相場観の修正

日経平均株価の月足推移

全体市況が堅調になり、ようやく26週線を上回る展開になって来ました。なかなかデフレ状態から抜け出せません。カタルは相場観を若干弱めと言うか…。横這いに…修正しつつあります。理由は「債券のフラット化」で…先行きの見方が割れている為です。通常は2年物と10年物金利差を言います。

米国金利の推移

なかには5年物と30年物を比較するものもありますが、30年物は発行しない期間もありデータとしては相応しくないのでしょう。この2年物と10年物の金利差がマイナス状態になり、且つ2年物国債がピークアウトした後に、株式は下がるのです。逆業績相場になる訳ですね。現状は業績相場から逆金融相場へ移行している最中でしょう。最近の債券の動きを掲載しておきます。このスプレッドは5月10日現在0.43%です。

このような観測から…モルガンスタンレーが主張する景気後退期の展開にはならないでしょう。仮に…彼らの主張が正しいにしても…2年程度の時間的な猶予があると思っています。2020年頃になると…景気の後退期になるかもしれません。しかし現状ではそれを心配するのは愚かな行動でしょう。

たぶんカタルの観測は正しい筈です。カタルは金融規制が強過ぎるから、なかなか景気が浮上しないと述べて来ました。世界中の金融機関が総資産の圧縮を迫られています。ドル債務の増加は、リーマンショックで生じたCDS分の表面化です。シャドーバンキング問題が、厳しい金融規制で…表に出ただけの話です。

だから世界中の中央銀行が、これだけの量的緩和をしても、なかなかインフレ圧力が高まらないのです。もう一つがスマートコミュニティー化でしょう。経済が効率的になっている為に、人件費がなかなか上昇しませんから、家計のユトリが乏しいのでしょう。

それにも拘らず…債券のフラット化が叫ばれ、警戒されています。みんな昔の洗脳から抜け出せないのでしょう。カタルは、もうFRBの年4回は消えていると思っています。あっても3回でしょう。

6月の利上げ予想は100%だそうですが…、カタルは、あと2回だと思っています。つまり年間で3回です。短期国債の利回り上昇は鈍るのでしょう。仮に…4回になるとダリオ時間の復活も、懸念される展開かも知れません。現状の物価状態は、そんなに恐れるものではありません。原油価格は高いのですが、CRB指数などは上がっていません。

この辺りの認識の共有化が進むまで、市場は戸惑いの表情を示すと思っているから、横ばい説に傾いているのです。

ただイラン問題やベネズエラも微妙に影響しています。原油価格を左右しますからね。今の所、原油価格だけの動きで…他の商品への波及の動きは鈍い動きです。勿論、イタリアの政権合意なども影響を与えるのでしょう。しかし…EUは明確に減速しています。この状態でテーパリングを急ぐのかどうか…。

EUの景気は、ブレグジットが絡んでいる可能性が高いのでしょう。勝ち組ドイツも、微妙な状態になって来ました。中国への依存度が高く、中国は米中貿易摩擦で市場経済化を迫られています。この市場経済化を受け、早速、テスラはパナソニックと共に中国で生産活動をやるとか…。

注目される5G投資が、いよいよ米国で始まります。メキシコとの壁の建設などは、経済的な乗数効果は大きくありませんが…5G投資は、この波及効果は非常に大きいと思われます。1の投下資本で10以上の乗数効果があるのでしょう。今回のレパトリ減税からの米国投資の行方がどうなるか…。この進化度合いが、我々、人類には重要な関心ごとです。

孫さんなど…衛星を使ったネットワーク構想もありますが、今は現実的ではありません。近い将来は可能なのでしょう。故に、古河電工の株価推移を観察すれば、米国の5G投資の進展度が分かると考えています。更に、車の電装化に伴い主力のワイヤーハーネスの需要は拡大しています。1台当たりの使用量が増しているのです。だから慎重な今期見通しで…下がった株価の今は買い場でしょう。故にカタル好みの銘柄ではありませんが、観察銘柄になっています。

これから起こる米国での投資は非常に重要です。ダイフクの生産能力の話が、日経新聞に報じられていましたが、半導体と同じイメージを抱いています。稼働率が上がっているチタンは、これからです。

日本人は、兎に角…長い「失われた時代」を経験し、後ろ向きの発想になっています。サンフロンティアの業績推移とケネディクスを比較すると分かりやすいですね。でも驚きました。また50億の自社株買いだとか…。余程、株価を下げさせたくないのですね。そうです…TOBの対象として株価を安値で放置すると…狙われるからです。小野薬品も同じことです。

まぁ、後ろ向きになる宮島さんの気持ちもわかります。そりゃ、そうですね。間違いだらけの政策運営で…ようやく安倍政権の誕生で、まともな合格点の運営なのです。でも満点ではありませんよ。合格点ラインと言う認識です。

それにも拘らず、前川、前文科省事務次官などの官僚の反乱があります。この動きが森友や加計学園問題に繋がり、メディアがこれに相乗りしているのです。このような内部調整が不効率な成田闘争に似た無駄な時間を生んでいます。だからある程度、強引な手法を用いて進行させないとなりません。村論理の合意などと言う幻想は、「甘えの構造」に過ぎません。

様々な指標をみると、ようやくデフレの関門に来ています。明かりが見えてからが…長かったですね。「流動性の罠」に、どっぷり嵌り…ようやく、この泥沼から抜け出しつつあります。ソニーの5%の賃上げは、そういう事例の一つです。

ソニーの株価推移

しかしソニーの株価は、まだ市場から支持されていません。市場参加者の認識がイマイチなのでしょう。まぁ乖離が高く現状は乖離調整の最中ですから仕方ありませんが、間もなく、この需給バランスの調整も完了します。200日線が一つの目途になると考えています。現在の水準は4912円です。大型株ですから、仕方ないと思っています。

債券のフラット化で、市場の合意が得られるかどうか…此処が相場の焦点です。そうして古河電工の株価の意味を考えることです。

まぁ、カタルの勝手な見方ですから、当たるかどうか…は、定かではありません。こんな事は常識なのです。自分が様々な意見を見て…どう考えて、どう行動するか?

その成果は、株価の運用成果に結びつきます。自分の失敗を、他人の責任に転嫁する輩は、卑怯な連中です。誰々がこう言っている。自分はこう考える…だから、こう行動する。

自分の見方が正しければ…年間、倍増の高い目標を掲げても…その目標は、簡単に達成されるはずです。宮島さん、今期の自分のノルマは幾らなのでしょう。経営者は…自分に高い目標を課すのが筋でしょう。日本の経営者、全てに言えます。サラリーマン根性を捨てるべきです。経営者は、常に真剣勝負ですから…孤独なものです。それでは…また明日。



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