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市場動向の完璧な読みは難しいが…ある程度の方向性が分かるなら、何れ、時代は追い付いてくるのでしょう。所詮、毎日揺れる株価を、「完璧に読むこと」は難しいものです。カタルの目指す完成形は、常に完璧な姿をイメージしていますが、なかなか時間軸の壁は超えられません。

「商船三井」(9104)の 日足推移

最近では「自分で関与するしか」方策はないと…と思うようになっています。しかし…小さな資金では、相場を誘導することも出来ません。カタルの近年の謎の最大なギャップは海運株の評価でした。2021年7月31日かな? 日経新聞に掲載された「商船三井」(9104)の業績修正を観て…翌、月曜日の2日の寄り付きで100株の株を買ったのが「切っ掛け」でした。それ以降、ONEの存在を調べたり…コンテナ船の背景などを追う毎日でした。しかし過去最高の利益を…それも「異次元水準」の利益ですが、市場は誰も評価しませんでした。

株価が大きく上がり…乖離調整が必要になった時に悩みましたね。一旦、利食いをして下がった所を買い直すかどうか…。

しかし…最も強気の「行け行けドンドン」の株式を、最大限に増やす…戦略を採用し、決算に臨んだのです。予想通り…と言うか、一旦は下がる覚悟をしていたのですが、あの水準まで下がるとは思っていませんでした。

しかしどうにか…体制立て直そうとしましたが、なかなかスンナリ…市場は業績数字を織り込みません。結局、2年間も高値の横ばい圏です。現在は「普通の姿」に戻る過程です。しかし以前より傭船も減り…収益構造は大きく改善をしています。もともと…単発のスポット価格ばかり、メディアは報道しますが…実際の多くは「事前の会合」で運賃は決定されますから、コロナ前より総体的に収益構造は改善して行きます。

結局、「船らしい」…「市況もの」の動きは、なかったのです。最近は詳しい動向は分かりませんが…「普通の株」に戻った印象です。どの株も「似た面」を持っています。

好業績でも…市場の反応が鈍いケースです。その反面、一部の人気株は、異常な人気を保ちます。やはり未来の夢であるハイテク関連などは、人気が高いようです。逆に地味な業種は割安圏に放置されます。PBR1倍以下の株式は非常に多いですからね。

何らかの…「構造改革」を問われているのでしょう。しかし「村社会」であるが故「ブルドックソース」(2804)、「東京機械」(6335)、今回はコスモエネルギーH(5021)は経営者失格でしょう。市場原理そのものを歪めています。最高裁の判事が認めても、カタルは許せません。消える運命の経営者でしょう。日産自動車の西川元社長のようなものでしょう。

カタルの倫理観では、あのような「闇討ち」の仕掛けは「仁義」に反します。

だって今日の世界競争が出来るほどまでに、回復させたのは、曲がりなりにも…ゴーンのお陰です。確かに後半は「強引さ」が目立っていました。「金の亡者」…との印象も強くありますが、それでも「筋を通す」のが…男の姿だろうと思います。検察を使うやり方は頂けません。

それに相乗りする検察も…最高機関とされるのに、自らの地位の転落を意味します。最近の大阪地検の不祥事と言うか。成果の焦りからか…「強引な手法」が表に出てきました。昔の規制がひかれた報道体制と違い、「ネット社会」に移行した場合、どうしても、今までは表面化しない話題が、表に登場します。まぁ「聖人君主」など…居ませんから、誰もが「脛に傷を持って」います。故に、本物が登場しやすくなっているとも言えます。

でも面白いですね。前の時代より内部抗争も暴露されて、何故、そのような経緯に到ったのか? 背景が分かるようになっています。市場もそうです。市場には「様々な考え方」が存在し…その修正により市場は揺れ動き、最後は正当な評価の株価に到ります。日本株の多くがPBR1倍以下なのは「異常」なのです。実質経済から名目経済に到るなら…この正常な過程は、資産価格の上昇を意味しますから、「株屋の出番」になります。

苦節34年、一言で「失われた時代」と簡単に言いますが、末端の歩合外務員の生活は過酷です。今のカタルは終活です。「過去の清算」に追われているようなものです。まだまだ「失われた時代」を取り戻す過程に入っていません。先ずは、過去の「義理の清算」が優先されます。でもようやく…親戚の借金返しも終わり、これから「お礼まいり」に入れます。受けた義理は、きちんと返さないと…これは最低限の…「人としてのノルマ」です。

市場動向を観ているとカタルの人生、「そのもの」のように感じています。徐々に修正されるのでしょう。実質経済から名目経済に移行するなら、頑張るものが報われる社会に転換します。実質経済下では、先着一名様の世界ですから…飛び抜けた奴で、しかも運に恵まれないと成功には至りません。ホリエモンなんか、可哀そうに…と思います。理屈が通らない「無理難題」を被り…人生は歪みます。

株式投資の選択は、面白いですよね。自分が「どの路線」を支持するのか?

そうして、その選択した結果は、「時間と共に」…明らかになって行きます。自分の選択が正しい選択なら、「儲かる」し…間違った選択なら、「損をする」分かりやすい「ルール」です。故に後出しジャンケンの「コスモエネルギーH」のような選択は頂けません。株主を色分けするなど…あってはならない選択です。まぁ、「ものを言う株主」の言い分は、概ね…正しいのです。

東芝は面白いです。「ゴリ押し」して最後は「成田闘争」の時間に到り…状況が悪化、ババを引いたような展開です。そもそも…米国の原子力企業の「損失」問題が抜けています。時代の推移は読めませんが、結局は、高く売れたのですから…あの時に、わざわざ売却する必要があったのか…。

まぁ、まさか…ロシアの侵攻は、あの時には分かりませんからね。カタルなんか原子力容認派閥ですが…。最近は核融合の世界に移行してきました。ここでは2018年に失敗した「古河電工」(5801)などの技術が活きます。

カタルは失敗した銘柄も、気にして…簡単ですが、それ以降も観察をしています。何処かで「敵討ち」を狙っています。まぁ「返り討ち」に遭うことも多いのですが…ジェイドGなんか、幸い経営者の田中君は、よく頑張っています。「応援」を続けたい一人です。

この次は、売りませんよ。逆に「買い増し」に徹するつもりです。今までは高ければ…「薄利多売買」でしたが、次からは買い増しの戦略に変えます。まぁ、「ユトリ」がないと描いた基本戦略もコロコロ変わるから…公約ではありませんが、投資戦略の気持ちでは「買い増し」です。

やはり強いですね。相場は…。先週、裁定買い残の減少を観て、意外に早く調整が終わるように感じています。だって…TSMCの決算が明らかになり、TSMCでさえ…減益になった現実が認識されました。NHKが報じるほどです。面白いですね。台湾の企業業績を日本のNHKが報道するのです。ネット時代は世界基準で動いていることが、実感できる現象の一つです。今までは…メディアの報道は正しいと思ってきたと思いますが、その多くは海外のニュースが「ルーツ」になった「物まね報道」だった訳です。

現状は中国の景気回復が遅れており、高級品の販売も停滞しているようです。でも未だにPERは20倍前後です。世界基準を知るうえで、ネット時代は、なかなか…良いものです。何故、「リシュモン」の株価を観たか? 


スイスの「リシュモン」の株価推移

このような記事を発見したからです。「米中古住宅販売、5カ月ぶり低水準-在庫不足で価格は記録的水準」と言う内容です。通常、景気後退で需要が減り、価格も下がります。需給バランスですからね。

しかし商業不動産も稼働率が低く…不良債権化していますが、何故か…価格の低下が抑えられているのです。売れないから、諦めているのか…「我慢比べ」をしているのかどうか…。この辺りが米国景気の動向にも影響します。その裏付けを観るために…様々なニュースから「時代の検証」を進めているのです。

銘柄選択とは、市場価格の動向を見て全体像を把握します。野村証券の「戻り高値」更新まで…あと10円ほどの感覚です。日本製鉄の最近の株価は戻り歩調を強めています。この株は三菱UFJに遅れています。しかしソロソロ…乖離調整も終盤の筈です。この現象とカタルガ述べた「裁定買い残の減少」は方向性の事象は一致します。相場の現象を観て、社会現象を観て…相場の時間軸を観察しているのです。その為に株価同士の繋がりが見えてないと、この時間軸は測れません。

いちいち…相場を解説するのは大変です。メルカリの日経報道が一面に掲載されました。何故、一面を使って報道されたのでしょう。3540円を割れたことから…調整の必要性がありましたが…頑張りましたね。


「メルカリ」(4385)の日足推移

そろそろ…株価の「上昇スピード」が上がると思っているのです。最も高い期待は、此処からの「大幅高」です。少し諄い「揉み合い」場面ですが…それでも形が下値を切り上げる「右肩上がり」です。だから、そろそろ…売り物ゾーンを抜けるはずです。後半相場のジェイドGより劣りますが、大衆が参加できる人気株になる可能性のある株です。

「大阪チタン」(5726) の日足推移

ほほ…ようやく「大阪チタン」(5726)も来ています。この株の見所は3185円を抜けてからどうなるか? メルカリのような「チンタラ」の揉み合いをするのか…。それとも仕手性を発揮して、「大阪チタンらしい」値動きになるかどうか…。くどい程の200日線の下で揉み合っていますから、時間的には調整時間は十分です。まぁ相場全体が良くなってくるなら…カタルの読みも当たるようになります。

「過去の利益」のお船は、限定的な値動きで…「未来の利益」の仕手株は人気がドンドン上がる筈です。

先ほどのTSMCの話ですが…高級品の「リシュモン」の株価とも関連があります。基本的に半導体はスマフォの需要の問題です。この回復が遅れていますから…市況ものは完璧な改善は見込めない筈です。インドの需要が、どのラインを…歩むか? 将来的には明るいのです。故に、時間はかかりますが、半導体も「底値水準」だろうと思っています。今度は「レーザーテック」(6920)も、本格的な株価上昇に移行する可能性も出てきます。

「ソシオネクスト」(6526) の日足推移

カタルは良く知りませんが、先日、売り出した「ソシオネクスト」(6526)の伸び率に興味を持っています。乖離調整も進んでいます。この場合は値幅による…「乖離調整」です。時間をかけていません。

でも基本は実質経済から名目経済に移行する段階ですから、その本命は古いようですが…やはり「野村証券」でしょう。

今はチンタラ…動いている株ですが、野村などの証券株も仕手性があるのです。比較的変動率が高い部類です。故にカタルは、あの時に三菱UFJの選択でも良かったのですが、自分の好みで野村証券を選択したら、「アルケゴス」のお化けの登場です。

まぁ、人間の運命など…こんなものでしょう。基本的には同じことなのです。実は今しがた…メルカリを200株だけ僅かな利幅ですが利食いをしたのです。何しろ、維持率が30%を超えていると思っていましたが、金曜日は29.8%だったのです。

仕方がなく…この維持率を30%台に戻す作業を実行しました。何しろ、「超貧乏人」がお金持ち世界の株式市場に挑戦をしています。貧乏人は「分を弁えない」となりません。そんな事で皆さんも、己の「力量把握」は、相場観に優先されますから、無理をしない投資をしましょうね。それでは…また明日。



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