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かたる:日経新聞に東芝の一万円説が掲載されていました。ホンマかいな?…と皆さんは思うのでしょうが、可能性はあります。でも何故、この時期の掲載なのでしょう? そもそも日経新聞に記事が出るタイミングは、どんな時なのでしょう 良く背景を考える必要性があります。

同時に日経新聞の記事を見て…今の「世情」を観察する事も出来ます。例えば3面の株式の需給の記事ですが…「海外勢の株売り 日銀買いが相殺」となっていますが、同時に副題に「株安なら自己資本毀損」となっています。この「見出し」何か、おかしくないですか? 日銀は無尽蔵に日銀券を発行できます。それなのに…株安? あり得ません。

だって株が下がれば…日銀が全部、買えばいいのです。個人とは違うのです。日銀が買い続ければ、売り物は市場から消えて、必ず、株は上がります。日銀券の劣化はあり得ますが…自己資本が毀損と言うのは、どうでしょう。マジックですね。

このような見出しを見て…カタルは、まだまだ実質経済なんだなぁ~と思います。日本では日銀様は一番の金持ちです。円に関しては、無尽蔵に発行できるのです。だから国債市場が流動性不足になる程、買うことが出来るのです。株式も同じです。緊急事態の財政ファイナンスなのです。名目時代が確立されているなら、こんな「見出し」は絶対に書きません。失われた30年と言う歳月を実感できます。

日経平均株価の推移

このデフレ感と言うか、実質時代のなごりを株式チャートからも感じることが出来ます。カタルはこのデフレの関門の水準を、前から日経平均株価で22750円と解説しています。ロングチャートを見ると90年代を含め、この水準が高値圏で、なかなか抜けない壁だからです。今回も過去2回チャレンジしていますが、抜けずに…跳ね返されています。その様子をご覧ください。

現在の200日線は21916円ですが、この移動平均線が、22750円の水準を超えて…定着しないと日本に名目時代は訪れません。

ここでカタルは、こう述べています。「循環論」の解説を前にしています。ユビキタスが上がりJTECが続き、サイバーダインに流れた時に、名目時代は、基本的に一度、上がった株は、なかなか下がらないと述べています。そうして乖離調整が済むと、また上がり出すのが循環論の話です。1番手、2番手、3番手と同じ流れがループするのです。そうして全体株の水準を上げて行きます。これが循環論です。

ユビキタス(3858)のチャート

先ずは1番手のユビキタスを見て下さい。最初はストップ高を交え、大きく上がりましたが、直ぐに人気が冷めて調整波動に入りました。そうして休んだ後に再び上昇して200日線を突破しました。今は、また乖離調整をしている所でしょう。2番手のJTECは季節感が少し違うのでパスして、(悪くはありませんが…)3番手のサイバーダインを見てみましょう。カタルは、何と述べていたでしょう? おそらく最初の高値を再び、取るだろうと述べていました。「半値戻しは全値戻し」等の格言を紹介していたと思います。

サイバーダイン(7779)のチャート

クリスマスショックの時は449円の安値を付け、年初に839円を付けています。そうして現在は調整波動入りしています。カタルは何処かで…この200日線を上回る上昇相場が、近々訪れると思い、少し買いました。ずいぶん株価は下げましたが…それでもカタルの価値観に合わない為、買う株数は少ないのですが、実は、今ほど500株だけ680円で買いました。循環論の実験です。

今は世界景気後退の不安が消え始め、半導体株を中心に株式が買われています。だから少し全体のボリュームが上がっていますが、日本株のマインドは低いままです。理由は季節感を間違えた個人投資家が、痛手を受けている為だと思います。

個人好みの値動きだったサンバイオ、オンコリス、アンジェスMG、エーザイもそうですね。薬品株は逆金融相場から逆業績相場での活躍場面ですが、今は既に逆業績から金融相場の局面です。だから季節感が合わないので、医薬品などは危ない選択になります。

第一三共がもう一度、復活するかどうか? でもカタルは、相場にならないと思っています。だから次に高値を抜き、勢いが衰えたら「空売り」も視野に入ります。

基本を勉強するか、どうかは大切ですね。カタルは年初から上海総合株価指数の話をして、中国株を買う準備が必要だと述べて来ました。その理由は、本格的な金融相場入りする可能性があった為です。実際に春節以降、そのような展開になっています。昨日は証券株などがストップ高しています。金融相場は銀行・証券・不動産の3業種が活躍します。

そうして…カタルはこれから減益になる半導体株の話を、これまでに何度もしています。半導体株の企業業績は、更に悪化します。2Qも、3Qも駄目でしょう。それなのに何故、SOX指数は、高値を取るのでしょう?

カタルは金融相場の特徴を語っています。企業業績は悪いのに…株価だけが先行して上がってくるのが、金融相場の特徴の一つです。だから実に買いにくいのです。

カタルはいつも…事前に株式市場の未来を語っています。当たり前の話ですが、予測なので外れることも多いですが、それでも事前観測の精度は、かなり良いと思っています。

市場に溢れる…どの意見を採用しようが自由です。野村証券のアナリストの意見を参考して古河電工を「空売り」するのも自由だし、カタルの意見を参考にして古河電工を買うのも自由です。

自分がどの説を参考にして、実際にどう行動するか? みんな自由なのですよ。自分が自分の頭で考えて、行動すればいいのです。こんな「自己責任の原則」が分からないのが日本人です。新しい時代は個人が輝く時代です。

「何処にお勤めですか?」

「電通です。」なんて言うと「凄いですね」と、昔は返って来ましたが…新しい時代は「IRNET」です。と言っても輝く時代になって来ます。本当の実力が評価されます。

新しい時代は、集団から個人へ、企業から個人へ、個性的な文化が、それぞれ輝くのでしょう。野村証券の信用? なんじゃい!それは…。カタルの語っている言葉の方が信じられる時代になるように、頑張らないとなりません。

さて…IRNETでは現在、新規の有料会員を募集しております。本日まで申し込みを受け付けています。半年に1回の応募チャンスなので、関心のある方は、こちらをご覧になり…応募してみて下さい。(下の方に応募方法が記載されています)皆様からのたくさんのご応募をお待ちしております。

既に継続手続きを終えられた方も、もう少しお待ちください。新しいパスワードは20日頃の発行を予定しております。既存のパスワードは4月13日まで有効ですが、それ以降は使えなくなります。脱会される方は、必要箇所があるなら、それまでに各自が保存作業をして下さい。新規会員にお申し込みの方は、4月7日までに返信メールをする予定です。必ず、応募者全員に返信メールをしますから…しばらくお待ちください。

それでは…また明日。



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