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先ずは、我が国の「景況感」です。これは色んな…見方がありますが「日銀の短観」はアンケート調査ですから、比較的タイムリーな統計です。しかし報道を聞くと、NHKや日経新聞は、いつも…大企業の製造業の話題を報じます。でも日本のGDPの構成比率は2021年時点では113兆円強です。その当時の日本の名目GDPは550兆円ですから、約20%に過ぎません。一方で、非製造業はサービス業を中心にGDPの約70%を占めるのです。

業況判断指数の推移(日銀短観)

何故…いつも、メディアは「昔ながらの手法」を変えないのでしょう。不思議に思うのです。カタルはこの調査を、いつも「製造業」と「非製造業」のアンケートを一緒に載せています。株価動向に影響を強く受けるのは、この非製造業の「波動」が株価と連動しており、「景況感」の認識としては、非製造業を観るのが「正しい」のでしょう。まぁ自分で考えて、その数字を確かめましょう。此方です。

基本的に浦上さんの述べる「相場サイクルの見分け方」は基本ですから、何回も読み直して…「政策と株価動向」を観ると良いのでしょう。プラザ合意前の時に、日本は構造改革に着手すべきでした。

今回も「トヨタ」(7203)の300万台の「生産体制の維持」が正しいのかどうか…。量より「質」だろう…と考えています。カタルは「総資産経営」の規模拡大より、利益率を重視する「ROE経営」の考え方を支持しています。そうして利益率の低い産業から、手を引くべきでしょう。基本的に「儲け」の少ない分野から「儲かる分野」へ投資をすべきです。だから「黒字リストラ」なのです。それをメディアは、あの「パイオニアの指名解雇」の時にワイワイ騒ぎ…間違った方向性に日本を導きました。だから「失われた時代」になったのです。

そうして、実質経済から名目経済への「黎明期」と述べている…その一つの現象が本日の日経新聞の一面にある国内MMFの「9年ぶりの復活」です。

これは異次元の量的緩和が、ようやく実を結んだので…それが「終了する」現象の一つです。ようやく「金利のある」普通の国になるのです。でも「市場の整合性」を考えない人は、新聞報道を観ても、表面しか…解釈ができません。東大法科のエリートは、ただ…過去の歴史などの年号を覚える…「記憶力が良い」だけの人間が多いのでしょう。混迷する「失われた時代」を考えると…哀しい現実なのです。

カタルが気にしている実質賃金の「プラス化」は、まだ先です。先ずは物価が上昇し…名目値がドンドン上がるのです。もっと物価は上がれば、良いのですが、既に一部では「怪しい動向」も観られます。まだ完全に「日本人の心」は、目覚めてないのでしょう。昨日の相場を観ても分かります。

米国株の動向に「右往左往」し…肝心の「日本経済の実態」を観ていません。少し…先行きに「不安」がよぎると、途端に「個人が持っている」であろう株価も安くなります。まだ株価は「盤石」ではないのでしょう。

「キオクシア」(285A)の 日足

カタルは臨時の会員レポートを出したほど…「漠然とした不安」に怯えました。だから一時は「ジェイドG」(3558)だけかな? その株を残して…他は全て「清算」をして、休みたかったのです。しかし…FOMC後も「調整波動」に成らず…「ローム」(6963)の謎に続き「キオクシア」(285A)の登場です。

両社とも…いつか、上がるだろうと思っており「観察株」でした。だから「ローム」の値動きは不思議だったのです。そう思っていたのに…更に追い打ちをかけるように、今度は「キオクシア」の相場の出来です。「やれる」のです。年末から来年に発表される業績数字は大きく改善します。更に此処に来ての「爆上げ」の理由が「日経新聞」や「日経クロステック」に載っています。

しかし…この利益は2年程度…かかるのかな? ようやく…新工場が完成した所です。量産化には、課題は大きいですからね。それに…「キオクシア」は「SKハニックス」が首位で「サムソン」が後塵を拝しており、米国ではマイクロン・テクノロジー(MU)がHBM(High Bandwidth Memory)で先行しています。基本的にデータセンター需要は、このHBMなのです。

このHBMの一部置き換え狙って、近年、「キオクシア」は、低価格を強みとするNAND型フラッシュメモリーを使う「SSD」の進化を期待している訳です。その第3世代のXL-FLASHを現在は、開発中で…いつ量産化できるか? 分かりまりません。日経新聞の「煽り記事」は、「東芝」などへの配慮による「援護射撃」でしょう。如何にも…日本的です。でも、「ローム」の謎と同じで…「未来の希望」で株を買うようになっています。

このような現象を観て…カタルは23日の祝日に、態度を変えて広範囲に、更に「次に広がる世界」を先取りしました。「ルネサスエレク」(6723)などを「打診買い」したのは、来年の2月だろうと思っている「相場の先取り」なのです。カタル自身の頭の中にある「未来のスケジュール」を、早めて、目先は失敗したのです。ここまで…今の市場は「先取り」はしません。だから配当落ち分の303円を埋められず、昨日も、米国の話に怯え…株価は下げました。

「3Dマトリックス」(7777) の日足

このような現象を観ると、やはり、やるのは「仕手系の株」だろうと思ったわけです。だから「大阪チタン」(5726)を中心に、更に乖離の高い「3Dマトリックス」(7777)も買い始めました。でも、いずれも…やれる銘柄なのに、何故か…昨日は手を入れず「乖離調整」を優先させました。「やれる」のですよ。しかし…意識的に手を抜いています。

何故、「やれる」と…思っているか? 自分で株価データを毎日つけている人なら分かります。証券マンは、他人より良い成績を上げる為には、自分で「努力」をしなくては駄目です。昨日は馬鹿になって株を買い過ぎ…危ないから「仕方」がないから、僅かな株数ですが…「大阪チタン」も、2600円前後で株を買っているのに、今日の「寄り値」で、売る羽目になっています。

先ずは…自分自身の「力量」を優先させます。相場観ではありません。皆さんの多くは…自分の力量を超えて、自分の考えに、「固執」します。だから駄目なのです。株式投資で「もっとも大切な事」は、先ずは自分の「力量」を把握することです。そうして無理をしないことです。僅かな「損」なのです。でも…カタルの場合、23日の決断をした実験の為に、約100万円程度の損失を被ったのでしょう。

考えかたは、正しいのですが、力量を超えたので仕方ありません。アララ…「3Dマトリック」(7777)は、やはりまだ乖離が高いからね。出来高を観て…やれると思いましたが、高値圏での「時間調整」なのでしょう。

やはり日経報道は株価に効きます。「キオクシア」(285A)は買い気配のスタートです。「ローム」(6963)は、かなり「先取り」をしていますから「空売り」が、ガチャガチャ…入っているのでしょう。だから、なかなか…下げません。「3Dマトリックス」は295円も買えるのですね。やはり「25日の移動平均線」の上昇を待つのでしょう。

ただ「大阪チタン」の昨日の値動きを観ると、今週末にも「3035円の奪回」も…と考えてガチャガチャ、無理をして株を買いましたが、75日線を待つケースもあるのかも知れません。その場合は、少しずつ…買うのです。

そうして、たぶん2500円~2600円を中心に上下をさせる展開もあるのかもしれません。所詮、「他人の気持ち」ですから、成り立ちは分かりません。カタルなら、一気に3035円の奪回を成し遂げます。それも「今週末まで」にやります。だから…本日は一気に2800円程度まで狙います。

本当なら、昨日の相場のような場面で「やる」のです。ある意味で「仕掛け筋」は経験不足でしょう。資金は在っても、その「技量」がないのです。でも昨日の相場は弱かったので…「大阪チタン」は270万株の出来高でしたが、その内、約102万株は「空売り」で…その比率は37.86%でした。あの70万株ほど残っている「空売り」と思われる「日証金」の売り残は起爆剤になるのでしょう。

「キオクシア」(285A)が寄りました。5180円です。明らかに「スピード違反」ですが、「ローム」の謎に、変わる…今の主役です。しかし「短命」だと思います。何しろ…スピード違反の状態は、長く…続けられません。ですが…「フジクラ」(5803)などに続く…「馬鹿株」も作るかもしれません。何しろ…需給バランスは良好です。

微妙なのです。「時間軸」の把握は…皆さんは「自分が出来ないこと」を他人に要求ばかりします。自分で、その理由を「事前告知」をして…有言実行している奴は日本にあまり居ません。みんな偽物です。

「大相撲界」を観ると…よく分かります。白鵬と稀勢の里の処分に違いは、何なのか? 今度は、床山の「恐喝」だそうですね。また仲間ですから「ウヤムヤ」なのでしょう。このような現象は、市場を観ていても分かります。

例えば「のれん代」…今日は学者様が「自分の意見」が正しいと述べていました。しかしそれなら何故、「国際会計基準のルール」を決める時に、その意見が通らないのでしょう。それは「進化」を阻害させるからですね。

「ビリビリ」(09626) の週足

昨日「ノジマ」(7419)のM&Aの利用を紹介しました。米国のGDPデフレーターが高いのは、金融力を利用した進化です。中国の習近平も「共同冨裕」の自説を曲げて「アリババ」を容認し始めています。だから最近の中国株は、良く上がって来ました。例えば「アリババ」(BABA)以外に動画プラットフォームの「ビリビリ」を運営する。「ビリビリ」(09626)です。その株価は2倍以上に成っています。あまり…みなさんは「ビリビリ」は馴染みがないかな? 

「CATL」(03750) の週足

それなら最近、上場したばかりですが、世界のEVの電池で世界シェアNO1の「CATL」(03750)なら…分かるでしょう。300香港ドルかな? 確か…公開株価はそうだった思います。今の株価は571.5香港ドルなのです。このように、あの「専制主義」の中国の習近平も態度を変化させました。清貧思想の奴らを跋扈させるから、なかなか「名目時代」が加速しません。故に…「黎明期」なのです。

2022年当時の「大阪チタン」(5726)の日足

みんな…繋がっています。大相撲界も、会計基準の話も市場の相場動向も…キオクシアは「ストップ高」になりそうです。「呆れる演出」です。相場の速度計算は、簡単ではありません。「大阪チタン」の高値は2599円までです。やはり…75日線を待つのかもしれません。そのチャートも付けておきますか…。でも…あの時と少し事情が違います。果たして…空売りを誘いながら…「一気にやる」つもりか…どうか。カタル自身は、此方の派閥です。

アララ…「ジェイドG」(3558)は、とうとう1350円を割れました。まだ止まる気配も…株を買っている気配も、全くありません。カタルだけが「辛抱強く」追証になる可能性もあるので2000株だけ外して「雪だるま投資」の持ち株も15000株から13000株になりました。今日も入金する予定です。

カタルが次に買うのは皆さんが「利食い」を出来る1600円台なのでしょう。株価は、全く…心配していません。株価が安く成れば「自社株買い」の発表があるのかもしれません。でもカタルは「利益率重視」の為に、力を注いで欲しいと思っています。また買いたいのですが「アッチもこっちも」手が回りません。

やはり「キオクシア」は、「ストップ高」です。やるもんだね。カタルなら…「大阪チタン」の選択肢ですが、これなら…「レーザーテック」(6920)も「ルネサスエレク」(6723)も、やれそうに思います。果たして、そんな「薔薇色相場」だと来年が、恐ろしいですね。「スタグフレーション懸念」の危惧が、ドンドン…拡大します。

色んな展開があるので…遊びで、「のんびり」したいところですが…カタルには、残された時間が余りありません。単に、カタルの年齢から来る「焦り」です。相場観に、この焦りは禁物ですから、皆さんは気を付けましょう。相場なんか…簡単なんです。そんな事で、今日はお終いです。無理をしないように…また明日。



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