6/15

6月のFOMCが終わり、利上げの「一時停止」と言う表現が良いのでしょうか? 更なる引き上げを示唆した「様子見」の様相です。伝えられている通りです。金利は弱者を排除して経済のハードルを上げる要因です。高い成長を成し遂げられるなら…金利は高くなります。

本日の日経新聞を観ると、中国の地方財政の債務問題が一面に報じられていますが、もっと深刻なのは、若者の失業問題でしょう。大学は出たけれど…都会に残るのは大変です。日本も同じです。やはり経済の仕組みは、何処も一緒です。米国が10回も「連続利上げ」を実施してインフレに対応していますが、人件費が上がっていると言う「供給不足」面が表面化しています。基本はコロナ禍で、ばら撒いたドル資金の回収です。

まぁ人類史上、未曽有の「パンデミック」です。

その為に生活防衛のために…お金がばら撒かれました。日本も同じです。日本の場合は、景気の「後押し」になっています。デフレ状態から脱出になっていますから、日本にとってはこの危機は「幸運の女神」です。コロナで亡くなった人の犠牲で、今の日本株の上昇が支えられていると言うのは…奇妙な「切っ掛け」です。

米国M2の残高と前年比の推移

でももともと…名目経済の米国ではインフレが過熱気味になって、沈静化するために10回もの連続利上げです。しかし金利は過去の歴史から観ると、そんなに高いわけではありません。でもこのお金の量を示す「M2の増減」は、これから、どんな影響を与えるのでしょう。日本のバブル崩壊も今の米国同様に…極端な政策だったのです。その弊害の後処理を間違って…失われた34年間の「空白の時代」を過ごしました。

パウエルは馬鹿ですからね。ただ米国の商業不動産問題は、やはり気になります。

コロナでリモートが盛んになって、ある程度はこの生活習慣は定着するのでしょう。人類は産業革命を超える「時代革新」の最中です。過去の常識が覆るのです。リーマンショックの前に「サブプライムローン」問題があったのです。そうして影の銀行システムの大量のCDS(Credit default swap)の登場です。天文学的な数字になっていましたが、当時は日経新聞も触れていませんでした。カタルが失敗した時です。だからカタルは、過剰に「警戒心」を持っているのかもしれません。過去の「トラウマ」です。

この「トラウマ」と言えば…エーザイも同じです。2021年の「アデュカヌマブ」のトラウマを抱えています。12765円まで買って、下がったエーザイの評価を巡り…ロイターがこのような報道をしています。基本的にアルツハイマー型認知症は、まだよく分かってないのです。試行錯誤の模索の段階での「薬の誕生」です。様々な学説があるのが…当たり前です。

読者から「ヨーロッパの専門家の間ではレカネマブに対して懐疑的な味方が多く、承認されても幅広く使用されそうになにはないとのことです。」とメールを頂きました。

至極…当然の反応です。メールをくれるという事は、たぶん…「不安な気持ち」なのでしょう。でも、カタルはこう述べています。

何故、カタルは全体市況が悪いとして…「仕手材料株」を選択したか? そうして最近まで「薄利多売買の戦略」を採用していました。しかし…最近になって考えを変えて…「買い増し」を続けています。代表事例は「ジェイドG」(3558)でしょう。「大阪チタン」(5726)もそうです。

実は昨日、我慢しきれず、このエーザイの単価を間違って、入力したために10280円で100株買ったので…公約の株価に合わせて10200円になるように、10120円でも、もう100株を追加で買っています。これで合計株数は1200株になりました。更に本日も買おうと思っていますが、今は担保がなく…我慢をしています。でも本日はやはり…1万円を割れましたね。もう少し…「買いたい」と考えています。

基本的に株価は、「弱気」と「強気」により構成され、売り方と買い方に分かれます。

自分が、どの意見を採用しようがそれは自由です。でも株価の人気を支えるものは「強弱感」です。対立する意見が存在するから株式投資は面白いのです。

株式投資と言うのは「力量の問題」なのです。資金力と性格です。他人の意見に自分の気持ちが「ブレる」のは当然ですが…最後は自分が決める事です。弱気と強気の意見を聞いて、後は自分が判断をする問題です。

その結果、損をしようが…儲かろうが…自分が決めた行動です。この辺りの考え方が、日本人は苦手です。小さい時分から、自分の考え方が出来ないような「画一化教育」を受けています。でも社会人になってみると…どれが正義か分かりません。

ウクライナ問題もそうです。ロシアの言い分も、ある程度は理解できます。もともとロシアの支配下だったのです。中国の台湾問題と同じです。世の中は、色んな見方があるのです。だから面白いのです。

株式投資はその意見の「ぶつかり合い」で、株価が形成されています。このハラハラ…ドキドキを楽しみましょうね。その結果、儲かるなら「御の字」です。嫌な人は、最初から選択をしないことです。カタルはいつも同じことを述べています。配当利回り株もあるのです。

様々な人の意見を聞いて、自分が決めましょう。そうして一旦、決めたら…トコトンやれば良いのです。カタルはしつこいね。今回のジェイドGはコロナ禍前の選択ですから2020年の年初に近いのでしょう。まだ1000円を割れていたのです。その時からだから…もう3年以上が経過します。

本日も「メルカリ」(4385)が高いですね。この株の一株利益は51円ですよ。その株価が3341円です。一方、ジェイドは121円なのですが株価は1700円です。いったい、収益と株価って…どういう関係式なのでしょう。

でも…ね。当たり前です。メルカリが人気高いのは、この「成長力」です。売り上げは357億円から1700億円の予想ですから成長力は30%を超えて…36.7%程度なのでしょう。故にPER100倍以上に評価しても不思議ではありません。株価は5000円を超えても良い筈です。

このような成長を取るか…安全の「配当利回り」を取るか? 人それぞれです。

自分がどの選択をするか? 時代や経済環境により選択は変わります。メルカリは経費を削り…利益を計上する段階になって来たのでしょう。「BASE」(4477)の鶴岡君は、どんな経営戦略を抱いているのでしょう。規模を追求しても良いのですが、現金があるから赤字でも構わないと…お金の上で胡坐をかいていると…「クックパット」(2193)とかのように落ちぶれます。健全過ぎても…「グリー」(3632)の田中君のように面白味が消えます。

その点、ジェイドGの田中君は、マズマズでしょう。世の中は色んな選択があります。株式投資と言うのは、様々な性格の人に、対応できる仕組みになっていますから面白いですね。下げ相場も上げ相場も両方楽しめます。でもカタルは一方通行ですが…。

今の株式市場の争点は、この「AI革命」が本物かどうか…。エヌビディアの株価の行方やマーブルの株価も観ています。

故に昨日は、滅多に買わない新規上場株の「ABEJA」(5574)を買ってみたのです。たった100株ですが、相場観を磨く為です。

エーザイ(4523)の日足推移

いつだったか…あの高値を、「夢を買う」としてエーザイを買った人は、この下げたエーザイを買っているのかな? どんな高値で参加しても構いません。先ずは「参加に意義」があります。でも…株式投資はその後の対応が大事なのです。安値になった株を買えるかどうか…大阪チタンは下値だと思っていますが、本日は3025円を割れました。まだ重いようです。

先ほど見たら…もう直ぐ「Jトラスト」(8508)も、期日が来るようです。6月末でした。トホホ…100円ほど下値の株価です。このエーザイは、何とか危機を脱出しましたが…今は年末に考えた「間違った考えの後処理」に追われています。日経平均株価はこんなに強いのに…何故、儲からないのでしょう。何故、失敗する株があるのでしょう。全く…困った問題です。

ラッセル2000 の日足推移

FRBが曲がりなりにも…金利の引き上げを停止しましたから、新興株が活躍しやすい環境の筈です。でも米国株もラッセル2000は、なかなか…戻りません。

そろそろ「指数は一服する」だろうと考えていますが、相変わらず、日経平均株価は強いですね。「アドバンテスト」(6857)は続騰しています。この19970円は最近の高値です。いくらなんでも、この乖離を維持しながら…更に上を買う勢力が登場するとは…メディアの報道ぶりから見て…最終コーナーでしょう。

だから…逆に、大阪チタンやエーザイの株価との関係があります。話していたら2万円の壁の売り物は、たった4万しかありません。

日本が良いから日経平均株価が上がっていると思ったら大間違いですよ。この背景を誰も指摘していませんが…日銀様の黒田前総裁の英断です。世界の中央銀行で危険資産の株式投資をした国は、何処にもありません。彼が、あれだけ「浮動株式」を吸い上げたから…ようやく34年間の空白が埋まるのです。

ハイ、アドバンテストは2万円台の達成です。日経平均株価は33621円です。一方、相反する動きの大阪チタンは3015円が入りました。ここは「市場の整合性」の原理を楽しみましょう。

株を買って、不安になるという事は、自分に取って「分不相応の行動」だという事です。自分の気持ちは、自分だけしか分かりません。自分の力量を把握して、「無理をしない投資」を心掛けましょう。常に自分に問いかけるのです。これを買って良いかな? お前は大丈夫か?…と自分で自分に問いかけて、下がっても株を買えるようにしておけば…大概は儲かる株式投資です。

楽しいでしょう。失敗も成功も全部自分が決めた行動の結果の成果です。それでは本日はこの辺で…また明日。

エーザイは、本日は「3日目の下げ」ですから…通常は、ここからが買い場でしょう。これで打診を入れて、駄目なら…仕方がない。それでは…「有言実行」のカタルは、もう100株だけ…9900円で指値を入れます。今の板状況は、此方です。ついでにアドバンも並べておきましょう。株式投資の事前観測も楽しんで…。

エーザイの板状況
アドバンテストの板状況


amazon.co.jp 全品に拡大 無料配送キャンペーン実施中!詳細はこちらをクリック。

関連記事

  1. 2022.04.14

    4/14
  2. 2018.02.16

    2/16
  3. 2021.02.01

    2/1
  4. 2021.07.09

    7/9
  5. 2019.03.27

    3/27
  6. 2018.04.18

    4/18
2024年4月
« 3月    
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
282930  
株式投資関連の本