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大きく意見対立した米国の「金融政策」は0.5%で決着しました。なかには、やはり…0.75%や0.25%説も、あったようです。結果は0.5%の引き下げですから、基本的に、前回から0.25%ずつ…の「引き下げ」が正しかったとも言えます。

しかし市場の「先走る利下げ要求」に「釘を刺した」コメントをパウエル議長は残したようです。その為か…米国株は「大引け」にかけて株価の勢いを失い、為替は円安方向が加速したように見えます。

シカゴ日経平均株価は大きく上がっていましたが、それほどでも…ないようにも見えます。まぁ日本人の投資心理、そのものが「問題」だと…カタルは思っています。カタルの想像より、実際の値動きは「弱い展開」です。「34年間の悲哀」ですから、仕方ありません。

次回の利下げは0.25%説が今は有力ですが…12月まで0.75%を見込む確率が高くなっています。今回0.5%の引き下げを決めたことにより、「商業不動産問題」は好転するのでしょう。 実際に銀行株は上がっています。

NYCBの4時間足

カタルは問題行だったNew York Community Bancorp, Inc. (NYCB)の株価を注視していますが、他のKBW Nasdaq Regional Banking Ind (^KRX)などの銀行株も、マズマズの値動きです。

KBWの4時間足

まだまだ…「金利情勢」に市場は揺れるのでしょう。その理由は、たぶん…長かった逆イールドの存在は、異常なペースでの金利の「引き上げ速度」だったからでしょう。

でも…カタルは「自然利子率」(潜在成長率)が、FRBが見込むより、高いのではないかと思っています。この理由に、米中対立から発展する「覇権争い」があると思っています。つまり…AI革命の進展です。

基本的に金融政策は、全体の経済に網を掛けますが、財政出動は、部分的な補佐作用があります。未来産業への「力のかけ方」で、中国は大きく先行しています。過剰投資ですから…過剰生産になっており、デフレの輸出と言われています。EV規制などはその事例です。

ここで、カタル自身も何回か…「読み直さないと」分かりませんが、こちらの見方が参考になりそうです。カタルより、ずっと頭の良い読者向けに、その話題を提供しておきます。

更に…このような派生報道もあります。カタルは長く…武者さんが指摘している潜在成長率は高いという「仮説」を持っており、AI革命の進展は、更に続くという立場です。だから「景気後退」にならず、時代の変遷が進むのでしょう。

この時代変化のスピード度合いが、中国ほど高いと…必ず、「反動」を生みます。逆に、日本のように「清貧思想」が蔓延するほど、強く引き締めると「失われた時代」になります。政策官僚は、この「匙加減」を間違い続けています。だから「34年もの空白期間」が生まれたのです。

東京都の地価変化

ようやく…今回の基準値に見られるように、このグラフは東京のものですが…全国もプラス圏で加速しています。少し…前向きになってきたのです。安倍政権誕生から、ようやく…なのですね。だから今の時期に、石破さんの「金融所得」云々…という話は、全く「的外れな」感覚です。「NISA」で税制優遇をしているときに「出す話」ではありません。

何故、日本のメディアは、まともな批評をしないのでしょう。頭の良い人達ですから分かっているはずですが…困った人種です。

さて…このような話は、少し難しいかもしれませんが、方向性を理解するために、非常に大切な話です。半導体株の行方…小型株の行方…AI革命の進展度合いなど、基本の経済政策を知ってないと…馬鹿な論争に明け暮れて、時間が流れます。

カタルは自分自身が「右往左往」して…ようやく、ここまで来ました。みなさんは、カタルが「無駄に過ごした時間」を超えることができます。毎日…カタルレポートを読めば、間違っている部分もありますが、概ね…何かしら「得るもの」があると自負しています。このレポートは単に…カタルが「あちら側」の世界に、行くための日記のようなものです。

株価の相対比較

この後は、こちらの報道が参考になるのでしょう。

昨晩の米国株も「利下げ」直後はラッセル2000は2.4%程度高かったのです。チャートは「ラッセル2000」の値動きです。終盤に、流石に株価を消しましたが…方向性を示しているのでしょう。

ラッセル2000の4時間足

ようやく…「オオカミ少年」カタル様の出番が来たのでしょう。カタルは、このチャンスを待ち続けていました。故に「ジェイドG」(3558)を主体に…株価が遅れている「BASE」(4477)などまで…取り上げています。

この「時間軸の選定」は、課題を抱えています。しかし…最近はかなり、精度が上がっているように思っています。ここでは「超目先」ですが、もう一度…「タイミー」(215A)の可能性を考えています。この株の評価は「難しい」と思います。

日経平均株価の日足推移

しかし…カタルらしく「前向きな評価」をしており、今回の8月のクラッシュで受けた損失を「埋める起爆剤」になっています。カタルだって「無傷」ではないのです。市場要因の悪化、つまり全体指標が42426円から31156円に大幅下落をすれば…買いしかやっていませんから、当然ですが…多額の損失を抱えます。こんなことは「常識」です。

半導体株なんか…軒並み半値なのです。つまり…「難しい」場面ですよ。

故に、本当は「休む」のが正しかったのでしょう。でもカタルは御存じのように、こんな性格ですから、完璧を追求して…「常に挑戦」です。今回も、最もアクティブな選定でしょう。「タイミー」(215A)を、本日も買いに行っています。「新興株」が市場の中心でしょう。

ここでは好業績の「ジェイドG」(3558)が確率の高い無難な選択です。でもカタルの読者は基本的に長く述べていますから、そろそろ…みなさんは「嫌になる時間」です。

なにしろ…この「逆イールド」現象が、何故、これほど…長く生まれたのか?

カタル自身、「全く」理解していません。その理由は、今年に入ってから…米国の「財政出動」が理由だろう…と推察しています。そのことを理解する発端は、異常な「半導体人気」なのでしょう。

あの時に、カタルは「レーザーテック」(6920)の株価を、批判というか…馬鹿にしていました。あれから半年が経過するのです。

本日はFOMCを経過して…やはり日経平均株価は大幅高なって来ました。これでカタルの警戒感は「解かれる」かもしれません。「二番底」を確認して…再び、日経平均株価は4万円台に向い…「再スタート」する可能性があります。

まだはっきりしませんが、今回は「決算期のトラウマ」はない…と述べています。そうして、今は「配当付き」ですから…利回り採算株も買い場と述べており、「野村證券」、「ファナック」など…「日本製鉄」も買い場なのでしょう。でも本命は、新興株であり…「ジェイドG」を中心に、博打では「タイミー」なのでしょう。

実際に本日は寄り値の1513円で…合計ですが2000株以上を買っています。本当は「ジェイドG」も買いたいのですが…今回の下げで「持ち株」が膨らんだので…自分自身の「力量問題」で、今は敢えて…「自重」をしています。でも下げるなら買います。

「タイミー」より「ジェイドG」の評価が、カタルの中では「格違い」に高いのです。故に、持ち株は、5倍程度…違います。今の「証券マン心」は「タイミー」の選択です。こんな表現で、良いでしょうか? それでは…また明日。

基本的には「喪」は明けましたが…慎重に「無理をしない投資」 を心がけましょう。



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