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かたる:今日は米国に対し、中国の「報復関税処置発動」が伝わり、また弱いのかな? …と思ったけれど高いのですね。 先日はこの貿易摩擦に続き、FANG関連株(フェイスブック、アマゾン、ネットフリックス<エヌビディアの説もあり>、グーグル)の叩きがありましたが、株価は高水準なのですが…フェイスブックやアマゾンを大きく叩けませんでした。このFANG関連株は、かなり、潜在的にカラ売り玉を抱えているのでしょう。

株式投資が難しいのは…好材料を切っ掛けに株価が上がったり、逆に、この好材料を切っ掛けにして相場が終ることもあります。所謂、「材料出尽くし」と言う展開です。この評価の違いは…仕掛け筋の需給バランスなのでしょう。それと株価位置ですね。

基本的に株価の解説は、都合よく、後講釈しているだけに過ぎません。だから評論家の話は参考にする程度で、市場はどのように考えているか…を掴む程度でものですから、あまり重要視しなくていいのです。大切なことは…時代背景でしょう。

もう一つが株価位置の話です。株がドンドン上がると200日線と大きな「かい離」を生みます。この移動平均線は25日が一般的で、中には5日線を重要視する短期筋も居ます。この解釈の仕方はケース・バイ・ケースです。大型株なら、当たり前の事ですが、株価が安定するまで200日線を重視しなくてはなりません。26週線とか52週線とか…ですね。逆に小型株の場合は25日線でも…ある程度は、消化されるのでしょう。

Vテクの週足推移

株価が上がっていく過程では、様々な試練があります。株価に見合う業績推移をみる場合は、最低でも半年から1年はかかります。例えばカタル銘柄で、大成功した「Vテク」の週足を観ましょう。たぶん…カタルは2015年の春に3000円台で最初に参加し、株価は1万円目標を謳っていたと思います。その後、二度ほど下に振られる訳です。故に5000円前後で…一旦、仕上がり宣言を出したのです。

しかし本当の買い場は、1年後でした。日揮のケースと同じ株価波動です。本日の話は、Vテクが1万円台になり、6か月間休養している場面の話です。このように…業績を背景に株価を買う場合、乖離が開くと…必ず、業績が本当に株価に追い付いてくるかどうか…確認をする時間が必要になります。2016年7月から6か月間ほどお休みしており、再び業績の確認ができると株価のステージを変えます。そうして2017年の春から…今度は8か月間ほどお休みしました。

SUMCOの日足推移

このケースは代表的な事例として非常に参考になるので、良く覚えておくと良いのでしょう。もう一つ追加で…カタル銘柄だった「SUMCO」のケースも掲げておきますね。此方は日足を用いていますが…Vテクと同じ推移を歩んでいます。今は基本的に…お休みの段階です。この後、業績を確認して第三株価波動があるかどうか…。

効率的市場仮説は本当か? 夢テクの日足推移

何故、このような休みの形を解説しているかと言えば…「夢テク」のチャートですね。非常に綺麗なのです。この株はSUMCOやVテクより…かなり小型株です。よって調整する株価波動の時間は短いはずで…変化率も高いのでしょう。カタルは金曜日にみんなと一緒に後場寄りの1079円だったかな? そうして大引けの1100円でも、公約通り…再び買い増しをしました。まぁ、高値圏だから、そんなに多くの株を買っている訳ではありません。

でも綺麗ですね。本日は少し売ったのですが…400株かな? いや800株か…。また買いたいと思っています。基本的に株価が下がらなければ…何度でも、株価が高値圏でも…買い直します。時代背景が…変わらない限りです。

良く…目標株価を聞かれます。でもVテクのケースを見ると分かりますね。最初、カタルは、1万円相場は確定だろうと考えて3000円台から参戦したのです。しかし…現実は3万円です。だから経営者の資質次第で、時代環境を活かす事が出来るなら、株価は無限に上昇します。過去の成長株は、みんなそうでした。トヨタだって…昔は、小型の成長株だったのです。

この時間推移の考え方は、非常に大切です。カタルは「小野薬品」に仕上がり宣言を出しましたが、500株だけ信用分を現物に変えて…手元に残しました。この理由は、もう一度、機会があれば、やりたいを考えています。今は乖離が高いので、無理に株価を上げることは出来ないでしょうが…半年程度、休めば…再び活躍できるかもしれません。

夢テクは親会社の夢真、同業の成長企業アウトソーシングより変化率が髙いのです。今は先行投資が嵩み、目先の業績は一番、悪いのですが…この後のステップアップが、どの段階で生まれるか? あと5ヶ月で今期が終わります。つまり株価は、既に、来期の数字の読みに入り始めている段階です。(通常、株価は半年先を睨んで動いています。)まぁ、そうは言っても、カタルも高値圏だから、そんなに多くの株を持っている訳ではなく実験に過ぎませんが…。

カタルの読者には、常に…このように自分で考えながら、投資をして欲しいのです。決して目先の株価の値動きに一喜一憂せず…賢い投資を心掛けて欲しいと願っています。だから考え方のプロセスを、読者の皆さんに分かりやすく公開している訳です。

日本人は森友学園問題でも…馬鹿ばかりで、メディアの煽りに、行動が揺れています。兎に角、付和雷同型の人間が多いですね。みんなで歩けば…何とやらの口です。

株式投資は、誰も自分を助けてくれません。よって慎重に行動をしなくてはなりません。株価が上がっても、下がっても良いように…自分の力量を考えて…自分で投資のお金の配分の仕方を考えないとなりません。

カタルはケネディクスで、何度も、高値を買って安値を投げています。何時も…今度こそ…と思うのですが、なかなか出番が来ません。デフレ脱却が主眼であり…そのテーマ株だからです。日本株は歴史的な16連騰の記録を作り、一気にデフレの関門だった22750円を、一度は抜いたのです。

カタルは長かった「失われた時代」を抜けた…と思っています。

本日の日経新聞の一面のデータサイエンスの話…更に5面のエッジコンピューティングの話など…重要でしょう。やはり安川ではなくファナックでしょう。この意味は、非常に大きいのです。本日は株式教室の内容になりましたが…この調整期間の考え方は、非常に重要なので、よく自分のものにしておかれると良いのでしょう。

はやく…演出する側に回りたいけれど…貧乏人はいつも小判サメで…、無理をせずに注意深く、株価を観察することに尽きるのでしょう。それでは…また明日。あっ、今度は、夢テクの1095円が買えました。どっちに動いても良いです。株は上がって良し…下がって良しなのでしょう。



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