基本的に米国の債務問題は、「決まるまで」分かりませんが、その懸念の中で、株価が上がるわけですから…市場では大きな問題ではないのでしょう。カタルなどは、昨年からインフレ問題も「大きな問題ではない」として…こちらの10年の「期待インフレ率」の金利動向を伝えてきました。でも実際は、かなり時間を要しています。株も同じです。上がると思う株は、かなり前から分かりますが、どこで…「市場人気」になるか。このタイミングがなかなか…分かりません。

今回の「大阪チタン」（5726）もそうです。

最初に野村証券が攻めた時は、少し「やり過ぎだ」と思ったのです。（aの場面）しかし、あの一株利益の80円を観て(bの場面)…自分の考えを変えて、野村の軍門にくだったのが4190円で100株を買った12月19日です。（cの場面）一度は乖離が高いので下がると思っており、慎重に行動をしていたのです。だから200日線割れも買っていました。（dの場面）

そうして…「御存じ」の鉄鋼新聞かな？　その3割の値上げ報道では、最初は株を売らずに買い乗せに動き、更に株価が上がったので、株を半分ほど売り始めました。この過程で12月から買った株を、最高値で買った4190円だけを残し、他は全て利食いで整理をしました。

その後、3650円前後では…「止める」と思って、買い直したのが「運の尽き」でした。（eの場面です。）まさか…再び200日線を割れるとは思っても居ません。ましてや、新安値の更新などは、まったく考えても居なかったのです。通常は3500円程度までの押しでしょう。

だって、企業業績は、これからどんどん…良くなるのです。フル操業ですよ。それも市況産業で、外部環境はコロナ禍のような「夢のような」ビックチャンスです。おまけに安全保障問題から政府が資金支援をすると言います。

「レーザーテック」（6920）は、この時期にPERを100倍以上に買ったのです。何故、大阪チタンが、市場から支持を受けないのでしょう。全く不可解ですよ。

「東邦チタン」（5727）の山尾さんは、馬鹿みたいな「減益見通し」です。いくら下駄を履くのが日本人でも、もう経営者の器に見えません。その点、同業の「大阪チタン」（5726）の杉崎さんは正直です。たぶんこれでも…今期が始まったばかりのこの時期に、「増額修正」を打ち出すのは、勇気がいります。一般的な日本人は2Qの確定から、3Qの確定を観て「増額修正」が一般的な形です。つまり…杉崎さんも、相当な「手ごたえ」を感じているのでしょう。何しろ…久しぶりのフル操業です。

カタルは何度も、語っています。

「過去の利益」の「船」と「半導体」そうして…「現在の利益」のPBR1倍割れの低PERで利回り採算の割安株、ここでは「日本製鉄」（5401）や「ナ・デックス」（7435）を掲げました。今、メディアは、この「割安株特集」をしていますが、カタルは、割安株などは「魅力に乏しいから」…割安に放置されたとして…「深い追い」をしていません。

しかし「未来の利益」の大阪チタンは、非常に分かりやすい事例です。

実際に利益が湧き出てきます。エーザイは、まだ正式な認可前で「物議を噛ました」案件なので、どうしても抵抗があるのでしょう。でも痴ほう症患者を介護している現場を知れば…分かりますね。このエーザイも未来の利益です。

かなり丁寧に解説をしていますが、多くの投資家は、カタルレポートを読んでいても…その意味を理解しないようです。「レーザーテック」（6920）の馬鹿人気を観るたび…歪な市場を感じています。2万円台を長く維持できる内容ではないでしょう。「エレクトロン」（8035）も「減益」だそうです。半導体の在庫整理は長引いています。

当初は4―6月期の話もありましたが、今は既に、年末でしょう。それに…仮に、在庫整理が終わって上向いても、「手垢のついた株」を、再び、手掛ける種族が存在するのかどうか…如何に今の市場が、目先のその場限りの値動きだけで動いているのかが分かる事例です。悲しい…現実です。

既に来年に向けた構想も、カタルは語り始めています。「新興株」です。この中の「ロコンド」（3558）はかなり先行して、利益を計上するのでしょう。東邦チタンの山尾さんは少し異常ですが…この時期に2月決算と言っても始まったばかりなのに…この数字を掲げる田中君の意欲を感じます。一株利益121円のハードルは高い筈です。

トヨタのEVの目標もそう感じています。BYDは140万円の製品を発売するのです。テスラも苦戦するのに…この本格的な相場は来年以降です。

ここでは「ニデック」（6594）に注目しています。ただいくら早漏気味のカタル君でも…早過ぎると思っています。基本的に、景気循環から観た銘柄の物色動向は決まっています。そんな中…遅れている日本だと思っていましたが、「千代化」（6366）などが関与して…北海道で「風力発電」が進んでいると言います。此方のニュースは、カタルに勇気を与えてくれます。だから電線網の整備が欠かせません。

岸田さんは、日本に資源がないので、もっと積極的にこの電力事業の「後押し」が必要です。EVの発展の為にも…電力開発は重要です。本当にやることは、山のようにあります。教育改革も予算を割かねばなりません。消費税を引き上げて準備をすべきでしょう。株式投資と言うのは、基本的に「未来の夢」にお金を回す仕組みです。過去のものではありませんよ。

人間は「未来の夢」に向かい、努力を続けて…果敢の挑戦をするのです。保身のために内部留保を積むような経営者を排除しなくてはなりません。常に業界のトップを目指して頑張るのです。人間は頑張り続けると…疲れます。そんな時は、同じ夢を持つ後進に道を譲るのです。悪戯に「会長職」などに就任すべきではありません。大概、日本のケースは社長の後は会長に…そうして、その後は相談役などと言ってダラダラ…老害の垂れ流しです。森総理を観ると、良くわかる事例でしょう。あんな爺さんが、しゃしゃり出て…どうかしています。

今回も思いました。あのヨボヨボした足取りのバイデンが、あと4年も大統領の激務を務められるとは思いません。無責任です。トランプもそう考えています。まったく…何処も彼処も…習近平も異常ですね。中国は大変です。金融機関の「給料カット」が始まっています。日本の不良債権処理の二の舞を観ているようです。まぁ日本ほど酷くはありませんが、当面は浮上しません。それ程…資産効果と言うのは、大切なものです。ようやく日本は半導体を中心に補助金が「呼び水」になって…海外からも、資金が入って来ました。これです。始まりますよ。ここから一気に…数年は安泰です。

昨日は、カタルが考える「株価水準の基本」の見方を取り上げました。会社は、20年程度は続きます。上場企業はその中でもエリート集団です。上場企業に就職できる人は、恵まれた人種なのです。日本人の多くは上場企業ではありません。

そのように高い水準の企業の中でも…ROE20％以上の企業は、限られます。そうだな…「オリンパス」（7733）や「MonotaRO」（3064）などは、ざっと見ただけですが、投資候補の対象になるのでしょう。下値を買い続けるなら…きっと儲かるのでしょう。基本的にそういう株価水準です。この株価位置は、大切です。

株式投資で失敗をする人間の大きな過ちは、下値を買いません。高値は買いますが…カタルなどは、先ほど大阪チタンで投資行動を振り返りましたが、かなり注意をしていても二度目の200日割れで新安値では、株を買いたくても…「追証」で株を買う事が出来ませんでした。

自分がどんな人間か？　その性格を知っているのは、自分だけです。だからカタルは「ブツブツ投資」を推奨しています。株の世界はいつも「真坂、魔坂、まさか」…の連続です。こんなバカな筈が、「あるわけがない」と思うのですが、現実は、東邦チタンの山尾さんのような発表になります。未来は誰も分かりませんが、己を信じて…無理をしない投資を心掛けましょう。そんな訳で、本日は少し短いですが…この辺でお終いです。

買いたい株は、なかなか…下がりませんね。本日、買っている株は大阪チタンにBASEかな？ロコンドも買おうと思っていますが、本日は高いようです。　エーザイも下値に買いが入っていますが、最近は、株価が荒れません。

日経平均株価は、また…高いのですね。驚きます。38915円の奪回は、いつになるのでしょう。「34年間の悲哀」から、いつ…脱却できるのでしょう。

カタルは基本的に、名目人間の「バブル馬鹿」です。だから皆さんが、精査して…行動してくださいね。お金があるなら、買いたい株は山のようにあります。でも貧乏人に与えられるお金は僅かなのです。その僅かなお金を、どう回すか…3000円までロコンドを買ってみたいですが、今は1650円でも売ってくれると言います。この株も、この辺りを買って1年程度持っていたら、どうなるか分かりません。もし田中君の今期見通しが実現するなら、アッと驚く為五郎です。

本日からロコンドが上がり始めたので、少し余裕が生まれ、大阪チタンも3125円で300株だけですが…買いました。このラインを「しぶとく」買おうと思っています。BASEは先になるのでしょうが…これも10万程度を持っていたい株です。もう完全に、「オオカミ少年」です。既に1年以上も言い続けています。それなのに…なかなか500円に乗りませんからね。鶴岡君は若いから…経験値が乏しいのでしょう。

大阪チタンが下げて来たので、もう300株を3100円で買い指値をしておきます。ロコンドは、もう一度、1600円割れはないでしょうかね。果たしてどうでしょう。こんなところで…また明日。