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日経平均株価は23195円で351円も上昇していますが、今回は広範囲に物色が広がっているイメージで…人気株が相場を引っ張っている展開ではありません。しかしカタルは景気循環の話を、何故、何度かここで…取り上げているか? 

ここが重要だと思っています。あの2018年は…年間、倍増目標を、春には小野薬品などの成功で、既に達成していました。

しかし…カタルの性格上、相場は難しい…、株は下がるかも知れないと考えても…、敢えて果敢に挑戦を続けました。この10月は年末年始のアノマリーを信じ、相場に向かいました。そうして、高値圏の「東邦チタン」(5727)を採り上げました。

理由はMLCCの好調さ…航空機需要の高まりからチタン相場も好調と考えていました。でも同時に読者から、村田のMLCCの工場ではレイオフが始まっていると…貴重な情報メールを頂いたのです。だから非正規社員を切っていた動きも知っていました。でも新聞はこの事実を伝えていません。

この村田の工場は、スマフォ向けのMLCCを生産していたようです。つまり…後になって考えると、既にMLCC需要も落ちていたのでしょう。既に、スマフォの販売不振が一般化していたのでしょう。景気循環とも合います。

そもそも2018年の春に小野薬品を手掛けたのは、「不景気」(景気後退)を感じていた為に、景気の影響を受けない薬品株からの選択だったのです。この考え方は合っていたのです。

でも…その後の選択は間違いだらけです。加えて東邦チタンは翌年、737MAXの運行停止です。そうして時間が経過して…生産もやがて停止されます。株を買った後に、どんどん…外部環境は悪化して行きました。株が下がる訳です。

ここで…何故、内閣府が発表した2018年10月の山を…何度も、カタルレポートで採り上げているか?

この意味は非常に重要なのです。過去のデータを見れば分かりますが、景気後退期は、そんなに長く続きません。2年と言う期間は長い方なのです。しかも今回はコロナ騒動で行動規制がされ、強制的に経済活動が止められています。自動車は軒並み赤字です。

だからカタルは「名村造船」の村論理を批判して、敢えて…「駄目企業」を紹介しました。でも財務内容は赤字企業でも、配当をする程…財務は優秀です。今回も赤字ですから配当を実施するかどうか…は分かりません。でも日本村を代表するような企業ですよ。これが日本だ!と言う経営の仕方です。

同時にカタルは、自動車部品株の数銘柄に注目して…買っては投げ、買っては投げを繰り返しています。ようやく…企業業績の赤字を発表したユニプレス(5949)を金曜日の決算発表で寄り付きの777円で買って、昨日、利食いをしています。約100円上昇しました。 

この事は金曜日(8/7)のカタルレポートでも報告しています。この時に大幅赤字だけれど「4桁を割れる内容かどうか」…と書いています。カタルは、いつも「率先垂範」ですよ。しかも事前に語っています。

その後NY市場でも、グロースからバリューの選択になり…日本株もその影響を受けています。カタルは、この手の株が上がらないと…日経平均株価の上昇は難しいと事前にレポートしています。自慢ではなく…(半分は自慢かな?)基本的に景気循環と株式相場の成り立ちを考えて欲しいのです。

カタルはキャノンや日産自動車が、大幅赤字を発表して売られるのはおかしい…と、自ら買い向かって、そうして直ぐに利食いをしています。昨日は、赤字発表した資生堂の話をしています。トヨタでも同じことだと述べています。

これが景気循環から見た正しい相場の流れでしょう。だから何度も、「決算悪を気にする時期ではない」と述べています。

決算なんか…余程の事がない限り、どうでも良いのです。もう決まっているのですよ。だから株価が上昇しています。今、ユニプレスが…あの日、8月11日の寄り前はストップ高気配値だったのです。その922円を付けました。

分かりますか? イナゴさんは目先の株価の動きばかりを気にして行動をしますが…株価の動きは、事前に決まっているのです。ただ読めないのは、時間だけ…とカタルは述べています。

ハイ、今、2820円のロコンド株が100株だけですが…買えました。次は2770円で100株の買いが、既に用いてあります。本当は…このように、一度下げた方がいいと考えています。カタルが、お金持ちで「仕掛け人」なら一度、大きく下に振ります。そうして強引に2500円割れを…目指します。「ぶら下がり」を退治するのです。 本当は買いたいのですが…。買うために売るのです。

逆のケースもありますよ。売る為に買う事もあります。皆さんは相場経験が乏しいから…色んなテクニックを、知らないのでしょう。

介護のツクイが高いですね。これは良い会社です。カタルに余裕があるなら100万株程度は買っておきます。たかが5億です。機関投資家も素人化しており、馬鹿ばかり…メディアと同じレベルです。日本人全体がそうです。

先日NHKの深夜放送で「半藤一利」(文芸春秋=戦争作家?)の戦争体験記を語っていました。関心のある方は「聞き逃しサービス」を利用できます。此方です。

2夜に渡り、2010年かな? その8月11日、12日に再放送をしていました。彼は既に他界している筈です。その中で女子大で講義をしていたエピソードが語られており、女子大生にアンケートをしたそうです。そうしたら…日本が米国と戦争をした事や、負けたことを知らない学生が、何人か居たそうです。このくだりは12日の放送分です。

これが今の日本のレベルなのでしょう。何も日経新聞などのメディアだけでなく…日本中が馬鹿ばかりです。

みんな…食えない苦労をした事がないのでしょう。真剣に生きてないから、中途半端なのでしょう。良い時代と言えば…そうですが、情けない限りです。

株式投資は、いろんな面を鍛えられます。追証の恐怖は大変です。お金がない…明日の食うためのお金の工面をどうするか? カタルは「極貧生活」を2年も続けています。120万円の年収なのです。でもなかなか…相場の神様は微笑んでくれません。トホホです。

いや、時間がないです。与太を述べている場合ではありません。 昨日の日経夕刊に「蛇の目ミシン」(6455)が載っていました。実はこの会社、カタルの3月上旬からの観察銘柄でした。この時にメールをくれた読者に、伝えましたが…カタルは、当時、お金がなく買う事が出来ませんでした。

蛇の目(6445)の日足推移

株価は200円台でした。そのチャートを載せておきます。何故なら…200日線の関係と株価の動きが、良く分かるからです。なかなかの財務内容で気に入っていたのです。その後、この読者も、買わなかったようです。折角、良い情報も利用しなければ…意味がありません。

此処では…如何に自分の投資姿勢が、大切か…が分かります。情報をどう利用するか?

いくら…いい情報を伝えても…分からない人には理解できません。なかなか、その良さが分からないのです。未来は「誰も分かりません」からね。

本日は…ユビキタスの続報のレポートを紹介する予定でした。会社には沿革と呼ばれる成り立ちの歴史があります。本田宗一郎も、松下幸之助も…苦労をした時代がありました。この記事は、なかなか多くの事を語っていますが…このレポートを読んで、読者の人が、解説なしで…カタルの狙いに気付くかどうか…。それでは嘗ての社長だった佐野さんのユビキタスの解説レポートを、もう一度、読んでください。

このワクワク感が、皆さんに伝わるかどうか…。いよいよ5G時代を迎え、車はネットと繋がり、いろんな可能性が広がります。カタルは会員レポートでは、PSS(7707)の300円の株価が、何故、3000円になったのか? その比較を…少し解説しています。

そうして…IIJ(3774)の話も同時にしています。(この株、昨日は3950円で500株だけ買いました。)この辺りの感覚がカタル自身も、正しいかどうか…は分かりませんが、株と言うものの「不思議さ」を考え上での教材としては、相応しい…じゃないかと思っています。果たして、どうなるでしょう。此処では「蛇の目」のチャートも参考にして考えて下さい。

明日は、この佐野さんのレポートを、もう少し、追加で解説しましょう。本日のコーセーの日経新聞の記事は良い記事でした。見出ししか見ていませんが…同時に株価の動きを見ると、此処では…200日線の「傾き」の重要性が、理解されるでしょう。

本日はこの辺で良いですかね? あれ?そのユビキタスの本日は高いですね。817-829-811-827=50700(10:13)です。

まぁ、全体株が390円も高いから…当たり前か…。

ロコンドは、本日も安くなれば3日間連続になります。本当は筋の人は、やる前に売った方が良いのでしょう。その方が相場としては…綺麗になるとカタルは考えています。果たして、どうかな? 新たに大きく買うために…此処では、大きく売るのです。カタルならそれを選択しますが…。実際の相場は、どうでしょう。

常に自分の頭で、未来の相場の姿を描き…現実の動きとのギャップを修正すると、何れ、自然に「未来の相場」が見えるようになるのでしょう。それでは…また明日。



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