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「34年の呪縛」から逃れるのは、まだ先の事だと思いますが、とうとう…この関門を抜け出しました。ただ本当は、新高値を更新したので、一度、休んだ方が良いのでしょうが…バブル期のシコリは34年の空白と「滞在日数」などから見て…あまり大きな関門はありません。

日経平均株価の週足推移

強いて…言うなら33344円が、その関門と言えるかどうか…微妙です。丁度、34年前の1989年10月にカタルは父の葬儀を終えて…辞表を提出して上京をしました。今でも、上京した初日をよく覚えています。家族一緒に、お祖母ちゃんも含めて、車でやって来て、引っ越しのトラックを待ちました。その早朝に「地震」の洗礼を受けました。東京って…「地震が多い所」だと思います。その日はお祖母ちゃんの誕生日でしたから、よく覚えています。

本日の日経新聞には、日本株だけが特段に優れた成績で、時価総額が4000億ドルも増えたと載っていますが、カタルに言わせると…34年間もの空白だったのです。「失われた時代」を、ようやく「取り戻す順番」が来たのです。

アベノミクスの「3本の矢」のお陰で…「普通の国」になっただけの話です。世界中のどの国も資産効果を利用した「名目経済」を歩んでいるのです。日本だけが「実質経済」の「清貧思想」を実施したのです。証券マンは34年間の苦境に喘いだのです。「石の上にも三年」と言いますが、34年間も耐え忍ぶ…姿は、人々の心を「荒廃」させました。

「他人批判」が巷に溢れ…老人の老後資金をだまし取る「振り込め詐欺」の横行など…考えられない社会不正、「トヨタ」グループの誤魔化しは、日本の恥部です。別にトヨタだけでなく…全ての上場企業、みんな心が、荒れており…「機能不全」を起こしています。

この実験は、一体、誰が考えたのでしょう。実質経済と言えば、清貧思想なので…聴こえは良いのでしょう。でもカタルのようなバブル男には、「異常な構造」に見えます。「無借金経営」と言えば、聴こえは良いかもしれません。しかし…それは真剣に生きてない「証」です。この低金利を利用して、拡大行動を取るのが「当たり前の理屈」です。

何故、「日本製鉄」(5401)を買うと、「金利裁定」が出来るのでしょう。こんなバカ株価なのです。企業の内部留保は516兆円です。異常です。もっと効率的に…真剣に行動すべきです。

ROEのデュポン式の分解である「財務レバレッジ」を高めるには、「借金をしなさい」と述べています。そうして、売上高利益率ですから、低いマージンの分野から撤退をして稼げるところに資金を投じろ!…という事です。更に、総資産の回転率ですからIT技術を活用して無駄な在庫投資などをせずに、「効率経営」を追い求めろ!と述べています。日本の総資産経営は、間違っています。

日本は少子高齢化…これからドンドン人手不足になります。

既に半導体工場などが建設される地区では、どうやって人手を確保するのか? その問題が大問題です。お金を投じれば…稼働できると言うものではありません。「人材教育」が必要です。故に…最先端のAI技術を活用したロボット工場が発展します。

少子高齢化だから、日本はこのAI技術を受け入れるのです。だから日本株は38915円を超えて…34年前の立ち位置に戻り…「失った空白の時間」を一気に埋めます。ようやく…アベノミクスが「始動する」のです。黒田批判をした経済学者は恥ずかしいですね。ここまで緩和をしないと、実際は動かないのです。それ程…日本人の心が劣化したのです。そういう事を述べているのです。

客観的な評価と言うのは、自分の価値観ではありません。株式投資をしているとよく分かります。もし自分が正しいなら、株を買った瞬間に、株価が上がる筈です。そんな事は稀ですね。むしろ、大丈夫だと思って買ったのに…大阪チタンのようにまた200日線を割れて、最安値を更新するのです。

だって、おかしいよね。どんどん利益は増え続けるのに、株価だけが下がるなんて…何故、お船の爆利益なのに…2年分の利益の評価も市場はしないのでしょう。PER2倍以下と言うのは、買収をして買えば…その借金は2年で返せるのです。おかしな理屈ですよ。

日本製鉄の株を買うと5%程度の配当を貰えます。野村証券を利用して信用で株を買えば…0.5%の金利で済むのです。たぶん、一流域の機関投資家の調達金利は1%程度でしょう。株価が動かなくて4%抜けるなら…資金移動が起きて良い筈です。ましてや…個人の現預金残の金利は、小数点以下の金利です。その資金は1116兆円もあるのです。

「野村証券」(8604) の月足推移

日本株が「上がる条件」は整っています。何も言わずに…ただ、「野村証券」株(8604)だけを買って置けば…それで良いのでしょう。時間軸の長い投資ですから、ここでは月足を提示しておきます。株価が上がらなくても配当だけで2.75%です。ノンビリやれば良いのです。

カタルは、指数が上がっている程、そんなに…強気ではありません。今回の上昇は、先週の後半からようやく個別株の動意を誘い始めました。でも一般的な個人投資家の持っている株は上がっていません。これが「指数買い」相場です。恩恵を受ける指数銘柄もあがっていますが、実態は2割程度の株価上昇でしょう。されど…2割です。立派です。

「エーザイ」(4523) の日足推移

本日はこの指数の恩恵もあるのでしょうが…「エーザイ」(4523)の下値の8350円で買った100株が、8460円でないと売れませんから…指値をしていたら8463円で売れ、792円の儲けで、利食い出来ました。ここから売り物ゾーンになります。たぶん9010円で昨年末にクロスをした玉は損をせずに、利食いで撤退できるでしょう。

カタルは何度も述べています。カタルが失敗した株、損をしている株を観て、皆さんが下値で株を買うなら、必ず…儲かるでしょう。必ずではないか…多くの場合で利食い出来ます。このカタルレポートは良いバロメーターです。上手に活用をしましょうね。

因みに本日の買いは、大阪チタンを300株と500株、そうして今ほど…内出来ですが200株だけ1630円でロコンドを買っています。勿論、BASEの265円にも5000株の買い注文が入っていますが、此方は買えません。基本は、未だに…「薄利多売買」路線なのです。しばらく…評価損が完全に消えるまで大きな冒険はせず、ノンビリやります。

皆さんの成績と比較をしましょう。日経平均株価はドンドン…上がっていますが、実態は評価損を抱えたまま…あまり変わっていません。多少、損が少なくなっています。カタルの短期運用の総建玉は5482万円で評価損は463万です。つまり8.4%程度、負けています。そりゃ…そうだよね。「大阪チタン」(5726)の平均買値は、未だに3560円です。ロコンドの評価損が消えて行き…ようやく、昨日と本日で300株ずつ、600株を買い増したのです。もっと買わねばなりませんが、バランスがありますからね。

まぁ今回のブレイクの波は、基本的に「パス」です。何しろ、大きく曲がった対策を取りました。銘柄は同じなのですが…タイミングがズレています。ロコンドだって1830円を何度か買ったのです。これほどの業績なのに…右肩上がりの揉み合いを演じることが出来ず…株価は下げました。大阪チタンも同じです。

本当に…情けない市場です。ほんとうに…株の事を理解して、市場が動いているのか…疑問に感じます。でも…カタルに、もう少しお金があるなら、大儲けできます。だってエーザイだって7100円を割れた時に買っているなら、今頃はウハウハです。

「リクルート」(6098) の日足推移

ただ間違ったことは事実です。こんなに強い「指数相場」になるとは思っていません。「リクルート」(6098)などを取り上げていたので…この株をやっていれば、良かったわけです。3800円の株が、本日は158円上がって4573円です。実に700円程度も株価は上がっています。約2割ですね。そろそろ個別株に移行するだろうと思っていますが…こればかりは分かりませんね。

「ファストリ」(ユニクロ=9983) の日足推移

指数銘柄では「ファストリ」(ユニクロ=9983)は、誰もが思い浮かべる代表的な会社、「東宝」(9602)などもその手の株です。でも残念ながら「ソフトバンク」(9984)は逆風でイマイチです。でも…ね。後半相場は、この手の「新興株が旬」を迎えるはずです。ロコンドの本番もその時でしょう。今は先日付けた1929円の奪回から高値保ち合いに移行する場面でしょう。一度、下げての上げですから、「付和雷同」組が消えます。下値を丹念に買って置くと良いのでしょう。

「東宝」(9602) の日足推移

たぶん目先は…本日は100株を利食いしましたが、「エーザイ」(4523)だろうと思っています。昨年の付けた10050円かな? その高値を奪回する相場だろうと思っています。本日は8500円台ですから約1500円抜けます。2万円台までやる筋が居るかどうか…。この株はバブル期の前哨戦で1983年に「小野薬品」(4528)が駆け抜けた相場をイメージしています。楽しみですね。そろそろ人気化の場面を迎えるのでしょう。9000円台に入るとワイワイ言い始めます。

こんなところで、本日はお終いです。これから出かけるのです。



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