かたる:非常に興味深い場面になって来ましたね。相場自体はダリオ時間が流れ、混沌としていますが、イエレン時間を確認に行くケースもあり、この辺りの順番が良く見えません。カタルは当初、直ぐにイエレン時間が到来した後に、ダリオ時間の変化である1937年問題ではなく、金融規制問題の緩和処置が行われると読んでいましたが…。しかし実際の展開は先にダリオ時間が訪れました。これは利上げ懸念を売っている可能性がありますね。それこそダリオが主張する1937年問題です。しかし…カタルが問題にしているのは利上げではなく、本質の金融規制のスピードが早いから混乱が生じていると思っています。この辺りの解釈の違いが、時間の展開を読みにくくしているのかも知れません。まだ誰も金融規制問題論を展開していませんからね。ドイツ銀行や中国の銀行、更に本日は三菱UFJもココ債の発行かな? この話題はこの辺りに留まっています。
米国はインフレ率が上昇し始める兆候があるとか…。先日JPモルガンのダイモンCEOが自身で、50万株(2600万ドル)の自社株買いをしたと報道されていました。これが世界基準です。ソフトバンクの孫さんと同じで…サラリーマンでも自身の経営手腕に賭けるのです。昔の野村は役員になる時に、借金をしてでも自社株を買ったと言います。当時はバブル期で株価も高く、借金だけが残った役員も数多く居ました。今の日本のサラリーマン社長は、オプションなどの権利を発行し、リスクを押さえ自社株の購入権を買うようなやり方は、本当はおかしいですね。役員自らが、銀行から借金をして、自社株を買うのが筋です。更にオプションも、会社が発行株数に見合う株を実際に市場から買って手当てするのが筋です。新規株式発行などは…おかしな理屈です。資本論理の手順を確り確立しないと、だれも株式を信用しなくなります。
最近はIPOに絡む不正が多く、モラル問題があると思っています。証券会社や東証の検査体制は、確りしているのでしょうか? 本来は金融庁がこの辺りを精査すべきですが、非常にあいまいな姿勢になっています。スチュワードシップコードの確立からコーポレートガバナンスの問題を、確りと市場に根付かせないとなりません。トクヤマや名村造船などの存在が、そもそもおかしいのです。現預金残が時価総額より多くあるのは、どう考えても異常です。株主は現金を貯めることを望んでなんかいません。成長と言う変化率に期待を賭けているのです。銀行預金じゃあるまいし…馬鹿経営者がトップの付くのはおかしな理屈です。
最近の市場を見ていると半導体関連の企業業績が良い為か…関連銘柄は比較的好調のようです。Vテクを手掛けている時に、話題にした中国の設備投資は本当なのでしょうね。しかし…その割に、Vテクも人気になりませんでした。昨日高値を取っているアルバックや平田機工などは、その類でしょう。エレクトロンの子会社のエレクトロンデバイスも動意づいていました。きっとVテクも数字は良いのでしょうね。でもやる人が居ませんね。高橋カーテンウォールもそうでしたね。折角の素質が相場にならないケースも数多くあります。如何に、仕掛け人の存在が、大切か分かる事例です。企業業績だけが良くても駄目なのです。つまり…仕掛け人たちの存在が必要なのですね。
昨日、珍しくフュートレックは、崩れていました。前日の上げ幅を帳消しにする下げを演じており、カタルは段階的に寄り付きから買っていました。本日もNY安との事で…下値に買いを入れましたが…780円は買えませんでした。寄り付きでも良かったのですが…持ち株数を調べたら、既に予定数に達していたので…カタルの力量からすると、これ以上保持する事は、難しいのかも知れません。コンチクショウです。貧乏人は様々な可能性が消えますからね。
本日、注目していたケネディクスですが、プラ転して来ましたね。今回は、追証に懲りて買ってないのです。でも本日は435円に500株だけ買いを入れたのですが…残念ながら436円までで折り返しです。これで500円のラインを超えて来ると…また病気が出そうですね。高値買いの病気です。きっと皆さんは、不思議に思うでしょうね。でも株と言うのは、上がり出したら…ドンドン上がるのが株ですからね。今、買いたいと思っている株は、幾つかありますが、とてもとても…資金がありません。何しろ、つい先日まで追証に追われ、連日、銀行に足を運んでいたのです。分相応と言う言葉がありますからね。もともと馬鹿をやるカタルですが…流石に還暦を過ぎ、自重し始めています。
株屋に見切りをつけ投資家になってから、既に5年も鳴かず飛ばずなのです。石の上にも3年と言いますが、あれは嘘です。カタルが上京し歩合セールスになってからITバブルの時、2003年からの小泉・竹中の時、そうして今回です。何れも、本物にならずに挫折しています。今回は3度目の正直です。このマイナス金利は、効く筈です。210兆円の当座預金残は動くと考えています。そもそも財政出動を言うやつは古典派経済論ですね。ケインズの論理です。シカゴ派の台頭でオプションなどの金融商品を活用するマネタリストは、お金が経済を作ると言う考え方です。実態経済と金融経済は、鶏と卵の関係で強い相関作用があります。原油価格の動向を見れば分かるように、需給バランスはそれほど悪化している訳ではないのです。おそらく僅か…数パーセントなのでしょう。故にヘッジファンドの多くは、今年末にかけての原油高に賭けているファンドも多く存在します。45ドルのオプションなどを大量に購入していると言います。この論理の背景はイエレン時間の到来ですね。
本日のケネディクスのプラ転は、マイネス金利の適用が効くことを示しているのかも知れません。もし、この仮説が正しいのなら…株価はいよいよ3年間の揉み合いを抜けることになります。ブラックロックなどが、本格的に買うかどうか…。国内の投資家に度胸のある奴は居ません。むかし興銀の杉下常務は、辞表を胸にして相場を張っていたと言います。2000億円規模で金利の低下を見込み債券先物を手掛けていたと噂されていました。本当かどうか…カタルは知りません。面識はありましたが…雲の上の人に、気軽に聞ける話ではありませんからね。でもこんな連中は、昔は…山と居ました。カタルの知り合いだった山形共済連は、仕手筋と言われていたのです。ケネディクスの発行済み株式総数は、たかが知れていますから…大きなファンドが真剣にやれば…アッと言う間に、超人気株になりますね。筋論は間違ってないけれど…骨のある仕掛け人が参加するかどうかなのですね。
フュートレックもプラス転換してきましたね。今は10円高の827円で…出来高は71万株です。10:30ですね。一気にやるのかどうか…どっちにしても本日でなくても、週末は、高いと思っています。この形は短期急騰型のひとつのパターンです。昨日の展開は目先筋をふるっており、良い形でした。この辺りに時間をかける形もありますが…週足は急騰タイプに見えるのです。何故かな? まぁカタルの読みが当たる訳じゃないけれど…。今日は、シャープの1000株の売り買いだけかな? 全く、他の銘柄は下値が買えていません。まぁ、余裕がそんなにある訳じゃないから…このまま、上に行ってくれても良いのです。
今日は、これから出かけるので…この辺でお終いです。他人の考えなど、所詮は、どうでも良いのですよ。大切なことは、自分がどう考え、どう行動するかです。たまには大相場に乗りたいものですね。いつも…鳴かず飛ばずでは…その内、女房から三下り半ですからね。下手な鉄砲も数撃ちゃ、当たるなのです。頑張れよ!カタル銘柄。