リーマンショックは、様々な現象を世界に与えています。ブレグジットからトランプ政権誕生まで…。今も、この流れはトルコからアルゼンチン…など新興国へ波及しています。一つの「切っ掛け」が様々な事象に影響を与え、新たな展開を生んで行きます。
1985年10月のプラザ合意から日本は狂走します。澄田元日銀総裁は円高阻止の為に金融緩和を継続し…銀行を管理する筈の立場を忘れ、大蔵省も機能しませんでした。その結果地価は高騰を続け、借金漬けのバブルが破たんしました。まさに米国の狙い通りの展開で日本は自己崩壊したのです。
結局、日米貿易戦争が与えた傷跡を、まだ完全に克服できてないのでしょう。宮澤喜一など…歴代の馬鹿指導者の為に、日本は「失われた時代」に突入します。
歴史と言うのは面白いものです。世界大恐慌は、第二次世界大戦を引き起こしました。カンボジアのポルポト政権を、昨日テレビは取り上げていました。 結論は、食えないと…必ず、不満が貯まり狂気に走ります。
「食えるか、食えないか」のバロメーターは株式相場でしょう。カタルはまだ名目時代は確立してないと考えています。理由は日経平均株価が未だに1989年に付けた38915円の高値を抜いていないからです。30年間ですよ。3%成長を続ければ…元金は2.427倍なのです。
安倍さんは成果を強調し、自民党総裁選を戦っていますが、他に比べて「まだマシ」…と言う評価です。アベノミクスの矛盾点はたくさん存在しますが…誰も、その事を指摘できず、森友、加計問題などくだらない迷走をメディアは仕掛けます。馬鹿じゃないかと思います。何故、キャッシュレス社会が構築できないの? 何故、電子カルテが一般化しないの? やろうと思えば…いくらでも経費を削られます。
キャッシュレスの効果は絶大です。犯罪の発生率が劇的に減るでしょう。振り込め詐欺なんか…不可能になります。だってお金を追跡できます。脱税も不可能になります。電子カルテの整備で…症状が軽い患者は診察なしに処方箋がもらえるなら…劇的に医療費も改善するでしょう。この時代、病院で何時間も待つなんて…どうかしています。
何故、日本の政治は動かないのでしょう。カタルには官僚も、政治家も本当に仕事をしているのか? 疑わしい…と思います。日本は少子高齢化社会を迎え…必要に迫られていますから、世界で一番、このスマートコミュニティーを受け入れやすい環境にあるのです。「人手不足」は…構造改革のチャンスなのです。
銀行はようやくRPAを受け入れ、人員を削減しています。三菱UFJは地所と組み…ようやく開発事業にも乗り出します。最近、カタルは八丁堀周辺を歩いていませんが、あの界隈はバブル期の地上げで虫食い状態でした。そうして空き地が駐車場として…何年も放置されていました。
流石に…一等地の高島屋の隣は、再開発が進み新店舗をオープンするようですが…、あの土地はやくざが絡み、長らく空き地になっていたのです。東京駅前も再開発が進んでいます。カタルは東陽町に住んでいますから、駅前のUFJと統合した三菱UFJの空き地が、気になって仕方ありません。資産活用できていない現実が、いつまで続くのか?
これらの事象と、日経平均株価の水準は結びついているのです。世の中には、様々な現象が起りますが…それがどう株価と結びついているか? 皆さんは見えますか?
カタルは良く「市場の整合性」と言う言葉を使い…株価同志を比較しています。この株価がいくらなら、此方の株価は、もっと評価されていいはずだ…とか、株式市場は基本的に雁行型なのです。リーダーが他を引っ張るのです。
「トリクルダウン理論」が、世の中では…当たり前なのです。自民党総裁選で…石破さんは馬鹿を露呈しています。大企業優先ではなく、地方から発展させるなど…絶対に出来ない事を、政策目標に掲げています。
自分が修羅場を経験してないから…馬鹿を述べられるのです。大企業の社員は総じて優秀です。中には馬鹿も居ますが、平均すれば…優秀な連中の集まりです。能力のない人間が、能力のある人間に勝てる確率は、非常に低いのです。世の中の競争社会は上手く出来ており、やはり努力して、非常に出来る人が、最後は、運と言う偶然を手に入れて、成功の二文字を手に出来るのです。
資質もない人間が、成功できる道理がありません。みんなが研鑚して、努力を積み重ねても…最後は運に見放され失敗するのです。カタルは良く、真坂、魔坂、まさかの坂に転ぶ話をします。「大御所さん」のおばあちゃんが、上京する孫に名言を送りました。大御所さんも、それなり成功したのですよ。歩合セールスとして、是川銀蔵などと取引をして、時代の最先端を歩んだのです。でも、所詮は歩合セールスです。
もっと現実的な話をしないと駄目ですね。そりゃ、地方経済が活性化すれば、良いことですが…現実的には難しいのです。「ふるさと創世」を掲げた竹下登の事例を見ても分かります。だいたい…地方自治体の職員の仕事ぶりをみれば分かります。 改革など…と言う事は容易いけれど…様々な法整備を改善するのは大変なことです。 日本は村社会なので、雁字搦めになっているのです。革命でも起こし、法律を無視してやるしか…理想論は押し進められません。電子カルテの整備も出来ないで…そんな空論を言っても仕方ありません。
先ずは…トップなのです。だからトヨタの動向は重要なのですが…好きなタイプですが、章男さんの動きをみるとボンボンの域から抜け出せてないように見えます。未だに300万台生産体制の維持を主眼にしています。
もう時代はクラウド環境を利用した情報力の時代しょう。ホンダの方がまだマシかな? そんな印象です。毎年2兆円も利益を上げているのに現状維持のイメージです。膨大なデータを、どうやって解析して…利用するか。
本日は一つの事件やニュースなどの事象が、どんな形で株式市場に波及して、その株価の反応が正しいかどうか…。「市場の整合性」の話をしています。カタルは東邦チタンの株価評価は、おかしい…と述べてきました。太陽誘電の株価との整合性がないと述べたのです。(有料レポートでの発言)
この話をヒントに…銘柄間裁定取引が成り立ちます。「東邦チタン」(5727)を買って、「太陽誘電」(6976)を空売りするのです。「カタルの短気」(7月5日)の時分の話ですが…東邦チタンは1000円を割れていました。そうして太陽誘電は3000円を超えていました。
「名目時代の確立」を主眼に考えるなら、内需関連が有望になります。逆に「進化論」などを主眼に置くなら、これまで売られ続けた優良株の逆襲が始まるのでしょう。ただこのグループの株価上昇は「中間反騰」の可能性もあります。逆金融相場から逆業績相場に移行する前に…株価は、もう一度、盛り返すのです。
残念ながら、今の所、進化論は、「予兆」の可能性があるのかもしれません。この辺りはこの後の進展度合いを検証しないと判断はつきません。でも少なくとも、ようやく9月半ばです。此処から、アノマリーでは、「儲かる相場」環境がしばらく続くことになります。全力投球にはまだ早いのでしょうが…徐々に警戒感を解き、下値があれば…参加する方向性が正しいのでしょう。
本日は「市場の整合性」の話を展開しました。
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全ての皆さんが参加できるかどうか分かりませんが…過去のケースから見て、今回はチャンスが大きいように思っています。皆さんからのご応募をお待ちしております。詳しくは昨日のレポートの末尾を読んでください。