カタルは今の証券マンは営業努力が足りないと思います。カタルが現役の頃は、預かり資産を増やす事は無理でした。何しろ、配当利回りが低くて…株は下がる環境でした。でも今は違います。空前の金余り…しかも銀行金利は低金利、逆に企業の内部留保は463兆円もあるのです。
株主の圧力に押され…近年は配当の割合を増やしていますが…高い内部留保なのに、更に内部留保を積み上げる、馬鹿企業も多いのです。通常は…要らないお金は、株主に還元するのが普通です。100%還元をすべきです。米国は日銭が入る外食など…異常とも思えるほど…株主還元をしていました。
此処で証券マン向けに…日銀の資金循環表を掲げます。なんと個人の現預金残は1000兆円もあり…証券投資は僅か、267兆円です。せめてあと100兆円ほど株式市場に資金を流しましょう。これは…役員の仕事です。配当利回り投資の投資信託を1兆円規模で募集しましょう。
そこでスクリーニングをすると…時価総額1000億円以上で、5%以上の利回り株はなんと31社もあります。証券界、銀行も最近は投信を販売していますから、たぶん1%程度抜けば…損失補てんの元本保証タイプも組成が可能でしょう。ヘッジが出来るはずです。そうすれば、飛ぶように投信は売れるでしょう。簡単に5兆や10兆円は集まります。三菱UFJなど理屈に合いません。おかしな…歪な市場は関係者の責任です。
本来、金融システムが確りしているなら…今回のコロナ騒動でも分かるように、中央銀行がCP(commercial paper=企業が発行する約束手形、短期の資金調達)やSB(Straight Bond=社債)を買います。CB(転換社債)などもあります。多様な資金調達市場が完備されていますから、あとは信用保証を与えれば…資金は動きます。中央銀行が実際に購入しなくても…保証をすればいいのです。今回は実際にお金を投じて買っています。
だから…悪戯に保身を図るべきではないと思っています。名村造船をカタルは買い…180円から買い始め10円刻みで160円まで買っても、まだ新安値を更新しています。いくら赤字でも安いと思っています。この企業は函館ドックや佐世保重工など…時代の変革に遅れた…負け企業の「受け皿」会社です。村論理の象徴的な会社の一つです。
カタルはこんな企業はTOBの対象になり…経営者を変えるべきだと思っています。売り上げは1118億円もあります。でも赤字が続いており、たぶん赤字受注をして雇用を維持している訳です。
世界経済が好調な時に儲けを蓄えて…少し悪くなるとじっと我慢をするのです。時価総額は…株価が153円で発行済み株式総数は69099千株ですから105億7214万円です。利益余剰金は141億円、有利子負債は160億円、資本金は555億円です。解散しても採算に合うのでしょう。
大株主は日本製鉄、嘗ての新日鉄でメタルワンも同業です。取引関係があり、株式の保ち合いで、互いに支え合っています。配当は、今期はたぶん減配でしょうが…実施をするでしょう。6円かな? 経営者が変われば…多少の雇用を失っても、立派な会社に変貌できると思っていますが…現実は駄目です。
もういい加減に、こんな関係はやめた方が良いですね。本日の日経新聞には日本製鉄がトヨタ株を売却した話が載っていました。トヨタは薄板鋼板を買い、互いの雇用を維持し合っている関係です。
雇用重視を掲げた日本村論理、だからパイオニアの指名解雇事件の時に、メディアは一斉にパイオニアを叩きました。今でも働かない人間を、辞めさせるために企業は様々な対策を取っていますが…メディアは弱者の味方、でも駄目な人間が多く居ます。
カタルは現役の頃、そのような人間に圧力をかけ、辞表の書き方を指南していました。今でいう「パワハラ」です。でも人間は適性があると思うのです。早く…自分の性格に合った道を選択した方が…本人の幸せでしょう。
40代、50代の転職は、ほぼ不可能です。先ず、企業は雇いませんから、自分で独立をして収入を得る道を探さないと駄目でしょう。
でも日本は長い失われた時代で、人件費が下がり…逆に中国などは上がり続けてきました。もう人件費の違いでの「言い訳」は、通用しなくてなっています。だから名村造船も…そろそろ大きく反転しても良い筈だと思っています。ここ2年から3年程度の間に、大きく株価が上がるチャンスが来るでしょう。問題は名村さん一族です。ものを言う株主は、積極的に動き、社会変革を望む次第です。
最近、大塚家具の株価に変化が生まれています。久美子社長は、そもそも間違った方向性に舵を切ったので…疲弊を続けました。内部留保があったために、駄目経営でも時間がありました。ニトリやイケアなどと対抗しようとしたのが、間違いのもとでしょう。
カタルなら高級家具だけにして…逆にサービスに力を入れます。定期的に顧客に電話をして…家具の修繕等を手掛けます。保守と管理をウリにすれば…生き延びれたと思っています。多少、お金が髙くても…面倒な手間を掛けるのを嫌がる人間は、たくさん居ます。カーテンも、家まで寸法を測りに来てくれて…付けてくれれば便利です。価格ではありません。定期的にクリーニングをして、買い替えを促す。一生の付き合いをするセールスは高い賃金をもらえるはずです。
日本は村論理の甘えがあり、それを増長しているメディアの存在があります。トヨタが世界一?
既に株式市場の世界では、逆転です。株価は現実を反映してないと言いますが…時代の進化はお金の量で決まります。ソフトバンクがWeWorkの投資で批判されました。確かに…あれはやり過ぎかな? ウーバーもまだ公開価格を上回りませんが…でもこのケースは、カタルは正しい選択だと思っています。シェアビジネスの感覚です。何れ…ウーバーは公開価格45ドル超えると思っています。現時点は30.68ドルです。
「進化」は、お金で買えます。要するにお金の配分を変えて…もっとも活動的な生産性のあるところに…お金を運ぶのが証券マンの役割でしょう。効率的に時代変革を支援する企業への投資ですね。
カタルは、今回の会員レポート代5万円を出すために…ソフトバンク株を買おうと述べていました。株価が急落して自社株買いを発表したからです。その後、株価は一時的に下がりましたが…結果は大成功です。
カタルは、いつも…「ブツブツ投資」を推奨しているから、最安値の2609円は買えなくても…3000円台では株を買っている筈です。今の株価は5778円です。まもなく2倍になります。カタル銘柄は数々の失敗もありますが…概ね、好調でしょう。今回は「ロコンド」に熱くなってきました。先ほど読者のメールに返信をしましたので…その続きを述べましょう。
この銘柄は1月19日の会員レポートで初参加かな?
だから20日の寄り値1014円で会員には伝えています。それから1181円まで上がりましたが…コロナ禍で影響を受け575円まで叩かれました。ここが今回の上昇波動の基準点になります。575円から1925円まで…実に3.3倍です。
仮に今週付けた1354円が第二波動の基準点になると…第二波が同程度の上昇幅なら…4468円になります。実は…前回の会員レポートで目標株価を試算したらPSR5倍程度が当面の目標と述べました。株価換算では…目標株価は4367円になります。奇しくも…同じような株価水準です。
この過去3年間の平均の売り上げの伸び率は45%です。3年で3倍、5年で6.4倍になります。10年は論外ですが、因みに…41倍です。カタルは通常、売上高営業利益率10%の企業は優秀な部類になり…5%が標準です。PER10倍、10年で投下資本が回収できるのがPSR1倍の基準なのでしょう。この場合は10%の営業利益率が最低水準でしょう。
でも潜在成長率が変わると…大きくPERの評価が変わります。何しろ、3年で2倍、5年で6倍を超えるのです。つまり2年で投下資本は回収できます。故にPERは50倍程度の評価でも正しい認識になります。もっとも45%もの成長は続きません。
でも…ね。赤字の段階で相場を手掛けるから、面白いのですよ。テスラの財務諸表を何故、昨日掲げ、トヨタと比較したか? 同じことです。
カタルが今回、靴屋のABCマートの売り上げを2723億円とロコンドを比較して…85億だから32倍になる余地を残していると述べています。でも今回はコスメ分野に進出したことで…資生堂の売り上げも加味されます。資生堂は大きく…1兆1315億円の売り上げです。ロコンドが頑張れば…実に133倍ですよ。カタルが熱くなる筈です。
この3か月間は、此処から10年、20年の歳月のほんの小さな第一歩です。だから成長株投資は「絵に描いた餅」で机上論だと述べています。こんな上下を繰り返しながら…企業は成長を続けます。
600円台に株を買えず、出遅れた人にも、必ずチャンスは訪れます。何しろ1925円から30%も安くなったのです。ここからブツブツ投資をして、100株ずつ、10円幅、30円幅、50円幅、100円幅と自分の力量を考えて、力を配分すると良いのでしょう。
チャート論での下値の傾向線を弾き出しました。575円を基準にして最初のボトム4月22日の808円で結んだ「1299円」前後と、5月26日の「1071円」を結んだ傾向線1398円が次にポイントになります。
この傾向線は時間推移で切り上がります。更に…前の山1456円や1299円が壁になります。抵抗ラインの防御ラインです。1181円はコロナ前の高値なので…この可能性は薄いのでしょう。つまり75日線には到達しない前に、底入れを確認するのでしょう。
木曜日に付けた1354円の可能性も非常に高いのです。何故なら、前回の壁は1456円で木曜日の引け値は1468円です。出来高が244万株と膨らんだ木曜日のVWAPは1474.81円です。この辺りにいろんな壁があります。
下値は誰も分かりませんが…このように過去のチャート分析をすると…だいたいの目安になります。通常、相場が強ければ…次の相場が早く訪れるなら…押し目はそんなに深くなりません。浅ければ…浅いほど強いのです。
しかしこのロコンドは貸借銘柄ではありません。通常、このような小型現物株と言うのは、3割前後の上下は、よくあることです。テスラなんか…968ドルから350ドルまで叩いているのに…1208ドルです。この株は空売りが、ガチャガチャ入っている株です。実に下落率が63%です。普通はあり得ないケースです。だから一気に世界一になったとも言えます。
まぁ、田中君のスピード経営に、魅了されているカタルです。カタルは田中君の応援団です。かみさんが靴を買わないので、株主優待をまだ使ってないのがあるので…カタルはヒカル君とコラボした靴でも買おうかな? でも入荷は8月だとか…余程、売れたのでしょう。やはり楽しみです。今年10月と来年の1月の2回天王山があります。勿論、2月決算なので安川と同じ来年の5月にも山場が来ます。どっちにしても…此処から楽しみです。
これで一度、「かい離調整の試練」を経ているので、次の1925円は平気で高値を買えます。だから心配の人、余裕のない人は、高値を抜いたら買い増しを選択しても良いのです。その方が安全策です。
かたるような…馬鹿行為はやめた方が良いですよ。カタルは常に、精一杯の人生を心掛ける人間です。だからカタルの行動を「他山の石」として、参考にすると良いですね。逆説的に、カタルが失敗したと思ったところなら…安全性はさらに高まります。
投資は無理をしない、ノンビリやることですよ。馬鹿にならないように…しましょう。それでは…また明日。