カタルは年末年始の米国株の急騰は「上げ過ぎ」だと懸念していました。乖離調整は避けられないと思っていたのです。その為に…アップルなどの上昇を事例に警戒感を促していました。
今回もアンジェスなど…のコロナ銘柄は、やり過ぎだと思っていました。だから6月26日にこれまで付けた2455円を抜き、2492になったのには正直、驚きました。通常は…あのような5月8日の大陰線を抜けるものではありません。カタルのチャート概念を打ち破る現象です。
6月に入ると…一般株の戻りも消えました。6月9日の三菱UFJの489円が戻りの限界を訴えているように感じました。500円は届くかな?…と期待しましたが、450円を抜いたところが一般株の天井だったようです。自動車も含め期待さている半導体も戻りは鈍いままですね。カタルが採り上げたフェローテックも801円の高値は6月の8日です。
今回カタルは会員向けレポートで日証金の回転率グラフを掲載し…回転率が落ちており近々株価は下がるかも知れないことを暗示していました。案の定…と言うか、個人に大人気のコロナ株は急落をしました。
この動きに…「ロコンド」も巻き込まれました。もともと乖離率が高く、どんな成長株もこの試練は避けられません。このような試練を乗り越えながら…実態改善の現実が株価を押し上げるのです。まぁ、田中君の頑張り次第です。カタルは高評価ですよ。TV・CMからインフルエンサーの活用、更に利益率の高いコスメへの進出など…既存の購買層を活用できます。何より…オムニチャンネル販売なども…( e-3PL )期待されます。
ユニクロも、ワークマンも本物を追い求めているように感じています。カタルはワークマンを利用したことはありませんが…ユニクロの洋服はいろんな点で気に入っています。ジーパンなんか、履き心地が良いのです。
良い商品を大衆価格で提供していると思っています。今回、コロナ騒動でZARA、スペインのインディテックスが1200店舗を閉鎖すると報じられています。はたして…ユニクロはこの試練を乗り越えられるか?
星野リゾートも…倒産してもおかしくない状況だと思います。良く耐えています。あれだけ拡大投資を続け、この騒動で今のところは…噂にもなりません。
漫才師のような恰好をした元谷社長が率いるホテルチェーンのアパホテルも倒産しても、不思議ではないほどの拡大経営を続けていました。通常、短期の資金繰りが、相当、苦しいはずです。
星野さんや元谷さんはこのような試練を乗り越えられるかどうか…。ユニクロの柳井さんは、いよいよ世界トップに立てるチャンスとも言えます。「ピンチはチャンス」です。
みんな…同じ条件です。競争相手も苦しいから、このような逆境を乗り越えると一回り大きくなります。
カタルはJトラストを買っていました。故にKeyholder(4712)が「乃木坂46」を買収したタイミングは面白いと思いました。藤沢と言う人は、やはり…なかなかの人物に見えます。
もともと藤沢さんは金融動乱期にお金を残しました。運もあり、頭がいい人なのでしょう。あの時、Jトラストは100円を割れていたのです。カタルは当時、武富士に注目しており…100円割れのJトラストが何倍にもなって行く過程を知っています。
「幸運と言う女神」の前髪を掴み…上手くチャンスを活かせる人は、そう居ません。たぶん人生は長いですから、数多くのチャンスが、誰にでも平等に訪れている筈です。そのチャンスをものに出来るかどうか…。ここが勝敗の分かれ目です。
最近では、やはり…Vテクかな?
折角、僅かな期間に株価は10倍になったのです。そのチャンスを上手く活用できず、カタルは見逃しています。
今回だって…PSSは、本当に事前に株を買い、動きを見ていたのです。だから「悔しさが倍増」です。初動で参加できていれば…と思います。でもこいつは駄目です。最後まで絶対に付き合えません。裏付けがないためです。でも時間を掛ければ…遺伝子解析はこれからですから…やはり伸びます。
今回のロコンドは、どんな経過を歩むのか? ここから1年か、2年程度が一番面白い場面です。かたるは、早くから「損益分岐点の仕組み」を解説しています。そうして今回、前期で特別損失を計上して、モバコレの「のれん代償却」を実施したように…田中くんへの信頼性は、高まるばかりです。
人生において…チャンスを掴むか、それとも見逃すか?
折角、行けると思っても上手く運ばないケースもあります。時代の流れ、経営者の力、相場状況もそうです。相場と言うのは、そんなに単純ではないのです。
全体の株式市況も、個別株に大きな影響を与えます。同じイナゴ族が参加しているために、PSSが44%も下げ、アンジェスも33%も下げましたから、当然、追証ラインですから…手持ち株を投げます。故に先週の木曜日は、新興株が総崩れでした。このような試練は個別要因ではなく、全体市況要因に左右されます。
カタルは、株価は市況要因と個別株要因で形成されており、個別株要因より市況要因に影響を受ける比重が高いのだろうと思っています。
以前、ビーロット(3452)の株価と企業業績を用いて…自転車操業の利益とケネディクスの「ゆとり」のある利益の違いを解説しました。(5/19の今日の市況)でもこのビーロットがバブル期なら、間違いなく…株価は1万円を超えます。現状は1000円を割れているのですよ。それが市況、つまり時代感覚が変化すると株価評価は10倍以上に変わるのです。実に…面白いものです。
だからロコンドは、今後どういう経過を辿るか? 今、一番の関心ごとです。
もう一つが皆さんが気になっている全体市況です。日経平均株価は明らかに二極化しており、NY株価とナスダックの違いを見ているようです。トヨタとテスラの株価の違いと言った方が分かりやすいでしょうか?
本当は…ナスダック銘柄(スマートコミュニティー関連株)だけに…頼るのはやはり危険です。故に全体市況が底上げをしないか?
自動車関連株や駄目株の筆頭である名村造船などを、自ら買って…底上げのシナリオがないかどうか…、カタルは実験をしていました。でも段々押されています。この中には金融株の野村証券も、三菱UFJも含まれます。
そうして…何故、「アンジェスを売りアンリツを買え」と述べたか? このような転換が、必要なタイミングだと思っているからです。
個人の力を上手く…正しい流れに誘導しないと、相場全体が壊れるからです。先週末にかけた動きは、アンリツを上手く上げることが出来ないから、個人が自滅する姿を映し出しています。
昔は大手証券の株式部長などが、営業隊や投信などを巻き込み…流れを上手く誘導しました。相場操縦と言えば…そうですが…この解釈は、紙一重です。非常に判断が難しい。今は市場人気を独占できるスター株の誕生が、また必要です。コロナ関連以外で…です。
カタルは、この候補にロコンドを筆頭に、DX関連のテクノスジャパン、ユビキタスなんかを掲げています。少し時間軸は緩いですが…介護のツクイも良く見えます。でも市場はエレクトロンやレザーテック? そんなのは相場論ではなく…人気を維持できません。これらの活躍で今の日経平均株価を支えています。
本当は底上げ相場が、「正しい選択肢」だと思っていますが…これから大統領選挙があり…また下値の試練が続く可能性があります。名村造船の新安値更新や、自動車株の底入れ延期など見ると…このシナリオは秋以降、年末から来年にずれ込みそうに見えます。
カタルは「流動性の供給」(中央銀行の資金投入)が背景にあるので…相場が崩れるシナリオは、持ち合わせていません。この22000円を挟んだもみ合いが続くのでしょう。この間隙を縫って…小型株の乱舞が予想され、10月に向けロコンドが活躍できるチャンスかな?…と考えています。
米国なら…間違いなくこの選択です。テスラを見れば分かります。
だからテクノスジャパンなんかも捨てたものではないのです。要するに…今の市況は、「個人の力」を上手く方向転換させられるかどうか…が焦点になるのでしょう。
外人は日本株を売り続けていますが、実際の日本株は株価が上がっています。ようやく…31年掛かって、「失われた時代」から脱出して、本当の意味で「名目時代」を迎えるのでしょう。だから…ケネディクスも捨てたものではありません。目先、コロナから不動産市況が駄目になるとか…とやかく言いますが、そんな勢いより…インフレ圧力の方が非常に強く…目先の時間軸だけで、ものを判断しない方が良いのでしょう。
この路線は…もう確定でしょう。今の状況だって…非常に難しい環境です。コロナの二次感染から、大統領選挙など…でも、今回は悪者が居なく…ウィルスですから…中央銀行が率先して資金をジャンジャン入れていますから、基本的に金融システム不安が全くありません。最も恐い第二段の背景がないのです。
リーマンの時は…金融界の構造改革がありましたから時間が掛かりました。未だにドイツ銀行は市場の話題になり、フレディマックやファニーメイは復帰していません。まもなくですね。既に上場準備に入っています。名目時代の足音が聞こえます。この話は非常に重要ですよ。何れ…詳しく解説しますが、もう未来の路線は確定しています。
そんな訳で、目先の時間を問われてもカタルが株価を決められませんから、ケセラセラ…無理をしない、相場を楽しむラインで行動をしましょう。カタルを他山の石にしましょう。馬鹿はカタルだけで充分です。それでは…また明日。