復活の予兆

今日は、何を題材にしようかな…とネットを見ていたら、WSJの此方の記事が目に留まりました。2009年ぶりにGSのトレーディング収入が、前年比で増加すると言うものです。カタルは米国経済の回復は、量的緩和で人工的に創られたものであり、本物の経済活動による上昇ではないと思っている訳です。だから利上げ報道の度に…大きく株式市場が揺れるわけです。ただでさえ、国債の償還を迎え、マネタリーベースは減る訳ですね。だから出口戦略を急ぐべきではないと言う意見です。バーナンキ前FRB議長が退任前に触れた出口戦略は2013年5月です。一気に日本株も、それを境に調整色を深めました。既に2年も経つのに、未だになかなか移行できないのは、オバマ大統領の金融規制に対応できていないからですね。昨年もG20の意向を受け、再び全体が揺れたのは記憶に新しい所です。銀行の自己資本比率問題などの話ですよ。

GSの株価推移
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GSの株価推移

しかし、おそらく初めて…この手の記事を目にしますね。米国経済が回復したと言っても、金融株全般は、高値を更新したわけではありません。GSは比較的米国金融の中でも優等生の部類です。そのGSでも新高値を付けることが出来なかったのですね。しかしこの記事は、おそらく米国金融の復活の「ハシリ」でしょう。基本的に金融取引は、無限の可能性があり、組み合わせがあります。原油に為替、株との組み合わせなど、無限に発展するのです。しかしこの膨張が、実体経済と比較し、大きく肥大したのでシステム障害を起こしたのが、2007年から2008年のサブプライムからのリーマンショックなどの金融危機です。この落ち込み部分を、世界の中央銀行が補ってきたのですね。株が大きく下げるのは、ウクライナ、ギリシャ、原油価格などの問題ではなく、それは切っ掛けに過ぎないのですね。実態は、世界の金融システムの問題なのです。

多くの人は、「根底」を見ずに、現象を見ている訳ですね。だから心が揺れ、踊らされるのです。株価が下がったと言っては、安値で株を売り、株価が騰がると増益だとか、最高利益だとか言って、材料に飛び付きます。しかし株価が上下しても企業の実態価値は変わりませんね。むしろ株価が下がったことで、現実と株価のギャップは大きくなり投資妙味は増すわけです。だからブツブツは「最大の好材料は、株価が下がることです。」と誰もが見向きをしない時に、1000株、2000株と…下値を買ったから、お客様は儲け、歩合セールスとしても、長年、好成績を上げることが出来たのです。株価の上下で、会社の実態価値は、変わらないのです。シャープのホンハイへの割当価格が、550円だと言う根拠は、株価が下がっても…背景にあると考えるのが自然です。

村上銘柄など…財務内容の弱い企業が、倒産の憂き目にあい、金融庁の間違った指導の為に、増資をしなくてはなりませんでした。双日などもそうですね。優先株と言う対応をした企業も、多く存在します。りそなを倒産させ、時間をかけない方が良かったかもしれませんが、時間をかければ、どの企業も多くは再生するものです。シャープの家電製品は独創的でカタルは好きですね。問題は行き過ぎた円高の時に、国内分の需要まで海外移転させたことが問題なのでしょう。日産のマーチと同じ現象です。基本的に、あの時の政策が間違っていたのですね。このギャップをソフトバンクは利用し、日本で借り入れを起こし米国で投資したわけです。為替で5割の差益があります。つまり安く投資できたわけですね。

確かに現状のシャープは危ういですが…カタルは日本の金融界は力が戻っており、更に金融庁も反省をしています。加えて過剰な産業支援でJDIの影響を受け、沈んだのがシャープですね。この反省もあります。だからシャープは残ると考えるのは自然で、ここに市場の認識とのギャップがあるので、投資の芽がある訳です。仕手化の可能性は高いですね。基本的にお金があれば、大概の事業は成功します。株価が下がったからと言って、会社の内容が、果物のように腐るのは稀なケースです。倒産の危機は社員意識の改革を迫り、社員は必死になって働きますね。当然、のほほんと過ごしている会社の人間より、強い訳です。だからカタルは再生銘柄が好きですね。過去、日揮や日産を始め、危うい時に買って大儲けした事例も数多くありますが、同時に武富士のように、読み違いをして失敗した事例も数多くあります。やはり時代と言う環境が、非常に大切なのです。

今はGDPを増やそうと、政府は必死になって模索しているのが、時代の流れです。追い風ですね。シャープにとっても、時代環境は悪くはありません。問題はお金がないから、行動が限られることです。新規の更新設備投資をしたいと思っても、お金がない為に見送られるのです。カタルは野村の証券マンにCB供与で敗れ、投信を販売できずに、悔しい思いをしたことに似ていますね。大手は、いくらでも仕事が出来ます。しかし中小の証券会社は、バックオフィスの補助もなく、仕事が出来る体制になってないのですね。シャープも同じですよ。でもね…だから、強いとも言えます。株価と言うのは面白いものです。安値の時に種を蒔き、芽が出てきたら、一気に行動すればいいのでしょう。調整は新しい春に向けての準備作業です。さくらは、必ず、毎年咲きますね。

冒頭のGSの記事は、GSEの売り出しに繋がり、利上げへの準備が整い始めている事を示唆していますね。GSの株価にも注意を払っていてくださいね。こんな事は当たり前の事ですが、カタルは、こう考えているだけで…当たっているとか、外れているとか…そんな次元の話じゃ、ないからね。自分が、それぞれの意見を参考にして、どう考え行動するかが重要なのです。それを日本人は直ぐに、成功したのは自分の決断で、失敗したのは他人の責任に転嫁しますね。証券マンは商売で売り買いを薦めるわけです。それに乗るかどうかは、あなた自身の決断なのです。こんな初歩的な小学生レベルの認識教育が出来てないのが、日本の教育問題ですね。最後は、やはり教育問題なのです。それでは、また明日。



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