胎動は幻想か…

日本は…実は、世界経済の先頭を走っているモデルケースかも知れません。

日本は過去、荒廃する戦後からの復興を見事に果たし「奇跡の経済成長」と言われていました。朝鮮戦争(1950年より)特需が、戦後の復興期に大きな支援になりました。経済が弱小な黎明期に「ゆとり」が生まれたことが大きかったのでしょう。

その後も、石油危機などがありましたが…順調な名目経済を歩んできました。そのマジックの一つが「富の創造」です。地価は下がらないという土地神話です。

今回の「失われた時代」の切っ掛けは、米国との貿易戦争でプラザ合意を受け入れたことに起因します。それは仕方ないにしても…その後の政策運営が間違っていました。後手、後手の対策の連続で、結局、失敗だらけの政策が原因で…長い低迷を余儀なくされました。

ようやく…本格的な政策に着手したのが、安倍政権です。しかし…あまりに長かった低迷期の為、人々の心は、完全にデフレマインドの清貧思想で…日本人の心が折れたのが原因で、長い「流動性の罠」が生まれています。その様子が、こちらのブルームバーグの記事です。

でもここに来て…中国の人件費などの上昇により、ようやく生産バランスが均等化していますが、ブレグジットやトランプ政権の誕生などをみると、世界経済の今は、日本化現象に悩まされています。

日本は地理的に近く、中国の影響をもろに受けました。ユニクロやニトリなどが躍進した理由の一つが、国内生産に拘らないグローバル論理の導入です。でも此方の記事を読むと…日本が味わった苦難を米国などは、今、感じているのでしょう。スマート化に取り残された人々の現実でしょう。

ある意味で、この時期に米中貿易戦争が切っ掛けで、中国の例外化が是正されるタイミングになっています。中国の独自のルールは、世界に通用しないと述べているわけです。テスラに続き、JPモルガンも、新たな会社の設立らしいですね。金融を制する者が強いのです。

昔の話ですが、英国で産業革命がおこりました。ドイツは、その発明のモノマネをして上手く対応して成長したのです。日本も貿易戦争の時代に、そう言われていました。今は中国がそうですね。半導体技術などを様々な形で盗み、利用し始めています。

韓国のサムソンもそうです。NECなどから、技術者を三顧の礼で招き入れ、技術の習得をしました。結局、みんな…過去の歴史をみると、同じことをやっています。

先ほど紹介した米国経済の悪化度合いですが、それほど深刻なものではありません。カタルが昨日指摘したフラット化現象は行き過ぎていると感じている根拠の一つ程度の認識です。むしろ日本が、完全復活するタイミングが訪れているようにも感じています。

昨日の原稿でカタルは、これからの相場を「横ばい」に修正していると述べました。トランプ政権の活発な動きは、中間選挙まででしょう。最近、トランプ支持者は増えているようにも感じています。方法論は違うだけで…彼の政策は、ある程度、正しいのではないかと思われることが多いのです。

米国第一主義の国内回帰は、時代が要請するスマートコミュニティーの礎を築くことになる可能性が高いのです。

例えば…車の20%課税が実施されると、スバルなどは米国生産を加速させなければなりません。その為にIoTの最新技術から、生産管理まで、ロボットを導入した最新鋭の工場が建設されます。ファナックなどの活躍は続きます。更に物流のダイフクは、アマゾンは独自の配送事業にも乗り出しており、需要は落ちませんね。米国は壮大な実験場になる可能性を秘めています。

日本も失業率が3%を割れており、人材はひっ迫していますから、同じことが起こります。誰が先進的な技術を取り入れ、効率化を加速させるか…世界中で新技術の導入が加速します。

一例を掲げると…RPA(Robotic Process Automation)などは良い事例でしょう。その為に都市銀行は大幅な人員の削減をしています。ある意味で金融規制も効率化を促す刺激になっています。銀行はようやく出番を迎えるのでしょう。(ただし…直ぐではないですよ。)最近、金融庁も福島銀行などの赤字を踏まえ、機動的な運営になりつつあります。

なにか…新しい時代の「胎動」を感じているのは、カタルだけなのでしょうか? 日本人はようやく…流動性の罠から抜け出して、前を向き始めています。

例えば、ケネディクスの自社株買いなど…常識では同じ期に2度もしませんよ。株主還元率は100%を超えます。それほど…宮島さんは株価を安値で放置すると買収されるかもしれないという「危機感」を持っているのでしょう。エリオット効果は大きいのです。どう考えても、「流動性の罠」から抜け出す…このような時期に、この株価はありません。

金融株が、米国のJPモルガンとの比較から見て…安値で放置されているのは、安値時に自己資本を補うために資金増強した需給バランスが影響しています。ケネディクスの今回の自社株買いが終わると…4000円台を付けた時期の発行済株式総数より減ることになり、逆にAUM残高は大幅に増えています。

何が言いたいか分かると思います。何故、宮島さんが、やったばかりにも拘らず、再び自社株買いを実施するか? 彼は、自分自身が、一番、自社の内容を知っているからでしょう。

大昔、マイクロソフトのビルゲイツが無名に近かった時に、たまたま遊びに来ていた日本の家で…当時バブル期のマンションが買えないで、諦めた500万円の元手の運用先を相談したところ…米国に上場したてのマイクロソフト株を買っておけば…とゲイツは言い、OLの彼女は、素直にその言葉に従いマイクロソフト株を500万円分買ったのです。でも米国株の評価なんか…おじいちゃんの歩合セールスは、関心がありません。だからお金が増えていることに、何年も気づかなかったのです。

そのOLは、日本の地価がだいぶ下がったから、もうマンションを買えるかな?…と思い、何年も忘れていたマイクロソフト株500万円分を換金しようと思い、証券会社を訪れたらビックリしました。中央線の田舎ではなく、港区の高級マンションを買って、尚且つ、お金が使い切れず…数億円も手元に残ったと言います。これは本当の実話です。

カタルは実質時代を嫌い、必ず、日本は再び名目の世界に戻ると思い続け、ケネディクスの買い増しに拘ってきました。この思いが届く時代がやってくるかどうか…これから真価が問われます。

これからカタル君は家族で温泉に行きますから、明日の原稿のアップは夕方になりますから、ご承知おき下さい。



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