後追い記事

昨日の日本市場はトランプ氏がメキシコの移民対策に対し…関税をかけると言う報道により、昨晩のNY市場が安くなることを見越し…事前に売られたのでしょう。でも上海総合株価指数は僅かに0.24%の下げでした。この所の上海総合株価指数は2900前後の動きです。今年1月には2440を付け、その後に金融相場入りかな?…と考えて3279を付けましたが、貿易摩擦問題から現在は2898なのですが、チャートは乖離率の適度の調整というイメージです。

上海総合株価指数の週足推移

一方、米国のS&P500は200日線上に位置しています。昨年のクリスマスショックのイメージがあるので警戒感は強いのですが、最大に下がるとしても2600ポイント辺りなのでしょう。でも今回の下げはクリスマスショックの二番煎じです。あの時より状況は大きく改善していると思っています。程々の下げ方と言うイメージを持っています。たぶん2018年の揉み合いより高い株価位置での調整時間なのでしょう。

SP500の日足推移

様々理由で、だいぶ状況は改善していると思っています。特に日本株は、ようやく新しいスタートが見え始めています。ROE経営の浸透です。日本人と言うのは面白い国民性で…横並び意識が非常に高いのです。小野薬品も自社株買いを発表したように、一斉に動く集団性を持っています。

多くの投資家は昨年のクリスマスショックが記憶に新しいので、今回も同様の下げを連想していますが、全く違った展開になるでしょう。何故、カタルが30日のレポートで、意外に下がらない株価の話をしたか? それには理由があるのです。一例を掲げると…古河電工のケースで分かります。

古河電工の日足推移

昨年の逆金融相場での下げ方と、現在の逆業績相場での下げ方では、全然、内容が違います。カタルの持ち株は、この時期で…買値を上回っているのです。昨年は買っては投げ、買っては投げ…の繰り返をしていましたが、今は追証懸念で売った株価を下回りません。逆に高値圏で買ったと思った株価水準なのです。

つまり…調整過程の中身は大きく変わっている時間なのです。半導体株も同じですからね。確かに貿易摩擦問題で在庫調整問題は長引いています。でも時代の流れは変わりません。

今日はもう一つ、大切な事を書きます。

カタルは皆さんに、事前に本日の日経新聞の一面トップの「米関税で世界貿易急変」と言う記事を皆さんにお伝えしています。WSJの報道を観て…更に日本の空洞化問題と同じ現状が、この米中貿易摩擦問題で加速していると言う話をしています。故にアセアンの成長が加速され…そこに投資をする「Jトラスト」(8508)の狙いは正しいと述べています。

この7月頃にもJトラストは、カンボジアに正式に進出するようです。実は、未確認情報ですが…Jトラストはベトナムにも進出する可能性が観測されています。分かりますか?この意味が…。

銘柄を選択する時は、時代背景を考えて先読みしていくと…日経新聞のニュースもNHKの報道も、後追いをする事が分かります。本日の日経はWSJのパクリですが…基本路線を正しく認識していれば、後追いで関連記事が増えてきます。

カタルがVテクを仕掛けていた時の原稿を想い出してください。カタルが最初に目を付けたのは、昔、ディスプレー投資の時に活躍した会社だったためです。仕手性があったのです。もともと杉本さんは積極的な人だからです。

そこに大型受注が連続して次々に舞い込み…、更に日本精工からNSKテクノロジーを取得したりして…どんどんVテクは大きくなりました。 時代がVテクの行動を支援したのです。だから3000円だった株価が10倍の3万円になったのです。これが時代に乗る会社の株価推移です。

カタルは述べています。 時代を自ら創る会社は、株価が100倍、200倍と成長株になります。でもそんなケースはなかなかお目に掛かれません。特に日本は、物まね企業が多く、自らラッセルする体質ではないから、なかなか生まれません。でも時代に乗る企業は少ないですが…時々生まれます。

今日はニュースの成り立ちから、時代を考察するヒントを考えています。日本も同じだったのです。プラザ合意から構造改革を余儀なくされました。今中国は、同じ道を歩んでいます。少し違うのは…中国の市場が大きなため、そのスピード変化が違うのでしょう。でも歴史は繰り返すのでしょう。

アセアンの国民の所得水準はドンドン上がります。日本の商圏がどんどん拡大しますよ。インバウンド需要は、なにも偶然に起きている訳ではないのです。東京の銀座は観光客だらけなのです。この原稿を読んで日経新聞を読むと分かります。昨日、紹介したWSJの記事などもそうです。カタルは、なにも当てずっぽうで原稿を書いている訳ではありません。チャンとしたデータの裏付けがあるから述べている訳です。

来週は、クリスマスショックの陰に脅え…弱い局面があるでしょうが、この夏はチャンスがゴロゴロしているように見えます。今日は検診でこれから出かけますから、ヒントだけで詳しく述べる時間もありません。

でも後追いの日経新聞の記事は、カタルの事前観測の正しさを裏付けるものでしょう。それでは…また明日。



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