目先は、土俵際…

先ずは…残念でした。期待をした…仕手系株の「大阪チタン」(5726)は、先が見えなくなる確率が上がりました。カタルなら、間違いなく昨日の下落は午前中までで…大引け間際は株を買い、2450円以上で、2500円台に乗せて…「引け」させるでしょう。

「大阪チタン」(5726) の5分足

これで「超大物路線」の可能性は「低くなった」のでしょう。逆に先日の安値2305円を下回ると…更に「一段安」の可能性もあります。仮に下値があるとすれば…通常は今年3月末の2215円前後の所で止まりますが、下手をすると、75日線(1850.9円)や200日線(1796.3円)まで覚悟して「臨む」…事になるのでしょう。

「大阪チタン」(5726) の日足

しかし…心配は要りません。単に「時間軸」の読み間違えです。来年は、今回の高値3035円を超える…展開になります。時間は読めませんが、今でも2022年11月4850円を超えるだろうと考えています。

その理由は「明確」です。「航空機市場」は、生産を拡大させており…「スポンジチタン」の需要は確実な案件です。あとは「採算」です。電力料金などが影響します。だから…あの原発事故の時、「政策官僚」の意見を採用した菅直人の決断が国民を不幸にしています。

原発事故の「費用負担」も賄っています。あの時に、電力は「全ての産業の基盤」と言う常識的な考え方が出来ているなら、絶対に「東電の責任」にはしなかったでしょう。あれは間違いなく…自然災害で「国家責任」でしょう。しかし目先の責任逃れのために、国策を歪め、未来の子供に、その負担を強いました。でもメディアも政策官僚も仲間です。


米国の「GDPデフレーター」 の推移

如何に「基本政策」が大切か…分かります。米国の「GDPデフレーター」は、昨年が125.23で今年の数字は128.56です。


日本の「GDPデフレーター」 の推移

一方、日本は109.32~今年は111.4に成っていますね。この資料では…IMFによる2025年4月時点の数字だそうです。カタルの研究では、このGDPデフレーターは120程度が妥当なのでしょう。今の米国は、少し…「過熱」気味なのでしょう。


米国の「オラクル」(ORCL)の四季報予想

具体論では「オラクル」(ORCL)で、違いを観てみましょう。その業績は此方です。オラクルの米国株は、営業利益の30倍ほどが「時価総額」に成っています。2026年5月の予想値で計算しました。現在の時価総額は8771億ドルですが、営業利益は283億ドルです。大まかに…30.99倍になります。

「日本オラクル」(4716)の 四季報予想

一方、「日本オラクル」(4716)の時価総額は1兆9541億円です。同じ2026年5月の予想値ですが、その営業利益は920億円の予想値に成っています。この倍率は21.24倍です。この20倍と30倍の違いが「国力の差」になります。基本的に、米国は「資産投資」が盛んになるような…構図になっており、アメリカンドリームを信じて、「未来の夢」に向かって、みんなが頑張るのです。

でも日本は、間違った「清貧思想の蔓延」で、なかなか…この「GDPデフレーター」が上昇していませんでした。この成長力が最近は加速しています。

だから地価も上がり…株価も、ようやくバブル期の38915円を抜いたのです。このような基本的な経済知識を、東大法科では教えてないのでしょう。馬鹿学者に、馬鹿学生だから、自分で考えることをしません。その結果、「失われた35年」が誕生するのです。松平定信の時代の「寛政の改革」時代も此処まで…長くなかったのです。馬鹿タレ…政策官僚です。

でも「7&Iホールディングス」(3382)は、残念でした。買収されれば「良かった」と思っています。最近は「ソフト99」(4464)のような事例を観ても分かりますが…物を言う株主が、登場して「やりたい放題」です。

2465円でMBOを発表した会社側は「反対表明」をしたらしいのですが…それなら4100円を超える株価でTOBをすべきです。現状の株価は3380円ですから、投資ファンドのエフィッシモ・キャピタル・マネージメントによる…4100円の買い取りは実現しないと…市場は観ているのでしょう。

「売れば」良いのに…。本来なら、株価が3380円は、エフィッシモ・キャピタル・マネージメントが買うべきです。この辺りのルールが、どうなっているか分かりませんが、TOBを発表するなら、その資金を「供託」するか…銀行の「融資証明」などの「裏付け」が必要でしょう。「東証」の落ち度かも知れません。

まぁ、この話は別のものですが、市場はもっと「厳格」にすべきでしょう。「ニデック」(6594)などは、「上場廃止」も視野に入れるべきだし…不正会計の「オルツ」は「幹事証券」と「監査法人」、更に「東証」が、その株を「IPO価格」で買い戻すべきでしょう。

ほんとうに…市場参加者を馬鹿にしています。金融庁も、今回の「フィッシング詐欺」の各社の対応がバラバラな状態を「野放し」状態です。国が主導して、もっと「公平な扱い」にすべきでしょう。善良な投資家の保護が、証取法の精神でしょう。

まぁカタルは、いつも「不満」を抱えています。今のテーマは、「利益率」と「成長力」の評価に移っています。だから「ジェイドG」(3558)の株価評価は、「間違っている」と考えていますが…今は、まだ「ベールのなか」です。現状の数字で横ばいなら、これ以上…株価を「大きく評価する」ことはできません。やはり…更なる「M&A」や「収益性の改善」が必要でしょう。

次に発表される「業績数字」は10月15日に、明らかになりますから、やはり…この75日線割れで株価は反転し1600円台を目指す…株価になると思っています。株価は正直なものです。カタルは「高値でも」平気で…株を追えます。

しかし…多くの皆さんは1550円から1650円は、ヤレヤレ…の「売りの壁」が予想されています。だから2000円を超えてから…株を買った方が、「時間軸」の買いでは、正しいのかも知れません。「安値を買う」事が「正しい投資か」…どうか。

「ローム」(6963)の 日足

最近は、この時間軸を「早めた」のです。「ローム」(6963)の謎は、それほど…衝撃でした。通常は、「ソシオネクスト」(6526)のように…「横ばい」になる筈です。

「ソシオネクスト」(6526)の 日足

未だに「右肩上がり」の株価です。この理由は、たぶん…海外投資家の「実弾投資」でしょう。先ほど、米国と日本の「GDPデフレーター」を載せました。日本人は「一斉に」行動します。「赤信号、みんなで渡れば怖くない」の「画一化教育」を受けている為です。

「さくらインターネット」(3778 )の週足

「さくらインターネット」(3778)が、1万円台(10980円)に乗った株を買う奴らが居ます。常識を持ってない「目先主義」の連中です。「アルゴリズム」で創られた…「一時的な株価」なのに、業績数字を観ようともしません。

「データセクション」(3905) の日足

カタル銘柄だった…「データセクション」(3905)もそうですが、そもそも…データーセンターは「時代の流れ」に乗った「旬の株」です。

でも常識で考えるなら、「リート」と同じ仕組みです。不動産のリートは、その賃貸料と不動産価値の上昇です。データーセンターは、AIの利用料金から「得られる収益」が元に成っています。「黎明期」だけ…の数字でしょう。何れ…AIが一般化すれば、「金利の世界」になります。「10%以下で5%も稼げない」と思っています。そんな馬鹿株を、人気だけでワイワイ言うのはおかしいのです。今だけの「時間が限定された」博打相場です。

カタルが、あれほど…熱狂的だった解雇規制の「タイミー」(215A)の推奨をやめたのは、「ジェイドG」のお陰です。「エムスリー」(2413)もやめたのです。この3年ほどで…カタルは大きく進化したと思っています。米国株の観察、そうして「成長性と収益性」の関係を会得しました。でももともと「博打好き」な性格です。

今回は、限られた時間の制約もあり、「方針転換」をして、少し強めに「舵」を切ったのです。だから「幅広い実験」になっています。しかし本音は、「仕手系」だろうと思っています。やはり、相場の醍醐味は、短期間で2倍、3倍になる株です。

「大阪チタン」(5726)と「3Dマトリックス」(7777)を選択していますが…「大阪チタン」は金曜日の午後を観て…その評価を少し下げ、逆に相場が「下手糞」と思っている…「3Dマトリックス」の評価は上がっています。

でも流石です。たぶん…「仕掛け筋」の関与なのでしょう。金曜日、カタルがあのように書いたから、ワザと…「演出」を止めた…可能性もあります。実際に…カタルは自身の「持ち高」を後場から落としました。仕方なく…微益で2350円から2330円で…自身の持ち株を、2千株かな? 少し…落としました。こんな事なら…前日の2500円で一旦「手仕舞う」べきでした。

でも今朝の「日経新聞」を観て、月曜日の始まりが「買い気配」なら、まだ「可能性」があります。通常は「3週間連続の陰線」は、あまり頂けません。やはり「空売りの踏み」と言う「特殊な」現象があったので、その影響があるのでしょう。先ず、月曜日は2520円を超えられるか? 更に、来週から再来週は2668円の壁が「戻りの目安」です。それから…でしょう。この「戻り過程」で、「取り組み」が、どう変化するか? その動向も相場に影響を与えます。そうして重要な事は「出来高」です。

「3Dマトリックス」の現状は、なかなか…良い展開です。半導体株が高い日も、出来高が落ちません。だから…昨日は315円で株を買ったのです。月曜日の朝、「大阪チタン」が「買い気配」のスタートなら、可能性が「グ~と」と増します。果たして…どうでしょう。

大阪チタンの大量保有報告書

もともと…あの時も「日経報道」でした。間違いなく…繋がっています。あの玉の移動も中間決算の為に「ディラーの持ち」を「ファンド」に「肩代わり」させた…可能性があります。だから期末が絡むから…昨日の金曜日は「買わなかった」可能性があります。まぁ実態は、カタルの推察で…「分からない」のですよ。証券マンと言うのは色んな現象を観て…顧客に希望を与え、相場に参加させます。

今日の日経新聞の報道は「事実」ですよ。カタルの考えている…「構想」です。トランプ関税は、ボーイング社の「大量受注」に結び付き…尚且つ、ロシアは「ブツブツ交換」になるほど…貨幣価値が、急速に失われ始めています。実際に、戦費の都合で…付加価値税(消費税)を20%から22%に引き上げました。だんだん…国民世論も変化します。

最大の供給先は中国でしょうが、「希少金属」を観ても分かるように、中国に頼ることは「危険」です。あらゆる条件が「大阪チタン」にとって…追い風です。問題は「空売り」と思われる70万株の行方です。あの3035円を付けたのは、40万株と追加の20万株の買い戻しだったのでしょう。あと70万株も…残っているのでしょう。どう…料理するのでしょう。中国から500機の大量受注の話も市場では「チラついて」います。もともと…消化できない受注があるのです。相場の背景は「確り」していますが、問題は「時間軸」だけなのです。

今回の相場の途中では、「増産投資」の話も来年は出てきます。やはり有望なのでしょう。完璧に「相場の時間軸」は読めませんが、「可能性が在る」シナリオに賭けるしかありません。そんなことで…本日はお終いです。また明日。

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