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うちのかみさんは、やはり「日経平均株価」が、株の高安を表しているように思っているようです。確かに…日経平均株価のような指数により、個別株価は影響を受けます。船株の低迷はこの指数の影響もあります。通常は、それぞれの個別株は全体相場の影響を強く受けます。カタルが述べている「個別株要因」と「市場要因」の関係です。

更に市場要因にも、様々なものがあり米国のように名目経済が確立されている国のPERは高く、日本のような国は、経済全体の成長力が乏しいから…個別株のPERも割安評価になります。個別株のPERも国全体の影響を受けます。でもグローバルですからね。

この個別株と日経平均株価の話…

BASE(4477)の日足推移

昨日のような大幅安だと…かみさんは、株が安いものだと思い込むようですが…意外に…「強く感じた」のが新興株です。「BASE」(4477)は、確かに…これまでの安値の295円を割れて293円が入りましたが…大きく崩れずに、日経平均株価は下げ幅が大きくなりましたが…逆に個別株のBASEの株価は「陽線」で終わっています。このような動きを観て…相場の「底入れ」を感じるのです。

皆さんの多くはBASEや「メルカリ」(4385)は「意外に株価が下がらない」…「強い」と感じたと思います。完全に売り物が枯れている現象です。出来高も減っています。

三菱UFJ(8306)の日足推移

昨日は「三菱UFJ」(8306)が大幅安していました。「タガが外れた」という表現が良いのかな? 失われた時代は、このような下げが連続して…しかも継続していましたが、今は日銀様のETF買いなどの効果や516兆円の内部留保による自社株買いなど…あるいは増配による「金利裁定」があります。いろんな外部環境が改善し、たぶん…「連続安」にはなりません。カタルは世界中で一番、強いのは「日本株」だと思っています。

皆さんには、まだ見えませんか? 

商船三井(9104)の日足推移

2007兆円の個人金融資産のうち、1102兆円は現預金残です。株式などの証券投資は310兆円しかないのです。「日本製鉄」(5401)の利回りは7.31%ですよ。「商船三井」(9104)は15.43%なのです。その「商船三井」は、とうとう…200日線を割れました。これで三姉妹の船株は「200日線割れ」になりました。配当は、明日までに…株を買った人がもらえます。カタルは、チャンスだと思っています。

ただ「追証の人」は話が別です。

儲ける前に、先ずは「損をしないことが肝要」です。故に、ここでカタルと同様に…「無理をしたなぁ~」と思う人は、株で儲かるようになったら、相場観に関係なく持ち高を落とします。

兎に角、「相場観」を。とやかく…言える人はユトリのある人だけです。貧乏人はシクシク…と、保険料を払い続けるしか手がありません。カタルも昨日は、不本意ながら…Jトラを少し売りました。やはりカタルには15万株を大きく超える水準は、持ち過ぎなのでしょう。でも別口座で買い続けていることは事実ですが…短期運用の持ち株は、99000株と10万株を割れました。

仕方なし…「分不相応」の行動をした為に、その「咎め」を受けました。

Wスコープ(6619)の日足推移

注目している(別に買いたいと思っている訳でありません。)「Wスコープ」(6619)の株価は、ようやく…200日線に到達です。今回の株式相場を「象徴する」下げた株の代表格です。一度「タガが外れる」と…株と言うのはこんなものです。

昨日は三菱UFJもそんな動きです。金持ちの「保守層」は、このような場面から…株を買うのです。通常は株の売り買いをせずに、ノンビリ…新聞を観ていますが、昨日のような三菱UFJの動きを観て、ここから株を買い始めます。それも全て現物投資で無理をしません。そうやって…お金を貯めます。

年がら年中、株をやっている奴の価値観と違うのです。

世の中には、様々な価値観が存在します。自分の観方が正しいわけではありません。来年、何処かの段階で1割程度抜けるなら、それで良いか…。一般常識からすれば…そんな利回りの世界です。この三菱UFJの利回りは4.57%です。何故、カタルが「金利裁定」機能が働く…株価ですから、日本株は絶対に上がると述べている背景を、何度も…何度も、皆様に説明しています。経済の「根幹」の話です。

ようやく…バブル崩壊以来、33年が経過して、本当にようやく…世界水準の投資の価値観でも、日本株は「割安」水準になったのです。通常は、バカバカ…外人投資家の買いが入ります。野村証券の役員は、キャラバンを組んで…外人投資家の運用事務所を回るべきです。カタルが社長なら…大挙して世界の投資家に呼びかけます。首相がロンドンで、そうしてNY証券取引所で…日本株投資を訴えているのです。

本当に…野村証券の社長と言うのは、この器なのかどうか…。氏家体制以降…仕事をしたことがない人間が、トップに着く「偽物企業」に見えます。こんな…絶好のチャンスなのです。兆円単位で、日本株を自己で「買い持ち」にして…それを元にして、海外投資家に販売をすれば良いのです。もう…馬鹿ばかりが、上に居る偽物社会の日本です。リスクを取って自己で、株を兆円単位で買って、その株を海外投資家に販売するのです。これは最低限のノルマです。こんな場面ですから…1000億円単位で受けてくれる投資家は、きっと居ます。

カタルは本日と明日、船株は「買い場」だろう…と思っています。昨年は乖離が高く…配当落ちから「下げ相場」が加速しましたが、今年は条件が違います。目先投資の株ではなく長期投資でも報われるように思っています。既に業績はピークを越えていますが…意外にこの下げ方は緩やかなんじゃないか…と思っているのです。ノンビリ構えれば、良いのでしょう。200日線を割れたので…自社株買いの選択肢も浮上するでしょう。

今、船株を持っている投資家層は、昨年のトラウマから…目先は株を売っているものと思われます。でも…カタルは、もともと「低PERの謎」を抱えていました。今から2年後、3年後に、その答えが出るのかもしれません。これで本日の主題は、だいたい…盛り込んだかな?

米国株はまだ分かりません。NYダウは確かに下げ相場の第3波動の可能性がありますが…このエリオット株価波動の解釈も、様々なものがあり…所詮は後講釈の確率論の話です。今でも6月の安値説を、カタルは堅持しています。S&P500、ナスダックは「二本足の底入れ」のパターンに見えます。未だにカタルは「新常態」(SFの世界)を思い描いています。

イギリスの経済政策はチグハグで…政府は減税による財政出動ですが、中央銀行はインフレの為に引き締めです。イタリアはメローニ氏が率いる「イタリアの同盟」と言う「分断派」のイメージです。イタリア第一主義です。連合を組む右翼勢力は親ロシアと言われEUの概念と相反します。どんな政権になるのかどうか…。

イタリアは失業率が高く…貧困国に近いイメージです。そもそも銀行業が弱いという事は、こういう国になります。金融が栄えない国は、駄目な国なのですよ。経済活動と言うのは、必ず、お金が絡みますから…お金が回らないとドンドン…落ちぶれます。貨幣乗数の話です。

日本は敗戦のなかで、「九死に一生を得た」貴重な人材が戦後の荒廃の中で頑張ったのです。ダイエーの中内さんの部隊は、ほぼ全滅です。伊藤忠の瀬島さんはシベリアで捕虜生活です。厳寒の地で強制労働です。そんな方々が今の日本を創りました。その先人の礎の恩恵を受けて…我々は生活をしています。

だから「団塊の世代」などは、小さいころ…多少の不自由はあったでしょうが、恵まれた世代です。今は年金生活がパッパラパーです。でもこれから厳しくなります。カタルは年金生活者の老人から、働く若者に「所得の移転」が起こると述べています。物価高は避けられません。

同時に資産高が起こりますから…肉体で若者に勝てない分、我々…年金世代は賢く立ち回り…株式投資や不動産投資で儲けて…税金を払いましょう。出来ることなら…自分の年金分以上に、毎年、税金を納めましょう。

その為に…今年後半は、あと3か月です。カタルは「Jトラ」の…ほぼ一本勝負です。この株を、枕に年越しです。来年は時限の違うステージの勝負が出来るかどうか…。早くまともな運用をしたいものです。

子供の遊びの株式投資ではなく…市場で注目される器に、成長したいです。果たして…神様の裁量は、如何に…賽は投げられました。努力して、あとは「天命を待つ」しかありません。それでは…また明日。

Wスコープは上がっていますが…安値を付けから2週間、株価を保てるなら株価は落ち着きます。逆に「大阪チタン」(5726)は筋がしっかり支えています。この株もWスコープ同様に「危ない銘柄」に見えます。

どうしても全体安の時に、弱小の「仕掛け筋」の介入だと株価は崩れます。基本は企業業績と「乖離」です。ここにきて船株は、初の3人姉妹の200日線割れです。確か…そうだと思います。ようやく…相場が落ち着いたのでしょう。

Jトラの75日線は、まだ543円なのです。1日。2円ほどかな? 約60円ですから、まだ30日間もかかります。それだけ…売り圧力も、まだあるのでしょう。その中で、昨日の下げ相場のなかで耐えているのは、その評価を受けている証です。

カタルは昨日は600円を買っていますから、本日は595円と590円に買い指値が入っています。その内、買えないようなら…「上を」買い始めます。でもまだ不安定です。今は無理をせずにノンビリやりましょう。

ですが…ジャクソンホールからFOMCを経て…パウエルのブラフ効果は充分に威力を発揮しています。だから…ここから更に「下げる展開」を考えるのは、どうかな?

米国2年債のい利回り推移

もともと…「インフレ・金利高」の相場から、景気問題に焦点が移行しますが…この景気は意外に強く、火種が残り続けている印象を持っています。だからリセッションと言っても、落ち込みは小さいのだろうと思っています。そうして米国の2年物は既に4.3%台の利回りです。FOMCの「ドット・プロット」の変更を…かなり織り込みました。だから峠は越えたようにも思っています。



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