オミクロン株の杞憂

「コロナ、コロナ」と騒ぐな…と言っても仕方なしです。

今度は「オミクロン株」だそうです。その次に変異をすると…また騒ぐのでしょうか? 欧州の感染度合いをみると…日本との違いが明らかですが、この「優位性」より、僅かな懸念を材料に、株価が叩かれるのはやはり…納得できません。

米国株なら分かりますよ。株価位置が高く高値圏ですから…ね。日本は「コア30銘柄」の割安感は、あまりありません。特にハイテク株は、通常の評価だろうと思っています。そのリストがあるから…掲載しておきます。

コア30銘柄リスト1
コア30銘柄リスト2

基本的にグローバル競争に勝てる企業群のリストの筈ですが、多少の違和感もあります。もっと厳格に…利益率などの数値基準で選択しても良さそうに思いますが、カタルが決められる話ではありません。

みずほ銀行に「業務改善命令」から「処分」が行われ…その原因の一つが『行員が積極的に意見を言わない「事なかれ主義」に陥っていたとされる。』と報道されていました。どこも彼処も…日本人の資質劣化が明らかになっています。不正は当たり前のように起きています。本当に情けない思いです。

市場ではTOBに遭遇して「迷走」するケースが増えてきました。新生銀行などは、そのイメージです。経営陣の意に沿わない株主からの要求を正当な理由で排除できずに…言いなりに経営陣の行動が揺れる東芝などを観ると、これが嘗て…経団連会長を輩出した企業か…と思います。

そもそも…の「切っ掛け」は、「経営者の資質」が欠如している人間が、上に登った為に起こります。日本の政治家も…その素質が貧困です。

みんな…いっそうの事、歩合の実績給にすれば良いのです。「仕事をしたら、なんぼ」…と評価すれば良いのでしょう。金融庁は偉そうに…業務改善命令など出しますが、その金融行政も狂っているから、上場企業の多くが保身に走り…使わないお金を貯め込んだ結果、484兆円もの「内部留保」になりました。

個人の現預金は1072兆円ですよ。完全に絵に描いた餅です。いくら日銀がマネタリーベースを積み上げても…お金が動かない現実を作り上げたのは、金融庁様も、その一端を担った張本人のお仲間です。はやく…早く、実力のある奴が世に出る仕組みに変えないとなりません。

日本株は、既にデフレの関門を突破して、デフレの出口も通過したと述べています。余程の馬鹿をしなければ…日経平均株価は38915円を抜けると確信しています。問題はその過程です。だからこそ新生銀行は良かったのですが…東京機械は残念な結果でした。

カタルの主張は、一貫しています。「市場価格を高める政策」が正しい政策です。岸田政権の評価はまだ定まっていませんが、今のところの株価の反応は、あまり芳しくありません。

金融所得課税の概念が、何故、生まれたのか? その根底を語っていません。1億円の「税収の壁」を言うなら…高額納税者だけに限定した処置にするのが筋です。財務省の「狡猾さ」が分かります。

役人と言うのは腐った集団です。「ノーパンしゃぶしゃぶ」からの推移を観ると、焼け太りで…金融庁が生まれました。アメーバーのように勢力の拡大を狙った予算の獲得が上手いですね。

兎に角…経済対策と言えば…理由を付けて予算を獲得しようとします。無駄なお金が一目で分かるように…早く、「デジタル貨幣」制度を導入して、「キャッシュレス社会」にすれば…税務署も警察組織も負担が消えます。お金の動きを追えば…不正は明らかになります。こんなことが、なかなか実行できない社会の仕組み、医療情報もそうです。兎に角…日本は無駄ばかりです。

村論理だから、仲間の主張を公平に盛り込もうとします。そうすると…継ぎ接ぎだらけ…の「合理性」が欠ける結果になります。基準が違うからです。だからROE経営を述べ続けてきました。日本人は「高付加価値」の産業だけに特化すれば良いのです。

日立(6501)の月足推移

ハッキリ言って…利益率が15%以下の産業から撤退をすべきです。その分、得意とする分野をどんどん伸ばして…資金投下をすれば良いのです。日立から日本製鉄へ…

日本製鉄(5401)の月足推移

そうして先駆しているデンソーの月足推移を観てください。 カタルが何故、「時代投資」を掲げ、正しい主張をしている企業の株価は、市場から評価されると言う「本筋論(時代)の投資」を推奨している所以です。

デンソー(6902)の月足推移

時間軸は長いですが…その株価推移を観ると「時代の流れ」を感じることが出来るのでしょう。時間はかかりますよ。何しろ…時代投資です。でも「雪だるま」投資に5年、10年、30年と続けると大きな成果が生まれるはずです。

その間、配当利回り投資を続ければ、良いのでしょう。何しろ日本製鉄の配当は7%台を超えるのです。140/1800=7.77%です。野村証券で信用取引なら…0.5%の金利ですから、鞘が7%も抜けます。まぁ、配当水準は絶対ではありません。野村証券株のように減配もあります。

でも時代の方向性に、舵を切った企業の株価は、必ず騰がるのです。

市場原理と言うのは、上手く出来た仕組みです。時代を「切り拓く企業」の価値を大きく評価し、資金面でその行動を助けます。トヨタとテスラの違いを、どう説明するか? 

財務官僚出身の慶応大学の教授は「テスラ株批判」を散々…続けてきました。これが官僚論理です。自分たちが「いつも正しい」と思っているのでしょう。その結果、1989年に付けた38915円の日経平均株価を、未だに…抜けてない「悪政」と言うか「失政」が続いています。市場原理主義者のカタルに言わせれば…解体した方が良いですね。全部、首ですよ。結果を何年も出さない奴が、文句を言える道理がありません。

ここ数年起きている「パラダイムショック」の意味を、誰も理解してないように感じます。

日経新聞の資質が悪すぎます。こいつらの「モラル観」と言うか…、時代を観察する目が曇っているから、何年にも渡り…日本の政策主導部が、新しい時代の流れに気付きません。

だから…日経新聞を読んでいる経営者や政治家は、当然「間違った方向性」に誘導され続けています。その結果、日経平均株価は38915円をなかなか抜けず…OECDの所得ランキングも日本人は、当然の報いで「転落」しています。

株価が5万円、10万円と上がり続けるなら、文句は言いませんが…いくら何でも32年間も…前の高値を更新できないのです。情けない現実です。だから、みずほのようなケースが生まれます。構造改革を避け甘えの経営の中に居て、TOBに遭遇すると、保身に走る経営者の姿は、話にならないレベルです。もう少し…真剣に働くべきでしょう。

市場も…追随する人は多く居ますが…ラッセルをする人間が、まったく皆無のように感じます。

カタルは、今は「失意の中」で沈んでおり…なかなかこの「わだかまり」が解消されません。その一番の理由が、船株の「低PER」の謎です。こういう現象を長く容認すると…「市場原理」が歪みます。日本製鉄の評価も、船株ほどではありませんが、やはり歪んで見えます。

「鉄は国家なり」と…歴代の馬鹿社長は、1億トンの粗鋼生産レベルに拘りを持ち続け…「構造改革」を怠っていました。暢気に技術供与を続けた先の韓国のポスコは今では逆転した評価になっています。此方です。

この日本製鉄も嘗て…経団連の会長を数多く輩出した企業です。東芝の凋落だけではなく…全ての日本社会が、何故、競争力を失ったか? カタルは日経新聞の悪玉論を述べています。間違いを報道しているとは言いませんが、時代の方向性を欠いた報道をし続けてきました。

プラザ合意の少し前、「ジャパンアズNO1」と言われていたのです。

EMSやファブレスの文字が躍った時に…日本は終身雇用と年功序列の甘えの行動を断ち切ることが出来ず…垂直型の経営に拘ったのです。系列優先です。その結果、日産自動車は競争力を失い、倒産の危機に遭遇します。ゴーンは一次下請けメーカーに「系列の甘え」を許さずに、合理的な判断で部品提供を強要したのです。180度の方向転換です。水平型のグローバル論理を受け入れない…と生き残れないのです。

トヨタは最近まで、ずっと…村社会の共生経営を続けてきました。部品の提供会社に毎年、毎年「単価引き下げ」圧力を掛け続けて来た結果、ルネサスエレクはシェアで世界トップになったのですが…ユトリある設備投資をできなかったのです。カツカツの生活費だけなのです。設備投資など出来ません。

その結果、東北大震災が2011年です。あの時にルネサスエレクの工場が被災し…半導体の供給がストップして…サプライチェーンの教訓を、今回のコロナで活かせませんでした。でもテスラは、どうでしょう。同じ条件です。

そこで…起きた今回の薄板鋼板の価格交渉決裂の話と、訴訟問題は、何も…偶然に起きた話とは違います。毎年、毎年、虐げられてきた「下請けメーカー」の逆襲であり、グローバル論理の話でしょう。トヨタは、逆に韓国のポスコから提供を受ければ良いのです。何も…日本製鉄から薄板鋼板を買い続ける理由もありません。真の競争社会です。甘えの構造はないのです。

正当な評価は生まれるか? 市場価格に整合性があるのかどうか…。激変時代に突入し…市場は正しい評価を与えるべきでしょう。オミクロン株の新規登場で…市場のガス抜きが進みますから…相場は、より一層、叩かれて強くなります。

この程度のざわめきで…失われた時代と言う31年間を通じて生まれた「時代投資」は歪みません。だって…日本株の条件は素晴らしいのです。484兆円の内部留保が活きているから、各社が毎期、自社株買いを実施して…配当を増配します。株主還元率はドンドン上がるのです。チャンスでしょう。

それでは…また、明日。これから会員向けレポートを書きますから、会員の方は明日にでもお読みください。



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