先ずは、お詫びです。読者からの指摘で分かったのですが…ビックデータ解析の新規上場株は「エステル」ではなく「エルテス」(3967)なのですね。カタルが間違っていました。お詫びします。ついでだから、少し…これに付随する話をしますね。インターネット時代になり、様々なデータが、気軽に集められるようになってきました。しかし、そのデータの価値はあまり知られていません。特に…日本人は、この情報と言う目に見えない対価に対し…お金を掛けません。
しかし欧米は違います。CIAなど実際に活躍している政府機関は、その情報の価値を良く知っているからです。ドイツ軍が敗北した要因の一つに、ドイツが使用していたエニグマと言う暗号が、イギリスに解読されたためと言う説もある程です。日本軍の敗北もそうですね。
様々な研究は…観察から始まります。それをデータ化して分析していくわけです。多くが試行錯誤の繰り返しです。しかし近年…このデータをスーパーコンピュタで解析しようと言う試みが、盛んに行われています。薬の開発など…これまで試行錯誤で行ってきた実験をコンピュータ内で行い、検証する方法です。AIを用い効率化を図る訳です。
分かりやすい一例を掲げましょうか…。交通信号などの長さを決める為に…日本では盛んに市場調査が人手を掛けて行われています。交差点を通過する自動車の数や、バイク、自転車、通行人等のデータを元に…時間帯別の集計を取り、信号の長さを変えています。このデータを人手で集めるのではなく、カメラを用いたAIで分析しようと言う試みが始まります。
この背景はGPUなどの開発が影響しています。米国のNVDAの株価が10倍以上になりました。CPUの効率化が図られ…コンピュータが進化している為です。だから…映像から様々なデータが集まるようになってきたのです。
先日は赤字企業のデジタル・メディア・プロフェッショナル(DMP)が2565円もする話しをしました。この背景はNEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)から資金が出ている程、高評価されている為です。まるでユビキタスやJTECと同じです。カタルは、この手の株に…本来は弱いのです。だから、いつも貧乏しているのですが…。
このような次世代への進化を、カタルは総称して…「スマート・コミニティー」と呼んでいます。次世代の社会構成です。本来は電力などの効率的な運用から生まれた言葉なのでしょうが…こちらの方が、しっくり来ます。ロボットなど新技術の開花が始まり、産業革命を大きく超える新しいSFの未来社会の登場です。宇宙開発も含め、人類は飛躍期を迎えるわけです。
何故、カタルが日本の村論理を批判するか? それは進化を妨げているからです。基本的にROE経営を進化させると…、スマートシティー化が進みます。運転などの単純労働から人類は解放され、より効率的な仕事へのシフトが進みます。データサーエンスなどの学問は…これからですね。プログラマーは、近年、高収入が得られるようになりましたが、カタルの年代は、金融マンが一番でした。しかし昔は…三井炭鉱などの石炭の時代もありました。
こんな記事を見ました。此方です。カタルが、何故、「クラウドワークス」に執着しているか…分かると言うものです。このギグ・エコノミー市場は、2015年頃から急速に拡大しています。働き方改革は、ある意味で…次世代社会の象徴でもあります。うちのおばあちゃんからは、「いつも、あんたは寝ているだけ…」だと批判されますが…。
さて、長くなりましたね。前置きが…。あるシンガポール在住のプライベート銀行の人が日本は2018年にインフレになると言っているそうです。シンガポールに住んでいるだけで…どんな人物か、分かると言うものです。しかもプライベート・バンカーですからね。大金持ち相手の運用者は、様々なデータを活用し時代の先を読みます。カタルのような理想論を追うやり方と違い、現実に沿った動きをするから、大金持ちから信頼されて…何十億も、何百億円も…預かっているのです。
日本の東京を金融都市化しようと…小池さんは動いていますが、基本は税制ですからね。国政の範囲です。アジアではシンガポールには、敵いません。金持ちは賢いのです。だからお金持ちになれます。
馬鹿は、いつまでも…カタルのように、ゴタクを並べているだけなのです。まもなく4年になりますからね。「1300兆円の逆襲」を述べてから…。ようやく、今年は様々なデータが、この考え方を支持している訳です。だからケネディクスが、実際に久しぶりの大商いになったのです。何も…偶然ではないのです。確かに日興証券のレーティングの引上げが切っ掛けになりましたが…そんな現象は、「捨て駒」の一つの現象です。
相場って…複雑な要素が絡み、成り立っています。カタルは再三に渡り、仕掛け人の存在が不可欠だと述べています。シャープは安値水準から4倍化しました。確か…シンガポールのファンドからの仕掛けだと思いました。だから綺麗に相場になったのですよ。所詮は株価操作なのです。様々な条件が整って…経営者も、その路線に乗らないとなりません。社会の動きもそうです。だから途中で…相場論と言うのは、変化するのです。様々な事象が絡み…相場が、先に延びることは良くあります。タイミングを掴んで乗ろうとしますが…取り残されることも、実は良くあるのです。
雇用統計数字を受け…米国金利動向は、一時2.6%台に入り2.575%です。間違いなく3%を超え…どんどん上昇すると思っています。何故なら…これまで世界の中央銀行が、此処まで…量的緩和を実施したことが、過去、ないからです。韓国では朴大統領が罷免され混乱していますが、この現象も「ブレグジット」と「トランプ現象」と…同じ構造です。
カタルはこれまで…何度も解説しています。リーマンショックから金融規制強化により、自己資本比率が引き上げられ…世界は総資産の圧縮(経済規模の縮小)をしたのです。だからイタリアの不良債権が膨らんでいるのですよ。ドイツ銀行の問題も同じです。故にヘッジファンドのダリオ氏は、利上げを急ぐFRBの動向を批判し、大恐慌後の回復からの崩壊に似ていると…あの時に、警告を発していたのです。長く…カタルは、「ダリオ時間」と「イエレン時間」の話をしていましたね。あの時は、どちらに転ぶか…分からなかったのです。
一昨年の6月に、カタルはHSBCのリストラを見て…危ないと判断しポジションを減らしました。そうして、すぐに戻したのですが…やはり早かったのです。そうして、昨年の1月から6月まで…基本的に、世界市場は「ダリオ時間」と「イエレン時間」の戦いでした。
それに勝利したのは、年4回の利上げ予定を強行せずに…辛抱強く、市場の回復を待ったイエレン女史の選択です。バブル崩壊に加担した三重野元日銀総裁と大違いです。だから原油価格が回復し始め…昨年の春からIoT時代到来を称える、半導体指標の回復になり…カタルは、この頃から「金融規制克服論」を唱え始めました。
トランプ氏の登場により、株高になった訳ではなく…基本は、オバマ・レガシーなのです。それを加速させたのが、規制撤廃などのトランプ政策への期待です。冷静に分析すれば分かります。ところが…日本のテレビに出ている馬鹿どもは、目先の動向を煽り…間違った解説ばかりです。カタルは、何度も述べています。自分の頭で考えろ!…と言っていますね。カタルの読みが、当然ですが…正しいとは限りません。事実、ケネディクスは、予想に反し、3年以上も…条件が整うのを待っています。まもなく4年ですね。
失業率の3%割れなど…待ったなしの改革が求められ…、電通事件が起こった後に…ヤマト運輸の労働改革です。昨年の今頃は、大手銀行が金融規制の為に、早々に…春闘離脱を決め、トヨタがこれに追随し…決着しました。しかし今年はどうでしょうね。ブラックロックに揶揄されるまでも…ありませんね。始まり、始まり…だとカタルは、述べています。それでは…また明日。
本日は有料読者向けの原稿を、これから書きますが…、夕飯は出かけますから…今晩、遅くか…明日、読んでくださいね。