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こんなバカな事があるんですね。昨日の「トヨタ自動車」(7203)の大引け価格は、異常な値動きでした。アルゴリズムの高速売買か…誤発注なのでしょうが、トヨタのような日本最大の時価総額を誇る銘柄で起きるのです。

「トヨタ自動車」(7203) の一分足

この事は…最近の指数相場にも言えますが、みんなが考えている程、需給バランスは悪くなく…やはり。日銀の玉の「吸い上げ効果」が大きく影響をしているのでしょう。どの銘柄もそうなのでしょう。日本人の心が、長い「失われた時代」で劣化したために、誰もが自信を喪失して、極端に自分達を卑下している現象に見えます。

失われた時代の…「実質経済」下が、34年も続くと…誰もが正常な感覚を失い、マインドが後ろ向きになっています。この改善に力が必要なのです。日銀の黒田さんは在任期間内に目標を達成することは出来ませんでした。ここは思い切ってインフレの名目時代に舵を切るのが妥当な自然現象でしょう。

東証の「PBR改革」を待つなど…馬鹿な国民です。

「自分の頭」で物事を考えず、マニュアル通りに動くことが正しいと思っているのでしょう。この矛盾は、至る所で観られます。マイナンバーカードの不備も、その一環でしょう。自己改善をすると言う誰もが持っている能力を極端に否定したのが「失われた時代」です。実質経済成長が「正しい論理」と言う人間の心を無視した時間を、長く作り過ぎました。ここに「株高の芽」があります。

日経平均株価10万円と「お題目」のように…カタルは唱えています。しかし…仮に…バブル期の38915円を3%で複利運用するなら34年間で106316円なのです。別に…お題目のように唱えていたわけではないのです。

名目経済を続けて…日本を3%の経済運営の路線に乗せるなら、今頃は、日経平均株価は10万円を超えていたのです。日銀の黒田さんは、正しかったのです。もっと大胆に構造改革をすべきでしたが、肝心の教育機関の日経新聞自身が、誤った総資産経営です。メディアと言う司令塔が誤った発信を続ければ、それが正しいと読んでいる政治家も官僚も経営者もみんな間違った方向性に走ります。ようやく…ネット時代が定着し…徐々に日本の誤った部分の認識が広がり始めています。

「日本製鉄」(5401) の日足推移

「日本製鉄」(5401)の株を買うと、「金利裁定」が働き儲かる…と言う現実を、みんなが知り始めたのは最近です。読者から、この話を聞き…カタルは直ぐに反応しています。しかし1年以上かな? 実際は、最近になって…ようやく株価の水準訂正が起きたのです。

「日本製鉄」(5401) の売買手口動向

まだ現在は株価乖離が高く、この乖離調整は一巡していませんが、もう直ぐ、日本製鉄も通常の値動きになるのでしょう。最近の日本製鉄の現物株比率は70%台後半が定着しています。こんな感じです。基本的に調整と言うのは時間が掛かるものです。でも、もう直ぐ完了すれば…「新しいステージ」を歩むことも出来るのでしょう。

今の市場は、好業績の「大阪チタン」も、小型現物株の「ロコンド」さえ…高値を維持できずに、株価が下がる程、環境が劣化しています。市場に、まともな投資家が育ってないのです。あるいは…冒険をする「儲かっている」個人投資家が少ないのでしょう。だから株価はなかなか…続伸と言う形で伸びません。

通常は大阪チタンで解説をしたように3500円ラインで止めることが一般的でしょう。ところが…再び200日線を割れて、新安値には驚きます。みんな目先の「アルゴ」(高速売買)に動揺しているようです。空売りが入らない品薄のロコンドも出来ないようでは、完全にお手上げです。これじゃ…とてもとても…強気のムードにはなれません。

しかし最近、「別次元の投資家」が参入しています。海外投資家を始めとするアクティブな連中です。だから…「東芝」(6502)が重要なのです。日産のゴーンを逮捕した地検幹部は猛反省をすべきです。村社会論を掲げずに…日産は個別企業の問題と…突き放す対応にすべきでした。

誰が指揮をしたのか分かりませんが、安倍さんが黒川さんを検察トップの検事総長に出来ず…「桜の会」で、逆襲に遭うのです。日本にも「改革を拒む」勢力がいるのでしょう。だからこそ…日本製鉄の橋本さんは立派です。日本製鉄は村社会論の頂点に君臨をする会社です。東京電力もそうでした。経団連も、似たもの同士の仲間です。楽天の三木谷さんが噛みつくわけです。

まぁ「失われた時代」と言うのは、一言で原因を述べられませんが、日本人、誰も抱く心の中に「元」があります。親方、日の丸です。東証のPBR改革が、何も偶然に生まれたのではなく…証券マンの34年間の悲哀を訴えた正論です。

最高裁がブルドック事件の時に正しいグローバル論理を持っているなら…こんな無駄な時間を費やすことはなく…もっとはやく改革が実現され、世界競争に戻れたのでしょう。最近の半導体の日本への設備投資は、コロナ禍で生まれたサプライチェーン問題に、ロシアのウクライナ侵攻から生まれた米中間の安全保障問題が背景にあります。岸田さんは単に米国の追随をしているだけの話です。

株式投資は面白いでしょう。なにも偶然に…「指数相場」が起きて、新たな参入筋が指数中心に株を買っている訳ではありません。トヨタのイレギュラーの動きが表面化したことで…「指数買い」相場は、一服を迎える…と思っています。終わるわけでも…反転するわけでもありません。このような事象と言うのは、事前警告と言うか市場が発生するメッセージでしょう。あるいは「雨降って、地、固まる」です。どちらでしょう。

カタルは「市場の整合性」の話を、何度も、何度も…繰り返しています。全ての事象は時代の流れに起因して、一つの方向性に動いています。その中で、流れと違う現象に、常に関心を払わないとなりません。 何故、トヨタの「あり得ないイレギュラー」が生まれたのか? 不思議な謎ですが…タイミングも合っています。日経平均株価は、「曲がりなりにも」新高値を更新しましたから…相場は「新しい展開」を迎える事でしょう。

些細な現象ですが、カタルは、このような小さな様々な現象を積み上げて相場観を立てています。でもなかなか…ヒットはしません。やはり難しいのです。そう考えて…昨日はカタルの短期運用の成績を題材にしたら、ある会員からこんなメールを頂きました。

「久しぶりにメールさせていただきます。自慢話になり申し訳ありません。今までの運用成績を記載します

2014年 63165881円、2015年 57842141、2016年 55518200、2017年 63900000、2018年 63280000、2019年 66729000、2020年 71620000、    2021年 92230000、2022年  104053975でした、

2021年と2022年は海運株でかなり利益が出ました。今年は、ダイキンで利益が出ています。大阪チタニウムは、去年3800円で400株、信用で買い現引きして継続中です。メルカリも去年3000円で1000株買い継続中です。それと海運株については、今年持ち株を半分に減らし442万の利益が出ました。ブログを毎日、見てて…参考に出来る銘柄は買いますが、そうでないものについては自分の判断で選んだ銘柄を買います。応援できなくてすみません。自慢話ばかりでごめんなさい。」…との事ですね。

この成績は立派なものです。カタルが苦戦をした船株相場を、上手く…活用したようです。この読者のように…自分の考えで「投資をする」と良いですね。なにもカタルが正しいわけではありません。間違いもたくさんあります。カタルは「自立する投資家」を育てることが…自分の責務だと思っています。カタルは自身の相場観を自信をもって語っています。その理由も毎日、明確に述べています。そうして…昨日のトヨタの値動きを観て、そろそろ警戒感を持って、相場に臨んだ方が良いのでしょう。そう考えています。

まだ、市場要因は「軟弱な地盤」なのです。日経新聞が何れ変わります。誰もが名目経済が、「正しい道」と言い始める事でしょう。そうして総資産経営ではなくROE経営を重視して、効率的な資金配分をするようになります。市場は、その鏡です。正しい政策を実施するなら…日経平均株価は10万円を目指します。問題はそのスピードです。

昨日はBASEの265円が、なかなか買えず…仕方がないので267円で5000株を買いました。そうしたら大阪チタンが下がって来て…3070円でも買い増しをして、本日は3030円に指値買いを入れましたが、買えていません。更に…昨日は午後2時ごろ帰って来たら、ロコンドが下げていたので、1590円は買えませんが…1600円まで、随時、下値を買っています。

本日も寄り値の段階で1600円まで指値をして…本日は合計で1000株ほどかな? 買いました。そうだ…エーザイが、昨日はもう100株売れましたが、本日の指値は8610円なので、売れていません。この水準でないと損をするのです。

エーザイ(4523)の売買手口動向

でも一番、「強く見える」のが、このエーザイです。何故なら「仮需」が少なく…80%台の現物株比率が続いています。この「改善率」と言うのは、信用の買いが返済より少ないから、全体で買い残が減っていることを示しています。カタルのように、信用の売りが先行しています。

1610円のロコンドも買えました。カタルは下値があるなら、更に買うつもりです。基本は、やはり業績の推移です。目先の需給状態は、その選択に劣ります。時間的に観れば…短期的な需給が優先されますが、その需給バランスは業績推移には敵いません。目先はエーザイだろうと思っています。でもカタルは、自身が「シコッタもの」を優先して、外しています。相場観より、先ずは自分自身の「過ちの修正」が優先されます。でも相場観では買いだ!と述べています。

もっとお金があるなら、自分らしく…振舞えますが、「貧乏人の性」は悲しい現実です。また…明日。



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