の長い相場になると思っています。たぶん5年以上…上がり続ける相場になるでしょう。だからマザーズの戻りは、一時的で…また元の資産インフレ株に流れは戻ると思っています。

この起爆剤の一つを作っている物価の引き金を引いた「船株」は、此処から活況期を迎えます。ですが「花の命は短い」のです。たぶん…夏までの相場だろうと思っています。この時期が早まることもあるし…時間軸が更に遅れることもあります。ですが…カタルは夏の米国の港湾労働者の話を「イーノさんの物流ラジオ」で聞いたときに…この仮説を、ずっと支持しています。市場には「春節ピーク説」など…ありましたが、カタルは一貫して違っています。

そうして…本日の題材の「マザーズの逆襲」の話です。

マザーズ指数とロコンドとBASRの比較チャート

この構想は1月に生まれており、初めて…題名にしたのが、2月27日のコラムです。「マザーズの逆襲」と書きました。この3月は買い場だと思っています。その「切っ掛け」をくれたのは…失敗をした「ロコンド」(3558)です。ここではマザーズとロコンドとBASEの比較チャートを掲げておきます。600円割れから買い始め、500円割れ、そうして400円割れの現在です。

皆さんの多くは、ロコンドを株価下落のせいにしますが…それは間違っています。

レザーテックの日足推移

基本的に昨年の10月から、相場の流れは変化しており…インフレ対応に軸足を移しています。だから半導体株のレーザーテックは「空売り」だった訳です。でも…カタルはどんな駄目相場でも…必ず、上がる株を選択しようとしています。故に…「常勝将軍」を期待されても無理があります。

今の…三菱UFJの日足

でも…三菱UFJのトレンドは全く崩れていません。カタルは2日前かな? ピッタリのタイミングで買い乗せチャンスを指摘しています。この環境下でも…相場は崩れていません。逆に、船株は高値更新です。「きわもの」だからです。

カタルは、ここでは…この「二つの選択肢」を掲げています。船か…マザーズの逆襲です。

基本的には、カタルは「きわもの」狙いですから、ここでは「BASE」を中心に書いていますが…金曜日は、寄り付きと大引けでもメルカリを買ったら…大変です。カタルは出来高を観て…買いたくなったのですが…どうもマネックス証券から「仕組債」が発行されているようです。ノックイン債と言うのかな? 3月10日が基準価格のようです。3140円のようですね。下落率は70%だから、下値目途は2198円のようです。カタルは今までは…この話を知りませんでした。たった今、知りました。

仮に償還時だろうと思いますが…1年後の株価が2000円だとすると、2000/3140=63.6%の元本しか保証されません。たぶん1年後の株価に連動して…ノックインした場合は、償還額が変わるのでしょう。これを使ったオプション取引が絡んで、11日は大商いを演じたようです。

不思議な事に…メルカリのIRではこの発行額を調べようとしましたが、存在が分かりませんでした。マネックス証券が独自に発行したものかどうか…よく分かりませんが、世の中は、頭の良い奴がたくさん居ますから…気を付けねばなりません。

しかし…マザーズ指数もそうですが…すべてのマザーズ株と言うか…。テック株と言うか…。この手の株価は、同様の値動きになっています。これが市場の整合性の話です。

テスラ株の日足推移

特にカタルは、最近は米国株を良く観ています。ARKKも底入れが確認できず…ソフトバンクもメルカリも同じです。カタルは米国株を観る時に…必ず、「アップル」を常に観察しており、そうして…やはり「テスラ」株の行方を気にしています。このチャートを観るとまだ崩れているようには見えませんね。高い上方乖離が、ようやく…修正されたようにしか見えません。

カタルは常に、この乖離率を大切にしています。船株がなかなか走らないのは…高い乖離の為でしょう。ですが…この配当落ちが基点になるか…あるいは5月頃に今のマザーズが戻り高値を付ける辺りから…サマーラリーに転換するかも知れません。故に今の船株の判断は難しいですね。配当を取らずに売るか…昨年の9月同様に悩みます。

ナスダック指数の日足推移

良いですか…カタルは神様ではありませんから、未来の相場を聞かれても無駄ですよ。そんなことが分かるなら…今頃、こんな穴倉生活などはしていません。南の島で美女と一緒に酒を飲んでいます。こんな作業をしているという事が「末端生活者」だと語っています。でも今はナスダック指数の乖離や過去のデータを観ても分かるように…戻り相場が形成されると考えています。此方を参考にしてください。

末端生活者の馬鹿カタルに、難しい質問をしないで下さい。しかし情報メールは歓迎です。良い銘柄が見つかったら一緒に、やりましょう。ですが…皆さんの言ってくる株は200日線乖離が大きく「上方乖離」している株価位置が高い株ばかりです。

一昨日、だったかな?

千代化(6366)の日足推移

電気料金が5万円近かった話の時に、この環境は原発再開の東京電力にとってチャンスだという話と共に原油高を観て千代化の話をしたら…いきなり株価が上がって驚いています。この背景は、問題になった事件の…更なる投資話が浮上した関連のようです。「市場の整合性」は、米国株の下落を示唆しているものではありませんよ。逆です。

米国株は、まもなく…勢いよく上がり始めるでしょう。同時に大きく売られたハイテク株も戻り相場になるでしょう。しかしこの勢いは200日線が目途になり…そこで終了でしょうね。カタルの事前のイメージ通り株価が動くかどうか…。しかし…最後は皆さんの力量が問題なのです。

株式投資なんか簡単なのです。要するにカタルは金曜日もBASEを買って、358円で3万株ほど投げましたが…再び、353円だったかな? 355円だったかな? 忘れたけれど…2万株ほど買い直しています。何故、こんなバカ作業をするか? 偏に保険料を払っており…リスクを軽減させています。毎日、毎日…保険料は大変です。きっと…金曜日も70万円ほどを…払ったのでしょう。

ふん…馬鹿らしい限りです。カタルが、未来を完璧に読めるなら、先日の517円を付けたBASEの買い気配に、自分の売りをぶつけて…300万から500万ほどの利益を計上してから買い直しています。しかし現実は逆です。あの高値より少し下げて来た…470円前後だったかな? その辺りから買い始めて…440円は割らないと考えていたのです。それだから…空売りをした435円と440円を「渡し株」にして…精算をしました。しかし現実はご覧の通りです。

こんな馬鹿カタルの行動でも…本当は儲けなのです。その多くは川船が補っています。ここでは「株価位置の意味」を実感してください。今は相場の流れが、変化する可能性がある難しい環境です。だから「買っては投げ」、「買って投げ」を繰り返しているのです。

何れ…株を売ったら、株を買い戻することが出来なくなります。そうしたら…本格的な株価上昇です。しかし…そこが、いつなのか? 神様でないと分かりません。故に、人生はなるようになるさぁ~。いつもパッパラパーのケセラセラ…です。それでは…また明日。明日の原稿は…休むかもしれません。なるべく…書こうと思っています。でもアップは確実に夜になります。

皆さんは無理をすることはありませんが…悲観をする段階でもありません。カタルは1月からこの構想を練っています。もう事前にシナリオは、決まっていますが、その切っ掛けがなかなか掴めません。それだけの話です。3月のFOMCは、方向転換の「切っ掛け」になるかもしれません。

日経平均株価2万円割れとか…バカ論理がメディアにもありますが…自分の頭で考えましょう。正常な価値観が働くのは、無理をしない金額の投資だからです。まして…皆さんの多くは素人です。プロに勝てる道理がありません。素人は素人なりに…際どいタイミングを求めずに…ノンビリ時間を掛けましょう。

自分の力量把握さえ出来ているなら、もう確実に株式投資は儲かります。如何に株価位置や乖離率、そうして業績もそうですが…相場の流れの選択が重要か? 今の相場は物語っています。

カタルはいつも…先行して、皆さんにカタルの意見を述べています。しかし…当たるとは言っていませんよ。…と、馬鹿カタルと述べています。保険料を払うバカなのです。皆さんは…カタルの行動を「他山の石」として活用してください。それではまた明日か…明後日、明日は約束できませんが…なるべく書きます。…またね。



amazon.co.jp 全品に拡大 無料配送キャンペーン実施中!詳細はこちらをクリック。

関連記事

  1. 2018.06.16

    実験は続く…
  2. 2020.01.20

    1/20
2024年11月
« 10月    
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
株式投資関連の本