時間の使い方

昨晩の米国市場を観ると…一見すると、不思議です。利上げが確実になると…株価は上がっています。まだ決まってないのに、既に株価は利上げを織り込んでいるような展開です。

FOMCの予想

CPIは予想の範囲なのでしょうが、9月のFOMCにおける…利上げの確率は、かなり高く…87.3%です。据え置きが12.7%なのです。ECBも利上げを実施しました。

各CPIの推移

コアCPIの傾向は徐々に…落ち着いています。やはり金利が高い状態が長いからコロナ禍のバラマキの反動は、抑えられているのでしょう。最近は原油価格の動向が物価に影響を与えています。しかし原油価格の上昇は「一過性の色彩」が強い…影響です。だから今回の米国の利上げで、しばらくは「見送る動き」が予想されており、来年は、逆に「利下げ」になると言う…市場観測です。

S&P500の1時間足

だから…想定の範囲だと言う事で、市場に安堵感が広がったのでしょう。利上げ予想が高まっていますが、「目先だけ」と言う見方が強く、利上げでも株価が大きく下がらないと言う観測だろうと思っています。

オラクル(ORCL)の 4時間足

ただ好業績のオラクル(ORCL)の株価動向を観ると、まだ市場は「疑心暗鬼」の範疇なのでしょう。でも創業者のラリー・エリソンがOracle株を最大75億ドル売却する報道もありますから、この影響かも知れません。しかし株価は先行して下げており、多くの懸念材料は消化しているのでしょう。

ブルー・アウル・キャピタル(OWL)の 4時間足

カタルは「市場の整合性」の観点から、プライベートファンドで「危ない」とされるブルー・アウル・キャピタル(OWL)の株価にも関心を示していました。オラクルと同じような株価の値動きです。最悪期を脱出して…「値戻しの動き」を示しています。つまり…これらの株価はAI革命の行方を、左右する案件です。仮にAI革命の相場が再現するとしたら、これらの株価が、先に値戻しをする先行指標の一つと考えているのです。皆さんは、非常に単純な株価の観方しかしません。

市場の整合性とは、同じ時代に流れる「潮流」を見極める…作業です。AI革命は、既に好むと好まざるに、拘わらず進展します。問題はその速度計算です。時間軸の話を、いつも述べているのは「方向性」は分かりますが、いつ、その変化が株価に現れ…その値動きが市場から支持されるかどうか…。それを見極めることです。需給バランスも、確かに株価に影響を与えますが、そんな事は「些細な事」なのです。需給だけで株価が決まる訳ではありません。

仕掛け筋と言うのは、タイミングを観ているのです。

先ずは打診買いを入れて、株価の値動きを理解しないと駄目です。更にそれに加え「社会の流れ」が、どういう変化をしているか? 此処が一番…肝心なのです。時代に合わせたテーマは決まっています。しかし相場環境が、調整場面で仕掛けると「大変な力」が必要ですが、相場が立ち直っているなら、ポイントを攻めるだけで「自然に株価」は上がります。

これが、カタルが述べている「市場要因」です。

日本のGDPデフレーターの推移

今の日本は大きな全体のバックボーンが、明らかに…「名目経済」に変わっています。30年以上も時間をロスした日本ですから「肥沃な大地」なのです。だから多少、インフレを煽っても…つまりリフレ政策ですが、その方が進化は早くなって…良いのです。つまり…前に話したGDPデフレーターの話です。

だからカタルは名目時代が「淘汰の時代」でもある…と述べています。米国の物価を超えるまで加速すれば、当然の事ですが…その副作用があります。時間軸を乗り越えるのは、大変ですよ。だから「いざなみ景気」の話を持ち出したのです。

日本には「少子高齢化」と言う…マイナス面があるのですが、このハンディキャップを、プラスに変化させるのが「AI革命」であり…フィジカルAIの導入です。データーセンターの反対もあるでしょうが…日本にはNTTのIWONがありますから、北海道や…場合によればアラスカでも借りて、データーセンターを設けても良いのです。やりかたなんか…色々です。スペースXは宇宙にデーターセンターを設置する…構想を持っています。太陽電池を利用して、宇宙空間の活用です。

まぁ…未来の構想を話しても、僕らは居ませんから無駄ですが…「希望や夢」と言うのが、如何に大切か…分かるでしょう。

心が折れなければ…必ず、思ったことは実現できます。カタルが「金魚の糞」を嫌いのは…「何も生まない」精神だからです。今は米国主導ですが、日本人だって、やれば出来るのです。実際に日本の過去は、米国の庇護が在りましたが、18.4%もの…名目成長を実現させたのです。実質でも11.5%ですよ。7%近い…物価高を受け入れて来た日本人です。

3%成長と10%成長の速度

計算をすると、現状が2倍の差なら…米国が仮に3%なら、倍速の6%の社会を作ると…それでも…24.14年かかります。でも日本が10%成長を続ければ、約10.54年で追いつきます。この結果をみると…如何に日本の政策当局がバカ実験を続けて来たか? 分かります。

今はAIの時代ですから、何でも自分の考えをパソコンや携帯電話に問うと瞬時に回答をしてくれます。因みにこのグラフは普通のグーグル検索で「問うた」だけの結果です。良い世の中になりましたね。でもAIを信用しては駄目ですよ。まだまだ実用化に至りません。

しかしこんな…些細な事でも、「AGIの時代」が、やって来たことが分かります。カタルはスマフォが、如何にも…人間と話しているような感覚で…自分の謎に応える時代は、既に来ていると思っています。だから一気に、この進化を受け入れる土壌が、日本にあると思っているのです。もっと加速させれば良いのです。カタルが失った30年を、市場で一気に1年は流石に無理でも…3年程度で…卒業式を迎えたいと思っています。

あとは…自分の努力です。ようやく…努力をした価値が、報われる「社会環境」になります。名目経済とは個人が頑張るなら、その結果を受けられる時代です。だから頑張れば…頑張っただけ、その対価を貰える時代です。

しかし今までは駄目だったのです。浮上をするチャンスは、何回か…あったのです。その度に「失政」を繰り返しています。だから頑張った奴が、逆に痛手を受けたのです。でも既に日本は、名目時代に変化しました。今は、皆さんの多くは「ホンマかいな?」と言う…「疑いの眼」でしょうが…カタルは、調整場面で、この程度ですから…「凄い時代」がやって来たなぁ~と、ワクワク感が、止まりません。調整局面と言うのは、損をしなければ…「それで良し」なのです。

騰落レシオと日経平均株価の推移

例えば…騰落レシオと日経平均株のグラフがありますが、そのイメージが掴めるかな? 通常は調整局面なら、日経平均株価はもっと下がっていますが、今は時代が実質経済から名目経済に変化していますから、株価の下値抵抗力が強いのです。

だから「空売り」の相場ではないのですよ。馬鹿だけですよ。市場要因を理解しない奴は…野村証券の奥田さんは、経営力では非常に劣って見えますが、どんな馬鹿でも、株価は追い風環境ですから、人並みの経営なら…株価も上がるのです。

だから、不満はありますが、ジェイドGの田中君のような優れた経営者なら、この追い風を「フル活用」できるでしょう。たぶん…実際に、伊藤忠の役員は彼に会ったのでしょう。そうして彼はリーボックを、マズマズ…の領域に引き上げました。カタルがブランド力の安売りを咎めた行動に、目を向けました。あれは「しまむら」だった…かな? その販売網を活用しました。ブランドを正しく評価する…方向性に持って来ました。たぶん…だから、伊藤忠は、落ち目のマガシークを任せたのでしょう。そうして…伊藤忠は、確か…その株を22%だったかな? 保持しています。

観ていると…伊藤忠と言う商社は、「斬新」ですよ。日本では三菱や物産などの財閥系列が強いのですが、野武士のイメージが伊藤忠です。まだ2025年に買収したデサントの復活は始めっていませんが、可能性は残ります。まぁ田中君の頑張り次第です。今回のNTT相手の交渉は、彼が理詰めで、説いた…結果でしょう。皆さんは何年、企業を観察しているのでしょう。ちゃんと、「正当な評価」をするなら、PSRは2倍から3倍が正常です。市場の判断が「間違っている」と思う事でしょう。

日本製鉄(5401)の 日足

でも「船株の謎」も解消されず…日本製鉄(5401)の正当な評価、BPS=1058円も始まってない日本市場です。だから…日銀はメディアに押され行動ずる馬鹿学者ではなく…正しい判断をすべきだと述べましたが、既に0.25%程度の足枷は、乗り越えられるでしょう。たぶん…大丈夫でしょう。

この市場環境の「時代変化」の速度計算が、また難しいのです。方向性は分かっていても、時間軸のズレに、人間の気持ちは対応できません。だから…よっちゃんの顧客だった優秀な弁護士が「難しい話は、時間を置け」と述べたのでしょう。

彼の優秀さは「桁違い」です。世の中は、よっちゃんもそうですが…兎に角、すごいのです。カタルは孫さんの秘書をしていた三木さん、止まりでしたが、孫さんの5分間が、いくらの価値を有するか? と言う感覚を理解しました。

だから…バフェットと一緒に食事をする権利が馬鹿高値を付けます。2022年のオークションは1900万ドルだそうです。呆れますが、なんとなく…分かる気がします。自分が、どんな世界を目指して…どんな努力を、今、何をするか?

この積み重ねが、時間軸を延ばすと「大きな変化」になります。投資と言うのは、今日、株を買って…今日や、明日に株を売る…目先投資もありますが、時間軸の選択は、人それぞれ違うのです。

自分が、どういう目的で、自分の時間を使うのか? それぞれの年代でも違うし…与えられた立場でも使い方は変わります。自分勝手な見方をするのではなく…常に市場時間に合わせた対応が必要なのでしょう。また…明日。



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