かたる:だいたい決算対策なるものが…峠を越えたのでしょう。カタルも社員時代に、法人営業の経験があり、決算期末に有価証券の売り買いの注文を貰いに歩きました。多くの企業は2月末に、だいたい終えますが…中にはギリギリまで渋る担当者も居ます。色々ですね。しかし概ね、裁定決済(SQ)の本日が分岐点です。おそらく…今年はトランプ氏の誕生で、思わぬ幸運に見舞われ…利食い玉が、例年に比べ多く重なったのでしょう。実に日本人らしい行動です。
先日、カタルは三井住友の自社株の売り出し姿勢を批判しました。基本的に根強いデフレ信仰の現象です。長かった「失われた時代」の弊害ですね。日銀が量的緩和を実施しても動かず、危険資産であるリートやETFを買っても動きません。昨日の日経夕刊の5面の日銀ウォッチで、石川さんは「国債やETFの大量購入、マイナス金利政策、長期金利操作と続き、緩和の手段は、ほぼ出尽くした感がある。日本経済に、新たなショックが及んだとしても、打つ手は限られている」と述べています。
だいたい…このような輩が、日本の政策主導部に多く存在するのですね。黒田さんを始め常識人ばかりが上に居ます。だからバロンズに「日本経済を低迷させた安倍首相のナショナリズム」と揶揄されるのです。ブラックロックにも批判され…まさにトホホの日本です。馬鹿ばかりが上に居るから、東芝のような事例が生まれます。どうして下積みの人間が…上に出てこないのか…。不思議な社会構造です。
日銀に打つ手がないと言うのは、間違いです。日銀は魔法を使えるのです。何でも…出来るのですよ。馬鹿だから、常識的なこれまでの方策に縛られるのですね。簡単ですよ。デフレ脱却は…。4年に及ぶ量的緩和の実施で、既に「流動性の罠」から抜けつつあります。昨年春から夏に感じた「金融規制克服論」と、同じ現象が株式市場でも起こっています。一昨日のケネディクスのレーティングの引上げからの大商いは…何も偶然ではありません。カタルは、本日ケネディクスを、僅か1000株ですが…寄り付きの450円で買いました。
そろそろインフレの足音が、聞こえても良いと思っています。「1300兆円の逆襲」と言うシナリオは、やはり絶対なのでしょう。奇しくも…実験規模の事例ですが、フィリピンからお手伝いさんが来日され、日本の人手不足を補うとか…。日本は公に移民を受け入れていませんが、必要不可欠なのです。既に始まっていると思いますが、これから建設作業員など…どんどん海外からの流入者が増えるでしょう。日本人は我が儘ですからね。
本日はクラウドワークスも500株だけ買ってみました。なんでもストック・オプションを発行したとか…。その前提条件が営業利益で7億円だとか…言ったかな? カタルは基本的に、このようなストック・オプションには、反対の立場です。やるなら、自社株買いをして、それをストック・オプションに、充てるべきだと考えています。でも資金繰りが厳しい小さな会社は、このような利益目標を掲げたやり方も、ありでしょう。株価が上がる前提条件の一つに、会社側が未来に対して、自信を持っているかどうか…が試されます。このような行動は、ある意味で…カタルは、会社の「自信の表れ」と解釈しています。
昨日、ケネディクスのシーアールイーへの証券投資の話をしました。昨年の自社株買いに続き、時間をおかずに、今回の自社株買いと…会社側には、かなりユトリが生まれ、前向きに変化してきたのでしょう。ただ宮島さんは保守的ですが…。だいたい、カタルが冒険的と言うか…、破滅型と言うか…。ハイリスク派、過ぎるのでしょう。世間のペースは、こんなもんかも知れません。カタルの読み通り、日債銀の案件などが市場化され…増額修正に動くのでしょう。何しろ、1兆円を大きく超える在庫があり、目先の100億、200億は、どうにでも…なる金額なのです。要するに、経営者の姿勢ですね。
米国でもそうですが…日本も同じなのですね。特に日本は戦後構築された社会基盤が続々と耐久年数越えから、待ったなしの更新需要が、膨大に生まれます。だから、この分野は超高成長分野なのです。問題はお金なのですね。どうやって資金を用意するか…。
幸い低金利で、運用難の為に眠れる獅子が558兆円もあります。これを活用すべきですね。だから宮島さんが、「コンセッション」を会社説明会などで主張するだけで…、一株利益の40円の価値が、5倍、10倍に膨らむのです。夢がないとPERは10倍評価だけれど…夢が存在するとPERは、最大100倍までの評価に変わります。現状でも4000円台の株価は可能なのかもしれません。
カタルは、とっても買えませんが…「ビッグデータの解析」と言うだけで、市場からPERが100倍以上の評価を受けている「エルテス」と言う会社がありますね。株価は1万です。一株利益は、四季報数字で前期46円なのです。今期予想(来年2月)は79円ですね。分かりますか?
なかなか、乖離調整されないカタルの次期注目株、乖離が消えれば…皆さんにも紹介したいと思っています。下がれば買いますが…上を買うつもりは、今はありません。今は…の話です。時間の経過で…また上を買う事でしょう。この株も、データ解析を売りにする会社ですね。
2月28日の日経新聞一面に、ビックデータの売買に関する指針が載っていました。データは「金」になります。東証は株価データを販売していますね。カタルは無料で公開すべきだと思っていますが、過去のデータは有料です。その株価データを使い、様々なことが分かります。それを分析する能力がないと宝の持ち腐れなのですが…。この動きから、酒田五法を編み出した山形の大地主は、米相場で大儲けしたとか…。その解説本が、日本証券新聞社から「酒田五法は風林火山」とのタイトルで売り出されていました。カタルの本棚にありますが…株価データを罫線にして…まとめたものですね。経験則なのです。
このような目に見えないキャリアと言うのは、なかなか学べるものではありません。実践行動に裏付けされた経験則は、実に貴重なものです。日銀さんが、カタルにお金を預ければ…あっという間にインフレの時代に戻してみせます。簡単ですね。例えば…リートをマイナス金利水準まで、買い上げれば…その利回りに合わせ…どんどん開発投資が起ります。
カタルは、昔、メザニンローンを利用した50兆円の未来都市計画を述べたことがあります。日銀が動けば、世間は動きます。儲かるから、株式投資をするわけです。しかし損をすれば…誰もしませんね。儲かる種族をどんどん増やせば、自然に世間は動き出します。
でも自然体でも…今年は、あらゆる条件がインフレを示唆しており、何れ、日銀の緩和政策も、必要なくなると思っています。失業率の3%割れは…ある意味で非常に価値が高いのです。本日は決算対策売りに押されていた金融株も、高いようですね。とうとう…750円で指値をしていた三菱UFJは買えませんでした。仕方ありません。今日は、先日、買った770円の所まで戻ったのですね。(769.9円まで…)
東レでも良いし…ソニーでも良いし…銘柄なんか、なんでも良いのです。投資家それぞれが…自分に合ったリスクを選択して、行動すればいいのです。やれ、雇用統計だ、今度は、オランダの選挙がどうのこうの…と、目先ばかり、気にして動かない馬鹿は、所詮、いつまで経っても…市場のピエロです。僕らは実践派だから…たとえ僅かでも、行動に移しましょう。100株単位で買える銘柄は、多くあります。無理をしない事です。
ここ数日は仕掛けなのか…どうか。見極めが大切です。オーバーの売り物は81万しか出ていません。でも昨日は450円に40万株近い売り物がありましたね。馬鹿は、ドンドン売ればいいのでしょう。本当は100万ほど、自分で買ってみたいのですが…誰か資金を貸してくれないかな? 100万と言っても…たかが5億に届きません。証券マンは、自身の器を…自ら、縛っては駄目なのです。昔は、この手の株なら、1000万株単位で買う証券マンが、ゴロゴロしていました。小粒になった失われた時代ですね。それでは…また明日。