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先ごろ、「野村証券」(8604)の「需給バランスの変化」について語りました。カタルは当初、最大200日線までの「下落」を覚悟していましたが…やはり世界の機関投資家様ご用達の大型株ですから、セオリ通りの75日線で「目先の短期調整」を終えたようです。ですが…一気の株価上昇は、余程の事がない限り…ないだろうと思っています。

「野村証券」(8604)の三市場残の推移

最大の株価上昇は「4桁の株価定着」でしょう。場合によれば…1200円前後があるかどうか。目先は、その程度でしょう。その一番の理由は、今年に入ってからの株価上昇が「非常に大きく」…依然、200日線との乖離は「大きく開いている」からです。

「野村証券」(8604)の日足推移

基本的に…株価と言うのは、みんなが「利食い」をする為の「時間」が必要です。基本的に乖離と言うのは、値幅調整より、時間調整の価値が高いのです。時間を掛けた調整時間は、通常の人間には…耐えられません。どんなに株価が「割安」だと言われても、時間を掛けられると、気持ちは、やがて変化します。これが…乖離調整です。

しかし、あまりに長い調整は目先筋を振るい落としますが、同時に「市場人気」も失います。人気株を育てるのは、なかなか…難しいものです。

時代背景がマッチしていても、「運を持っている」銘柄と、「持ってない」銘柄があります。大谷君が。高い評価を受けるのは「天性」の恵まれた「運」が備わっているからでしょう。

例えば…エヌビディアの株価が此処に来ても株価上昇は天文学的な成長を示しています。此方の報道を観ると…この株価が上場した1999年の1月に1000ドル分の株を買って、今まで25年間を売らずに株を持っていると…その価値は400万ドル分になっているそうです。凄い成長です。1000ドルなら、誰もがお金を用意できる15万円ほどです。そのお金が400万ドルとですから「6億円」ですか?

株式投資の「醍醐味」の事例の一つです。

全て、この価値を生んだのは「時代背景の変化」です。この時代の流れを考えた投資が、如何に大切か…分かると言うものです。

「ルネサスエレク」(6723) の日足推移

カタルは、最近の柴田さんのインタビューを聞いて…多少、カタルのなかでは「疑い」を持ち始めていますが、昨年の5月の指数株上昇を観て、「アドバンテスト」(6857)より、「ルネサスエレク」(6723)に。軍配を上げて…その様子を長く伝えていました。此方も、「お待ちどうさま」でした。

「ルネサスエレク」(6723) の三市場残の推移

野村証券と同様に…ようやく「需給バランスの変化」を迎えたようです。「デンソー」(6902)が持ち合い株を売却すると伝わっていましたが、やはり世界の投資家は、この価値を高く認めているようです。

何しろ、これから「車」業界は「最大の変化」を示します。その変化の「ど真ん中」を行く会社です。

車は「繋がる車」や「自動運転」など…大きな変化を迎えます。その中で、世界競争に勝ち抜ける可能性があるのがこの「ルネサスエレク」(6723)です。しかし世界競争は過酷です。ドイツの「インフィニオン・テクノロジーズ」や、オランダの「NXPセミコンダクターズ」そうして…スイスにある「STマイクロエレクトロニクス」なども…競合相手なのでしょう。果たして…この世界競争を勝ち抜くことが出来るかどうか…。

カタルは「ルネサスエレク」の株価が「1万円台になる可能性」を秘めていると…過去に述べていました。でも最近の柴田さんの「時間感覚」を聞いて…少し評価を落としたのですが、やはり「海外投資家」はポートフォリオの「核」に据えたようです。続々…世界のファンドは日本の「持ち合いの株式放出」を拾っているようです。

その需給バランスが大きく変化してきました。その株価の様子を、「野村証券」と同じように需給変化を掲げておきます。

「ソシオネクスト」(6526) の日足推移

今年、初めにカタルは半導体株の「チップレス化」の流れを捉え…「ソシオネクスト」(6526)を推奨してきており、皆さんに伝えています。自慢ではありませんが、株価が安値の時からカタルは伝え、市場の「一番人気」を長く…独占してきました。未来の人気株を事前告知するのです。この領域のレポートは、他で観たことがありません。

でも皆さんの多くは「馬の耳に念仏」です。どんなに…自分の投資概念が劣っているか…理解をしていません。カタルは全て「事前告知」をしています。まもなく…この「ルネサスエレク」は、長く「市場人気」を独占する銘柄になります。

「ニデック」(6594) の日足推移

通常は2年から3年程度の株価上昇期間になります。「ニデック」(6594)も、事前に伝えていました。ブラックロック様が買うタイミングで、カタルは皆さんに、株価が下がる「最終過程」で、レポートに取り上げています。でも…「豚に真珠」です。このレポートは、何れ…終わりを迎えます。

カタル自身、最近は自慢ではありませんが、相場が良く見えるようです。

株式投資なんか簡単です。本当は「エヌビディア」のような「成長株」一つを選択して、長く…「雪だるま投資」をするなら、その銘柄一つで、使い切れないお金が残ります。でも皆さんは駄目です。この「ルネサスエレク」でも良いのですが、カタルにとって、この株価上昇スピードは、やはり株価が上がると思っても「不満」なのです。カタルには「残された時間」が、既に、余り…ありません。

もっと「ハイリスク」なリターンを、狙わねばなりません。

これがカタル自身の生き方です。1989年にオヤジが他界し…その時にガンで高熱にうなされて死んでいく父を看取り…人生は「一度しかない」から、「精一杯」に生きようと将来を約束されていた路線を捨て、東京で、最も過酷な「完全歩合給の世界」に入ったのです。苦節34年です。

しかし「市場要因」ばかりは…カタルの思うようになりません。

上京してからと言うもの…日本の政策官僚が、大馬鹿の路線ばかりを選択して、国民を「奈落の底」に突き落としました。人々から「希望」が失われる…と言う「肝心要」のコアの心を奪ったのです。この「34年間」の調整は耐えられません。

皆さんは、たった数年の「野村証券」の一時的な損失の「アルケゴス」からの回復を待つ辛抱もないのです。カタルはリーマンショックの時に、大きく下がり続ける「三菱UFJ」(8306)を観て…何と言って株を買い続けたのでしょう。

「三菱UFJ」(8306) の月足推移

先ずは800円で打診買いをしたのです。しかし「まさか」…その株は500円台になると思っても居ません。だって…日本はバブル崩壊の影響で踊っていないからです。米国は違いますよ。イカサマが横行します。何が、格付けだ! ムーディーズもS&Pも、いい加減なAAAの連発です。嘘ばかり並べ…その結果が最後はCDSの影の銀行システムです。でも日本は関係ないのに、金融庁様が厳格な「清貧思想」を国民に強要したのです。馬鹿タレです。みんな、偽物政策です。その結果が、まさかの株価は300円台です。

ようやく…安倍政権の誕生ですが、村社会論理を維持しようと時代錯誤の権力を行使します。もう本当に、「日本国民の幸せ」を願っているのか…分かりません。自分達の権力を維持するために…末端の国民生活を犠牲にしたのです。

日本国民から「希望」の二文字を奪い…

「トヨタ」(7203)なんか嫌いです。「下請けいじめ」は、自動車業界全体の話で、「日産自動車」(7201)だけの話ではありません。本丸はトヨタなのです。

でもその「トヨタ自動織機」(6201)は、ようやく…時代の流れを受け入れ…「変化」をし始めています。「日立」(6501)も、嘗てはそうだったのです。もう直ぐ…棺桶の時間が来ますが、何とかして…復活を遂げないとなりません。65歳になると、色んな制約がある事が分かります。

基本的に、老人は「社会のお荷物扱い」なのです。

日本の仕組みは面白いですよ。カタルはこの年になっても、新しい体験をしています。政策官僚は、自分達が「認めた範囲」での行動しか、容認しないのです。異端児は、常に「悪」なのです。だからリクルートの江副さんも、ライブドアの堀江さんも叩かれました。孫さんも危なかったけれど、彼は賢いのです。あれはフジテレビかな? 朝日放送だったかな? その時に、身を引きました。今の「大相撲界」の白鵬のような扱いです。じっと我慢をしないと駄目なのでしょう。

確かに…ゴーンの主張は、正論ですが、日本では駄目なのです。だから彼は、日本の制度の合わせようとしたけれど…どうしても規模の拡大が必要だったけれど…その支配権が、問題になったのでしょう。「東芝」問題と似ています。「キオクシア」に拘った…東芝の「総資産経営」の村論理と…「ROE」経営の戦いです。

ようやく…「みずほ」(8411)は、ROEに変化するようです。この報道を観て…「住友化学」(4005)との繋がりが、把握できるなら、読者の相場観は、かなりの水準です。この「繋がり」を理解できないと、「市場の整合性」の話は、「馬の耳に念仏」なのです。

上がる株は、事前に決まっていますが、カタルにはその時間を左右する力がありません。

ブラックロックまで、行かなくても…せめて100億円程度のお金は必要です。まぁ、ノンビリやりましょう。本日は「BASE」(4477)の300円と295円が、買えました。嬉しいな。加えて「BBタワー」(3776)の270円も2000株だけですが、株を買っています。「エヌビディア」(NVDA)が大人気になっているのです。「さくらインター」(3778)より、まともな選択でしょう。

どんな選択にも「リスク」は存在します。その度合いは、自分で決める話です。赤の他人が、決める話ではありません。日本人のレベルは。手を取り、足を取り…こんな傲慢な欲望を観たことはありませんが、その「自覚」が、自分にないようです。如何にも…「自分勝手」な人間ばかりに見えます。

我々は…あくまで「本物の投資家」を目指します。目先の人気など…どうでも良いのです。正しい時代認識が育んだ相場観は、時間軸は見えませんが、必ず…訪れます。「ジェイドG」(3558)の田中君は。数少ない…合格者なのです。同じ「夢」を共有するのも…一つの考え方です。また…明日。



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